第334号 縦走路

「縦走路」
454 小原 耕
リオのオリンピックは終わってしまいましたね。本当に感動したなあ、って寝不足。
。
。
(笑)みなさんは、どうでしたか?三宅(親子の重量挙げ、仙台出身)
、坂井(バタフライ
200、フェルプスに 4/100 秒)
、山縣、桐生、飯塚、ケンブリッジ(400m リレー、バトンの
妙技)
、内村(だめかと思った団体金 0.099 点差)
、萩野(個人メドレー200)
、錦織(土壇
場の大逆転)
、伊調(4連覇の執念)
、吉田(悔しい涙で銀)
、高松ペア(初の金、敗戦覚悟
の逆襲)
、水谷(中国相手に銀、銅)
、・・・どれもこれも感動、感動 !!
それにも増して更に大きな感動だったパラリンピック、
・・・山本
(義足のジャンパー、
銀)
、
国枝(手術後の飽くなきチャレンジ、ペア銅)
、木村(短距離のエース、4 個のメダル)
、
辻(ハンドから陸上へ 400m、銅)
、芦田、佐藤、多川、山本(400m リレー、銅)・・・ この
人たちのパワーと根性とに涙腺が緩みっぱなしでした(泣涙)
。
すごいのは、この方々の記録、レベルが想像を絶するものばかり。なぜ、ここまでがん
ばれるの? ただでさえ障害のある生活は、しんどいことも多いと思いますが、さらにス
ポーツをがんばる。
こんなにも人間の能力は高められるんだ、
極められるんだ!グレート!
クレージーなくらい!!
毎日がただなんとなく、平凡に通過している小生を嘆かずにはイラレマセン。何かうま
く往かないと、
「まあ、こんなもんだ」
「しょうがない」
「次、がんばろ」なんてね、変な妥
協、お呪いをする。
...
生きてこの方、50 年、周りにも自分にも凄いよなんていえるものがあっただろうか?そ
んな、自慢するようなレベルのものでなくとも、自己満足でいいのだけれど。
。
。 う~ん、
(絞り出すように)胃腸が丈夫、風を引かない・・・こんなもんか(トホホ)
かつて、有名な登山家ジョージ・マロリーは「なぜ山に登るのか」の問いに「そこに山
があるから Because,it is there」という文言を残しています。彼は、エベレスト登頂後
の取材に対して、めんどくさかったのか? はたまた、ごく当たり前に山に登っているだ
けだったのか? ・・・たぶん、後者の方でしょう。
過去、大きなことを成し遂げた方々は、
「小さなことをコツコツとただ極めるだけ」とおっ
しゃいます。イチローは、メジャー記録を打ち破ったときに、
「いま、小さなことを多く積
み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道なんだなというふうに感じて
います」と ・・・ということは、どんな凡人でも、何か成し遂げるというようなレベルを起
こせるのかもしれない。
よーし、山に行こう! コツコツと山を目指そう!この先 30 年として、1 年で 10 山な
ら、300 山行、いやいや、もっと高みへ・・・1 月 3 山ならば、1 年36山、1000山行
かあ (笑)
こんな、ことを言っているから、凡人な毎日に終わってしまうんです。まずは、現実的
に計画しよう!(笑)
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