データシート Informatica PowerCenter Real Time 利点 • 適切な時にデータ統合する環 境で IT 運用をコスト効率的 に拡張 • 障害発生時でもリアルタイム データの可用性を確保してリ スクを軽減 • 適正な時にデータ統合して、 ビジネスの敏捷性とパフォー マンスを改善 運用データの運用とプロビジョニングをリアルタ イムに実行 企業のIT部門は、常にさまざまな難しい課題に対応しなければなりません。 • 拡張性。IT インフラストラクチャは、データ量やコンカレント要求、ユーザー数の増 加に対応しなければなりません。IT 基盤をコスト効率良く拡張するにはどうすればよ いのでしょうか。 • リスク管理。業務システムとアプリケーションには、不正確なデータや整合性のない データ、重複するデータ、古いデータが存在しています。リアルタイムでミッション クリティカルな運用を 24 時間 365 日維持し、リアルタイム データの正確性と信頼性 を確保するにはどうすればよいのでしょうか。 • パフォーマンスと俊敏性。業務システムとトランザクションシステムは同期を取る必 要があり、データの変更はリアルタイムで取り込んで処理しなければなりません。 IT 部門がより効果的かつタイムリーな意思決定を支援するデータを業務部門へ提供する にはどうすればよいのでしょうか。 高性能なリアルタイム データ統合で俊敏性を高めてリスクを軽減 ® ® Informatica PowerCenter Real Time は、拡張可能で高性能なエンタープライズデータ統合ソ フトウェアです。あらゆるシステムに存在する、あらゆる形式のデータにアクセスして統 合し、これらのデータをユーザーが指定するタイミングで企業環境全体に提供できます。 PowerCenter Real Time は、Informatica PowerCenter Standard のすべての機能に加え、運用 データをリアルタイムで統合し、プロビジョニングするための追加機能を提供します。 また、優れた柔軟性を備え、任意のデータ統合レイテンシに対応し、業務アプリケーション 間でデータを交換する運用データ統合プロジェクトをサポートするとともに、サービス指向 アーキテクチャ (SOA) を基盤にする高度なデータサービスの開発と提供を実現します。 リアルタイム データ統合プロジェクトとエンタープライズ統合イニシア チブの基盤 優れた可用性とパフォーマンス、拡張性を備えた PowerCenter Real Time は、リアルタイ ム データ統合の基盤として、データガバナンスやデータ移行、データウェアハウジング などのプロジェクト、またインテグレーション コンピテンシー センター (ICC) や SOA のための最適なテクノロジーインフラストラクチャを提供します。 社内外の両方を通じ、PowerCenter Real Time はクラス最高の速度でデータ統合を実行す るとともに産業レベルのセキュリティを備え、導入企業に既存の IT インフラストラク チャと統合できるので、現在使用しているテクノロジーを最大限に有効活用できます。 あらゆる業界の業務アナリスト、データアナリスト、アーキテクト、開発者、世界中の開 発チームが、PowerCenter Real Time を使用しています。 主な機能 リレーショナルデータソースの変更データ キャプチャ 信頼性が高く拡張可能なデータ処理および 配信 PowerCenter Real Time は、データソースの変更をそ の発生と同時にキャプチャします。このようにして 取り込んだデータを処理し、複数のターゲットアプ リケーションにルーティングすることで、リアルタ イムに変化するデータストリームの参照データの整 合性を確保します。 PowerCenter Real Time はメッセージ処理と配信を拡 張することで、大量のリアルタイムデータに対応し ます。また、システム障害発生時でもデータの損失 や重複を防止し、リアルタイムに変化するデータス トリームの参照データの整合性を確保します。 動的パーティショニング ゼロ レイテンシ処理 PowerCenter Real Time では、ゼロ レイテンシ エン ジンを使用した継続的なデータ処理を実行できま す。また、最適化した単一の環境でバッチ、トリク ル フィード、リアルタイムのデータ統合レイテンシ をサポートします。 PowerCenter Real Time はデータ処理をサブセットに 分割して並列で実行し、マルチプロセッサー システ ム上で利用できる CPU に分散します。幅広いパー ティションスキームも、視覚的に制御できます。 「Informatica [PowerCenter Real Time]を導入したことで、コストを削減できただけでなく、知的財産を より効果的に活用できるようになりました。また、開発者の作業スピードも高まり、革新的な技術の 開発やビジネス課題の解決に集中できるようになりました」 – Bank of New York Mellon 社 主任アーキテクト、 Sateesh Prabakaran 氏 PowerCenter Real Time は、データベースの変更を発生と同時に非侵襲的にキャプチャするため、重大なビ ジネス イベントにリアルタイムでアクセスできます。 ユニバーサルデータアクセス PowerCenter Real Time により、さまざまなシス テムと形式のデータに同じアプローチでアクセス できます。 PowerCenter Real Time と Informatica ® PowerExchange を組み合わせることで、次のよう なデータにアクセスできます。 • 構造化データ、非構造化データ、準構造化データ • リレーショナル、メインフレーム、ファイル／標 準ベースのデータ あらかじめ組み込まれた Web サービスサ ポート PowerCenter Real Time は、XML、WSDL、SOAP な どの Web サービス プロトコルを活用して、 SOA 内のデータ、メタデータ、データ統合ワークフロー にアクセスします。また、一元的なモニタリングと レポートのための Web サービスハブに加え、WSSecurity サポート、内蔵 WSDL エディター、 Web サービステストツールを提供します。 • パッケージアプリケーションのデータ 動的で拡張可能なデータサービス • Hadoop HDFS などの NoSQL ビッグデータ ストア PowerCenter Real Time では、既存のバッチとリアル タイム データ変換ロジックをデータサービスとして 再利用できます。 Web サービスは自動的に拡張で きるので、共有サービスのインテグレーション コン ピテンシー センター (ICC) 環境で一般的に見られる ような、並列処理のワークロードに対応できます。 • Facebook 、 LinkedIn 、 Twitter などのソーシャル データ • メッセージキュー データ 「当社はお客様や通信事業者のオンボーディングの高速化を目指していましたが、 Informatica [PowerCenter Real Time]を導入したことで、開発作業の手間を大幅に軽減し、 オンボーディング プロセス全体を高速化することに成功しました」 – Ensenda,社 製品管理ディレクター Vianna Quock 氏 PowerCenter Real Time のゼロ レイテンシ エンジンは継続的なデータ処理を実現し、バッチ、トリクル フィード、リアルタイムのデータ統合レイテンシを、最適化した単一の環境でサポートします。 主な機能 データ統合サービス 統合ワークフロー PowerCenter Real Time では、IT 部門はコードの生成 や統合手順を手作業でコーディングすることなく、 社内全体のデータにアクセスして変換および配信で きるとともに、複数のセッションで並列実行する大 量のデータに合わせて拡張できます。 トランザクションシステム、データベース、その他 のデータソースを横断する複雑なデータの流れを、 視覚的なツールで追跡管理します。時間やイベント ベースの内蔵スケジューラを使用して、業務の妨げ にならないようにデータ統合を「完全自動」処理と してスケジューリングし、実行します。 グローバル メタデータサービス データモデルや変換、ワークフロー、その他の作成 物を保存、管理し、データ統合の手順の定義、変 更、再利用をサポートします。このサービスでは、 メタデータ主導のデータ統合ロジックと高性能な変 換エンジンを組み合わせることでデータ統合を実現 します。 メッセージングシステムとの統合 PowerCenter Real Time は、JMS（例：Informatica、 Oracle、Sun、TIBCO、IBM、JBoss）、webMethods X-Broker、IBM WebSphere MQ、Microsoft MQ など のメッセージングシステムの読み取りと書き込みを サポートします。 「Informatica [PowerCenter Real Time]でリアルタイム データインフラストラクチャを構築したことで、 データの処理速度、一貫性、変更管理などで大きなメリットを手にすることができました。このシス テムのお陰で、（中略）競争力に影響するリスクを軽減することが可能になりました」 – Daewoo Securities、IT センター E ビジネス システム マネージャー Ilhun Lim 氏 PowerCenter Real Time は幅広いメッセージングシステムの読み取りと書き込みをサポートします。 堅牢な開発ツール PowerCenter Real Timeでは、アーキテクト、アナリス ト、開発者間のコラボレーションを促進するツールを 利用できます。これらの堅牢な開発ツールは、次のよ うな使いやすいインターフェイスを提供します。 • Web ベースのグローバルなシステム管理者用画 面。分散環境向けに設計されている画面で、すべ ての管理、セキュリティ、運用、サービス管理タ スクを一元的に実行できます。 • 再利用可能なマッピングテンプレート。 Visio な どのモデリング ツールでビジネス／変換ロジッ クを設計し、データ統合マッピングを自動生成で きます。 • オブジェクトベースでコーディング不要の視覚的 な開発環境。並列処理変換、堅牢な式言語、拡張 可能なインターフェイスを提供します。 • 変換オブジェクトの包括的なライブラリ。コンテ キストに依存しない、再利用可能な統合オブジェ クトを作成したり拡張したりできます。 • 広範な式ライブラリ。定義済みの式を拡張したり ユーザー定義の関数を作成したりできます。 • 堅牢かつビジュアルなデバッガ。反復的な開発作 業をスピードアップするとともに、設計環境とラ ンタイム環境のエラー復旧ロジックを最小化でき ます。 「ICCとInformatica [PowerCenter Real Time]により、データ統合に要する時間を 70％ 短縮できま した。これは大きな違いです。（中略）迅速な意思決定、新製品開発、顧客対応が可能になり ました」 - Qualcomm 社 技術担当責任者 David Bonnet 氏 PowerCenter Real Time はグラフィカルな開発環境、一元化したモニタリングとレポート、WS-Security、あ らかじめ組み込まれた WSDL エディター、Web サービス テストツールを通じて、Web サービスをサポー トします。 主な機能 Reference Table Manager Mapping Architect for Excel デフォルト値、有効値、相互参照マッピングデータ 値など、あらゆる種類の参照データの作成と管理を 簡素化、整流化できます。ビジネスアナリストとそ の他の問題の専門家が、参照データテーブルを作 成、編集、保守できます。IT 部門は参照テーブルを 使用して、データの移行やルックアップ テーブルの 管理を行えます。Reference Table Manager の機能： Mapping Architect for Excel は、PowerCenter のリ ポジトリから直接インポートしたソースおよびター ゲット メタデータからデータ統合マッピングを自 動生成します。この機能によって、業務担当者や IT ユーザーは、Microsoft Excel や充実したクライアン ト インターフェイスで簡単に仕様を作成したり、 マッピングを生成したりできます。要件漏れがない ように、ひとつの技術仕様に複数の注釈を使って業 務要件を保存できます。また、スプレッドシート形 式の仕様を保存して、後のマッピング生成時に再利 用できます。 • データ移行の前に参照データを編集する手動編集 機能 • 参照テーブルの変更を文書化するための監査証跡 • 参照テーブルを.csv として扱うためのインポート／ エクスポート機能 「Informatica PowerCenter Real Time の柔軟で拡張可能なデータサービス機能のお陰で、これまでより も短時間で新製品をロールアウトし、レポートや分析に関する顧客要件を満たし、ビジネスを発展さ せることができるようになるでしょう」 – LinkShare 社 CTO（最高技術責任者） Jonathan M. Levine 氏 分散環境向けに設計されている PowerCenter Real Time のグローバルなシステム管理者用画面を通じて、すべて の管理、セキュリティ、運用、サービス監視タスクを Web ベースのインターフェイスで一元管理できます。 Mapping Architect for Visio LDAP統合 Microsoft Visio ベースのデータフロー設計ツール で、データ統合マッピングの作成と管理を簡素化、 整流化できます。IT 部門は PowerCenter のツールや テンプレート、リソースを使用してデータ統合マッ ピングを自動で作成できます。また PowerCenter マッピングをリバースエンジニアリングして Visio テンプレートを作成し、マッピングのプロセスを文 書化することで、再利用を促進できます。Mapping Architect for Visio の機能： PowerCenter Real Time は、エンタープライズ ディ レクトリ システムを通じて、ユーザーやグループの セキュアな認証をサポートします。PowerCenter か LDAP のいずれかを選択して認証を実行できます。 • V i s i o ベ ー ス の デ ー タ フ ロ ー 設 計 ツ ー ル 。 PowerCenter でビジネスロジックおよび変換ロ ジックを設計し、テンプレートを使用してマッピ ング、再利用可能な変換、マップレット、セッ ション、ワークフローを自動生成できます。 • 再利用可能なベストプラクティスのマッピングテ ンプレート。Informatica VelocitySM を基盤にした テンプレートを提供します。 • マッピングテンプレート作成者のオープン コ ミュニティ。さまざまなインフォマティカ コ ミュニティでアクセスすることができます。 • リバースエンジニアリング機能。 PowerCenter マッピングを Visio テンプレートに変換して、 マッピングのプロセスを文書化して再利用を促進 します。 • 定義済みのウィザードとテンプレート。変化の遅 い次元マッピングなど、一般的なデータ統合マッ ピング パターンを簡単に作成できます。 エンタープライズレベルのセキュリティ 詳細な権限の設定と柔軟な認証管理で、特に世界中 に分散している大規模なチームのセキュリティを確 保します。エンタープライズ レベルのセキュリティ により、IT 部門はユーザーに必要な最低限の機能と データにアクセスを制限することで、セキュリティ 侵害のリスクを軽減できます。 オペレーティング システムのプロファイル PowerCenter Real Time は、PowerCenter ワークフ ローを通じて、さまざまな部門やユーザーによる ファイル システム リソースへのセキュアなアクセ スを保証します。インテグレーション コンピテン シー センターなどの共有環境内で指定のグループご とに使用状況を追跡監視することで、部門のチャー ジバックを促進できます。 変数の拡張およびパラメーター化 PowerCenter Real Time により、データマッピング、 セッション、ワークフローロジック内の設計や実行 時間のメタデータに柔軟にアクセスできるため、再 利用性と開発者の生産性が向上します。 • カスタム マッピングテンプレート。マッピング の生成を簡素化、整流化します。 「Informatica [PowerCenter Real Time]のお陰で、これまでよりも迅速かつ正確に業務を行えるようにな りました。私たちの成功を目の当たりにして、社内の他の部門も同じ Web サービスを使用したいと 言っています」 – State Auto 社 シニア プログラマー アナリスト Stephanie Hansen 氏 主な利点 リアルタイム データ統合環境によりコスト効率良く IT 基盤を拡張 PowerCenter Real Time により、IT 部門は運用シナリオをインテリジェントに拡張して、 データ量の増加だけでなく、コンカレント要求の増加にも対応できるようになります。 ICC 環境の数多くのコンカレント ユーザーもサポートできます。また、リアルタイムの データ統合ソリューションを迅速かつ簡単に展開して、再利用可能なデータサービスを開 発し、SOA にデータをプロビジョニングできます。PowerCenter Real Time が実現する業 務と分析データ統合のための単一環境を基盤に、開発期間を短縮し、IT コストを削減で きます。 障害発生時もリアルタイム データの可用性を確保し、リスクを軽減 PowerCenter Real Time では、障害発生時にもリアルタイム データの整合性を確保できま す。例えば部分的に未完了な処理を復旧する際も、レコードの重複を防止できます。たと えシステム障害が発生した場合でも、メッセージの読み取り、処理、配布は順序どおりに 一度だけ実行されます。PowerCenter Real Time は正確性や整合性に欠けるデータや古い データが業務システムとアプリケーションに入力されるリスクを軽減し、IT 部門はミッ ションクリティカルな業務を 24 時間 365 日リアルタイムで維持できます。 最適なタイミングのデータ統合でビジネスの敏捷性とパフォーマンスを 強化 インフォマティカにつ いて インフォマティカは、あらゆるモ ノのデータを変革するイノベー ションの実現に取り組む先進的 な独立系ソフトウェアプロバイ ダーです。インフォマティカのソ リューションによって世界中の企 業が情報価値を高めることに成功 し、ビジネスの最重要ニーズを満 たしています。現在、5,800 社を 超える企業がインフォマティカを 利用して、オンプレミスやクラウ ドのほか、ソーシャルネットワー クを含むインターネット上の情報 資産から最大限の価値を引き出す ことに成功しています。 IT 部門は時間や形式、保存場所に関係なく、あらゆるデータの可用性を確保できます。 すべての業務システムおよびトランザクションシステムを正確かつ一貫した情報で同期化 し、業務部門が必要とするデータを提供することで、より効果的かつタイムリーな業務上 の意思決定を支援できます。 IT 部門は、データ変更を真のリアルタイムでキャプチャして処理できるようになり ます。また、 IT 部門は最新の情報を業務部門に提供することで、ビジネスプロセス の短縮、課題の解決、承認のサポート、効果的かつ迅速な意思決定を支援できます。 PowerCenter Real Time は、データの処理と配布を最適なタイミングで実行することに よって、ビジネス パフォーマンスの向上を実現します。 〒105-6226 東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー26階 電話：03-6403-7600(代表) FAX：03-3433-1021 www.informatica.com/jp linkedin.com/company/informatica twitter.com/InformaticaCorp © 2015 Informatica Corporation. 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