仕様書 Ⅰ.件名 NEDO ホームページにおけるコンテンツマネジメント

仕様書
Ⅰ.件名
NEDO ホームページにおけるコンテンツマネジメントシステム(CMS)の運用・保守業務
Ⅱ.履行期間等
1. 運用・保守業務準備期限 平成 29 年 3 月 31 日(金)
2. 運用・保守業務期間
平成 29 年 4 月 1 日(土)から平成 30 年 3 月 31 日(土)
Ⅲ.業務概要
受注者が実施する業務の概要は以下のとおり。
1. スケジュール策定
2. 運用・保守実施計画書の提出
3. ホームページの運用・保守業務
4. その他付帯業務
Ⅳ.業務の詳細
受注者が実施する業務の詳細は以下のとおり。
1. スケジュール策定
受注者は、契約締結後、速やかに運用・保守業務の準備のスケジュール案を作成し、発注者の了承
を得たうえでスケジュールに従い、運用・保守業務の準備を実行すること。
なお、スケジュール策定後、変更が発生する場合には、発注者と協議のうえ発注者の指示に従うこ
と。
2. 運用・保守実施計画書の提出
受注者は、契約締結後、速やかにⅤ.に示す対象システムの運用・保守業務が円滑に行えるように
以下に示す内容を基に運用・保守業務実施計画書を作成すること。作成した計画書は発注者に提出
し、発注者の了承を得ること。
(1)実施体制図
運用・保守業務に関する連絡体制を整備した実施体制図を作成すること。人員の選定にあた
っては発注者の了承を得ることとし、発注者が人員の変更を指示した場合はそれに応じること。
(2)運用保守責任者の設置
業務に係る全てを管理監督する者として、
運用保守責任者を 1 名配置すること。
本責任者は、
1.のスケジュールを把握したうえで、平成 29 年 3 月 31 日(金)までに現行の運用・保守業
務の事業者から支障なく業務引き継ぎを行い、平成 29 年 4 月 1 日(土)以降の運用・保守業
務について、発注者の意図を理解し作業を実行できる者とすること。
(3)サポート窓口の設置及び運営
平成 29 年 4 月 1 日(土)以降、発注者からホームページの運用・保守業務について、質問
や相談に適切に対応できるサポート窓口を設置すること。また、サポート窓口の運営は以下の
とおりとすること。
なお、緊急時に限り、発注者が ALAYA システム開発元に直接問い合わせができる緊急時サ
ポート体制も構築しておくこと。
サポート窓口の運営を行う日時(以下「対応日時」という。)は、発注者の営業日の 9 時から
17 時 45 分までとする。ただし、メールについては 24 時間受け付けるものとし、時間外に受
けた場合は発注者の翌営業日に対応すること。
(4)以下の 3.の(1)から(9)に掲げる事項
3. ホームページの運用・保守業務
ホームページの運用・保守業務として、以下を実施すること。
(1)ALAYA システムの調達
彼方株式会社が提供している ALAYA システムについては、「Ⅱ.履行期間等」に示した運
用・保守業務期間にわたり、別途、受注者が調達し、費用は受注者の負担とすること。
(2)バージョンアップへの対応
ソフトウェアのアップデートが公開された場合には、アップデート適用による影響範囲を調
査し、実施の可否について発注者へ提案すること。また、適用を行う場合には、事前に稼働条
件となる OS 及びミドルウェアの製品名と、それらのバージョンについても合わせて明示し発
注者の了承を得たうえで、システムのアップデート作業を実施すること。
(3)問い合わせ対応
ホームページのコンテンツ制作業務は発注者が実施するため、2.の(3)に示した対応日時
においては、発注者のシステムの操作方法に関する問い合わせ対応を行うこと。また、発注者
が対応困難な場合には、必要に応じて、軽微な作業支援も行うこと。
(4)ページテンプレート等の作成業務
組織改編や年又は年度更新時など必要性が発生した場合は、発注者と協議のうえ発注者が使
用しているページテンプレートの新規作成及び項目並びに設定の変更を行うこと。
(5)アーカイブ作業の実施
年に 1 回、ホームページ内の過去のコンテンツについてアーカイブ化を行い、そのコンテン
ツの電子媒体(HTML ファイル形式)を DVD 等に保存し、発注者へ 1 部提出すること。実施
時期については、発注者の指示に従うこと。
(6)アクセス状況の月次報告
ホームページのアクセス状況について月毎に集計し、月次報告書(様式適宜)として翌月 15
日までに発注者へ電子媒体(Microsoft Office2013 で扱える形式)で提出・報告すること。た
だし、平成 30 年 3 月分については平成 30 年 3 月 31 日(土)に提出すること。アクセス状況
については以下の①から③のデータの集計作業を行い、一覧形式でまとめること。また、発注
者が不定期に個別の URL やディレクトリを過去に遡って集計を依頼した場合は対応すること。
① アクセス上位 20 の URL 及びページタイトル
② 発注者が指定する URL 及びディレクトリのアクセス状況
③ アクセス者の情報(国・地域)
(7)不要リンク及びコンテンツの調査・報告
ホームページ内のリンク切れ及び浮遊ファイル並びに浮遊ページについて、四半期毎に 1 回
調査を行い、四半期の翌月末までにページ名や URL などを一覧形式にまとめ、電子媒体
(Microsoft Office2013 で扱える形式)で発注者へ提出・報告すること。ただし、第 4 四半期
分については、平成 30 年 3 月 31 日(土)に提出すること。
(8)障害時の対応
①
障害発生時には、発注者の指示に基づき対応すること。また、2.の(3)に示す対応日時
以外に障害が発生した場合でも障害復旧に向けて、最善の対応をすること。
なお、発注者からの電話又はメールによる連絡が可能であること。
②
障害発生時には、情報収集を行い障害発生箇所の特定に努め、予防策を含む復旧策を発
注者に提示し、発注者の了承を得たうえで障害復旧作業を行い、復旧確認を行うこと。
なお、障害復旧作業は、障害発生の連絡を受けてから 6 時間以内に完了することとし、
更に時間を要する場合は発注者の了承を得ること。
③
障害復旧の経過について発注者に適宜報告し、復旧確認後、障害報告書としてまとめた
うえで発注者に提出すること。
(9)業務引き継ぎについて
発注者の指示の基づき、次年度の運用・保守事業者が円滑に運用・保守業務を遂行できるよ
うに引き継ぎを行うこと。
4. その他付帯業務
その他 1.から 3.に付帯する業務を行うこと。
Ⅴ.対象システム
本業務の対象システムの概要を以下に示す。
OS:RedHat Enterprise Linux 7(64bit 対応)
ソフトウェア:ALAYA システム(彼方コンテンツマネジメントシステム ALAYA+6)
形式:ASP(Application Service Provider)型
システム稼働時間:24 時間 365 日
Ⅵ.受注者の要件
受注者は、以下の要件を満たしていること。
1. 受注者は、
(一財)日本情報経済社会推進協会のプライバシーマーク付与事業者又は ISO27001 の
認証を取得していること。
2. 過去 5 年間で、官公庁または民間事業者において「ALAYA システム」又は同等の CMS の運用・
保守を行った実績があること。また、運用・保守業務を担当する者がその実績を有すること。
3. 1 万ページ以上のホームページを運用・保守した実績があること。
4. JIS X 8431-3 及び総務省が公開している「みんなの公共サイト運用モデル」の知識を有している
こと。
5. アクセシビリティ診断・修正の実績として、ウェブアクセシビリティに関連する日本工業規格 JIS
X8341-3:2010 における等級 AA 準拠の実績があること。
Ⅶ.完了報告書等の提出
受注者は、以下の報告書を作成し、年度末中間報告書は平成 29 年 3 月 31 日(金)に、完了報告書
は平成 30 年 3 月 31 日(土)に提出すること。
なお、報告書は A4 ファイルに綴じた形とし、紙媒体で作成すること。また電子データを DVD-R 等
に記録したものを 1 部作成し、提出すること。
1. 年度末中間報告書
平成 28 年度業務の内容をまとめた年度末中間報告書を作成すること。
2. 完了報告書
平成 28 年度及び平成 29 年度業務の内容をまとめた完了報告書を作成すること。
Ⅷ.納入期限等
1. 納入物及び納入期限
本業務における納入物の名称、本仕様書上の掲載箇所及び納入期限は下表のとおり。
項番
名称
ア
運用・保守実施計画書
掲載箇所
Ⅳ.の 2.
納入期限
平成 29 年 2 月 15 日(水)
イ
アーカイブ化 DVD 等
Ⅳ.の 3.の(5) 発注者が指定する日
ウ
アクセス状況の月次報告
Ⅳ.の 3.の(6) 対象月の翌月 15 日
(ただし、平成 30 年 3 月分については
平成 30 年 3 月 31 日(土))
エ
不要リンク及びコンテン
Ⅳ.の 3.の(7) 各四半期の翌月末
ツの調査・報告
(ただし、第 4 四半期分については、
平成 30 年 3 月 31 日(土))
2. 納入場所
神奈川県川崎市幸区大宮町 1310 番 ミューザ川崎セントラルタワー17 階
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 広報部
Ⅸ. 秘密情報の取扱に係る覚書
本業務の遂行に際し、発注者が保有している秘密情報を受注者に提供するにあたっては、別途、秘
密情報の取扱いについて覚書を締結する。
Ⅹ. その他
1. 本業務で生じた著作権及び所有権は発注者に帰属するものとし、受注者は著作物及びこれに類す
るものについて、著作者人格権を行使しないものとする。また、著作権法第 27 条及び第 28 条に規
定する権利も発注者に帰属するものとする。
2. 各種作成費、サーバー提供・運用費、システム利用料、人件費等、本業務に係る諸経費すべてを受
注者が負担すること。
3. 仕様にない事項又は仕様について生じた疑義については、発注者と協議のうえ、解決すること。
別表
「NEDO ホームページにおけるコンテンツマネジメントシステム(CMS)の運用・保守業務」
業務の年度区分表
番号
業務内容
平成 28 年度
平成 29 年度
Ⅳ.の 1.
スケジュール策定
○
―
Ⅳ.の 2.
運用・保守実施計画書の提出
○
―
Ⅳ.の 3.
ホームページの運用・保守業務
―
○
Ⅳ.の 4.
その他付帯業務
○
○
Ⅶ.の 1.
年度末中間報告書
○
―
Ⅶ.の 2.
完了報告書
―
○