大規模災害が発生した場合等の 有価証券報告書等の提出

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資料3
大規模災害が発生した場合等の
有価証券報告書等の提出について
関東財務局理財部理財第2課
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目次
1 大規模災害が発生した場合
(1) 概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3・4
(2) 根拠法令 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
(3) 熊本地震(2016年4月)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
(4) 東日本大震災(2011年3月)・・・・・・・・・・・・・・・7・8
2 開示書類提出会社のシステムに障害が発生した場合、
EDINETにシステム障害が発生した場合
(1) 概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9・10
(2) 根拠法令・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11・12
(3) 磁気ディスク等提出関係様式 ・・・・・・・・・・・・・13
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1(1) 概要
① 熊本地震及び東日本大震災発生後
「特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るための特別措置
に関する法律」(P5)に基づき、政令が公布・施行され、有価証券報告書等
の提出期限に係る特例措置が講じられました。
② 2016年4月に発生した熊本地震の場合(金融庁ホームページ)
4月20日に「平成28年(2016年)熊本地震に関連する有価証券報告書等
の提出期限に係る措置について(その1)」が公表(P6左)され、「…期限ま
でに提出できない場合は、財務(支)局長の承認により提出期限を延長す
ることが認められています・・・」とされました。
その後、4月28日に「平成28年(2016年)熊本地震に関連する有価証券
報告書等の提出期限に係る措置について(その2)」が公表(P6右)され、
「政令・・・が・・・公布・施行される予定・・・本来の提出期限までに提出する
ことができなかった場合であっても、本年7月29日までに提出すれば、行
政上及び刑事上の責任を問われない・・・」とされました。
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1(1) 概要
③ 2011年3月に発生した東日本大震災の場合(金融庁ホームページ)
3月16日に「有価証券報告書等の提出期限に係る特例措置について」
が公表(P7左)され、その中で「・・・震災により本来の提出期限までに・・・
提出がなかった場合であっても、本年6月末までに提出すればよい・・・」と
されました。
その後、6月22日に「有価証券報告書等の提出期限に係る特例措置に
ついて」が公表(P7右)され、 「・・・今回新たに特例措置を延長するための
政令を制定し、本年9月末までに提出すればよい・・・」とされました。
④ 大規模災害が発生した場合
②及び③に記載したとおり、金融庁のホームページにおいて対応が公
表されることがあります。
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1(2) 根拠法令
○特定非常災害の被害者の権利利益の保全等を図るための特別措置に関する法律
(特定非常災害及びこれに対し適用すべき措置の指定)
第二条 著しく異常かつ激甚な非常災害であって、当該非常災害の被害者の行政上の権利利益の保全等を図り、又は当該非常災害に
より債務超過となった法人の存立、当該非常災害により相続の承認若しくは放棄をすべきか否かの判断を的確に行うことが困難と
なった者の保護、当該非常災害に起因する民事に関する紛争の迅速かつ円滑な解決若しくは当該非常災害に係る応急仮設住宅の
入居者の居住の安定に資するための措置を講ずることが特に必要と認められるものが発生した場合には、当該非常災害を特定非
常災害として政令で指定するものとする。この場合において、当該政令には、当該特定非常災害が発生した日を特定非常災害発生
日と して定めるものとする。
2 (略)
(期限内に履行されなかった義務に係る免責に関する措置)
第四条 特定非常災害発生日以後に法令に規定されている履行期限が到来する義務(以下「特定義務」という。)であって、特定非常災
害により当該履行期限が到来するまでに履行されなかったものについて、その不履行に係る行政上及び刑事上の責任(過料に係る
ものを含む。以下単に「責任」という。)が問われることを猶予する必要があるときは、政令で、特定非常災害発生日から起算して四月
を超えない範囲内において特定義務の不履行についての免責に係る期限(以下「免責期限」という。)を定めることができる。
2 (略)
3 免責期限が定められた後、前二項に定める免責の措置を免責期限が到来する日の翌日以後においても特に継続して実施する必
要があると認められるときは、政令で、特定義務の根拠となる法令の条項ごとに、新たに、当該特定義務の不履行についての免責に
係る期限を定めることができる。前項の規定は、この場合について準用する。
4 (略)
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1(3) 熊本地震(2016年4月)
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1(4) 東日本大震災(2011年3月)
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1(4) 東日本大震災(2011年3月)
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2(1) 概要
① 開示書類提出会社のシステムに障害が発生した場合
「金融商品取引法」第27条の30の4、「金融商品取引法施行令」第14条
の11の規定に基づき、当局の承認を受けて、磁気ディスクにより開示書類
を提出することができます(P11、P12)。
⇒ 磁気ディスクにより開示書類を提出する場合
「開示用電子情報処理組織による手続の特例等に関する内閣府令」
第3条【第二号様式】(P12、P13左)の「ディスク提出承認申請書」を
関東財務局に提出して承認を受けてください。
② EDINETにシステム障害が発生した場合(※1)
「金融商品取引法」第27条の30の5 、「金融商品取引法施行令」第14条
の11の2の規定に基づき、当局の承認を受けて、紙面や磁気ディスク(※2)
により開示書類を提出することができます(P11、P12)。
(※1) (内閣府の)コンピュータ障害等の事情により、EDINETによる開示手続を行うことが著しく困難で
あると認められるとき。
(※2) 状況に応じて、紙面による提出と併せて磁気ディスクによる提出となる場合があります。
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2(1) 概要
⇒ 紙面や磁気ディスクにより開示書類を提出する場合
「開示用電子情報処理組織による手続の特例等に関する内閣府令」
第6条【第三号様式】(P12、P13右)の「電子開示手続適用除外承認
申請書」を関東財務局に提出して承認を受けてください。
③ 開示書類の提出に当たり、何か支障が生じた場合
当局にご相談ください。
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2(2) 根拠法令
○金融商品取引法
(電子開示手続の開示用電子情報処理組織の使用)
第二十七条の三十の三 電子開示手続を行う者は、政令で定めるところにより、開示用電子情報処理組織を使用して行わなければな
らない。
2~5 (略)
(開示用電子情報処理組織を使用できない場合の特例)
第二十七条の三十の四 電子開示手続を行う者は、電気通信回線の故障その他の事由により開示用電子情報処理組織を使用して当
該電子開示手続を行うことができない場合には、前条第一項の規定にかかわらず、政令で定めるところにより、内閣総理大臣の承認
を得て、開示用電子情報処理組織の使用に代えて、磁気ディスク(これに準ずる方法により一定の事項を確実に記録しておくことがで
きる物を含む。以下この章において同じ。)の提出によりその電子開示手続を行うことができる。
2~4 (略)
(開示用電子情報処理組織の故障等の場合の特例)
第二十七条の三十の五 次の各号のいずれかに該当する場合であつて、内閣総理大臣が承認するときは、第二十七条の三十の三第
一項の規定は、適用しない。
一 第二十七条の三十の二の電子計算機の故障その他政令で定める事由があると認められるとき。
二 開示用電子情報処理組織を使用して電子開示手続を行うことが著しく困難であると認められるとき。
2 前項の承認に係る手続については、内閣府令で定める。
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2(2) 根拠法令
○金融商品取引法施行令
(磁気ディスクの提出による電子開示手続又は任意電子開示手続の方法等)
第十四条の十一 法第二十七条の三十の四第一項又は第二項の規定により磁気ディスク(これに準ずる方法により一定の事項を確実
に記録しておくことができる物を含む。以下この条において同じ。)の提出による電子開示手続又は任意電子開示手続を行うための金
融庁長官の承認を得ようとする者は、内閣府令で定めるところにより、磁気ディスクを提出する理由その他内閣府令で定める事項を
記載した書面を金融庁長官に提出しなければならない。
2 (略)
(開示用電子情報処理組織を使用して行う電子開示手続の適用除外)
第十四条の十一の二 法第二十七条の三十の五第一項第一号に規定する政令で定める事由は、電力の供給が断たれた場合その他
の理由により、法第二十七条の三十の二の電子計算機を稼働させることができないこととする。
○開示用電子情報処理組織による手続の特例等に関する内閣府令
(磁気ディスクの提出による電子開示手続又は任意電子開示手続の承認等)
第三条 令第十四条の十一第一項の規定により磁気ディスク(同条第二項の磁気ディスクをいい、これに準ずる方法により一定の事項
を確実に記録しておくことができる物を含む。次条において同じ。)の提出による電子開示手続又は任意電子開示手続を行うための承
認を得ようとする者は、第二号様式により作成した書面(以下「ディスク提出承認申請書」という。)を当該電子開示手続又は任意電子
開示手続を文書をもって行う場合に提出すべきこととされている財務局長等に提出しなければならない。
(電子開示手続の適用除外に係る承認手続)
第六条 法第二十七条の三十の五第一項の承認を受けようとする場合には、第三号様式により作成した書面を当該電子開示手続を
文書をもって行う場合に提出すべきこととされている財務局長等に提出しなければならない。
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2(3) 磁気ディスク等提出関係様式
【第二号様式】
【第三号様式】
申請日:平成○年■月×日
ディスク提出承認申請書
関東財務局長 殿
電子開示システム(法第27条の30の2に規定する開示用電子
情報処理組織をいう。)の使用に代えてディスクの提出による電子
開示手続を行いたいので、申請いたします。
1.EDINETコード
2.申請者の名称又は氏名
3.代表者の役職氏名
4.設立日又は生年月日
5.本店所在地又は住所
6.電話番号
7.連絡場所
8.連絡先電話番号
9.ディスクにより提出する書類の名称
10.ディスクにより提出する理由
申請日:平成○年■月×日
電子開示手続適用除外承認申請書
関東財務局長 殿
電子開示システム(法第27条の30の2に規定する開示用電子
情報処理組織をいう。)による電子開示手続の適用除外としてい
ただきたいので、申請いたします。
1.EDINETコード
2.申請者の名称又は氏名
3.代表者の役職氏名
4.設立日又は生年月日
5.本店所在地又は住所
6.電話番号
7.連絡場所
8.連絡先電話番号
9.適用除外とする書類の名称
10.適用除外とする理由