平成27年度 経営分析表 項 目 平成27年度 計算式 説 明 施設利用率(%) 64.79 一日平均配水量 ×100 一日配水能力 施設の平均利用状況を示し、数値が高いほど施設を有 効に利用していることとなる。 施 設 最大稼働率(%) 効 率 71.95 一日最大配水量 ×100 一日配水能力 最大需要時の施設の稼働状況を示し、100%に近いほど 適正な投資をしているといえるが、反面、一時的な著しい 需要増に対応できなくなる恐れがある。 負荷率(%) 90.04 一日平均配水量 一日最大配水量 ×100 最大需要時に対する平均需要の比率である。 固定資産構成比率(%) 93.09 固定資産 ×100 総資産 流動資産構成比率(%) 6.89 流動資産 ×100 総資産 35.80 固定負債 ×100 総資本 3.03 流動負債 総資本 ×100 61.17 自己資本 ×100 総資本 152.21 固定資産 自己資本 ×100 固定資産が自己資本によって賄われるべきであるとする 企業財政上の原則から、100%以下が望ましいとされてい るが、膨大な設備投資資金のほとんどを企業債に依存す る公営企業では必然的に高くなる。 固定資産 自己資本 + 固定負債 ×100 固定資産の調達が自己資本及び固定負債の範囲内で 行われるべきであるとの立場から、少なくとも100%以下で あることが望ましく、100%を超えた場合は固定資産に対し て過大投資が行われたものといえる。 流動資産 流動負債 ×100 1年以内に現金化できる資産と支払わなければならない 負債との比率であるが、流動性を確保するためには、流動 資産が流動負債の2倍以上あることが望まれるので、理想 比率は200%以上とされている。 構 成 固定負債構成比率(%) 比 率 流動負債構成比率(%) 自己資本構成比率(%) 固定比率(%) 財 務 固定長期適合比率(%) 比 〔固定資産対長期資本比率〕 率 流動比率(%) 96.01 227.09 総資産に対する固定資産・流動資産の占める割合で、固 定資産構成比率が大であれば資本が固定化の傾向にあ り、流動資産構成比率が大であれば流動性は良好となる。 なお、この二つの比率に繰延資産の比率を加えると100% になる。 総資本に対する固定負債・流動負債・自己資本の占める 割合で、自己資本構成比率が大であるほど経営の安全性 は大きいものといえるが、膨大な設備投資資金のほとんど を企業債に依存する公営企業では、必然的に低比率とな る。 なお、この三つの比率を加えると100%になる。 1 財 当座比率(%) 務 〔酸性試験比率〕 比 率 現金預金比率(%) 〔現金比率〕 225.03 現金預金 + (未収金 - 貸倒引当金) ×100 流動負債 企業の即時支払い能力を判断するもので、流動資産のう ち現金預金及び容易に現金化しうる未収金の当座資産と 流動負債(貸倒引当金除く)とを対比させたもので、理想比 率は100%以上とされている。 214.03 現金預金 流動負債 ×100 流動負債に対する現金預金の割合を示す比率で、即座 の支払能力を示す。理想比率は20%以上とされている。 ※各回転率は企業の活動性を示すもので、比率が大きいほど資本が効率的に使われていることを表す。 総資本回転率(回) 0.08 営業収益 - 受託工事収益 (期首総資本 + 期末総資本) ÷ 2 企業に投下され運用されている資本の効率を測定するも のである。 自己資本回転率(回) 0.13 営業収益 - 受託工事収益 (期首自己資本 + 期末自己資本) ÷ 2 自己資本に対する営業収益の割合で、比率が高いほど 営業活動が活発であることを示す。 0.09 営業収益 - 受託工事収益 (期首固定資産 + 期末固定資産) ÷ 2 流動資産回転率(回) 1.16 営業収益 - 受託工事収益 (期首流動資産 + 期末流動資産) ÷ 2 減価償却率(%) 4.42 減価償却費を固定資産の帳簿価額と比較して、固定資 減価償却費 固定資産(土地・仮勘定・電話加入権を除く)+減価償却費 ×100 産に投下された資本の回収状況を見るためのものである。 回 転 率 固定資産回転率(回) 総収益対総費用比率(%) 〔総収支比率〕 経常収益対経常費用比率(%) 損 〔経常収支比率〕 益 率 営業収益対営業費用比率(%) 〔営業収支比率〕 総資本利益率(%) (仮勘定を除く) 営業収益と設備資産に投下された資本との関係で、設備 利用の適否を見るためのものである。 現金預金回転率・未収金回転率・貯蔵品回転率等を包 括するものである。 116.88 総収益 総費用 ×100 総費用に対する総収益の割合を見るもので、100%以下 であれば損失を示し、100%を超える率が高いほど経営状 態が良い。 116.00 経常収益 経常費用 ×100 経常収益(営業収益+営業外収益)と経常費用(営業費 用+営業外費用)を対比したもので、経常的な収益と費用 の関連を示すものである。 112.25 営業収益 - 受託工事収益 ×100 営業費用 - 受託工事費 営業収益と営業費用を対比して業務活動の能率を示す もので、経営活動の成否が判断されるものである。 100%を超える率が高いほど良い。 当年度経常利益 (期首総資本 + 期末総資本) ÷ 2 ×100 投下された資本の総額と、それによってもたらされた利益 とを比較したものである。 1.29 2 利子負担率(%) 2.07 支払利息及び企業債取扱諸費 ×100 建設改良の財源に充てるための企業債・長期借入金 + その他の企業債・長期借入金 + 一時借入金 企業債償還元金対減価償却費 比率(%) 有利子の負債及び企業債に対する支払利息の割合で、 外部利子の平均利率を示すものである。企業債利息等は 金融情勢の影響を受け年々変化するものであるが、高金 利の企業債を借り入れて事業を行った場合は利子負担率 は高くなり、その後の経営を圧迫する要因の一つとなるも のである。 水道事業は設備投資の財源として企業債への依存度が 高く、建設改良費に占める企業債償還金の割合も高くな る。企業債元金の償還は損益勘定留保資金によることとな るが、資金の内部留保の源泉は主に減価償却費によるも のであり、投下資本の回収と再投資との間のバランスをみ ることができる。 55.54 企業債償還元金 ×100 減価償却費 28.33 企業債償還元金 ×100 給水収益 給水収益に対する企業債償還元金の割合で、小さいほ ど良い。 企業債利息対料金収入比率 (%) 10.25 企業債利息 給水収益 ×100 給水収益に対する企業債利息(支払利息)の割合で、小 さいほど良い。 職員給与費対料金収入比率 (%) 9.74 職員給与費(損益勘定) ×100 給水収益 給水収益に対する損益勘定職員給与費の割合で、小さ いほど良い。 営業収益 - 受託工事収益 損益勘定所属職員数 損益勘定職員1人がどの程度の営業収益を上げている かを見るもので、数値は大きいほど生産性が高い。 現在給水人口 損益勘定所属職員数 損益勘定職員1人がどの程度の給水人口を抱えている かを見るもので、数値は大きいほど良い。 そ の 企業債償還元金対料金収入 他 比率(%) 職員1人当り営業収益(千円) 92,927 職員1人当り給水人口(人) 5,664 注(1)総 資 産 = 固定資産+流動資産+繰延勘定 (2)総 資 本 = 負債+資本 (3)自己資本 = 資本金+剰余金+評価差額等+繰延収益 (4)総 収 益 = 営業収益+営業外収益+特別利益 (5)総 費 用 = 営業費用+営業外費用+特別損失 (6)経常収益 = 営業収益+営業外収益 (7)経常費用 = 営業費用+営業外費用 (8)経常利益 = 経常収益-経常費用 (9)職員給与費=給与費+退職手当負担金 3
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