資料1 会議終了後回収 平成27年度 業務概況書 概要版 【厚生年金保険給付積立金】 国家公務員共済組合連合会 目次 1.一元化前後における各積立金のイメージ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2.市場環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 3.平成27年度の運用状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 4.これまでの運用実績(平成13年度以降)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 5.年金財政上求められる運用利回りとの比較・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 6.パフォーマンス(複合ベンチマーク収益率との比較)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 (参考) 用語の定義 :本概況書において、被用者年金制度一元化は「一元化」、財政融資資金預託金は「財投 預託金」と表記しています。 1 国家公務員共済組合連合会 1.一元化前後における各積立金のイメージ 平成27年10月 退職等年金給付積立金(新3階) 経過的長期給付積立金(旧3階) 国共済年金積立金 厚生年金保険給付積立金 (=共通財源) (長期給付積立金) 主務省評価の対象 共済年金積立金のうち、一元化前の厚生年金における積立比率(保険料で賄われる厚生年金部分の年間の 支出に対して、何年分を保有しているかという積立金の水準)を平成26年度末の積立金と27年度の支出見込 に基づき算出し、相当する額を共通財源となる厚生年金保険給付積立金として仕分ける。 旧職域部分は、廃止され、仕分け後に残った積立金をもって一元化までの加入期間に応じて年金が支給され る(旧3階)。 退職給付の一部として、退職等年金給付制度を創設(新3階)。 ⇒ 一元化後の3つの積立金に係る管理運用の方針を、財務大臣承認を受け、10月1日に制定。 2 国家公務員共済組合連合会 2.市場環境 ○ ベンチマークインデックスの推移(平成27年度) 110 国内債券 上半期:0.54%、下半期:4.84%、年度:5.40% (参考)外国債券(現地通貨ベース) 上半期:-1.24%、下半期:3.06%、年度:1.78% 105 外国債券 上半期:-0.16%、下半期:-2.58%、年度:-2.74% 100 (参考)外国株式(現地通貨ベース) 上半期:-7.98%、下半期:5.29%、年度:-3.11% 95 外国株式 上半期:-7.91%、下半期:-0.80%、年度:-8.64% 90 国内株式 上半期:-7.69%、下半期:-3.39%、年度:-10.82% 85 3月末 6月末 9月末 12月末 ○参考指標 ○ベンチマーク収益率 上半期 下半期 年度 国内債券 NOMURA-BPI (総合) 国内株式 TOPIX (配当込み) 外国債券 シティ世界国債インデックス (除く日本、ヘッジなし、円ベース) 外国株式 MSCI KOKUSAI (円ベース、配当込み) 3月末 0.54% 4.84% 5.40% -7.69% -3.39% -10.82% -0.16% -2.58% -2.74% -7.91% -0.80% -8.64% 平成27年 3月末 (%) 国内債券 10年国債利回り 0.41 (ポイント) TOPIX配当なし 1,543.11 国内株式 (円) 日経平均 19,206.99 米国10年国債利回り (%) 1.92 外国債券 ドイツ10年国債利回り (%) 0.18 (ドル) NYダウ 17,776.12 外国株式 (ポイント) 11,966.17 ドイツDAX (円) ドル/円 119.93 外国為替 (円) ユーロ/円 128.80 平成27年 9月末 0.36 1,411.16 17,388.15 2.04 0.59 16,284.70 9,660.44 119.77 133.69 平成28年 3月末 -0.03 1,347.20 16,758.67 1.77 0.15 17,685.09 9,965.51 112.40 128.08 3 国家公務員共済組合連合会 3.平成27年度の運用状況 平成27年度 修正総合収益率 上期 (共済年金期間) -1.48% (-1.62%) 総合収益額 運用資産額 億円 -1,136 億円 74,374 【対象期間】 下期 (厚生年金期間) 0.37% (1.87%) 通期 -1.12% (0.22%) 億円 248 億円 -888 億円 66,912 億円 66,912 (注)・通期の修正総合収益率については、上期と下期の運用実績に基づいて試算したものです。 ・( )内は、財投預託金を国債の利回りを参照すること等により評価した場合の修正総合収益率です。 国内債券 (うち財投預託金) 国内株式 外国債券 外国株式 短期資産 合計 (単位:億円) 平成27年度末 資産額 構成割合 41,969 62.72% 32,264 48.22% 10,216 15.27% 3,214 4.80% 10,547 15.76% 965 1.44% 66,912 100.00% (注) ・財投預託金については、簿価評価としています。 ・基本ポートフォリオは、国内債券35%(±30%)、国内株式25%(±10%)、 外国債券15%(±10%)、外国株式25%(±10%)です。 ・平成27年2月の基本ポートフォリオの見直しに伴い資産の大幅な移動が必要である ことから、当面、乖離許容幅を超過することがあります。 ・上記数値は四捨五入のため、各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません。 4 国家公務員共済組合連合会 4.これまでの運用実績(平成13年度以降) (億円) 31,723億円 30,835億円 30,000 24.00 15年平均利回り 実現収益率:2.33%(簿価ベース) 修正総合収益率:2.54%(時価ベース) 26,240億円 25,000 20.00 22,812億円 20,000 16.00 18,969億円 累積総合収益額(左目盛) 17,351億円 実現収益率(右目盛) 15,821億円 修正総合収益率(右目盛) 16,372億円 15,343億円 15,000 12.00 13,318億円 11,987億円 (%) 7.45% 10,000 3,098億円 5,000 5.10% 4.61% 3.84% 2.42% 2.68% 2.05% 2.35% 4.00 3.02% 2.65% 2.45% 1.56% 1,342億円 5.52% 5.36% 6,380億円 0 8.00 8,671億円 2.43% 2.79% 1.76% 3.18% 1.20% 1.50% 1.21% 2.06% 1.63% 3.20% 1.96% 2.41% 2.83% 0.00 -0.53% -1.12% -3.89% -5,000 -4.00 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度 24年度 25年度 26年度 27年度 5 国家公務員共済組合連合会 年金財政上求められる運用利回りとの比較 5.年金財政上求められる運用利回りとの比較 〈今回対象期間〉 実 績 名目運用利回り 実質的な運用利回り 〈参考〉 実 績 名目運用利回り 実質的な運用利回り (単位:%) 27年度(下半期) 0.37) (1.87) 0.21) (1.71) (単位:%) 27年度 -1.12) (0.22) -1.45) (-0.11) (単位:%) 27年度(下半期) 計 の 名目運用利回り 財 算 前 政 上 提 実質的な運用利回り 名目運用利回り 3.58 実質的な運用利回り 3.79 計 の 名目運用利回り 財 算 前 政 上 提 実質的な運用利回り 名目運用利回り 2.27 実質的な運用利回り 2.76 計 の 名目運用利回り 財 算 前 政 上 提 実質的な運用利回り 名目運用利回り 2.54 実質的な運用利回り 2.96 -0.59) 2.12 -0.54 18年度~27年度(10年平均) 計 の 名目運用利回り 財 算 前 政 上 提 実質的な運用利回り 13年度~27年度(15年平均) 実 績 1.88 23年度~27年度(5年平均) 18年度~27年度(10年平均) 実 績 -0.30 (単位:%) 27年度 23年度~27年度(5年平均) 実 績 0.94 2.35 -0.23 13年度~27年度(15年平均) 計 の 名目運用利回り 財 算 前 政 上 提 実質的な運用利回り 2.73 0.26 (注)・運用利回り(修正総合収益率)は、運用手数料控除後のものです。 ・( )内は、財投預託金を国債の利回りを参照すること等により評価した場合の収益率です。・平成26年度までの名目運用利回りは、共済年金積立金の 運用実績、平成27年度については、上期は共済年金積立金、下期は厚生年金保険給付積立金の運用実績に基づいて試算したものです。 ・上記比較について、業務概況書(平成28年7月29日公表)では、実績の名目賃金上昇率(平成27年度)は、旧厚生年金の0.50%(厚生労働省提供)を 使用しておりますが、本概要版では同賃金上昇率について、国共済年金、旧厚生年金、地共済年金、私学共済年金合算ベースの0.33%(半期分は0.16%、 いずれも厚生労働省提供)により比較を行っています。 6 国家公務員共済組合連合会 ○ パフォーマンス(複合ベンチマーク収益率との乖離の要因分析) 6.パフォーマンス(複合ベンチマーク収益率との比較) 平成27度下半期の運用資産全体の収益率(修正総合収益率)は0.37%、複合ベンチマーク収益率は-0.85%と なり、収益率の乖離は+1.22%となりました。 この運用資産全体の収益率と複合ベンチマーク収益率との乖離の要因を、資産配分要因と個別資産要因の2つの要 因に分解した結果は以下のとおりです。 資産配分要因において、複合ベンチマーク収益率よりも、ベンチマーク収益率の高かった国内債券が基本ポートフォリ オに対して平均的にオーバーウエイトとなったこと、また、ベンチマーク収益率の低かった国内株式及び外国株式が平均 的にアンダーウエイトとなったこと等がプラスに寄与しました。 〈平成27年度 下期〉 基本ポートフォリオ の構成割合 国内債券 国内株式 外国債券 外国株式 35% 25% 15% 25% ベンチマーク 収益率 1.68% -3.39% -2.58% -0.80% 複合ベンチマーク 収益率 -0.85% 実績収益率 0.37% 国内債券 国内株式 外国債券 外国株式 合計 資産配分 要因① 0.49% 0.31% 0.28% 0.07% 1.14% 個別資産 要因② -0.07% 0.10% 0.01% 0.04% 0.07% ①+② 0.42% 0.40% 0.29% 0.11% 1.22% (注)国内債券については、財投預託金の実現収益率(1.95%)を勘案したうえで ベンチマーク収益率を算出しています。 7
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