2.水力発電(一般水力・揚水) 運用指標(Operation Indicator)

2.水力発電(一般水力・揚水)
運用指標(Operation Indicator)
区分
基本
指 標 名
指標作成方針・方法
計画外停止時間
指標名のとおり
ターゲット
0
Unplanned Outage Hours
目
的
発電所が適正に運用されているか
機器故障(Due to Mechanical Failure)、人員ミス(Due to
評価
Human Work) 、 出 水 そ の 他 (Due to Other Factors;
Natural Disasters, Etc.) の原因別に整理
(Hr Or Days/Year)
基本
設備利用率
Capacity Factor
(%)
設備利用率=(送電端電力量)
審査時計画
発電所が適正に運用されているか
÷(最大出力×年間時間数)×
の設備利用
評価
100(%)
基本
一般水力のみ適用
率
総合循環効率
総合循環効率=(送電端電力量)
70~75(%)
発電所の性能が維持されているか
Comprehensive Circulating
÷(揚水用電力量)×100(%)
程度で協議
を評価
指標名のとおり
700~1000
発電所が一定時間使われているか
揚水のみ適用
確認
揚水(Pumping)、発電(Generating)別に整理
Efficiency
補助
備 考
揚水のみ適用
(%)
運転時間
Hr 程度で協
Operating Hours
(Hr)
議
ターゲットに達しないことが、必ずしも評価の低下に繋
がるものではない
補助
水力利用率
水力利用率=(送電端電力量)
90(%)程度
Hydro Utilization Factor
÷(当該年の年間可能発電電
で協議
(%)
補助
年間の流入量を考慮した条件
一般水力のみ適用
で、発電所運用が最適かを評価 技術的に計算可能か確認要
力量)×100(%)
計画点検・補修による停止時間
実施機関と
Planned Outage Hours
発電所の運用状況として確認
協議
ターゲットに達しないことが、必ずしも評価の低下に繋
がるものではない
(Hr or Days/Year)
補助
年間総流入量(M3/年)
ダム貯水池に流入する河川
Annual Total Volume of 流量の年間総和
実施機関と
協議
ダムの管理や渇水状況等を把 ダムを含む場合に設定。ただし、ダム等に係る運
握する上で基礎的な指標。
用指標の目標値には参考値との位置付けで計画基
Inflow to The Reservoir
準年の数値を記入する。
(M3/Year)
事後評価に資するため、降雨データ等から各年の渇
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水確率相当年等の把握にも努めることが望まれる。
補助
堆砂量 (M3/年)
貯水池内における累積堆砂
Volume Of Sedimentation 量
実施機関と
ダム管理上、重要な指標
ダムを含む場合に設定。
協議
in The Reservoir (M3/Year)
効果指標(Effect Indicator)
区分
基本
指 標 名
指標作成方針・方法
送電端電力量
指標名のとおり
Net Electric Energy Production
審査時計画
目
的
想定した発電を行なったか評価
の年間発電
(Gwh/Year)
基本
ターゲット
備 考
運用指標としても適用可
揚水の場合、ターゲットに達しないことが、必ずしも評
量
価の低下に繋がるものではない
最大出力(実績値)
指標名のとおり
審査時計画
発電所の性能が維持・発揮されて
Maximum Output
瞬間値を基本とする
の最大出力
いるかを評価
運用指標としても適用可
(MW)
※
※ 電源送電線については、発電所に付随するものであり、送電線単独の運用効果指標は原則設けない。電源送電線以外の送電線については、その目的に応じ送変電プロジェクト運用効
果指標より採用を検討する。
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