【本件の概要について】 本件が発覚した経緯 本年度に発生した、環境

【本件の概要について】
●本件が発覚した経緯
本年度に発生した、環境清美工場における空き缶の窃盗及びガソリン・軽油の
窃盗・業務上横領事件を受けての環境部改革の一環として、環境部の不適正な事
象の有無について、市として調査をする中で、本市職員が環境清美工場の重機修
繕について県警察から事情聴取を受けていたことが判明しました。
市として非違行為の有無や内容について把握するため、県警察から事情聴取を
受けた職員を始め、関係職員らからの事情聴取等の調査を行った結果、環境清美
工場の重機修繕の発注及び契約に関して、3名の職員の非違行為が発覚し、今回
の処分に至りました。
●今回処分した職員の処分内容
1.リサイクル推進課 主務 堤 栄一郎の処分に関して
環境清美工場の管理第一係に所属していた当該職員は、平成25年度から平成
27年度にかけて、以前から私的な交友関係にあった修理能力のない業者を発注
先として選定し手配しておりました。また、当該職員は、その業者が本来自ら作
成すべき見積書等の書類を、実質的に作成し続けるとともに、元請け業者を介す
ることなく、下請け業者に直接修理を発注するなど、修理業務の遂行に関する指
示連絡を行っておりました。加えて、市から元請業者へ振り込まれた修理報酬を
一旦受け取っていたこと、下請け業者に現金で修理の報酬を支払っていたこと、
これら不適正な事務処理が認められたため、懲戒処分(停職6月)を行いました。
2.文化振興課 主幹 林 昭夫の処分に関して
平成24年12月に環境清美工場のストックヤードで使用していた重機である
ショベルローダーが故障した際、当時、環境清美工場の重機修理の契約事務の担
当課長補佐であった当該職員が、本来入札をして契約業者を選定しなければなら
ないところ、入札をしたように書類を作成して、契約事務を行うよう下記の部下
職員に指示し、自身も主導的に関わっていたことが認められたため、懲戒処分(停
職4月)を行いました。
3.土地改良清美事務所 主任 大西 純一の処分に関して
当時、当該職員は上記の林の当時の部下で、その指示のもと、当該ショベルロ
ーダーの修理にかかる契約事務を行ったため、懲戒処分(停職3月)を行いまし
た。
4.収集課 主任である技能職員の処分に関して
10月5日付けで行った大規模な人事異動による環境部の新たな管理・監督体
制のもと、勤務時間中の職場離脱、いわゆる中抜けの疑いがある職員として11
月初旬から中旬に調査及び本人への事情聴取を行った結果、当該職員の勤務時間
中の職場離脱が判明したため、懲戒処分(減給10分の1 2月)を行いました。