高齢者配食サービス業務委託仕様書 この仕様書は、高齢者

高齢者配食サービス業務委託仕様書
この仕様書は、高齢者配食サービス業務委託(以下「本業務」という。)の大
要を示すものであり、本業務を受注した者(以下「受注者」という。)は委託業
務実施にあたり、食品衛生法(昭和22年法律第233号)等の公衆衛生に関す
る法令等を遵守するとともに、この仕様書に記載なき事項であっても、現場の状
況に応じて、信義を重んじ、誠実に業務を実施しなければならない。
1. 業 務 目 的
食 の 自 立 の 観 点 か ら 、在 宅 の 虚 弱 な ひ と り 暮 ら し の 高 齢 者 等 が 健 康 で 自 立
した生活を送ることができるよう、栄養のバランスのとれた食事を提供する
と と も に 利 用 者 の 安 否 の 確 認 を 行 う こ と に よ り 、生 活 の 質 の 確 保 並 び に 身 体
的及び精神的負担の軽減を図ることを目的とする。
2. 業 務 内 容
(1) 調 理 業 務
(2) 配 達 業 務
(3) 安 否 確 認 業 務
(4) 管 理 運 営 業 務
3. 委 託 期 間
平成29年4月1日から平成32年3月31日まで
4. 配 食 対 象 範 囲
春日部市全域とする。
5. 委 託 料
委託料は1食あたりの単価契約とする。
6. 業 務 処 理 責 任 者 の 選 任
受注者は、本業務の業務処理責任者を選任しなければならない。
7. 業 務 処 理 責 任 者 の 職 務
業務処理責任者の業務は、次のとおりとする。
(1) 当 該 業 務 の 責 任 者 と し て 、 従 事 者 に 指 揮 、 監 督 を 行 う こ と 。
(2) 契 約 書 、 仕 様 書 に よ り 、 業 務 の 目 的 、 内 容 等 を 十 分 理 解 し て 業 務 に 努 め る
こと。
(3) 業 務 従 事 者 を 教 育 し 、 安 全 か つ 適 切 な 業 務 の 実 施 に 努 め る こ と 。
8. 提 出 書 類
受 注 者 は 、契 約 締 結 後 、次 の 書 類 を 発 注 者 に 提 出 し 、業 務 に 着 手 し な け れ ば な
らない。
(1) 業 務 責 任 者 届
(2) 業 務 計 画 書
(3) 従 事 者 名 簿
(4) 緊 急 時 対 応 体 制 連 絡 表
(5) そ の 他 発 注 者 が 必 要 と す る 書 類
9. 配 食 の 種 類
常 温 弁 当 ま た は 低 温 冷 蔵 〔 チ ル ド 〕 弁 当 ( 以 下 、「 弁 当 」 と い う 。) と す る 。
10. 配 食 の 提 供
利 用 者 1 人 に つ き 月 曜 日 か ら 土 曜 日 の 希 望 日 、昼 食・夕 食 い ず れ か 1 回 の 選
択( 週 6 回 ま で )に 応 じ て 、発 注 者 が 指 示 し た 利 用 者 の 自 宅 へ 直 接 弁 当 を 配 達
する。
11. 配 食 日 数 ( 予 定 日 数 )
平 成 29年 度 … 310日 ( 日 曜 日 、 12月 31日 か ら 1月 3日 ま で 休 み )
平 成 30年 度 … 308日 ( 日 曜 日 、 12月 31日 か ら 1月 3日 ま で 休 み )
平 成 31年 度 … 310日 ( 日 曜 日 、 12月 31日 か ら 1月 3日 ま で 休 み )
12. 年 間 延 べ 配 食 数 ( 予 定 数 )
平 成 29年 度 … 68,200食
平 成 30年 度 … 73,920食
平 成 31年 度 … 80,600食
※この数量は見込みであり、契約数を確約するものではありません。
13. 調 理 業 務
(1) エ ネ ル ギ ー と 塩 分 に つ い て は 厚 生 労 働 省 の 「 日 本 人 の 食 事 摂 取 基 準 」 に
準 じ て( 改 正 が あ っ た 場 合 は そ れ に 準 ず る 。)設 定 す る 。ま た 、高 齢 者 の
特 性 に 応 じ 、 お か ゆ ・ お に ぎ り ・ き ざ み ( 大 ・ 小 )・ 特 別 食 ( ア レ ル ギ ー
対応)にも可能な限り対応すること。
(2) 配 食 の 献 立 は 、 栄 養 士 が 高 齢 者 向 け に 栄 養 価 計 算 を し て 作 成 し た 献 立 で
あることを確認すること。
(3) 弁 当 は 、 で き る 限 り 配 送 直 前 に 調 理 し 、 温 か い も の は 温 か く 、 冷 た い も
のは冷たい状態で届けるものとする。
(4) 調 理 に 使 う 食 材 は で き る 限 り 国 内 産 の 食 材 を 使 用 す る よ う 努 め る こ と 。
(5) 品 目 は 、 主 食 1 品 、 主 菜 1 品 、 副 菜 4 品 以 上 と す る 。
(6) 1 食 あ た り の 調 理 単 価 は 、 前 述 の 各 項 目 を 全 て 満 た し た 上 で 、 4 0 0 円
以上とすること。
14. 配 達 業 務
(1) 利 用 者 宅 へ の 配 達 時 間 帯 は 、 概 ね 次 の と お り と す る 。
ア 昼食
午前11時から午後1時まで
イ 夕食
午後4時30分から午後6時30分まで
(2) 配 達 に あ た っ て は 食 事 を 利 用 者 へ 手 渡 し 、 安 否 確 認 を 行 っ た 上 で 受 領 簿 に
利用者確認印をもらうこと。
(3) 配 達 中 の 温 度 管 理 等 、 食 品 の 安 全 性 を 常 に 配 慮 し 、 事 故 が 起 こ ら な い よ う
注意すること。
(4) 配 達 に 際 し て は 、 専 用 の 車 両 を 使 用 す る こ と 。
(5) 配 食 容 器 は 、 保 温 ・ 保 冷 性 能 及 び 安 全 性 能 を 有 す る も の を 使 用 す る こ と 。
なお、容器の回収は、翌日もしくは、次回の配送時に行なうこと。
(6) 配 達 し た 食 事 に つ い て は 、 早 め に 食 べ る こ と ・ 食 べ 残 し を 保 存 し て 後 で 食
べないこと等、配達後の注意を利用者に徹底すること。
(7) 受 注 者 は 、 食 品 の 安 全 性 を 常 に 配 慮 し 、 調 理 完 了 後 概 ね 2 時 間 以 内 に 利 用
者へ配達すること。
(8) 受 注 者 は 新 規 利 用 者 に 対 し て 、 初 回 配 達 の 前 に 、 以 下 に つ い て 実 施 す る こ
と。
ア 身分証明書等を提示し、本業務の受注者である説明をすること。
イ 利用者に対面し、食事の到着予定時間(概ね1時間の範囲内とする。)
を伝え、併せて状態確認等を行なうこと。
ウ 発 注 者 か ら 通 知 し た 実 績 表 に 基 づ き 、緊 急 時 の 連 絡 者 、連 絡 先( 以 下「 緊
急連絡先」という。)の確認を行うこと。
(9) 配 達 終 了 後 、 速 や か に 配 達 業 務 が 終 了 し た 旨 を 発 注 者 に 報 告 す る こ と 。
15. 安 否 確 認 業 務
(1) 配 達 時 は 、 利 用 者 へ の 声 か け 及 び 健 康 状 態 の 確 認 を 行 い 、 利 用 者 の 健 康 状
態に異常があったときは、速やかに緊急時の連絡先へ連絡をすること。ま
た、緊急連絡先に連絡がつかない場合は、関係機関へ連絡を行うこと。
(2) 配 達 時 に 、 救 急 を 要 す る 状 態 で あ っ た 場 合 は 、 発 注 者 と の 連 携 に よ り 、 救
急車の要請を行うとともに、緊急連絡先への連絡及び関係機関、近隣住民
などの協力を受け緊急対応を行うこと。
16. 管 理 運 営 業 務
(1) 利 用 者 等 情 報 の 管 理
受注者は、毎月の業務遂行状況の結果を記録すること。
ア 利用者別配食サービス利用状況(配達曜日、内容等)
イ 利用者数、配食内訳、配食数を集計
ウ 利用者からの、利用日変更、停止及び中止の内容及び理由
エ 異常時緊急対応を要した、利用者・経過・原因・対応結果
(2) 実 績 報 告 等 の 作 成
ア 受 注 者 は 、配 食 事 実 の 確 認 及 び 事 業 の 円 滑 な 実 施 の た め 、利 用 者 ご と に「 個
人別利用実績報告書」を毎月作成すること。
イ 受 注 者 は 、月 業 務 完 了 後 、
「春日部市高齢者配食サービス事業実績報告書」
に、個人別利用実績報告書を添えて翌月の10日までに発注者に提出する
こと。
ウ 受 注 者 は 、利 用 者 が 配 達 日 時 を 変 更 、休 止 、再 開 し た と き は 、速 や か に 報
告すること。
(3) 利 用 料 の 徴 収 等
ア 利 用 者 の 負 担( 以 下「 利 用 料 」と い う 。)は 、1 食 に つ き 4 0 0 円 と す る 。
イ 利 用 料 は 月 末 締 め と し 、利 用 者 か ら 現 金 に よ り 直 接 徴 す る も の と す る 。た
だし、徴収方法については、受注者及び利用者双方の合意により、変更す
ることができる。なお、変更した場合は発注者に報告するものとする。
ウ 徴収した利用料は、納付書より納付するものとする。
(4) 緊 急 ・ 異 常 時 等 の 対 応
ア 調 理・配 達 時 の 事 故 に 関 す る こ と に 対 し て は 、速 や か に 対 応 し 、必 要 に 応
じて関係機関へ連絡すること。
イ 事 故 等 に よ る 営 業 停 止 の 指 導 を 受 け た 場 合 に は 、利 用 者 に 対 す る 食 事 の 提
供が滞ることのないよう必要な措置を講ずること。
ウ 業務実施日に自然災害等により業務が実施できない状況となった場合は、
発注者と利用者の了解のうえ配食を中止することができることとする。
(5) 質 の 向 上
日頃から利用者の要望等を把握するよう心がけ、その内容を業務に反映させ
ること。
17. 委 託 料 の 支 払 い
(1) 委 託 料 は 実 績 報 告 書 提 出 後 、 請 求 に よ り 支 払 う も の と す る 。
(2) 委 託 料 は 、 実 配 食 数 に 単 価 契 約 額 ( 消 費 税 及 び 地 方 消 費 税 を 含 む 。 ) を 乗
じた額とする。
(3) 支 払 い 方 法 は 、 月 額 払 い と す る 。
18. 安 全 ・ 衛 生 に つ い て
(1) 受 注 者 は 、 原 材 料 の 取 扱 い 、 調 理 、 運 搬 配 達 等 に あ た っ て は 、 食 中 毒 事 故
防止のための衛生管理を適切に行うこと。
(2) 受 注 者 は 、 本 業 務 を 実 施 す る に あ た り 、 常 に 食 品 衛 生 法 そ の 他 関 係 法 規 を
守り、監督官庁の指示に従うこと。
19. 検 食 ・ 保 存 食 等
(1) 発 注 者 は 、 本 業 務 の 食 事 の 検 食 ( 契 約 期 間 中 に 年 間 1 2 食 以 内 と す る 。 )
を行うものとする。
(2) 受 注 者 は 、 万 が 一 事 故 が 発 生 し た 場 合 の 原 因 を 明 ら か に す る た め 、 冷 凍 庫
により2週間以上食事を保存すること。
(3) 検 食 及 び 保 存 食 に か か る 費 用 に つ い て は 、 受 注 者 の 負 担 と す る 。
20. 苦 情 処 理 ・ 損 害 賠 償
(1) 受 注 者 は 、 利 用 者 の 苦 情 に 対 し 、 迅 速 か つ 円 滑 な 解 決 を 図 る よ う に 苦 情 処
理に努めるものとし、速やかに発注者に報告すること。
(2) 受 注 者 は 、 受 注 者 の 責 に 帰 す べ き 事 由 に 基 づ く 事 故 が 発 生 し た 場 合 は 、 利
用者に対しての損害賠償を速やかに行うものとする。
21. そ の 他
(1) 受 注 者 は 、 本 業 務 上 知 り 得 た 個 人 の 秘 密 を 他 人 に 漏 ら さ な い こ と 。
(2) 受 注 者 は 、発 注 者 と 連 絡 を 密 に し 、必 要 に 応 じ て 連 絡 会 議 等 に 出 席 す る こ と 。
(3) 配 食 サ ー ビ ス 事 業 の 運 営 に 当 た っ て は 、 監 督 官 庁 が 策 定 す る 在 宅 配 食 サ ー
ビスについてのガイドラインを遵守すること。
(4) そ の 他 、 本 仕 様 に 定 め の な い 事 項 が 生 じ た 場 合 、 発 注 者 と 協 議 し 、 そ の 指
示に従うものとする。