コスモズ通信 2016年12月号

イベントが盛りだくさんの季節となりました!
プレゼント・お年玉の準備も大切ですが、車を運転される皆様、
スタッドレスタイヤへの交換はお済でしょうか??
雪が積もって帰れない!そのようなことのないよう、早めに交換を
行いましょう!
そして安全運転で大切な人のもとへ・・・
素敵なひとときをお過ごしください
1. 【調剤】医師の指示による分割調剤について
2. 【調剤】年末年始の休日加算算定手順について
1
【調剤】医師
【調剤】医師の指示による
医師の指示による分割
の指示による分割調剤
分割調剤について
調剤について
NEXT の場合
患者の服薬管理が困難である等の理由により、医師が処方時に指示した(処方せんの備考欄に分割日数
および分割回数が記載されている)場合、薬局では分割調剤を実施する必要があります。
また分割調剤を行った薬局は、分割2回目以降の調剤時は患者の服薬状況等を確認し処方医に対して情報
提供を行う必要があります。
医師の指示による分割調剤の特徴
処方せん全体に対して、指定された回数で分割する必要があります。
分割回数によって、算定する点数が下記のとおり異なります。
分割回数
2回
3回以上
算定する点数
原則的に薬剤料等(*)を除く全体の点数の2分の1
2分の1
原則的に薬剤料等(*)を除く全体の点数の3分の1
3分の1
(4回目以降も同様に薬剤料等(*)を除く全体の点数の3分の1を算定します)
*)薬剤料および特定保険医療材料料
分割調剤を行う薬局が毎回異なっていても点数の計算方法には変更ありません。
対象入力する公費、福祉を併用している場合には、対象点数のみを合計したうえで、
「2分の 1」
または「3 分の 1」した点数を公費対象点数として算出します。
<制限事項>以下のケースについてはシステム対応しておりません。
●漸減・交互服用の調剤
●1調剤内に使用量の異なる薬品がある場合(外用薬、注射薬、内服用滴剤に限る)
●代替監査画面から代替薬選択画面を表示して、分割投与数(内服:日数、頓服:回数、
外用・注射・内滴:薬品の使用量)を変更した場合
※代替監査画面から、分割投与数の変更は行わないようにしてください。
[医師の指示による分割調剤について]
医師の指示による分割調剤については、現時点で解釈上不透明な点が多いため、本手順書においても
基本的なケースについてのみ記載しております。今後、様々なケースについて明確になり次第、処方
入力方法を含め随時、「インフォメーションセンター よくあるお問い合わせ」にアップしていく予
定です。何卒ご了承ください。
≪処方入力≫
処方されているすべての薬種(自費薬等は除く)について、医師による分割調剤の指示がある場合、
以下の手順を参考に分割入力を行って下さい。
A 薬 2錠
分2朝夕食後 30 日
B薬 1錠
分 1 朝食後
30 日
処方日:4/1
分割1回目調剤日:4/1(15 日分)
分割2回目調剤日:4/16(15 日分)
2
分割1回目
①投与日数にカーソルを合わせ F1 分割を選択します
②「分割調剤」の画面が表示されます。
下記項目を入力して OK を選択します。
分割開始日:今回の調剤日が自動的に入力されます。
分割開始日:
分割投与数:今回の投与日数が自動的に入力されます。
分割投与数:
投与総数:投与総数を入力します。
投与総数:
医師の指示による分割調剤:チェックを入れます。
医師の指示による分割調剤
総分割回数:処方せん記載の総分割回数を入力します。
総分割回数
今回分割回:
(他薬局分がある場合、その回数も含めて)
今回の分割回を⼊⼒します。
服用方法の横に「分割総数:@」(@内は投与総数)と
表示されます。
<外用薬/注射薬/内服用滴剤の場合>
内服薬や頓服薬と異なり外用薬や注射薬等は通常全量を入力します。これらの薬種の分割入力については、
服用法をいったん入力したうえで、再度服用法欄で Enter キーを押し、F
F1 分割を選択してください。
分割調剤画面が表示されますので「投与総数」にはその薬品の総投与数量を入力してください。
[注射薬の入力例]
今回の投与数量
薬品の総投与数量
3
③複数ある場合は、すべての調剤について同様の手順で分割入力を行います。
<同一処方内の 2 つ目以降の分割入力時>
「医師の指示による分割調剤」、
「総分割回数」、
「今回分割回」については、1 処方せん内のすべての調剤で共
通のため、最初の調剤で入力した値が自動的に表示されます。1箇所で変更すると、すでに入力済の分割内容
も書き換わります。
④ F9 会計を選択します。
1 回目の入力は以上です。
分割 2 回目
①患者検索画面で、F7 分割一覧を選択します。
②「分割調剤一覧」の画面が表示されます。
分割入力を行っていて、2回目の以降の処方が残っている患者が表示されます。
③患者を選択し F8 決定、調剤日付指定画面で分割調剤日付を入力、OK を選択します。
※1回目に処方した薬品が残っている場合、「ほかの分割調剤の投与期間中です。分割調剤の入力をしてもよ
ろしいですか?」とメッセージが表示されます。調剤日に問題がない場合は、「はい」を選択します。
④1回目に代替入力を行っていると、「調剤薬も複写しますか?」とメッセージが表示されます。
2回目の処方でも後発品を処方される場合は、「はい」を選択します。
先発品に戻す場合は、「いいえ」を選択します。
4
⑤2回目の分割入力の画面が開き、自動的に2回目の分割調剤内容が入力されます。
日数欄には、分割総数から既に調剤済みの日数を引いた、残りの日数が自動で入力されます。
※代替調剤薬を変更・解除したい場合は、F12 補助→F8 代替から作業可能です。
⑥F9 会計を選択します
会計画面
調剤の点数や日数が表示されています。分割調剤の場合、日数が「分△」
(△は今回調剤する日数)となります。
会計画面での計算は、「分割1回目」、
「分割 2 回目以降」と原則的に共通です。
「分割調剤」画面で入力している分割回数によって、薬剤料以外の点数を 2 分の1または 3 分の1で計算しま
す。また分割調剤により減算された点数がわかるように画面に表示します。
[分割回数が2回の場合]
分割回数が2回の場合]
薬剤料(特定保険医療材料)以外の点数を 2 分の1で計算します。
分の1
分割調剤(医師の指示)
による減算点数を表示
します。
(C)
枠内以外
以外の点数を合計し、2
分の1に
以外
して端数を切り捨てます。
「上記計算で求めた点数」+「枠内の
点数」を保険合計①欄に表示します。
5
[解説] 上記例の場合は、以下の計算式で保険合計点数の計算を行います。
【2分の1で計算するもの】
( B)
調剤基本料(41 点)+薬歴管理指導料(50 点)+調剤料(80 点+80 点)
↑全日数分の調剤料
41+50+160=251 点(減算前の点数)
(A)
251 点(A) ÷ 2(総分割回数) =
125.5 (端数を切り捨てて⇒) 125 点(B
点(B)
251 点(A)-125 点(B)=126 点(減算点数)
(C)
【通常どおりに計算するもの】
(D )
薬剤料(30+300)=330
330 点 (D)
保険合計①点数=125 点(B)+330 点(D)= 455 点
6
Ver.6 の場合
①何回目の分割調剤か
②総分割回数 ③総投与日数 を入力する必要があります。
(分割する全ての剤にこの入力を行う必要があります。
)
例)医師から総投与日数90日の処方を3回にわけて分割調剤の指示があった場合
数量は今回調剤
する投与日数を
入力します。
■1 回目の分割調剤の入力
分割調剤を行う剤の用法を入力後、F9(調剤コメント)
→F6(医師分割)を押します。
→医師分割調剤入力画面が表示されますので
「1/3/90」と入力し、Enter を押して下さい。
ESC
入力が終了したらESCを押します。
→医師分割調剤の何回目か、総分割回数、
総投与日数が表示
が表示されます。
総投与日数
が表示
されます。
①
②
③
■2 回目の分割調剤の入力
分割調剤を行う剤の用法を入力後、F9(調剤コメント)
→F6(医師分割)を押します。
→医師分割調剤入力画面が表示されますので
「2
2/3/90」と入力し、Enter を押して下さい。
ESC
入力が終了したらESCを押します。
→医師分割調剤の何回目か、総分割回数、
総日数が表示されます。
※2 回目以降、基本料等の減算は自動的に行われます。
【2 回目 調剤基本料算定 画面見本】
※2 回目以降の調剤基本料は欄外に(医○点)と表示されます。
※2 回目以降、薬剤服用歴管理指導料は自動で算定いたしません。
算定要件を満たしている場合は手入力にて算定していただきますようお願い申し上げます。
またこの時、医師分割による計算のため調剤基本料の算定で減算を行う関係上、
「基本料が未算定です。算定しますか」とメッセージが表示されますが、問題ありませんのではいを
選択してください。
7
NS の場合
<分割 初回の入力>
①処方入力画面で患者を選択し、
初回の処方内容を入力します。
(例:15 日分)
②メニューバーの
「分割」→「医師の指示(初回)」を選択します。
③分割調剤確認画面が表示されますので、「2回」を選択し、F12 (決定)を押します。
確認画面が表示されますので「はい」を押して画面を閉じます。
※分割回数が3回以上の場合、
「3 回以上」を選択し、分割回数を入力します。
※選択した総分割回数に応じて、メニューバーの「分割」
の横に以下のように表示されます。
・
「2 回」の場合
・
「3 回以上」の場合
④Shift を2回押し、F10 (分割調剤)を押します。
「分割済」欄が表示されます。
⑤「分割済」欄で Enter を押すと分割入力画面が表示されますので、
「処方総日数」にを入力し、
F12 (入力)を押して画面を閉じます。(例:40 日分)
※連続・隔日投与の場合の「処方総日数」は、通算の処方日数を入力してください。
調剤日
処方日
処方総日数
調剤可能期限
調剤済日数
処方残日数
調剤可能日数
今回調剤日数
初回の場合
初回の調剤日が表示されます。
処方日が表示されます。
処方日数を入力します。
交付日と処方日数より算出して表示されます。
「0」が表示されます。
「処方総日数」が表示されます。
「処方総日数」が表示されます。
処方入力画面の調剤日数が初期表示されます。
⑥処方入力画面に戻り、
「分割済」欄の右端に赤いマークが表示されます。
マウスカーソルを赤いマークに合わせると、
「処方総日数」が表示されます。
⑦F10(分割調剤)を押し、F12(請求確認)を押します。
※内服の剤すべてに処方総日数の入力が必要です。
処方総日数を入力していない剤がある場合、メッセージが表示されます。
8
⑧請求確認画面が表示されます。
「調剤基本料」
「管理料」
「調剤料」は処方総日数の点数、
「公費1報酬」~「調剤報酬」は分割後の点数を表示し、
F7(分割確認医師(初))と表示されます。
⑨F12(登録)を押して登録します。
分割調剤の情報の確認
①分割調剤の情報を確認する場合、請求確認画面で
F7(分割確認医師(初))を押します。
②分割調剤情報画面が表示されますので、
分割回数が1回目であることを確認し、
F12(決定)を押して画面を閉じます。
<分割 2 回目以降の入力>
①処方入力画面で分割初回を入力した患者を選択し、
処方日を合わせて、2回目の処方内容を入力します。
(例:25 日分)
②メニューバーの
「分割」→「医師の指示(2回目以降)
」を選択します。
③分割調剤確認画面が表示されますので、「2回」を選択し、F12(決定)を押します。
確認画面が表示されますので「はい」を押して画面を閉じます。
※分割回数が3回以上の場合、
「3 回以上」を選択し、分割回数を入力します。
※選択した総分割回数に応じて、メニューバーの「分割」
の横に以下のように表示されます。
・
「2 回」の場合
・
「3 回以上」の場合
④Shift を2回押し、F10(分割調剤)を押します。
「分割済」欄が表示されます。
⑤「分割済」欄で Enter を押すと分割入力画面が表示されますので、
「処方総日数」を確認し、
「調剤済日数」を入力し(例:15 日分)、F12(入力)を押して画面を閉じます。
※連続・隔日投与の場合の「処方総日数」は、通算の処方日数を入力してください。
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調剤日
処方日
処方総日数
調剤可能期限
調剤済日数
処方残日数
調剤可能日数
2回目以降の場合
2回目の調剤日が表示されます。
処方日が表示されます。
初回の処方総日数が初期表示されます。
※システム管理の「分割調剤日数チェック」が「す
る」
の設定の場合
交付日と処方日数より算出して表示されます。
初回の調剤日数を入力します。
「処方総日数」から「調剤済日数」を引いた日数
が
表示されます。
「調剤可能期限」から「2回目の調剤日」を引い
た
日数と、
「処方残日数」を比較し、日数の少ない
方が
表示されます。
処方入力画面の調剤日数が初期表示されます。
※「今回調剤日数」が「調剤可能日数」を超えて
いる
場合、以下のメッセージが表示されます。
今回調剤日数
⑥「分割済」欄に「15」と表示されます。
F10(分割調剤)を押し、 F12(請求確認)を押します。
※内服の剤すべてに処方総日数の入力が必要です。
処方総日数を入力していない剤がある場、メッセージが表示されます。
⑦初回調剤日指定画面が表示されますので、
初回入力した日を選択し、 F12(決定)を押します。
確認画面が表示されますので「はい」を押して画面を閉じます。
⑧請求確認画面が表示されます。
「調剤基本料」
「管理料」
「調剤料」は処方総日数の点数、
「公費1報酬」~「調剤報酬」は分割後の点数を表示し、
F7(分割確認医師(2))と表示されます。
⑨F12(登録)を押して登録します。
10
【調剤】年末年始の休日加算算定手順について
【調剤】年末年始の休日加算算定手順について
休日加算が算定できる日につきましては、県によって、異なる場合がございます。各県薬剤師会様等にご確
認いただきますようお願い申し上げます。 (※1 P14参照)
NEXT の場合
①休日加算を算定する患者様の処方入力画面で、F1(設定)を選択します。
②
画面右上の黄色い部分に「休 時間外」及び、処方入力画面の調剤基本料の下の行に
「+203 時間外 休日加算」と表示されるまで、F6(※※)を押してください。
(※はボタンを押すごとに変更になります。
)
休日加算が自動入力される
モ ー ドに なっ てい る場合
は、この部分に黄色で
「休 時間外」と表示され
ています。
「+203」休日加算が
自動入力されます。
休日加算が自動入力される
モードを選択したとき、
F6(※※)の表示は「深夜」
となっています。
③加算が入力されたら、ESC(戻る)を選択してください。
④通常の手順で、処方入力を行い、会計終了してください。
※注意※
・一度、休日加算の設定を行うと、患者検索の画面を終了するまで、次の患者の処方入力も、
自動で休日加算を算定します。同じ調剤日の患者を続けて入力する場合にご使用ください。
別の調剤日(加算を算定したくない日)の入力を行う場合、一度、患者検索画面を閉じて、
窓口業務画面を開きなおすか、F1(設定)→F6(※※)で時間外解除を行ってください。
(※はボタンを押すごとに変更になります)
・複数台で入力している場合は、端末ごとに設定をします。
11
Ver.6 の場合
※自動算定ができません。通常の入力後に手入力を行います。
※自動算定ができません。
①処方入力後、集計画面まで進みます。
②時間外加算の欄をクリックし、「3:休日」を選択します。
③F1(印刷メニュー)
または F4(患者検索)
などに進みます。
※注意※
・休日加算を算定したい明細すべてに設定作業が必要になります。
12
NS の場合
①患者検索画面を終了し、処方入力画面を表示します。
F8(当日設定)を選択します。
②「当日設定(処方入力)」の画面が開きます。
調剤日・処方日に算定したい日付を設定し、休日加算を選択します。
③F12(保存)を選択します。
④画面右上に加算のマークが表示されます。
※注意※
・当日設定を行った調剤日と処方日で入力する場合にのみ適用します。設定後、処方入力する
患者すべてに加算が算定されます。
・日付がかわるまで設定は有効です。
・複数台で入力している場合は、端末ごとに設定をします。
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※1参考 【休日加算の算定条件】
(イ) 休日加算の対象となる休日とは、日曜日及び国民の祝日に関する法律(昭和 23 年法律第
178 号)第3条に規定する休日をいう。なお、1月2日、3日、12 月 29 日、30 日及
び 31 日は休日として取り扱う。
(ロ) 休日加算は次の患者について算定できるものとする。なお、①以外の理由により常態とし
て又は臨時に当該休日に開局している保険薬局の開局時間内に調剤を受けた患者について
は算定できない。
① 地域医療の確保の観点から、救急医療対策の一環として設けられている施設、又は輪番
制による休日当番保険薬局等、客観的に休日における救急医療の確保のために調剤を行
っていると認められる保険薬局で調剤を受けた患者
② 当該休日を開局しないこととしている保険薬局で、又は当該休日に調剤を行っている保
険薬局の開局時間以外の時間(深夜を除く。)に、急病等やむを得ない理由により調剤
を受けた患者
(平成 26 年3月 5 日,保医発第 0305 第 3 号)
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