墨 田 区(報道)

墨 田 区(報道)
平成28 年12月 21 日
年末年始はすみだの資料館へ。七福神巡りの“前”でも“後”でも楽しめます
特集展示「七福神の世界」開催中
お正月行事として大人気の隅田川七福神めぐりの際に、すみだ郷土文化資料館(向島二丁目3番5号)
に寄ってもらおうと、同館2階展示室で、
「特集展示“七福神の世界”
」を開催している。本展示は、七福
神信仰の始まりから、隅田川七福神の由来と七福神をまつる各所について、隅田川七福神の歴史を紹介し
ているもの。
初めての展示物として、都立向島百花園(東向島三丁目 18 番3号)に建っている七福神石碑の拓本「福
禄寿の碑」
(明治 41(1908)年7月 土方 久元 書)
。裏面には、七福神石碑の建立に協賛した方々を記
載。
“五代目中村芝翫”
“六代目尾上梅幸”等の歌舞伎役者や日本画家の絵師“尾形月耕”などが名を連ね
ており、著名な方々も隅田川七福神に関係していたことを示す。また、歌舞伎役者の姿を隅田川七福神に
見立てて描いた錦絵「見立隅田川七福神」
(嘉永6(1853)年 歌川 国芳 画)も必見。これは、7人の
役者が隅田川に浮かべた宝船に乗る七福神に扮した様子を描いた絵である可能性が高いといわれている。
歌舞伎役者を通じて、大衆へ隅田川七福神を広めていたかもしれない貴重な資料である。
その他、隅田川七福神を巡ってもらうために、隅田川界隈へお客さんの呼び込みを図った資料として、
向島百花園への来客を促すための物産「隅田川焼都鳥香合と箸置」や文人たちから集めた隅田川を題材に
した漢詩を編集した「盛音集」
(文化元(1804)年 佐原 鞠塢(きくう)著)などを展示。七福神をめぐ
る前に見るもよし、めぐった後に見るもよしの本展示は、1月9日(月)まで開催。
(年内は 12 月 28 日(水)
まで、年明けは1月3日(火)から開館)
。期間中は、約 30 点の資料を見ることができる。
なお、すみだ郷土文化資料館でお正月を楽しんでもらうため、1月3日の午後1時半から2時までは、
尺八奏者の本間豊堂(とよたか)氏と琴奏者の松浪千紫氏による邦楽演奏会を開催。1月4日の1時半か
ら2時半までは、浅草雑芸団による、傘まわしや南京たますだれ、皿回しなどの大道芸で、1 年の繁盛を
祈念する祝福芸能「春駒(はるこま)
」を行う。
<お正月イベント>
【日時】①1月3日(火)午後 1 時 30 分∼2 時 邦楽演奏
②1月4日(水)午後 1 時 30 分∼2 時 30 分 春駒・祝福芸能
【料金】無料(入館料は必要) ※混雑時には立ち見となる場合あり
<すみだ郷土資料館について>
区は区民の郷土文化に対する理解を深め、区内の歴史資料の収集、保存を行うため平成 10 年 4 月 12 日に
すみだ郷土文化資料館を開館した。同館では、常設展のほか、隅田川とその流域の歴史・文化に関わる様々
な資料を紹介する特集展や様々な角度からテーマを設定して行う企画展などを年に数回開催している。
所在地:墨田区向島2丁目3番5号
開館時間:午前9時∼午後5時(入館は午後4時 30 分まで)
休館日:毎週月曜(祝日の場合は翌日)
・第四火曜日・12 月 29 日(木)∼1月2日(月)
入館料:個人 100 円・団体(20 人以上)80 円
電話:03-5619-7034
※次の(1)(2)の方は無料
(1) 中学生以下の方
(2) 身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方又はその介護人
《問合せ》すみだ郷土資料館 ℡5619-7034