平成 28 年度自己評価シート(中間評価)

様式3
平成 28 年度自己評価シート(中間評価)
校番
115
学校名
広島県立沼隈特別支援学校
校長氏名
全・定・通
陰迫紀世美
本・分
学校経営計画
達成目標
1
本年度行動計画
理由
評価
担当部等
児童生徒の主体性・自律性を育て,自立と社会参加を目指す学校。
「わかる」
「動ける」
「できる」授業づく
児童生徒一人一人の り,自分で判断でき,責任をもって自ら
適切な実態把握に基 行動できる授業づくりをする。
づき,主体性・自律性
を育てる授業づくり
を行っている。
B
研究テーマに基づいた授業研
究や一人一細案授業を進め
ている。
B
校内授業研究会の研究協議 教務教研部
内容を学部で共有している。
公開授業研究会で自作の教
材教具を展示する。
B
第1回安全点検・自転車点検,お
よび校内美化・非常時訓練(火災
避難訓練,『みんなで減災』一斉
防災教室)に取り組んだ。
破損個所への修繕を行った。(プ
ール便所ドア修理等)
B
進路指導部内で現在の情報
共有はでき,学年会等で進捗 進路指導部
状況を把握している。
自作の教材教具を展示する機会を確保
し,アイデアを共有する。
授業の研究協議内容を共有する。
安全で安心できる学
定期的な安全点検,校内美化,児童生徒
校体制づくりを行
が主体的に動くことができるよう非常
う。
時訓練に全校で取り組む。
児童生徒の実態やニ
ーズに応じた進路を
実現する。
進路指導部内の情報共有を図るととも
に,JST が学年会に参加して情報共有,
進捗状況の把握と調整を充実した。
保健安全部
事務室
【評価結果の分析】
(教務教研部)
・学校評価保護者アンケートによる肯定的評価【個に応じた指導の充実】が 96.5%であった。
・校内授業研究会で,各学部で充実した研究協議が行われたが,さらに学部間での共有をしていく必要がある。校内授業
研究会研究協議では,授業者の良かったところ,自分ならこうするという視点での論議をした。また,知的障害のある児童
生徒,あるいは視覚障害のある生徒の認知や言語,情報処理についての障害特性をふまえた助言を頂き,充実した研究
協議を行うことができた。
(保健安全部)
・安全点検・校内美化・非常時訓練に全校で組織的に取り組むことができた。
・非常時訓練(火災避難訓練)においては,全学年,実態に合わせた事前指導を行い,避難時の約束を守ってスムーズに
避難することができた。また,消防署の方々からの話も集中して聞くことができ,消火や煙体験,救急車や消防車の見学
にも積極的に参加した。消防署の方から全体を通してスムーズに避難できていたと評価を受けた。
(事務室)
・洗面台漏水・トイレ小便器漏水・ガラス破損・教室入口鍵不具合・給食厨房空調機器不具合に迅速に対応し,修繕した。
(進路指導部)
・進路指導に関して,JST,進路指導部及び担任団が情報を共有するようにしている。具体的な事項としては
1 学園生徒の支援会議や連携等の内容(本人の状況,生活課題や卒業後の生活の場,進路先について)の報告,検討。
2 本人・保護者の進路希望と担任のアセスメントについて。
3 福祉事業所【生活介護,就労移行支援事業所】・企業【A型含む】の最新採用予定について。
4 就業体験・職場実習予定を確認し高1~高3が実習日程を重ねないようにする。
5 就業体験・職場実習に向けて具体的な生徒の長所,アピール内容,配慮事項について。
6 就業体験・職場実習を終えての反省【評価シートを含む】からの課題及び課題克服に向けての取組内容について。
7 卒業生の現状から在校生へ繋ぐ課題について。
8 福山市・尾道市総合支援協議会就労支援部会の内容【市の施策・制度。部会協議内容報告。生活介護・就労移行・A型・B型事業
所,グループホーム等の市が課題としている内容及びそのことに照らした本校の現状と課題について。
9 労働局及び職業安定所の情報提供及び周知内容等について。
10 福山・府中・尾三障害保健福祉圏域障害者就労支援ネットワーク会議の報告等について等。
特に高等部第3学年に関しては連携を密に行うことで,卒業後の進路先決定に向けての情報と進捗状況を充分に共有
できた。進捗状況の具体的な内容は
1 本人,保護者の進路先に関する思い・進路懇談内容・進路希望について。
2 本人・保護者の進路希望と保護者,担任及び学年団の本人に対するアセスメントについて。
3 職業安定所の面談に向けて。
4 基幹相談支援センター及び就業・生活支援センターとの面談について。
5 職業安定所求職登録について。
6 福祉事業所【生活介護,就労移行支援事業所】・企業【A型含む】の最新募集予定の報告から学年会での方向性について。
7 18 歳以上の福祉サービスを受けるための相談支援事業所の決定,障害支援区分認定調査の進捗と支援区分決定の確認。
8 就業体験・職場実習の事前挨拶と巡回指導,反省会の出席者について。
9 就業体験職場実習内容,様子,事業所の内定状況と反省会を受けての本人・保護者の意思決定について。
10 就業体験・職場実習の反省と課題から就職に向けて学校でできる取り組みについて。
11 企業面接予定及び面接に向けての練習内容について。
12 就業・生活支援センター登録について。
13 事業所及び企業との契約手続きについて等。
・学校評価保護者アンケートでは,小・中学部の保護者から進路に関する項目「6.学校は,進路情報の提供や進路相談
に積極的に取り組み,個々の児童生徒のニーズに応じた進路指導を行っている。」に対して,わからないという回答が多く
あった。何がわからないのかを把握する必要がある。
【今後の改善方策】
(教務教研部)
・12 月末までに一人一細案授業を予定通り実施できるよう,実施計画表を作成する。日々確認することで予定通り推進し
ていく。
・研究協議内容が学部間で共有できるように,7月の校内授業研究会研究協議内容については 10 月末までに,また 12
月の公開授業研究会研究協議内容については,12 月末までに校内掲示板にアップして周知する。
(保健安全部)
・今後予定されている非常時訓練も各機関と連携しながら取り組んでいく。
・校内美化については週清掃を確実に実施できるように調整し,行事などの機会をとらえ,週清掃ではできない場所の清
掃を徹底して取り組む。
(事務室)
・安全点検結果(不具合箇所)について,計画的に修繕等の対応を進めるとともに,校内備品の整理(不用品の廃棄等)を
行い,備品の管理の徹底により教育環境の充実を図る。
(進路指導部)
・小・中学部において,保護者が進路に関して「わからない」と回答している具体について,懇談等で詳しく聞き取り,進路
指導部で聞き取った内容から課題を整理し課題解決に向けて取り組む。
2
人や地域とのかかわりを大切にし,互いに認め合う心を育む学校。
ホームページで学校
行事や教育活動など
の案内をし,広く地
域に知ってもらう。
関係諸機関(福祉サ
ービス事業所,企業
含む)との連携を密
にする。
ホームページ作成のための研修を行
い,内容の充実を図る。
地域の関係機関とのネットワークを構
築し,進路に係る情報提供(広報),連
携,移行支援を充実させる。
A
技術向上のため,夏季休業中
総務部
に研修を行った。
B
JSTを中心に関係諸機関との
連携ができ,高等部第3学年の
進路指導部
進路が決定しつつある。一部関
係機関と連携不足が見られた。
【評価結果の分析】
(総務部)
・ホームページに係る研修を2日間実施した。講義・演習等のわかりやすい研修内容で充実したホームページの作成が進
んでいる。現在までに 23 回の更新を行った。
(進路指導部)
・尾道市障害福祉課や相談支援センターとの連携で,ケア会議等について参加者の確認,会の進行の仕方等に確認不
足があった。
【今後の改善方策】
(総務部)
・今後学校行事として行われる学習発表会の案内については,ホームページに発表内容を紹介しているしおりを掲載する
など,本校の教育に関心をもってもらえる内容を掲載していく。その他の内容についても,地域の人たちが本校への関心
が高まるような情報を発信できるよう各分掌,学部学年会にホームページへの掲載記事の作成を依頼する。
(進路指導部)
・関係諸機関との連携を徹底する。徹底するために連携内容を「進路の記録」に明記し,その日もしくは明後日に管理職
に報告する。
・障害福祉課や相談支援事業所を含めた福祉事業所,企業の学校参観日を後期に行う。
3
地域における特別支援教育のセンター的役割を担う学校。
地域に対し本校の情
報を積極的に発信す
るとともに,就学前
施設,小・中・高等
学校との連携等によ
り,地域支援体制が
充実している。
地域支援だよりの発行等により本校の
情報を発信するとともに,福山市総合支
援協議会,福山市教育支援委員会等に出
席して諸機関との連携を行う。
学校や地域において
児童生徒の活躍でき
る場ができている。
販売活動や清掃活動,総合文化祭,ソフ
トボール大会など,児童生徒が地域で活
躍,貢献できる場を設定する。
B
地域支援だよりを2回発行し
た。福山市障がい者総合支援
相談支援部
協議会等の関係機関との連
携を 17 回実施した。
A
地域清掃や総合文化祭での
ダンスなど,計画通りに実施
している。現在,小学部3回, 生徒指導部
中学部3回,高等部 14 回を実
施している。
【評価結果の分析】
(相談支援部)
・今年度の保健・福祉・医療・労働・教育機関(福山市障がい者総合支援協議会の自立支援部会,就労支援部会,就労支
援ネットワーク会議,教育支援委員会等)との連携・調整の数の評価指標を 50 回としている。今後も様々な諸機関との連
携を予定しており,目標達成は概ね可能である。また今年度は本校通学区域内の尾道市立の小・中学校にアプローチを
し,積極的に本校のセンター的機能の周知を図った結果,支援依頼が複数回あった。さらに8月に実施した本校主催の
「第3回特別支援教育事例研修会」について広く情報提供を行ったところ,県内小・中・高等学校,特別支援学校から昨年
度の倍の 77 名の参加があり,研修の内容についても高評価を得た。
(生徒指導部)
・2016 ひろしま総文でのダンス披露や製品販売,地域への清掃活動など,現在,合計 20 回(20/30 回)を実施し,活動す
ることができた。当初の計画は,30 回であり,実施率は 67%である。具体的な内訳は,小学部3回(公共施設へのポスタ
ー貼り),中学部3回(地域清掃),高等部 14 回(地域清掃,公共施設へのポスター貼り,2016 ひろしま総文ダンス,2016
ひろしま総文製品販売)である。
【今後の改善方策】
(相談支援部)
・地域のセンター的機能を担うため今後も継続して地域支援だより等を通して特別支援教育の様々な情報発信や地域支
援を行い,地域の諸機関等との連携を積極的に行っていくとともに,ニーズに応じた特別支援教育の充実を継続して行
う。
(生徒指導部)
・今後,継続して中学部及び高等部において計画的に清掃活動を実施し,児童生徒が主体的に活動できる場面や地域に
貢献できる場面を増やしていく。また,10 月に高等部部活動においてソフトボール交流試合,12 月には高等部において,
校内外の販売活動の実施を予定している。
(参考)評価基準
自己評価
学校関係者評価
評価
A
B
C
D
A
B
C
D
N
中間評価
基準
計画はとても順調に進んでいる。
計画は概ね順調に進んでいる
計画はあまり順調に進んでいない。
計画はまったく順調に進んでいない。
とても適切である。
概ね適切である。
あまり適切でない。
まったく適切でない
判定できない。
様式
様式3
様式7