パケットシェア利用者における 残容量表示誤りの発生原因について タイトルのとおり、この残容量表示誤りは、 パケットシェアをご利用されている方にのみ発生します。 P.1 ゴースト記事のおさらい mineoではデータ容量を通信管理システムで保有し、 契約管理システムを介して公開しています。 マイページ インター ネット 契約管理 システム 通信管理 システム K-Opti.Com ネットワーク スイッチアプリ 各バケツの容量を SIM毎に再計算 バケツ毎のデータ を保有・提供 au/NTTdocomo ネットワーク P.2 ネットワークはバケツから一定量の容量※をリザーブし、 その容量を消費して通信を行っています。 ※ リザーブする容量は、システム負荷状況により変動します。 インター ネット 通信管理 システム K-Opti.Com ネットワーク 10 500 → 490 リザーブ容量 au/NTTdocomo ネットワーク P.3 通信管理システムは、契約管理システムに対し、 リザーブ容量を含めた残容量情報を連携します。 インター ネット マイページ 契約管理 通信管理 残容量 システム システム 500MB K-Opti.Com 残容量 500MB ネットワーク 10 490 au/NTTdocomo ネットワーク P.4 これを踏まえて、今回の不具合に関する説明になります。 P.5 パケットシェアは月初処理で構成されます。 バケツ 回線 A 回線 B A/B 共用 基本 容量 N月 1日 1000 ・・・ 末日 前月 繰越 シェア 1日 1000 500 前月 繰越 基本 容量 月初処理 N+1月 500 1000 1000 500 500 1000 P.6 月末にリザーブ容量が10MB(仮値)存在する状態で、 月初処理を迎えると・・・ バケツ 回線 A 回線 B A/B 共用 基本 容量 N月 1日 1000 ・・・ 月初処理 末日 N+1月 1日 10 490 前月 繰越 基本 容量 1000 500 前月 繰越 シェア P.7 リザーブ容量は、シェアバケツではなく、 前月繰越バケツの容量として管理されます。 バケツ 回線 A 回線 B A/B 共用 基本 容量 N月 1日 1000 ・・・ 10 前月 繰越 シェア 1日 1000 490 10 前月 繰越 基本 容量 月初処理 末日 N+1月 10 490 1000 1000 500 500 990 P.8 前月繰越容量は、前月繰越バケツ(リザーブ容量)と シェアバケツの合計値で表示する形が正しいのですが・・・ バケツ 回線 A 回線 B A/B 共用 基本 容量 N月 1日 1000 ・・・ 末日 前月 繰越 シェア N+1月1日の 残容量表示 1日 回線A 10 基本 1000 1000 490 10 前月 繰越 基本 容量 月初処理 N+1月 10 490 前月繰越 1000 回線B 1000 1000 500 基本 1000 前月繰越 990 500 990 P.9 契約管理システムでは、シェアバケツのみを カウントする仕様になっていました。 バケツ 回線 A 回線 B A/B 共用 基本 容量 N月 1日 1000 ・・・ 末日 前月 繰越 シェア 1日 1000 490 10 カウント漏れ 10 490 1000 N+1月1日の 残容量表示 回線A 10 前月 繰越 基本 容量 月初処理 N+1月 基本 1000 前月繰越 990 1000 500 A回線の残容量が 実残容量よりも10MB 少ない表示に! 500 990 P.10 以上が、パケットシェア利用者における 残容量表示誤りの発生原因です。 P.11
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