第2次富山市男女共同参画プラン2017

第 2 次富山市男女共同参画プラン
2017−2026
(案)
平成 28 年 12 月 28 日
富山市
第1章
計画の策定にあたって
第1章 計画の策定にあたって
Ⅰ
計画の趣旨
1 計画策定の趣旨
本市では、
「富山市男女共同参画推進条例」で掲げた、豊かで活力に満ちた男女共同参画
社会の実現を目指して、平成 19 年 3 月に「富山市男女共同参画プラン 2007-2016」(第 1
次)を策定し、様々な施策に取り組んできました。
こうした取組みにより、平成 27 年度に実施した「富山市男女共同参画に関する市民意識
調査」では、固定的な性別役割分担意識に改善が見られたものの、
「政治の場」や「社会通
念・慣習・しきたり」といった分野においては、男女が平等ではないと感じる割合が依然
として高いことから、男女共同参画社会の実現に向け、引き続き積極的に取り組んでいく
必要があります。
こうしたことから、今後も男女共同参画に関する施策を総合的・計画的に推進するため、
近年の社会情勢の変化や、これまでの取組みの成果と課題などを反映させた、今後 10 年間
の新たな計画(以下「プラン」という。)を策定するものです。
2 計画の位置付け
(1)プランの性格
本プランは、男女共同参画社会基本法第 14 条第 3 項及び富山市男女共同参画推進条例第
16 条の規定に基づく計画です。
「富山市総合計画」との整合性を図りながら、関連する本市の部門別計画との連携を図
り、男女共同参画施策を総合的かつ計画的に推進するために策定するものです。
また、このプランの一部を「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律
(DV防止法)」第 2 条の 3 第 3 項の規定に基づく市町村基本計画、及び「女性の職業生活
における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」第 6 条第 2 項の規定に基づく市町村
推進計画として位置付けています。
男女共同参画社会基本法
富山市男女共同参画
推進条例
女性活躍推進法
DV防止法
富山市総合計画
・国の男女共同参画基本計画
・国の女性の職業生活における
活躍の推進に関する基本方針
・県の男女共同参画基本計画
・県の配偶者からの暴力の防止
及び被害者の保護等に関する
勘 案
整 合
基本計画
【関連部門別計画】
・富山市子ども・子育て支援事業計画
・富山市健康プラン 21
・富山市高齢者総合福祉プラン など
連
第2次富山市男女共同参画プラン
富山市女性活躍推進計画
第 2 次富山市DV対策基本計画
携
(2)計画の構成と計画期間
①計画の構成
本プランは、「基本計画」と「実施計画」から構成します。
「基本計画」は、富山市の男女共同参画社会実現に向けた基本理念を掲げ、計画の基
本目標、平成 38 年度までの計画の体系を記し、その目標を達成するための施策の方向
を定める推進計画です。
「実施計画」は基本計画を具現化するための基本的な施策を、体系的に明らかにする
ものです。
②計画期間
「基本計画」は平成 29 年度から平成 38 年度までの 10 年間を計画期間とします。
「実施計画」は平成 29 年度から平成 33 年度までの 5 年間を前期、平成 34 年度から平
成 38 年度までの 5 年間を後期とします。
前期「実施計画」期間中における社会情勢の変化や計画の進捗状況を評価・分析し、
後期「実施計画」に反映させます。
計画期間(平成 29 年度∼平成 38 年度)10 年間
基
本
計
画
◎基本理念
◎基本目標
◎取り組む主要テーマ
実
(平成 29 年度∼平成 33 年度)
施策体系化
施策の推進
計
見 直 し
前期
施
画
後期
(平成 34 年度∼平成 38 年度)
施策体系化
施策の推進
Ⅱ 男女共同参画をとりまく現状と課題
1 現状分析
(1)人口・人口動態
①人口・世帯数
 本市の人口は、国勢調査開始以来、増加してきましたが、平成 12 年頃からは、ほぼ
横ばいで推移し、平成 27 年調査で初めて減少に転じました。
 世帯数は増加傾向にありますが、一世帯当たりの平均人員は減少を続けており、核家
族世帯や単独世帯が増加傾向にあります。
 年齢別人口(人口ピラミッド(H28.9 末現在))をみると、
『団塊の世代』が 65 歳を超
え、本市の高齢化率は 28.4%に達しており、今後、高齢化はますます進行すると予想
されます。
 本市が行った人口推計シミュレーションによると、将来推計人口は合計特殊出生率が
現在とほぼ同じ 1.42∼1.45 程度で推移した場合、平成 72 年には 30 万人を割り込む
とされています。
■富山市の人口・世帯数
(人・世帯)
(人)
421,953
6.0
418,686
450,000
400,000
5.0
350,000
300,000
4.0
250,000
3.0
200,000
163,862
2.0
150,000
100,000
1.0
50,000
0
0.0
大正
昭和
9
14
5
10
15
22
25
30
人口
35
40
45
世帯数
50
55
平成
60
2
7
12
17
22
27
世帯人員
資料:国勢調査
■富山市の人口ピラミッド(平成 28 年 9 月末現在)
(歳)
100
90
昭和 22 年∼24 年
第 1 次ベビーブーム
80
70
60
男
女
50
40
昭和 46 年∼49 年
第2次ベビーブーム
30
20
10
0
(人) 5 千
4
3
2
1
0
0
1
2
3
5 千(人)
4
資料:住民基本台帳
■推計人口
(人)
推計シミュレー
ション1
推計シミュレー
ション2
(国同等)
415,000
395,000
397,302
375,000
355,000
推計シミュレー
ション3
(市民希望出生
率 1.92)
334,941
335,000
推計シミュレーション1
315,000
推計シミュレーション2(国同等)
295,000
出 生 率 は 1.42 ∼
1.45 程度で推移
出生率を国の示す
人口置換水準に準
拠→出生率は 2.07
まで上昇
富山市民の希望出
生率を反映し、平
成 72 年に 50 年
前の人口水準程度
となることを想定
し推計
330,382
推計シミュレーション3(市民希望出生率)
275,000
288,244
平成 32年
37年
42年
47年
52年
57年
62年
67年
72年
資料:富山市
人口ビジョン
■10 年後の人口・世帯数
0-14歳
(人・世帯)
15-64歳
65歳以上
世帯数
500,000
418,686
397,302
(100.0%)
(100.0%)
400,000
117,978
(28.3%)
300,000
203,427
200,000
245,586
(59.0%)
100,000
(100.0%)
(100.0%)
50,050
67,928
(24.8%)
(61.8%)
0
人口総数
119,207
(30.0%)
163,862
231,128
(31.7%)
(58.2%)
124,837
52,626 (12.7%)
215,259
世帯人員
2.6人
26,980 (13.4%)
120,749
(56.3%)
女
平成27年
201,615
(100.0%)
(100.0%)
52,344
66,863
世帯数
人口総数
世帯人員
2.4人
165,496
(26.8%)
(33.2%)
118,979
112,148
(60.8%)
46,967 (11.8%)
25,646(12.0%)
男
195,688
(55.6%)
24,364 (12.5%) 22,603 (11.2%)
男
女
平成37年
世帯数
②結婚・出生
 本市の人口 1,000 人当たり婚姻率は、平成 17 年以降の 10 年間では、わずかながら減
少傾向にあり、平成 26 年で約 5.0 件となっています。
 離婚率は、平成 22 年以降ほぼ横ばいで、平成 26 年は 1.50 件となっています。
 女性の平均初婚年齢は年々上昇し、平成 20 年は 28.5 歳となっています。これに伴い、
第1子出生時の母の平均年齢も上昇傾向にあり、平成 20 年は 29.5 歳となっていま
す。
 年齢別の未婚率では、男女とも未婚率が上昇している状況にあります。男性では、33
歳以上でその傾向が顕著に表れています。
 合計特殊出生率は、近年回復基調にあり、本市は平成 26 年で 1.47 となっています。
■富山市の婚姻と離婚
(件)対1000人
婚姻
5.5
6.0
5.5
5.6
5.2
5.1
離婚
5.2
5.0
4.7
5.0
5.0
4.9
4.0
3.0
2.0
1.74
1.78
1.69
1.75
1.82
平17
18
19
20
21
1.63
1.42
1.60
1.71
24
25
1.50
1.0
0.0
22
23
26
資料:厚生労働省人口動態調査
■富山県の初婚・第 1 子出生時母の年齢
(年)
(才)
29.5
30
28.6
29
27.8
28
26.9
27
26
25
24
25.7
24.7
27.2
26.1
25.8
1.66
26.7
27.6
28.5
2.15
2.00
2.4
2.2
2
1.8
1.87
1.6
1.72
1.55
1.4
1.2
23
22
1
昭和50年
妻の平均初婚年齢
昭和63年
平成5年
母の第1子出生時平均年齢
平成10年
平成15年
平成20年
結婚生活に入ってから第1子出生までの平均期間(年)
資料:厚生労働省人口動態調査
■年齢別未婚率
(男性)
(%)
100.0
(女性)
全国・男・未婚率(H22)
全国・男・未婚率(H12)
富山市・男・未婚率(H22)
90.0
富山市・男・未婚率(H12)
100.0
90.0
80.0
80.0
70.0
70.0
60.0
60.0
50.0
50.0
40.0
40.0
30.0
30.0
20.0
20.0
10.0
10.0
0.0
全国・女・未婚率(H22)
全国・女・未婚率(H12)
富山市・女・未婚率(H22)
富山市・女・未婚率(H12)
0.0
15歳
20歳
25歳
30歳
35歳
40歳
45歳
15歳
20歳
25歳
30歳
35歳
40歳
45歳
資料:国勢調査
■合計特殊出生率
1.50
1.47
1.46
1.45
1.43
1.41
1.40
1.38
1.38
1.43
1.40
1.39
1.38
1.35
1.34
1.35
1.42
1.41
1.35
1.30
1.25
1.20
平成12年
13年
14年
15年
16年
17年
18年
富山市
19年
20年
富山県
21年
22年
23年
24年
25年
26年
全国
資料:厚生労働省人口動態調査、富山県、富山市
(2)雇用・就労
①労働力の状況
 本市の女性の労働力率は上昇傾向にあり、出産・子育て期に低下するとされる、いわ
ゆる「M字カーブ」は、近年M字の谷の部分が浅くなってきています。
 本市の産業別従業者数は「卸・小売業」が最も多く、次いで、「製造業」となってい
ます。女性の従業者数では「卸・小売業」が最も多く、「医療・福祉」と続いていま
す。
 本市の労働力の状況(国勢調査)をみると、女性の状況は男性と比べ、「家事のほか
仕事」「家事」の割合が大きくなっています。
 本市の女性雇用者の非正規者比率は、全体で約 50%近くにまで達し、
「運搬・清掃・包
装等従事者」「農林漁業従事者」「サービス職業従事者」「販売従事者」で非正規者比
率が高くなっています。
 女性の賃金水準は男性より低く、30 歳以降は男性との賃金格差が拡大する傾向にあり
ます。(富山県)
■富山市女性の年齢階級別労働力率
■富山市産業別従業者数
(%)
(人) (人)
90.0
0
79.2
80.0
73.7
73.4 74.6
78.0
80.1
77.4
40,000
建設業
製造業
67.8
70.0
20,000
電気・ガス・熱供給・水道業
情報通信業
60.0
運輸業,郵便業
50.2
50.0
卸売業,小売業
金融業,保険業
不動産業,物品賃貸業
40.0
学術研究,専門・技術サービス業
30.0
平成7年
平成12年
男
女
宿泊業,飲食サービス業
生活関連サービス業,娯楽業
20.0
平成17年
平成22年
13.6
教育,学習支援業
医療,福祉
10.0
複合サービス事業
サービス業(他に分類されないもの)
0.0
15∼ 20∼ 25∼ 30∼ 35∼ 40∼ 45∼ 50∼ 55∼ 60∼
19歳 24歳 29歳 34歳 36歳 44歳 49歳 54歳 59歳 64歳
資料:国勢調査
資料:経済センサス基礎調査(H26)
■富山市労働力の状況(女・H22)
20,000 (人)
20,000 (人)
18,000
18,000
16,000
通学のかた
わら仕事
2,000
家事のほか
仕事
休業者
主に仕事
通学のか
たわら仕
事
4,000
家事
2,000
15∼19歳
75∼79歳
70∼74歳
65∼69歳
60∼64歳
55∼59歳
50∼54歳
45∼49歳
40∼44歳
35∼39歳
30∼34歳
25∼29歳
20∼24歳
15∼19歳
20∼24歳
0
0
25∼29歳
4,000
家事のほ
か仕事
通学
6,000
6,000
75∼79歳
8,000
その他
主に仕事
その他
70∼74歳
通学
8,000
家事
65∼69歳
10,000
60∼64歳
12,000
10,000
55∼59歳
12,000
完全失業
者
50∼54歳
14,000
40∼44歳
14,000
35∼39歳
完全失業者
30∼34歳
16,000
45∼49歳
■富山市労働力の状況(男・H22)
資料:国勢調査
■富山市の職業別非正規者比率(男・H22)
0.0%
20.0%
総数
専門的・技術的職業従事者
40.0%
60.0%
80.0%
■富山市の職業別非正規者比率(女・H22)
0.0%
100.0%
専門的・技術的職業従事者
4.1%
8.2%
販売従事者
9.8%
サービス職業従事者
保安職業従事者
農林漁業従事者
生産工程従事者
60.6%
61.6%
建設・採掘従事者
18.1%
運搬・清掃・包装等従事者
販売従事者
輸送・機械運転従事者
11.5%
建設・採掘従事者
39.7%
34.4%
74.7%
生産工程従事者
35.1%
50.2%
37.2%
29.7%
運搬・清掃・包装等従事者
9.6%
分類不能の職業
分類不能の職業
43.7%
100.0%
25.9%
農林漁業従事者
26.6%
80.0%
サービス職業従事者
保安職業従事者
39.2%
60.0%
48.7%
事務従事者
12.1%
輸送・機械運転従事者
40.0%
総数
15.8%
事務従事者
20.0%
80.3%
67.4%
資料:国勢調査
■年齢階級別きまって支給する現金給与額(富山県)H26
500.0 (千円)
364.6 380.8
400.0
269.6
300.0
198.8
175.7
327.0
274.9
233.5
200.0
100.0
303.2
410.5 398.0
198.7
263.1
244.0 249.6 253.2
221.6 228.6 232.4
203.8
男
60∼64歳
55∼59歳
50∼54歳
45∼49歳
40∼44歳
35∼39歳
30∼34歳
25∼29歳
20∼24歳
∼19歳
0.0
女
資料: 平成 27 年賃金構造基本統計調査
(3)配偶者等からの暴力(DV)の状況
DVの被害状況
DVの被害状況(富山県警察本部統計)をみると、配偶者等からの暴力被害の認知件数
は増加傾向にあり、被害者の年齢は 20∼40 歳代に集中しています。
■配偶者からの暴力事案等の被害状況(富山県)
(件)
(件)
500
461
414
416
427
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
平成27年
314
22
292
414
23
391
416
30
386
427
39
388
461
85
376
400
314
300
200
100
0
合 計
男性
女性
■被害者の年齢(富山県)
10歳代
20歳代
30歳代
40歳代
50歳代
60歳代
70歳代以上
年齢不詳
平成23年
計
男
女
0
0
0
67
5
62
104
6
98
58
4
54
30
6
24
31
1
30
24
0
24
0
0
0
(件)
平成24年
計
男
女
1
0
1
88
7
81
133
6
127
99
6
93
30
3
27
35
0
35
28
1
27
0
0
0
平成25年
計
男
女
5
0
5
93
3
90
123
10
113
97
7
90
35
7
28
41
2
39
22
1
21
0
0
0
平成26年
計
男
女
4
0
4
97
7
90
127
15
112
94
8
86
38
3
35
34
2
32
33
4
29
0
0
0
平成27年
計
男
女
8
1
7
94
14
80
145
30
115
114
20
94
34
9
25
30
7
23
35
4
31
1
0
1
資料:富山県警察本部統計
(4)富山市民意識調査からみる現状分析
①男女の平等感について
「家庭生活」
「職場」
「学校教育の場」
「政治の場」
「法律や制度上」
「社会通念・慣習・
しきたりなど」の 6 つの分野で「平等」とした割合は、「学校教育の場」が 58.6%と最
も多くなっています。全国、富山県でも同様ですが、特に全国は 67.0%と、本市に比べ
て 8.4 ポイント多くなっています。
男性優遇とした割合は、
「政治の場」が 68.8%と最も多く、
「社会通念・慣習・しきた
りなど」が 67.3%、「職場」が 53.4%、「家庭生活」が 48.5%となっています。
■男女の平等感(前回調査(H22)、全国、富山県との比較)
どちらかといえば男性優遇
男性が非常に優遇
平等
どちらかといえば女性優遇
女性が非常に優遇
わからない
無回答
富山市
①家庭生活
富山県
全 国
富山市
②職
場
富山県
全 国
富山市
③学校教育
の場
前回調査
富山県
全 国
1.6
2.1
2.1
富山市
④政治の場
5.0
富山県
全 国
富山市
⑤法律や制
度上
前回調査
富山県
全 国
7.0
5.3
7.6
8.7
12.5
6.4
8.8
4.6
0.9
4.2
0.5
17.2
7.0
5.0
15.8
0.0
9.7
1.3 0.0
1.5 0.0
1.3
0.9
7.4
1.7
45.4
富山市
0.9 0.3
14.0
富山県
全 国
0%
55.4
51.7
20%
40%
60%
5.9
16.7
3.7
9.0
0.0
6.2
2.7
9.6
0.6
5.4
3.3
7.2
0.8
2.8
10.0
8.5 3.4
0.3
2.9 4.7
21.4
0.6 0.0
80%
※富山市(H27):N=628 前回調査(H22):N=911 富山県(H21):N=1,016 全国(H24):N=3,033
資料:平成 27 年度富山市男女共同参画に関する市民意識調査
0.0
7.0
14.8
6.2
13.5
19.0
50.3
50.5
17.0
13.8
19.6
18.6
前回調査
4.3
6.3
1.1
⑥社会通
念・慣習・し
きたりなど
5.5
12.0
18.6
7.1
7.0
11.5
1.4 0.5
44.0
9.4
0.0
20.5
24.9
15.8
28.8
40.4
35.5
4.5
9.2
8.0
20.6
13.2
46.1
32.5
25.6
27.4
29.5
7.8
3.0
0.7
41.2
5.6
6.6
4.5 2.7
1.6
6.1
1.3 2.3 0.0
8.3
0.7
3.2
0.3
2.9
0.8
4.1
0.4
43.0
25.8
15.4
19.9
30.0
1.6
5.6
0.8
2.4
前回調査
5.8
5.9
19.4
28.5
58.6
55.7
56.0
67.0
11.1
11.0
11.9
11.0
1.3
23.9
27.4
47.9
42.1
4.8
5.6
4.6
27.7
47.0
41.1
38.0
12.3
10.0
13.9
15.6
前回調査
34.2
32.2
38.5
40.7
48.5
34.7
10.0
8.5
9.4
8.5
前回調査
100%
②仕事と家庭における男女の役割について
「男性は仕事、女性は家庭」という考え方について、反対とした割合(「反対」+「ど
ちらかといえば反対」)が 56.7%と、賛成とした割合(「賛成」+どちらかといえば賛成」)
30.1%を 26.6 ポイント上回っています。前回調査(平成 22 年)では賛成とした割合が
反対とした割合を上回っていましたが、今回調査では、賛成とした割合が前回より 17.2
ポイント減少、反対とした割合が 20.8 ポイント増加しています。賛成とした割合を富
山県、全国と比べると、それぞれ 4.0 ポイント、21.5 ポイント少なくなっています。
■「男性は仕事、女性は家庭」という考え方(前回調査(H22)、全国、富山県との比較、男女別)
賛 成
反 対
どちらかといえば反対
どちらかといえば賛成
賛成
反対
わからない
無回答
30.1
富山市
N=628
4.3
56.7
25.8
31.5
前回調査
N=911
10.3
11.1
25.2
47.3
37.0
26.1
6.4
13.6
9.8
34.1
富山県
N=1,016
27.7
29.1
12.9
3.2
52.2
10.8
23.1
51.6
全 国
N=3,033
2.1
35.9
2.9
45.1
38.7
27.9
3.3
17.2
0.0
0%
20%
富山市
40%
60%
賛 成
80%
100%
反 対
男女別
賛成
どちらかといえば反対
どちらかといえば賛成
反対
わからない
無回答
36.2
男
性
N=257
7.4
50.6
28.8
27.6
前回調査
N=416
12.0
11.3
23.0
54.5
27.9
42.5
21.9
6.0
前回調査
N=488
23.7
34.2
8.4
0%
32.4
20%
43.0
29.9
40%
資料:平成 27 年度富山市男女共同参画に関する市民意識調査
11.1
26.7
40.8
2.2
2.6
60.9
25.9
女
性
N=371
1.9
14.9
60%
13.1
80%
2.2
12.5
3.7
100%
平日の家事時間についてみると、女性は「2∼4 時間未満」が 41.8%、「4 時間以上」
が 34.0%と、2 時間以上が 75.8%となっています。男性は「なし」が 26.8%、「1 時間
未満」が 21.8%、「1∼2 時間未満」が 26.1%と、2 時間未満は 74.7%となっています。
休日の女性は「4 時間以上」が 46.9%と半数近くを占め、男性を 40.7 ポイント上回り、
また平日に比べて 12.9 ポイント多くなっています。
■家事の時間(平日)(男女別、前回調査(H22)との比較)
なし
男
性
N=257
1時間未満
26.8
前回調査
N=488
2∼4時間未満
26.1
21.8
無回答
4時間以上
9.7
13.2
2.3
前回調査
N=416
女
性
N=371
1∼2時間未満
31.3
13.9
42.3
4.8
6.5
1.2
12.7
4.9
34.0
41.8
3.2
3.5
12.1
16.2
26.2
38.9
3.5
3.1
0%
20%
40%
60%
80%
100%
資料:平成 27 年度富山市男女共同参画に関する市民意識調査
■家事の時間(休日)
(男女別、前回調査(H22)との比較)
なし
男
性
N=257
18.7
前回調査
N=488
1∼2時間未満
9.3
2∼4時間未満
27.6
無回答
4時間以上
23.0
15.2
6.2
前回調査
N=416
女
性
N=371
1時間未満
22.4
41.3
16.3
8.9
7.9
3.1
10.2
46.9
29.1
8.6
3.0 2.2
10.9
10.7
28.3
41.2
5.3
3.7
0%
20%
40%
資料:平成 27 年度富山市男女共同参画に関する市民意識調査
60%
80%
100%
育児時間については、平日の女性は「4 時間以上」が 15.1%、
「2∼4 時間未満」が 9.2%
と、2 時間以上が 24.3%となっています。男性は「1∼2 時間未満」が 8.6%、2 時間以
上は 4.3%となっています。
休日の女性は「4 時間以上」が 21.6%、
「2∼4 時間未満」が 4.0%と、2 時間以上が 25.6%
と、平日を 1.3 ポイント上回っています。男性は、2 時間以上が 13.7%と、平日に比べ
て 9.4 ポイント多くなっています。
■育児の時間(平日)(男女別、前回調査(H22)との比較)
なし
1時間未満
男
性
N=257
1∼2時間未満
2∼4時間未満
64.6
8.6
19.5
3.1 1.2
3.1
前回調査
N=416
無回答
4時間以上
75.7
8.9
4.6
8.7
1.9 0.2
女
性
N=371
7.0
48.2
15.1
9.2
19.7
0.8
前回調査
N=488
66.2
7.6
6.8
12.9
4.1 2.5
0%
20%
40%
60%
80%
100%
資料:平成 27 年度富山市男女共同参画に関する市民意識調査
■育児の時間(休日)(男女別、前回調査(H22)との比較)
なし
1時間未満
男
性
N=257
1∼2時間未満
2∼4時間未満
58.8
3.1
4時間以上
5.1
8.6
無回答
22.6
1.9
前回調査
N=416
74.3
4.8
10.1
3.6 4.3
2.9
女
性
N=371
46.9
21.6
3.5 4.0
23.7
0.3
前回調査
N=488
66.0
5.5
10.0
13.5
3.7 1.2
0%
20%
40%
資料:平成 27 年度富山市男女共同参画に関する市民意識調査
60%
80%
100%
③ワーク・ライフ・バランスについて
男性が考える「望ましい男性のあり方」については、仕事を優先とする割合(「仕事
を中心」+「あくまで仕事を優先」)が 47.9%、「家庭生活等と仕事の両立」が 39.3%
となっていますが、実際の生活では、仕事を優先とする割合が多く 54.5%と半数を超え、
「家庭生活等と仕事の両立」が 21.8%となっています。
女性が考える「望ましい女性のあり方」については、家庭生活等を優先とする割合(「家
庭生活等を中心にする」+「仕事には携わるが家庭生活等を優先させる」)が 47.9%、
「家庭生活等と仕事の両立」が 44.2%となっていますが、実際の生活では「家庭生活等
と仕事の両立」が 27.5%、仕事を優先とする割合が 20.5%となっています。
■望ましい男性・女性のあり方(理想と現実)
家庭生活等と仕事を
同じように両立
家庭生活等
を中心
あくまで仕事を優先
仕事を中心
男
望ましい男性のあり方
家庭生活等を
優先
5.1
無回答
42.8
5.1
39.3
5.1
性
2.7
実際の生活
18.3
36.2
21.8
8.2
8.6
7.0
N=257
女
望ましい女性のあり方
43.9
44.2
性
0.0 1.1
実際の生活
8.4
24.8
27.5
12.1
4.0
18.9
6.7
8.4
N=371
0%
20%
40%
資料:平成 27 年度富山市男女共同参画に関する市民意識調査
60%
80%
100%
④DVの経験について
本市調査では、DVを受けた経験があると答えた人は全体で22.6%、男性は12.8%、
女性は29.4%に達し、前回調査(平成22年)と比べると、「経験がある」とした割合は
3.0ポイント増加しています。
4 つの暴力行為のうち、精神的暴力の経験が一番多く 17.7%(「頻繁にある」2.4%+
「数回ある」15.3%)。次いで身体的暴力は 13.3%(「頻繁にある」1.0%+「数回ある」
12.3%)、性的暴力は 8.1%(「頻繁にある」1.3%+「数回ある」6.8%)、経済的暴力は
5.4%(「頻繁にある」1.4%+「数回ある」4.0%)となっています。
■DVの経験(前回調査(H22)との比較、男女別)
経験がない
経験がある
全体
N=628
前回調査
N=911
22.6
77.4
19.6
80.4
男 女 別
男
N=257
女
N=371
12.8
87.2
29.4
0%
70.6
20%
40%
60%
頻繁にある
大声で怒鳴るなどの
精神的暴力
殴る、けるなどの
身体的暴力
15.3
1.0
1.3
生活費を渡さないなどの
経済的暴力
1.4
0.0
100%
数回ある
2.4
嫌がるのに性的な行為を
強要するなどの性的暴力
80%
12.3
13.3
8.1
6.8
4.0
17.7
5.4
10.0
20.0
(%)
資料:平成 27 年度富山市男女共同参画に関する市民意識調査
一つでもDV経験がある人のうち、どこか(だれか)に相談したかをみると、
「どこ(だ
れ)にも相談しなかった」が 46.5%と半数近くを占めています。相談した人の相談先は
「知人・友人」が 28.2%、「家族や親せき」が 22.5%となっています。
■DVの相談先(複数回答)
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
46.5
45.5
46.8
どこ(だれ)にも相談しなかった
28.2
知人・友人に相談した
15.2
32.1
22.5
家族や親せきに相談した
18.2
23.9
配偶者暴力相談支援センター(富山県女
性相談センター)に相談した
3.5
0.0
4.6
2.1
警察に相談した
6.1
0.9
民間の専門家や専門機関(弁護士・弁護
士会、カウンセラー、カウンセリング機関、
民間シェルター等)に相談した
2.1
0.0
2.8
法務局・地方法務局、人権擁護委員に相
談した
1.4
3.0
0.9
医療関係者(医師、看護師等)に相談した
1.4
3.0
0.9
上記以外の公的機関(富山市男女共同参
画推進センター等)に相談した
0.7
0.0
0.9
学校関係者(教員、スクールカウンセラー
等)に相談した
0.7
0.0
0.9
その他
(%)
50.0
全体
N=142
男
N=33
4.2
3.0
4.6
女
N=109
12.0
無回答
21.2
9.2
資料:平成 27 年度富山市男女共同参画に関する市民意識調査
⑤男女共同参画の取り組みについて
男女共同参画を推進するために必要だと思うことは、
「仕事、家事、育児などを配偶者
(パートナー)とともに担う」が 62.7%、次いで「仕事と生活の時間のバランスをうま
く取る」が 51.3%、
「配偶者(パートナー)とのコミュニケーションを深める」が 50.8%
となっています。
■男女共同参画を推進するために必要なこと(複数回答)
(%)
0.0
10.0
20.0
30.0
40.0
50.0
60.0
62.7
66.9
59.8
仕事、家事、育児などを配偶者(パートナー)と
ともに担う
51.3
47.1
54.2
仕事と生活の時間のバランスをうまく取る
50.8
51.8
50.1
配偶者(パートナー)とのコミュニケーションを深
める
36.1
自分の身の回りのことができるよう生活面で自
立する
31.8
社会活動、地域活動などを配偶者(パート
ナー)とともに担う
33.8
35.8
32.3
社会の一員としての自覚と責任を持つ
33.3
34.6
32.3
24.5
経済的に自立する
20.1
18.7
21.0
人権・平等についての理解を深めるように努め
る
無回答
1.8
2.3
1.3
3.5
3.9
3.2
資料:平成 27 年度富山市男女共同参画に関する市民意識調査
42.4
29.3
32.6
27.9
23.3
31.0
育児・介護休業の必要な場合など配偶者(パー
トナー)と相談の上取得する
その他
70.0
全体
N=628
男
N=257
女
N=371
80.0
(5)国・県の動き
「富山市男女共同参画プラン後期実施計画 2012-2016」策定後の国・県の主な動きは次
のとおりです。
<国の動き>
ワーク・ライフ・バランスの推進
①「子ども・子育て支援新制度」の実施
平成 24 年、子ども・子育て関連 3 法が制定され、幼児期の学校教育や保育、地域の子
育て支援の量の拡充や質の向上を進め、子育て家庭を社会全体で支えていく「子ども・
子育て支援新制度」が平成 27 年から実施されました。また、平成 28 年には、従業員が
働きながら子育てしやすい環境を整えて、離職の防止、就労の継続、女性の活躍等を推
進する企業を支援する「仕事・子育て両立支援事業」が創設されました。
女性の活躍推進
②「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」の施行
平成 27 年、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)が制
定され、301 人以上の労働者を雇用する事業主に、女性の活躍推進に向けた数値目標を
盛り込んだ行動計画の策定・公表や、女性の職業選択に資する情報の公表が義務付けら
れました。
男女共同参画全般の推進
③「第4次男女共同参画基本計画」の策定
平成 27 年、
「男性中心型労働慣行等の変革と女性の活躍」などの 12 項目を重点分野と
する、第 4 次男女共同参画基本計画が策定されました。
<富山県の動き>
①「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する基本計画(第 3 次)」の策定
平成 26 年、改正DV防止法が施行され、生活の本拠を共にする交際相手からの暴力及
びその被害者についてもDV防止法の適用対象となったことや、本県でも顕在化してい
るDV被害の現状などを踏まえ、平成 28 年に、第 3 次「配偶者からの暴力の防止及び
被害者の保護等に関する基本計画」を策定されました。
②「富山県民男女共同参画計画(第 3 次)」の見直し
「富山県民男女共同参画計画(第 3 次)」は、平成 29 年度に見直しが行われる予定と
なっています。
2 主要課題
(1)意識と行動のギャップ
市民意識調査をみると、意識と行動の間でギャップが垣間見られます。「学校教育の場」
における平等感は 6 割を占めますが、
「政治の場」
「社会通念・慣習・しきたりなど」
「職場」
で 5 割以上が男性優遇と感じています。
「男性は仕事、女性は家庭」という考え方に「反対」が「賛成」を上回っているものの、
実際の生活時間では、男性は仕事中心、女性は家庭中心の傾向が見られます。
こうした意識と実生活のギャップをなくし、男女が支え合って社会生活を営む文化風土
を醸成する必要があります。
(2)限定される働き方の選択肢
各種統計調査の結果から、女性の中には、出産・育児を理由に一旦退職し、育児等を終
えた後に、再び就職を希望しても、家計補助的な非正規雇用の職がほとんどで、自らの働
き方の選択肢が限定されているという状況が多く見られます。
様々な分野で、男女を問わずすべての人が活躍できるような社会を実現するため、家庭・
学校・地域・職場などのあらゆる場面において、個性を尊重し多様な生き方を受け入れ、
認めあう社会を作り上げていく必要があります。
(3)女性に偏る負担
国勢調査によれば、本市の人口は平成 27 年の調査で減少に転じ、また、生産年齢人口の
減少も予想される中、女性の社会進出が期待されています。しかし育児や家事など、家庭
生活の負担の多くは女性に偏っており、家庭生活と仕事の両立を困難にしている要因と言
えます。
男女問わず、能力や意欲のある人が継続して仕事を続けることができ、経済的な不安を
減らすとともに、家庭や地域で支え合い、女性の育児・家事への負担感を減らす環境づく
りが求められています。
(4)増え続ける配偶者等からの暴力(DV)
性犯罪、ストーカー行為等は、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害であり、絶対に
認められるものではありません。中でも、DVは、その多くが外部からの発見が困難な家
庭内において行われ、被害を受けても外部に相談することに抵抗を感じる人が未だ多いこ
とから、潜在化しやすく、被害が深刻化しやすい傾向にあります。
男女がお互いの尊厳を重んじ対等な関係づくりを進める男女共同参画社会を実現するた
め、今後も男女間のあらゆる暴力を未然防止するための意識啓発、被害者の視点に立った
相談体制整備などに取り組む必要があります。
第2章
基本計画
第2章 基本計画
1
計画の基本理念
少子高齢化が進み、人口減少社会に突入した時代にあって、社会の多様性と活力を高め、
より豊かに発展していくため、女性も男性も全ての個人が、互いにその人権を尊重し、喜
びも責任も分かち合いつつ、性別に関わりなく、その個性と能力を十分に発揮できる男女
共同参画を推進していくことは、社会全体で取り組むべき最重要課題です。
「富山市男女共同参画推進条例」で掲げる基本理念のもとに、
「男女共同参画社会」の実
現を目指します。
富山市男女共同参画推進条例で掲げる7つの基本理念
男女の人権の尊重(条例第 3 条より)
男女を問わずすべての人は、個人としての尊厳を重んじられなくてはなりません。
個人としての能力を十分に発揮する機会を確保される必要があります。
社会制度や慣行についての配慮(条例第 4 条より)
男女のどちらかが優遇と感じられる制度や慣行を見直し、男女の自由な活動の選択
を妨げることのないような配慮が必要です。
政策等の立案・決定における共同参画機会の確保(条例第 5 条より)
男女はお互い認め合いながらよりよい社会を築いていくためのパートナーです。政
策立案・方針決定に男女ともに参画する機会が確保されることが重要です。
家庭生活と社会活動の両立(条例第 6 条より)
家庭生活の営みとその他の社会活動を両立できるように、よりよい社会づくりに取
り組む必要があります。
男女の性の尊重と生涯にわたる健康への配慮(条例第 7 条より)
男女を問わず、すべての人が生涯にわたって、心身の健康を確保し生活できる環境
に配慮する必要があります。
世界的視野の下での男女共同参画(条例第 8 条より)
男女共同参画推進の様々な取組は国際的な動きとともに進められてきたことから、
この動きについて理解と関心を深め、連携・協力しながら男女共同参画推進に関わる
ことが重要です。
市、市民及び事業者の協働(条例第 9 条より)
男女共同参画の推進のため、市、市民や事業者はそれぞれの役割を理解し、お互い
が協働して取り組むことによって、より大きな成果を目指すことが重要です。
2 基本目標
富山市男女共同参画推進条例の基本理念に鑑み、様々な課題に対応するため基本目標と
施策等を定め、各種施策を総合的かつ計画的に推進します。
●基本目標 1
男女共同参画の意識の醸成から行動を促す
●施策方針
・
「男は男らしく、女は女らしく」とする固定的観念から脱却し、個性を尊重し、多様な
生き方を受け入れ、認め合う社会をつくるため環境を整える。
・男女共同参画の意識の浸透と、実際の行動に結びつける取組を推進する。
●取り組む主要テーマ
(1)男女の人権尊重、平等意識の啓発
(2)男女共同参画を推進する教育・学習の充実
(3)心と体の健康づくり
目標とする指標
基準値
H27 年度
目標値
H33 年度
社会通念・慣習の分野で男性優遇と感じる人の割合
67.3%
60.0%
「男性は仕事、女性は家庭」という考え方について反対と
した人の割合
56.7%
70.0%
内容
●基本目標 2
【富山市女性活躍推進計画】
男女が共にいきいきと活躍する社会を創る
●施策方針
・多様な働き方ができ、経済的自由や自己実現につなげられる社会システム(文化風土を
含む)に変革する。
・誰もが能力を発揮できる職場づくりを推進する。
●取り組む主要テーマ
(1)あらゆる分野における女性参画の推進とリーダーの育成
(2)女性の自己実現、経済的自由の支援
(3)誰もが能力を発揮できる環境の整備
目標とする指標
内容
富山市附属機関における女性委員の登用率
実際の生活で家庭生活と仕事を同じように両立している
男性の割合
実際の生活で家庭生活と仕事を同じように両立している
女性の割合
基準値
H27 年度
26.7%
(H28 年度)
目標値
H33 年度
21.8%
30.0%
27.5%
30.0%
30.0%
●基本目標 3
支え合う家族・地域社会づくりの推進
●施策方針
・家族ぐるみ、地域ぐるみで子育てや介護等ができる環境をつくる。
・自治会等地域活動における女性の参画拡大を図る。
●取り組む主要テーマ
(1)家族ぐるみの支え合い
(2)地域における男女共同参画の推進
目標とする指標
内容
1 日あたりの家事従事時間が0∼1時間未満の男性の割合
(平日)
1 日あたりの家事従事時間が0∼1 時間未満の男性の割合
(休日)
男女共同参画推進地域リーダー主催の行事参加者数
●基本目標 4
基準値
H27 年度
目標値
H33 年度
48.6%
25.0%
28.0%
15.0%
1,921 人
3,000 人
【第2次富山市DV対策基本計画】
男女間のあらゆる暴力ゼロの環境づくりの推進
●施策方針
・男女間のあらゆる暴力根絶のための意識づくりを推進する。
・相談しやすい環境づくりを推進する。
・DV 被害者の支援と関係機関の連携を強化する。
●取り組む主要テーマ
(1)男女間のあらゆる暴力根絶のための意識づくり
(2)相談体制の強化
(3)安全確保と自立支援
(4)DV 対策推進体制の強化
目標とする指標
内容
DVを受けた経験がある人の割合
DV被害にあった際、どこ(だれ)にも相談しなかった人
の割合
DV被害にあった際、どこに相談したらよいのかわからな
かった人の割合
基準値
H27 年度
目標値
H33 年度
22.6%
10.0%
46.5%
25.0%
9.1%
5.0%