ホットライン 平成 28 年 12 月 振替納税領収書送付の廃止 確定申告で所得税等の納付を銀行口座から引き落としにしている納税者の皆 様に来年(平成 29 年 1 月)以降、金融機関からの領収書が自宅等に届かなくな ります。 国税を銀行口座から引き落としにする振替納税ですが、自動的に口座から引 き落とされるため、納税者の手元には領収書が残りません。そのため国税庁で は、納税者が税務署に申請した「預金口座振替依頼書兼納付書送付依頼書」を 基に指定する金融機関に対し、納税者に日本銀行代理店の領収印が押印された ハガキを領収書として送付してもらっています。 これが廃止され、e-TAXにより申告している納税者には e-TAXホームペ ージ等の「振替納税結果」メニューから確認することができ、書面による証明 が必要な場合は、税務署で口座振替がなされた旨の証明を行うことになります。 なお、平成 29 年の口座振替の日程は次の通りです。 ① 所得税等確定申告平成 28 年分 平成 29 年 4 月 20 日(木) ② 個人事業者消費税 平成 29 年 4 月 25 日(木) ③ 所得税・復興特別所得税予定納税第 1 期 平成 29 年 8 月 1 日(月) ④ 所得税・復興特別所得税予定納税第 2 期 平成 29 年 11 月 30 日(水) ⑤ 消費税予定納税 1 回の場合 平成 29 年 9 月 27 日(水) ではなぜ廃止になるのでしょうか。それは、口座振替に伴う経費が多大とな るためです。口座振替の登録及び口座振替に伴う書類等の送付や金融機関に対 する事務経費・領収書の郵送料など莫大な経費がかかります。この経費を削減 するためです。国も懸命に経費削減を実施しようとしています。 タックスペイヤーとしては歓迎すべきことではないでしょうか。事業を展開 していくうえでも身近な経費削減を意識して日々の無駄を少なくしていきたい ところです。 また、振替納税を利用している方でご質問がありましたら、アーセプト税理 士法人にご相談ください。 (文責 工藤〉
© Copyright 2024 ExpyDoc