経営概要書 法人名: 1 秋田県信用保証協会 (公益13) 法人の概要 代表者職氏名 所在地 電話番号 主な出資 (出捐)者 会長 小林 憲一 秋田市旭北錦町1−47 018-863-9011 出資(出捐)者名 秋田県 秋田銀行 北都銀行 その他25市町村、48団体 合計 所管部課名 産業労働部産業政策課 設立年月日 昭和26年4月24日 ホームページ http://www.cgc-akita.or.jp/ 出資(出捐)額(千円) 出資(出捐)比率(%) 6,868,982 63.3% 1,021,361 9.4% 995,454 9.2% 1,962,140 18.1% 10,847,937 100.0% 設立目的 中小企業者等のために信用保証の業務を行い、もってこれらの者に対する金融の円滑化を図ることを目的とする。 事業概要 中小企業者等が銀行その他の金融機関から資金の貸付又は手形の割引を受けること等により金融機関に対して負担 する債務の保証を主たる業務とする。 事業に関連する 信用保証協会法 法令、県計画 2 H27年度事業実績 保証業務については、金融機関との提携保証が伸長した反面、低金利のプロパー資金へのシフトが影響し、保証承諾は743億円(計画比 99.1%)、保証残高は2,319億円(計画比98.8%)とそれぞれ計画を下回った。 また、代位弁済は企業倒産が沈静化していることから29億円にとどまり、計画比58.2%と計画を大幅に下回った。 <事業目標> 項 目 区分 目標 実績 目標 実績 目標 実績 保証浸透率(%) 求償権回収額(百万円) 保証承諾額(百万円) H25年度 36.6 36.0 850 974 H26年度 40.2 39.4 900 916 H27年度 39.7 40.0 900 898 75,000 74,322 H28年度 40.3 − 830 − 78,000 − 3 組織 ①役員数(H28.7.1現在) 区 分 常勤 内、県退職者 内、県職員 非常勤 内、県退職者 内、県職員 計 内、県関係者 (単位:人) 理 事 監 事 役員報酬 H27 H28 H27 H28 4 4 1 1 支給対象者 1 1 (H27年度) 1 1 5 人 11 11 2 2 平均年齢 62.4 歳 1 1 平均報酬年額 15 15 3 3 (H27年度) 3 3 7,511 千円 ②職員数(H28.4.1現在) (単位:人) H27 H28 57 53 区 分 正職員 内、県退職者 出向職員 内、県職員 臨時・嘱託 内、県退職者 計 内、県関係者 正職員 平均年齢 1 1 12 70 1 1 39.8 歳 1 平均勤続年数 17 17.1 年 2 平均年収 71 (H27年度) 3 6,600 千円 ③理事会回数 平成26年度 5 4 平成27年度 4 財務 ①正味財産増減計算書 区 分 経常収入 自主事業収入 運用益収入 その他 経常支出 業務費 人件費 経常利益(損失) 経常外収入 経常外支出 経常外収支差額 制度改革促進基金取崩額 当期収支差額 平成26年度 2,970,341 2,335,250 336,795 298,296 2,037,508 826,438 563,856 932,833 5,149,833 5,337,820 △ 187,987 120,595 865,441 ②貸借対照表 (単位:千円) 平成27年度 2,804,805 2,232,189 340,151 232,465 2,045,622 844,874 551,769 759,183 3,960,896 4,185,025 △ 224,129 83,478 618,532 区 分 流動資産 固定資産 資産計 流動負債 短期借入金 固定負債 長期借入金 負債計 基本金 剰余金 正味財産計 負債・正味財産計 退職給与引当状況 <主な経営指標> 項 目 経常収支比率 流動比率 自己資本比率 有利子負債比率 算 式 経常収入÷経常支出×100 流動資産÷流動負債×100 正味財産計÷負債・正味財産計×100 有利子負債÷正味財産計×100 平成26年度 24,929,581 249,472,102 274,401,683 (単位:千円) 平成27年度 25,202,930 238,438,474 263,641,404 253,744,874 1,432,000 253,744,874 10,847,937 9,808,872 20,656,809 274,401,683 242,415,022 1,432,000 242,415,022 10,847,937 10,378,445 21,226,382 263,641,404 要支給額 539,283 平成26年度 145.8% (単位:千円) 引当額 引当率(%) 539,283 100.0% 平成27年度 H26-27増減※ 137.1% △ 8.7 7.5% 8.1% 0.5 ※端数処理の関係で増減が一致しないことがある。 5 県の財政的関与の状況 区 分 損失補償 年間 支出 委託費 指定管理料 年度末 残高 貸付金 損失補償 その他の財政支出(基金等) (単位:千円) 平成26年度 64,362 4,365,717 1,880,000 平成27年度 支出目的・対象事業概要等 24,985 秋田県中小企業融資制度に係る損失補償 4,341,741 1,880,000 金融安定化特別基金 54 経営評価表 法人名: 秋田県信用保証協会 (公益13) Ⅰ 自己評価 1 公共的役割 2 組織体制 3 事業実施 4 財務状況 役員は、理事15名(内 目標値に対する実績は、 県内中小企業・小規模 27年度は当期収支差額 常勤4名)、監事(内 求償権回収額が99.8%、 事業者に対し、地方公 619百万円を計上し、収 常勤1名)の計18名体 保証承諾額が計画比 共団体の制度融資を行 支は安定している。 制となっており、理事 99.1%で未達となった うことにより、経営の これにより自己資本比率 及び監事は、学識経験 が、保証浸透率が100.8% 安定化、財務体質の強 は8.1%で、前期より0.5 B A A A 者のうちから秋田県知 で達成している。 化ならびに成長、合理 ポイント増加している。 事が任命する。職員数 化等を図り、地域中小 は、71名(内正職員53 企業の発展に寄与す 名)体制。 る。 Ⅱ 所管課評価 1 公共的役割 2 組織体制 3 法人運営や事業実施に 信用保証協会法に基づ おいて、十分な組織体 いて設立した公的機関 制である。 であり、資金調達の円 また、役員において 滑化、経営支援を通じ A て域内の中小企業の健 A も、年4回の理事会で B 具体的な提案をするな 全な発展に寄与してい ど、責任と役割を遂行 る。 している。 事業実施 4 財務状況 目標値を下回った項目が 上記のとおりで良好と認 あるものの、その差はわ められる。 ずかであり、概ね達成し ている。 A Ⅲ 外部専門家のコメント ・経常収支差額は759,183千円を確保し、経常収支の積立金にあたる収支差額変動準備金への繰入に309,000 千円を充てることができており収支状況は良好である。 ・収支差額変動準備金の保証債務残高に対する割合は1.69%で、剰余金全体でも10,094,340千円と十分な水 準であり、財務基盤は安定している。 Ⅳ 委員会評価 1 公共的役割 2 組織体制 3 事業実施 三セクの行動計画では、 常勤の役職員体制が整っ 県が実施すべき事業を主 ている等、適切であると たる事業とする法人に位 認められる。 置付けられている。信用 保証協会法により設立さ A れた特別法人である。 A B 4 財務状況 事業目標は概ね達成してい る。引き続き、信用保証利 用のメリットを訴え、保証 浸透率の向上を図っていく ことが期待される。 財務基盤は安定しており、 適切であると認められる。 A Ⅴ 前年度委員会評価 1 公共的役割 A 2 組織体制 A 3 事業実施 B 4 財務状況 評価結果を受けて実施した経営健全化に向けた取組(概要) 適正保証の推進や創業支援の充実、各種経営サービスの提供により、保証利用企業者数の拡大を図っていく。 また、代位弁済の抑制や債務管理の徹底による求償権回収の最大化に努め、財政基盤の強化に努める。 55 A
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