と相談した上で彼ならではの感性と NO. 06 金子 哲 日本における輸入代理店「T2DF」 金子 哲氏はジオバンナホイールの の代表としても シボレー国立 (STG) 活動。様々な視点に立ってリアルな の代表を務め、またキャデラック・ Text : り、そこに独自の解釈を加えて日本 へ導入してきた。ハマー H2 やカマ アメリカのカスタムシーンを切り取 ンは彼のアイディアで生まれたも ロにあったジオバンナ・エディショ Method プロコンプのリフトアップキットによって、フロント 3 インチ、リヤ 1 インチと絶妙なバランスでリフトア ップした。その上でランチョ S9000 ショックを組み 合わせ、減衰力を調節して乗り心地を確保している。 そして機能性を突き詰めるべし。 Interior 末は海へ山へとアウトドアに 務めて 年あまり、最先端の流行を オバンナホイールのインポーターを 5を持ち前のセンスで仕上げた。ジ STGの金子 哲氏は、タンドラSR いたいんだ」とのオーダーを受けた っ張る。リアルにタフギアとして使 繰り出すし、重いボートも引 週 しかも、走行性能を見据えて敢え て インチに止めている。タイヤは の仕様にはぴったりである。 強さに満ちた見た目も含めて、今回 っちゃらという強靱性が際立つ。力 ボディを難なく受け止め、悪路もへ とりわけココ・ソリッドなら重量級 品質と機能重視の実直なブランドだ。 オバンナだが、その実像はあくまで アリーホイールとして認知されるジ FORCEを。アメリカンラグジュ O SOLID(ココ・ソリッド)の 足もとはジオバンナブランドにお ける四駆専用シリーズであるKOK り心地の良さを同居させた。 衰力を調節することで、走破性と乗 9000ショックを組み合わせて減 なリフトアップ。そこにランチョS 3インチ、リヤ1インチという絶妙 プロコンプのキットによるフロント うなカスタムが施行された。例えば 手伝い、信頼性と機能性を高めるよ 物志向というユーザーA氏の嗜好も イトはあくまで機能優先だ。常に本 がちになるが、金子氏のコーディネ タンドラはその押し出しの強さが 手伝って、ついゴテゴテと飾り立て 上げてきた男である。 どんどん取り入れ、時に自らで創り 14 一見したところマッド系に見えつつ も、BFグッドリッチのオールテレ イン。通年を通して使えつつ、しか も街中ではすこぶる快適だ。なお、 タイヤに合わせてブッシュワーカー のオーバーフェンダーを取り付け、 立派に公認車両としている。 機能性の向上という意味では、ミ ラーやグリルにさりげなくカメラを 仕込んだり、ボートを引っ張る際に 邪魔しないようにとマフラーをサイ ド出しにしたり、灯火類をすべてL ED化したりと、実にきめ細かい。 その上で全体の調和を大事にして、 シンプルに見せているセンスはさす が。例えばフェンダーとミラーの質 感を統一。色合いという意味ではホ イールも同様だ。そのうえでアクセ ントとして、バンパーやグリル、そ してグリルガードにだけメッキクロ ーム系を使っている。レザーに置き 換えられたシートと、ピアノブラッ クのインパネが拡がるインテリアを 見ても同様の世界観が拡がる。 かくして、まるでメーカーが造り 上げる特別仕様車のようなオトナっ ぽい佇まいと、なによりタフギアと して全面的な信頼が置ける性能を手 に入れた。取材した日はほぼ新車だ ったが、これから使い込んで適度に 使用感の出てきた姿もまたカッコイ イだろうなと思わせる。まるでワー Wheel 中三川大地 Daichi Nakamigawa Photo : 小林邦寿 Kunihisa Kobayashi シートをブラックレザーに貼り替え、イ ンパネはピアノブラックとするなど、さ りげないドレスアップを施した。またサ イドカメラやリヤモニターを装着。四方 八方をルームミラーモニターで確認でき るのは大柄なクルマにとってありがたい。 20 クブーツのような存在である。 投入したホイールはジオバンナにおける 4 駆用として括られる KOKO SOLID ブランドの FORCE。前後 20 インチで、305/ 55R20 の BF GOODRICH All-Terrain T/A を組み合わせる。 を追 T2DF代表 122 問い合わせ/ T2DF/ ジオバンナホイールスジャパン ☎ 042-580-0268 www.giovannawheels.co.jp STG/ キャデラック・シボレー国立 ☎ 042-575-2526 www.stg-inc.jp 123 KoKo SOLID FORCE 考え方を注ぎ込んで造り上げた。 求し オトナ系 た タフギア 機能 の。このタンドラは、オーナー A 氏 KOKO SOLID FORCE 9.5J×20 ¥100,600 車両は US トヨタのピックアップ「タンド 。大柄かつ重量級ボディをパワフ ラ SR5」 ルな 4.6ℓ V8(最高出力 310㎰)で引っ張 るだけに、そのぶん足まわりやホイールな ど機能系カスタムの腕が問われる。 Exhaust Muffler マフラーはギブソン製の右後ろ 2 本出 しタイプ。トレーラーやボートを引っ 張る際にヒッチを干渉させないための 措置だ。マフラーのサウンド自体も非 常にスポーティで心をくすぐる。 Suspension ゴテゴテ飾り立てるのではなく さりげなく、シンプルに。
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