報道 - 墨田区

墨 田 区(報道)
平成28 年12月14 日
∼中学生が区議会を体験!区長に区政について質問∼
平成 28 年度「中学生区議会」を開会!
本日、墨田区議会本会議場 (吾妻橋一丁目 23 番 20 号)で、
「中学生区議会」を開会した。この「中学
生区議会」は、未来の墨田区を担う子どもたちに、区議会の模擬体験を通して、郷土に対する愛着、関
心を深めてもらうとともに、区として中学生の提案・意見などを区政運営の参考とすることを目的に、
平成6年から開催されているもの。今年で 23 回目を迎えた。
「中学生区議会」には、昨年度まで各校2
名ずつだった中学生議員が、今年度から4名ずつ計 40 名参加。生徒が「子育て・高齢者」
、
「産業・観
光」
、
「まちづくり・防災」の 3 つのテーマについて、中学生ならではの豊かな感性で捉えた疑問や課題
を質問し、山本 亨・墨田区長がこれに答えた。
午後2時、
「中学生議員」たちは緊張した面持ちで議場の自席に着席。区側からは、山本亨・墨田区
長をはじめ、副区長、教育長のほか、部長級職員が出席。区議会からも、坂下 修・区議会議長やじん
の 博義・副議長のほか議会運営委員会の委員9人が列席した。準備が整うと、
「中学生区議会」の議長
を務める藤野 陽平(ふじの ようへい・吾嬬立花中学校 2 年)議員が「平成 28 年度、中学生区議会を開
会します。
」と開会を宣言し、
「中学生議員」3 名による代表質問が行われた。
代表質問する「中学生議員」は、先ほどまでの緊張した面持ちから一変し、代表者として堂々と質問
を行った。初めに「子育て・高齢者」について、長塚 真由(ながつか まゆ・錦糸中学校 2 年)議員が、
次に「産業・観光」について、野津 亜純(のつ あずみ・桜堤中学校 2 年)議員が、最後に「まちづく
り・防災」について菅野 愛理(すがの えり・墨田中学校 2 年)議員が質問。その中で長塚議員は、
「私
たち中学生も、いずれ子育てについては自分たちの課題となります。他人事ではなく、自分たちにとっ
ても問題なのだという発想が必要だと思います。
」と中学生の視点から考えられた質問を述べた。
これに対し、山本区長は「他人事ではなく、将来を見据えたうえでの課題認識や解決に向けた提案は
貴重であり、今後も区政に関心を寄せていただきたい」と答えた。山本区長はそれぞれの質問に対して
答弁を行い、
「中学生議員」たちはメモを取り、真剣な表情で耳を傾けていた。
本会議の後には、3つのテーマごとに分かれた委員会を開会。区の部長級職員に対して、中学生議員
全員がそれぞれの疑問や提案などを発言。
「高齢者の孤独死について」や「企業と小中学生の関わりに
ついて」
、
「学校跡地の活用方法について」など、自分たちの住んでいる街をより良くしたい思いで多く
の質問を続けた。
<中学生区議会経緯>
墨田区は、毎年「墨田区議会第4回定例会」が終了したこの時期に、中学生に区政や区議会の仕組みに
ついて学び、体験してもらおうと「中学生区議会」を開催している。今年の7月に各中学校の代表として
40 名の「中学生議員」を選出。
「中学生議員」たちは、本日の「中学生区議会」に先立って、7月と 10 月
に事前研修を行った。7月に実施した第一回事前研修では、墨田区役所(5階防災センター他)で、本日
の区議会のテーマである「子育て・高齢者」
、
「産業・観光」
、
「まちづくり・防災」に関連するDVDの視
聴や講習を受講。10 月の研修では、本会議場の見学や議会制度についての講義などを受け、本日の「中学
生区議会」本番に向けた準備を進めてきた。
《問合せ》広報広聴担当広聴・区政情報担当
℡5608−6930