平成28年12月22日 関東東北産業保安監督部東北支部 細倉金属鉱業株式会社に対する厳重注意について 関東東北産業保安監督部東北支部(以下「当支部」と記載。)は、平成28年6月8日 に発生した細倉金属鉱業株式会社(法人番号 2370201003168)33kV玉山送電線にお ける公衆の感電死亡事故について、電気事業法違反が認められたことから、本日、同社 に対し、電気事業法令を遵守し、事故の再発防止に万全を期すよう厳重注意を行いまし た。 1.平成28年6月8日、細倉金属鉱業株式会社33kV 玉山送電線の近傍において、伐 採作業中の作業員が誤って伐採木を送電線に倒し、その倒木処理の際に感電死亡事故が 発生しました。 2.当支部は、同社から提出された電気関係事故報告及び、平成28年9月12日~13 日に実施した立入検査の結果から、同事故発生時において、同社細倉変電所の33kV 玉山送電線引き出し口に、特別高圧の電路に地絡が生じたときに自動的に遮断する装置 が施設されていなかったことを確認しました。 3.同社33kV 玉山送電線は、事故発生時、電気設備の技術基準の解釈第36条第4項 の要件を満たしておらず、電気設備に関する技術基準を定める省令第15条の「電路に は、地絡が生じた場合に、電線若しくは電気機械器具の損傷、感電又は火災のおそれが ないよう、地絡遮断器の施設その他の適切な措置を講じなければならない。 」との規定 に適合していませんでした。よって、事業用電気工作物を技術基準に適合するように維 持しなければならないと定めている電気事業法第39条第1項に違反するものです。 4.当支部は、平成28年12月22日、同社に対し、今後、電気事業法令を遵守し、事 故の再発防止に万全を期すよう厳重注意しました。 (本件に関する問合せ先) 関東東北産業保安監督部東北支部 電力安全課長 川嶋 担当:髙橋、志田 電話:022-221-4947(直通)
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