その5 - 富山県総合教育センター

と や ま 技 塾 9月3日(土)号
技:その5
みんなで納得!みんなちがってみんないい!
講師:富山市立堀川南小学校
みんな ちがって
みんな い い
教諭
楞川
幸子
先生
自己肯定感を育む支援の在り方
ぼくで、わたしで、
いいよね。
支援1
子どものニーズをとらえよう
支援2
子 ど も 同 士 が 「 支 え 合 う 」「 学 び 合 う 」 環 境 づ く り を し よ う
個を育てる
気になるA児を学級集団
の中で育てる
集団を育てる
個への支援を学級集団全
体に生かす
認められ
たい
支援1
A児のニーズは何なのだろう?
個と集団をつなぐ
教師はつなぎ役!
教師はかかわり方のモデル
トラブルで
授業中断
ニヤニヤ!
支援2
どんな環境を改善すればよいだろう?
子ども同士が支え合う環境づくりのポイント
○共通のルールを守っている子どもを支える。
○よいかかわりをした子どもを認め、A児とつなぐ。
○教師の対応の仕方を分ける。
してほしい→ほめる
してほしくない→意図的な優しい無視or冷静な受け答え
してはいけない→その場でストップ
まなびの輪
ここが大事!
意図的無視をしたときは…
休み時間にたっぷりと話を聴く。
なぜ、先生がAさんをさらっと流
すのか、周囲に説明する。
今回の技塾では、上記のワークシートを基に、「LD傾向のB児と学級集団」「離席するC児と
学級集団」について、演習を通して学び合いました。資料等を希望したい方は、学校を通じて
富山市教育センター研修係までお問い合わせください。
TEL076-431-4404
受講者の声 ―自ら学び続ける仲間たち―
私はこれまで、子どもがなぜそういう行動
に至っているのかをとらえないままに、方法
ばかりを考えて、何とか押さえ込もうとして
いたことに気づきました。子どもが「自分の
ことを分かってくれている」と思える言葉か
けを考えていきます。
困っている子どもに支援するために、その
子どもだけでなく、周りの子を育てることや、
個と集団をつなぐことが大切であると学びま
した。まさに、学級経営だと感じました。
今まで支援を考えるとき、その子どもの
弱いところを支えることばかり考えていま
したが、強みを生かす支援もあるのだとい
うことが、新しい発見でした。学級みんな
にとっても便利な支援も取り入れて、支援
が必要な子どもの成長を、学級みんなで喜
ぶ雰囲気にしていきたいです。
私の学級にも特別な支援を要する子どもが
います。その子をイメージしながら受講させ
ていただきました。その子どものニーズをつ
かみ、その子どもとのつながりを考えて、自
分にできる支援を行っていこうと思いまし
た。大変有意義な研修でした。
講義では、具体的な支援を紹介していただ
けて、本当によかったです。学級全体と気に
なる子どもをつなぐためには、学級の中のが
んばっている子どもを認め、ほめていくこと
がとても大切であると分かったので、月曜日
から、どんどんほめたり、肯定的な言葉をか
けていったりしたいと思いました。本当にあ
りがとうございました。
一番心に残った言葉は、「環境にはメッセー
ジがある」「特別支援は特別扱いではない」で
す。自分は、「この子にはこんな支援をすると
楽になるかな?」と考えることが多かったので、
自分の考えた支援が、本当にその子どものため
になっているか、周りから見て特別扱いになっ
ていないかを考えたいと思いました。