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輝き
く
人
生きる人 々
日光
月は、栗山地域の土呂部集
落で活動している﹁日光茅
じたことが活動のきっかけです。
会について教えてください
茅ボッチ作りの作業風景
今
ボッチの会﹂
を紹介します。
お話は、
日光茅ボッチの会は、茅ボッチ
代表の飯村孝文さんに伺いました。 のある里山風景と茅場に咲く貴重
な草花を守ることを目的に、平成
茅ボッチって何ですか?
年 月、 名の会員で発足しま
した。現在は 名で活動しており、
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埼玉県から来ている人もいます。
乾 燥させるために円 錐 状に立てか
け た もの を 茅ボッチ といいま す。
かつて、土呂部の茅場は ヘク
タールもありました。現在は6ヘ
乾 燥した茅ボッチは、冬 場の牛
ます。この活動は、地元の人たち
クタールに減り、そのうちの5ヘ
の飼 料や敷 草に利用されてきまし
クタールを保全、管理しています。 の協力なしではできないことです。
た。茅ボッチを立てる草原のことを
今後の目標について教え
茅場といい、秋には茅ボッチが立ち
茅ボッチは 月ごろから作りは てください
並ぶ美しい風景が見られます。また、 じめます。乾燥させた茅は、上栗 山の牧場で飼育されている牛の飼 今後は管理する範囲を広げ、植
茅 場は長 期にわたり人の手で管理
物観察会やさまざまなイベント開
料に利用してもらいます。
されてきたため、生物 多 様 性に富
催を通し、多くの方々に土呂部や
んだ草 原 環 境 が維 持
土呂部地区への思いにつ
栗山地域の魅力を紹介したいです。
され、貴 重な 草 花の いて教えてください
土呂部は今、若い人たちが減っ 最後に、茅ボッチの魅力
宝庫になっています。
について教えてください
て急速に高齢化が進んでいます。 活動のきっか
活動を通して、土呂部の人が元気 昔は、今市地域や三依地区など
けは?
でも茅ボッチが見られたそうです。
になってくれればうれしいです。
今から 年くらい
当時を知る方にとっては、きっと
土呂部は絶滅危惧種を含む草原
前に、土呂部地区に
懐かしく感じる風景だと思います。
性の植物が豊富で、県内で唯一の
江戸時代から維持さ
ミズバショウ自生地もあります。 また、若い方にとっても、土呂
れてきた茅場がある
部に残る山村の原風景は新鮮に映
潜在的な魅力が多い場所なので、
ことを知りました。
ると思います。ぜひ土呂部地区に
多くの人に知って欲しいです。
会の立ち上げ当時に
遊びに来て欲しいです。
は、すでに使われな
活動していて印象的だっ
﹁茅﹂とはススキなどのイ
まず、
ネ 科の植 物の総 称です。この茅 を
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くなっており、誰か たことを教えてください
インタビューを終えて⋮
が残していかなけれ 土地を使うことに地元の人たち 取材中、土呂部地区の自然の魅
力を熱く語る飯村さん。この土地
が理解を示し、さまざまなサポー
に掛けた、強い情熱を感じました。
トをしてくれることに感謝してい
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ば消えていってしま
うという危機感を感
2016 年 12 月号
21
vol.8
に
茅ボッチのある里山風景を残し
草原の草花を守る
キラリ輝
日光茅ボッチの会 代表:飯村孝文さん