仕様書案A - 秋田県薬剤師会

別添仕様書 A
別紙仕様書A
「患者のための薬局ビジョン」実現に向けた「かかりつけ薬剤師・薬局」の機能充実・強化を図
るための以下の事業として、以下の仕様を満たすこと。
ア イベント① 地域の多様な機関と連携し、薬局以外の場所で健康相談(アウトリーチ型健康サポー
ト)等を行う体験型のモデル事業
具体的には、次の(ア)、(イ)、(ウ)及び(エ)を満たす必要があること。
(ア)地域包括ケアにおける薬局を中心とした連携体制のチームアクセスを具現化した啓発イベン
トであること。
図1.薬剤師が担うチーム医療
セルフ
と地域医療
メディケーション
チーム医療の推進
健康支援業務
健康サポート薬局制度
在宅医療拠点事業
ファースト・アクセス
健康増進法 第2条 (国民の役割)
医薬品医療機器等法 第1条の六
(国民の役割)
医療法 第6条の2第3項
薬局の機能へのアクセスは4つ
に大別される。
チームアクセスとは、チーム
かかりつけ
在宅医療
アクセス 薬局・薬剤師機能
在宅復帰・QOL確保 チーム・
+
医療安全
コスト適正化
ラスト・アクセス
地域薬剤師会等に
よる地域医療・包括
ケア体制の整備
多職種連携
医薬品医療機器等法第9条の3
薬剤師法第25条の2
ソーシャル・アクセス
薬学的知見に基づく指導
調剤業務
医療が必要とされる現場にお
個別最適化
いて薬局・薬剤師に課せられ
医療安全
適正使用
コスト適正化
ムを構成する他職種と役割分
担を行い、それぞれの専門性
医療介護総合確保促進法
医療計画(地域医療構想)
地域活動
行政・保険者との連携
24時間・災害等体制
た役割とその機能を示す。チー
介護保険事業(支援)計画
医療費適正化計画
学校・薬濫防止
の発揮を行う。チームアクセ
スとソーシャルアクセスは密
接に関連して地域における医
療・介護・福祉を支える。
図1.薬剤師が担うチーム医療と地域医療
(イ)イベント時に複数ブースを立ち寄る動機付けになるツールや、イベント後には地域で相談・
ケアを受ける際に利用できるガイドマップ等を作成すること。
図2.アウトリーチ型イベント概要
訪問看護
医療機関
訪問介護
来場者(地域住民)が連携をイメージできるように、ブース
間での取り組みをリンクさせるツールを作成して配布する。
(ツールロゴには秋田県薬剤師会の「やっくん」を使用)
薬剤師
行政
. セルフメディケーション
民生医院
・薬学的管理
1.各職種の役割・機能を簡潔に説明することができるツール
の作成。
地域資源利用のた
めの相談と案内
2.単ブースの訪問ではなく、複数ブースを訪問することでコ
保健師
その他地域に
おける資源
地域包括支援
センター
ンプリートできる仕組みのツール及び方法。
3.上記ツールはイベント終了後も家庭において利用可能であ
ること。地域包括ケアにおけるイエローページ、及び連携促
地域資源それぞれが他の資源を案内し情
報の共有とフィードバックを行う
進グッズとして利用できることが望ましい。
図2.アウトリーチ型イベント概要
(ウ)開催場所は、休日のショッピングセンター等の集客力のある場所で実施すること。
・今回の目的は薬剤師のアウトリーチ活動を社会に示すものであり、広く周知の効果が得られる
ことが望ましい。
(エ)イベントに合わせて、来場者向けの健康講座や地域包括ケアシステムの概要や将来像、利用
イメージに関するパネル展示等を企画・実施すること。
・後記にあるイベント②と合わせて会場で開催しても構わない。また集客のためのゲスト等の要
請も可能とする。
・制度概要等に関する展示物の監修は薬剤師会が行う。資料ソースは厚生労働省資料を基本とす
る。
イ イベント② イベント①に先駆けて、地域包括ケアシステムにおける他職種の職能や地域住民
との相互理解を深め、イベント①の広報活動となるシンポジウム等を実施すること。
・各職種からの代表者による取り組みのPR、質疑応答など。来場者参加型で行うことが望まし
い。
・広報活動となるよう、イベント開催前の実施が望ましい。
・止むを得ず、イベント当日に行う場合もイベントの開催前の実施とし、他職種・地域住民との相
互理解が深まるよう配慮すること。
ウ イベント①及び②の周知・集客、薬剤師職能プロモーションのPRのために、新聞・ポスター
等での広報を実施すること。
・請負予算内に広告宣伝費を含む。予算範囲内において実施すること。
地域
イベントをきっかけとして地域での取り組みに繋げる
様々な職種が一同に会した場を提供し、来場者
に自分の地域をイメージしながら相談等を行う
事により、実際にケアを受ける場合にスムース
に移行することができる。
イベントで使用したツールを、継続的に、その
まま普段の生活で使用する。
イベント
会場で体験した通りに、実際に薬局に相談してみよう!
各職種が確認できるツールの作成
・一目で確認できること(obviously)
ポイント: ・誰が記載したのか(authority)
・どのような対応内容か(support)
tools
サイズを統一し、色・形を変えたアイコンで表す
運用について負担にならない形態が重要
スタンプカードをヒントに、ロジックを明確にする
(単純化する事は将来ICT化する必要時の対応が容易となる)
(企画草案スライド資料より)