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浅川ダム住民訴訟に
公正な判決をお願いします
東京高等裁判所第8民事部
御中
多くの県民の見直しを求める声を無視し、裁判係争中でありいったん中止してほ
しいとの求めにも関わらず、長野県は浅川ダムの建設を推進してきました。現在、
本体工事は終了したとして「試験湛水」を行っています。
浅川ダムは、本来水をためてはいけない地滑り地に建設をすすめているものであ
ること、活断層がダム堤体を横切っており周辺に多くの断層が確認されていること、
「穴あきダム」という構造から穴が閉塞する危険性があること、洪水被害が起こっ
ている下流域ではむしろ氾濫の危険性を増すおそれがあることなど「危険なダム」
です。また、計画想定洪水の水量である「基本高水」の設定が過大であること、氾
濫の危険性のあった天井川部分の改修がほぼ完了し危険性が少なくなり、ダムを建
設する経済的な妥当性がすでになくなっていることなど「無駄なダム」です。加え
て、冬季オリンピック開催のための代替道路建設や、新幹線基地建設など他の目的
のためにダム建設を推進してきた違法なダムでもあります。
こうした「危険で無駄」なダム建設に公金を使うことは不当であると考え提訴し
ました。長野地方裁判所の判決は様々な問題提起にまともな検討をせず、県の主張
を一方的に是認したもので決して容認できるものではありません。貴裁判所におい
ては事実に基づいた慎重な検討を行い公正な判決を行うよう要請するものです。
〔要請事項〕
「危険で無駄」な浅川ダム建設のために、公金支出を行わないよう求める住民訴
訟に公正な判決をお願いします。
氏
名
取扱者・団体
住
所
日本と信州の明日をひらく県民懇談会(県革新懇)