発表資料1(PDF形式:264KB)

平成28年12月22日
市政記者
様
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」
外海の出津集落の墓地調査結果について
担当所属
担当者
直 通
内 線
世界遺産推進室
森川、中野
829-1260
2164
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界遺産への推薦にあたっては、外海の
出津集落が潜伏キリシタンの集落であったことを裏付けるために、
「潜伏・禁教期」の墓地を
発掘調査するようイコモスから助言を受けていました。
そこで、「禁教・潜伏期」の文久2年(1862年)の絵図にも描かれている西出津町の
「野中墓地」の発掘調査を行ったところ、実際に「人骨」が出土し、当地の潜伏キリシタン
の埋葬方法として地元の人々に伝えられてきた「頭を南に向け、膝を曲げて寝かせていた」
という状態で埋葬されていました。
この埋葬方法が今回あらためて実証されたことは、外海の出津集落が潜伏キリシタンの
集落であったことを物語る大きな調査結果と考えています。
そこで、この調査結果については、年明けにユネスコに提出する推薦書に反映させること
にしています。
脚
頭
野中墓地
人骨の出土状況
【注意事項】
・現地での取材は、ご遠慮いただきますようお願いいたします。