設備点検保守請負契約書(案)

2017年度
B第001号
設備点検保守請負契約書(案)
1 業務名
宮古郵便局ほか5箇所事業用電気工作物保安管理委託
2 施設の所在地 仕様書のとおり
3 履行期間 2017年 4月 1日 から
2018年 3月31日 まで
4 契約金額
金
円
(うち消費税及び地方消費税の額 金
円)
上記の業務について、発注者と受注者とは、各々の対等な立場における合意に基
づいて、次の条項により契約を締結し、信義に従って誠実にこれを履行するものと
する。
この契約の証しとして、本書2通を作成し、当事者記名押印の上、各自1通を保
有する。
2017年
月
日
発注者 契約責任者
住所 東京都千代田区霞が関一丁目3番2号
名称 日本郵便株式会社
(宮城県仙台市青葉区一番町一丁目1番34号 東北支社長 粂井 利久)
上記会社代理人
住所 東京都港区芝大門二丁目2番11号 泉芝大門ビル3階
名称 日本郵便オフィスサポート株式会社
役職・氏名 東北支社長 渡部 進 印
受注者
住所
名称
役職・氏名
印
(総則)
第1条 発注者及び受注者は、この契約書(頭書を含む。以下同じ。)に基づき、
仕様書に従い、日本国の法令を遵守し、この契約書(頭書を含む。以下同じ。)
と自家用電気工作物の保安管理業務に関する特約条項、特約条項細目書及び別
表(点検、測定及び試験の基準等)(以下「特約条項等」という。)に基づき、
仕様書と事業用電気工作物保安規程及び日本郵便株式会社事業用電気工作物保
安規程実施細則(以下「日本郵便㈱保安規程等」という。)に従い、日本国の法
令を遵守し、この契約(この契約書、特約条項等、仕様書及び日本郵便㈱保安規
程等を内容とする業務契約をいう。以下同じ。)を履行しなければならない。
2 受注者は、契約書記載の業務(以下「業務」という。)を契約書記載の履行期
間(以下「履行期間」という。)内に履行するものとし、発注者は、その契約金
額を支払うものとする。
3 この契約の履行に関して発注者と受注者との間で用いる言語は、日本語とす
る。
4 この契約に定める金銭の支払に用いる通貨は、日本円とする。
5 この契約の履行に関して発注者と受注者との間で用いる時刻は、日本標準時
とする。
6 この契約書、特約条項等及び仕様書における期間の定めについては、民法(明
治29年法律第89号)及び商法(明治32年法律第48号)の定めるところに
よるものとする。
7 この契約の履行に関して発注者と受注者との間で用いる計量単位は、仕様書
に特別の定めがある場合を除き、計量法(平成4年法律第51号)に定めるもの
とする。
8 この契約は、日本国の法令に準拠するものとする。
9 この契約に係わる訴訟の提起又は調停(第29条の規定に基づき、発注者と受
注者との間で協議の上選定される調停人が行うものを除く。)の申立てについて
は、日本国の裁判所をもって合意による専属的管轄裁判所とする。
10 この契約に係る契約金額その他発注者又は受注者の債権債務の確定額に1円
未満の端数がある場合は、その端数を切り捨てるものとする。
(指示等及び協議の書面主義)
第2条 この契約書に定める指示、請求、通知、報告、申出、承諾、質問、回答及
び解除(以下「指示等」という。)は書面により行うものとする。
2 前項の規定にかかわらず、緊急やむを得ない事情がある場合には、発注者及び
受注者は、前項に規定する指示等を口頭で行うことができる。この場合におい
て、発注者及び受注者は、既に行った指示等を書面に記載し、10日以内にこれ
を相手方に交付するものとする。
3 発注者及び受注者は、この契約書の他の条項の規定に基づき協議を行う場合
は、当該協議の内容を書面に記録するものとする。
(契約代金内訳書及び業務計画書等)
第3条 受注者は、この契約の締結後14日以内に、契約代金内訳書(以下「内訳
書」という。)を作成し発注者に提出するものとする。ただし、契約代金内訳書
は、発注者及び受注者を拘束するものではない。
2 発注者は、必要があると認めるときは、前項の内訳書を受理した日から7日以
内に、受注者に対してその修正を請求することができる。
3
受注者は、仕様書に従い、業務の実施に先立って業務計画書等を作成し、発注
者に提出し、その承諾を受けなければならない。
4 この契約書の他の条項の規定により履行期間又は仕様書が変更された場合に
おいて、発注者は、必要があると認めるときは、受注者に対して内訳書又は業務
計画書等の再提出を請求することができる。この場合において、第1項中の「こ
の契約の締結後」を「当該請求があった日から」に読み替えて、前3項の規定を
準用する。
(権利義務の譲渡等)
第4条 受注者は、この契約により生ずる権利若しくは義務を第三者に譲渡し、又
は承継させてはならない。ただし、発注者の承諾を得た場合は、この限りでない。
(委任又は下請負)
第5条 受注者は、業務の全部又は一部を第三者に委任し、又は請け負わせる場合
には、発注者の事前の承諾を得るものとする。
(下請負人の通知)
第5条の2 発注者は、前条の承諾をするときのほか、必要があるときは、受注者
に対して、下請負人(下請負が数次にわたるときは、その全てを含む。以下同
じ。)の商号又は名称その他必要な事項の通知を請求することができる。
(特許権等の使用)
第6条 受注者は、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基
づき保護される第三者の権利(以下「特許権等」という。)の対象となっている
業務仕様又は工法を使用するときは、その使用に関する一切の責任を負うもの
とする。ただし、発注者がその業務仕様又は工法を指定した場合において、仕様
書に特許権等の対象である旨の明示がなく、かつ、受注者がその存在を知らなか
ったときは、発注者は、受注者がその使用に関して要した費用を負担するものと
する。
(使用人に関する受注者の責任)
第7条 受注者(個人事業者の団体(協同組合等)の場合は、「受注者の電気管理
技術者」とする。以下本条において同じ。)は、業務の実施につき用いた使用人
による業務上の行為については、一切の責任を負う。
2 受注者は、法令で資格の定めのある業務に従事させる受注者の使用人につい
ては、その氏名及び資格について発注者に事前に通知し、その承諾を受けるもの
とする。使用人を変更したときも同様とする。
受注者は、これら以外の使用人については、発注者の請求がある場合には、そ
の氏名を発注者に通知するものとする。
(監督社員)
第8条 発注者は、監督社員を置いた場合には、その氏名を受注者に通知するもの
とする。監督社員を変更したときも同様とする。
2 監督社員は、この契約書の他の条項に定めるもの及びこの契約書に基づく発
注者の権限とされる事項のうち発注者が必要と認めて監督社員に委任したもの
のほか、次に掲げる権限を有する。
(1) 契約の履行についての受注者又は受注者の保安業務担当者に対する指示、
承諾又は協議
(2) この契約書及び仕様書の記載内容に関する受注者の確認又は質問に対する
回答
(3) 業務進捗状況の確認及び履行状況の監督
【注】
上記、第2項(1)においては、受注者が個人及び個人事業者の団体(協同組合
等)の場合は次のとおりとする。
「(1) 契約の履行についての受注者に対する指示、承諾又は協議」
3 発注者は、2名以上の監督社員を置き、前項の権限を分担させたときにあって
は、それぞれの監督社員の有する権限の内容を、監督社員にこの契約書の権限の
一部を委任したときにあっては、当該委任した権限の内容を受注者に通知する
ものとする。
4 発注者が監督社員を置いた場合は、この契約書に定める請求、通知、報告、申
出、承諾及び解除については、仕様書に定めるものを除き監督社員を経由して行
うものとする。この場合は、監督社員に提出した日をもって発注者に提出したも
のとする。
5 発注者が監督社員を置かない場合は、この契約書に定める監督社員の権限は、
発注者に帰属する。
(連絡責任者等)
第8条の2 発注者は、契約履行対象施設の管理責任者(以下「連絡責任者」とい
う。)の氏名を受注者に通知するものとする。連絡責任者を変更したときも同様
とする。
2 連絡責任者は、この契約書の他の条項に定めるもののほか、次に掲げる権限を
有する。
(1) 契約の履行についての受注者又は受注者の保安業務担当者に対する指示
(2) 業務進捗状況の確認及び履行状況の調査
【注】
上記、第2項(1)においては、受注者が個人及び個人事業者の団体(協同組
合等)の場合は次のとおりとする。
「(1) 契約の履行についての受注者に対する指示」
(保安業務担当者)
第9条 受注者は、業務を実施するにあたって保安業務担当者を定め、その氏名を
発注者に通知するものとする。また、保安業務担当者を変更したときも同様とす
る。
2 保安業務担当者は、この契約の履行に関し、その運営、管理を行うほか、契約
金額の変更、履行期間の変更、契約代金の請求及び受領、第9条第1項の請求の
受理、同条第2項の決定及び通知、同条第3項の請求、同条第4項の通知の受理
並びに契約の解除に係る権限を除き、この契約に基づく受注者の一切の権限を
行使することができる。
3 受注者は、前項の規定にかかわらず、自己の有する権限のうち保安業務担当者
に委任せず自ら行使しようとするものがある場合には、あらかじめ当該権限の
内容を発注者に通知するものとする。
【注】
上記、第9条においては、受注者が個人又は個人事業者の団体(協同組合等)
の場合は次のとおりとする。
第9条 削除
(業務関係者に関する措置請求)
第10条 発注者は、受注者が業務に着手した後に、受注者の保安業務担当者又は
その他受注者が業務を履行するために使用している下請負人、労働者等で業務
の履行につき著しく不適当と認められるものがある場合は、受注者に対して、そ
の理由を明示した書面により、必要な措置をとるよう請求することができる。
2 受注者は、前項の規定による請求があった場合には、当該請求に係る事項につ
いて決定し、その結果を請求を受けた日から10日以内に発注者に通知するも
のとする。
3 受注者は、監督社員がその職務の執行にあたり著しく不適当と認められる場
合には、発注者に対して、その理由を明示した書面により、必要な措置をとるよ
う請求することができる。
4 発注者は、前項の規定による請求があった場合には、当該請求に係る事項につ
いて決定し、その結果を請求を受けた日から10日以内に受注者に通知するも
のとする。
【注】
上記、第9条においては、受注者が個人又は個人事業者の団体(協同組合等)
の場合は次のとおりとする。
(業務関係者に関する措置請求)
第9条 発注者は、受注者が業務に着手した後に受注者の使用人が業務の履行
について著しく不適当であると認められるときは、受注者に対して、その理由
を明示した書面により、必要な措置をとるべきことを求めることができる。
(業務の報告等)
第11条 受注者は、仕様書に従い、発注者に対して業務完了報告書及び履行確認
書を提出するものとする。
2 発注者、監督社員又は連絡責任者は、前項の規定によるほか、必要と認める場
合には、受注者に対して業務の履行状況及びその結果について報告を求めるこ
とができる。
(控室等)
第12条 発注者は、業務の実施にあたり必要があると認める場合には、受注者
(個人事業者の団体(協同組合等)の場合は、「受注者の電気管理技術者」とす
る。以下本条において同じ。)に対して控室、仮眠室、資機材置場等(以下「控
室等」という。)を提供するよう努めるものとする。
2 受注者は、発注者から控室等の提供を受けた場合には、善良な管理者の注意を
もってこれらを使用するものとする。また、受注者は、これらを発注者に返還す
る場合には、これらを原状に回復するものとする。
(関連作業等を行う場合)
第13条 発注者は、受注者(個人事業者の団体(協同組合等)の場合は、「受注
者の電気管理技術者」とする。以下本条において同じ。)の業務履行に支障を及
ぼすおそれがある作業等を行う場合には、あらかじめ受注者に通知し、発注者と
受注者とが協力して施設の保全にあたるものとする。
(業務内容の変更)
第14条 発注者は、必要がある場合には、業務の変更内容を受注者に通知して、
業務内容を変更することができる。この場合において、発注者は、必要があると
認められるときは、履行期間又は契約金額を変更し、若しくは受注者に損害を与
えた場合は、必要な費用を負担するものとする。
(履行期間の変更方法)
第15条 履行期間の変更については、発注者と受注者との間で協議して定める。
ただし、協議開始の日から14日以内に協議が整わない場合には、発注者が定
め、受注者に通知する。
2 前項の協議開始の日は、発注者が受注者の意見を聴いて定め、受注者に通知す
るものとする。ただし、発注者が履行期間の変更事由が生じた日から7日以内に
協議開始の日を通知しない場合には、受注者は、協議開始の日を定め、発注者に
通知することができる。
(契約金額の変更方法等)
第16条 契約金額の変更については、発注者と受注者との間で協議して定める。
ただし、協議開始の日から14日以内に協議が整わない場合には、発注者が定
め、受注者に通知する。
2 前項の協議開始の日は、発注者が受注者の意見を聴いて定め、受注者に通知す
るものとする。ただし、発注者が契約金額の変更事由が生じた日から7日以内に
協議開始の日を通知しない場合には、受注者は、協議開始の日を定め、発注者に
通知することができる。
3 この契約の規定により、受注者が増加費用を必要とした場合又は損害を受け
た場合に発注者が負担する必要な費用の額については、発注者と受注者とが協
議して定める。
(臨機の措置)
第17条 受注者(個人事業者の団体(協同組合等)の場合は、「受注者の電気管
理技術者」とする。以下本条において同じ。)は、業務の履行にあたって事故が
発生した場合、又は事故が発生するおそれのある場合には、発注者の指示を受
け、又は発注者と受注者との間で協議して臨機の措置をとるものとする。ただ
し、緊急やむを得ない事情がある場合には、受注者の判断によって臨機の措置を
とるものとする。
2 前項の場合においては、受注者は、そのとった措置の内容を監督社員に直ちに
通知するものとする。
3 発注者、監督社員又は連絡責任者等は、事故防止その他業務上特に必要があ
ると認める場合には、受注者に対して臨機の措置をとることを請求することが
できる。
4 受注者が第1項又は前項の規定により臨機の措置をとった場合において、当
該措置に要した費用のうち、契約金額の範囲内に含めることが相当でないと認
められる部分については、発注者がこれを負担する。
(損失負担)
第18条 受注者は、業務の実施について発注者に損害が発生した場合には、直ち
に発注者に報告し、受注者の責に帰すべき損害については賠償をしなければな
らない。
2 受注者は、業務の実施について第三者に損害を与えた場合には、直ちに発注者
に報告し、受注者の負担において賠償するものとする。ただし、その損害の発生
が発注者の責に帰すべき事由による場合には、その限度において発注者の負担
とする。
(検査)
第19条 受注者は、四半期ごとの業務が終了した都度、その旨を発注者に通知す
るものとする。
2 発注者又は発注者が検査を行う者として定めた社員(以下「検査社員」とい
う。)は、前項により業務終了の通知を受けた場合には、その日から起算して1
0日以内に検査を完了し、当該検査の結果を受注者に通知するものとする。
3 前項の規定による検査の結果、不合格のものについては、発注者は、受注者に
対して相当の期間を定めて完全な履行を請求し、又は履行に代え若しくは履行
とともに損害の賠償を請求することができる。
(契約代金の支払)
第20条 受注者は、前条の検査に合格した場合には、当該検査合格部分に相当す
る代金の支払を発注者に請求することができる。
2 発注者は、前項の適正な請求書を受理した場合には、請求を受けた日から30
日以内に支払うものとする。
(第三者による代理受領)
第21条 受注者は、発注者の承諾を得て、契約代金の全部又は一部の受領につい
て、第三者を代理人とすることができる。
2 発注者は、前項の規定により受注者が第三者を代理人とした場合において、受
注者の提出する支払請求書に当該第三者が受注者の代理人である旨が明記され
ている場合には、当該第三者に対して前条の規定に基づく支払をしなければな
らない。
3 発注者が受注者の提出する支払請求書に受注者の代理人として明記された者
に契約代金の全部又は一部を支払った場合は、発注者はその責を免れる。
(業務の履行責任)
第22条 第19条の規定による検査に合格した後、検査において通常発見し得
ない不完全履行が発見された場合には、発注者は、受注者に対して相当の期間を
定めて完全な履行を請求し、又は履行に代え若しくは履行とともに損害の賠償
を請求することができる。
2 前項の規定による請求は、当該不完全履行について検査合格を通知した日か
ら1年以内に行うものとする。ただし、当該不完全履行が受注者の故意又は重大
な過失により生じた場合には、請求を行うことのできる期間は10年間とする。
(履行遅滞)
第22条の2 受注者は、受注者の責に帰すべき理由により当初の履行期限まで
に履行を完了しなかった場合、履行期限の翌日から起算して、実際の履行の完了
日(発注者が契約を解除したときは、解除の日)までの日数に応じて、当該履行
遅滞部分に係る契約金額に年6%の率を乗じて得た遅滞金及び履行が完了しな
かったことにより発注者に生じた直接又は間接の損害を発注者に支払うものと
する。
(発注者の解除権)
第23条 発注者は、次の各号の一に該当する場合には、この契約の全部又は一部
を解除することができる。
(1) 正当な理由がなく、契約上の業務を履行せず、又は履行する見込みがない
と明らかに認められる場合
(2) 第18条第 1 項に規定する受注者の責に帰すべき損害により発注者の行う
事業に著しい支障を生じさせたと認められる場合
(3) 第25条に規定する事由によらないで契約の解除を申し出た場合
(4) この契約の履行に関し、受注者若しくはその役員等(役員、実質的に経営権
を有する者、代理人、使用人その他の従業者をいう。以下同じ。)又は受注者
の下請負人若しくはその役員等に不正又は不誠実な行為があった場合
(5) 受注者が差押え、仮差押え、仮処分若しくは租税滞納処分を受け、又は競売
若しくは強制執行の申立てを受けた場合
(6) 受注者に特別清算開始、破産手続開始、民事再生手続開始又は会社更生手
続開始の申立てがなされるなど、経営状態が著しく不健全と認められる場合
(7) 受注者が、制限行為能力者となり又は居所不明になった場合
(8) 監督官庁から許可、認可、免許若しくは登録が取り消され、又はこれらの更
新が拒絶された場合
(9) 受注者が贈賄等の不法行為により公訴を提起された場合
(10)前各号のほか、受注者がこの契約のいずれかの条項に違反した場合
2 受注者は、前項の規定により契約を解除された場合は、契約金額の10分の1
に相当する金額を違約金として、発注者の指定する期限までに発注者に支払う
ものとする。ただし、発注者の損害が違約金の額を超える場合は、受注者はその
超える部分について、違約金とは別に支払うものとする。
(発注者都合による解除)
第24条 発注者は、業務が完了するまでの間は、前条、第24条の2及び第24条
の3の規定による場合のほか、発注者の都合により必要がある場合は、この契約
の全部又は一部を解除することができる。
2 発注者は、前項の規定により契約を解除した場合において、これにより受注者
に損害を及ぼしたときは、その損害を賠償しなければならない。
(反社会的勢力の排除等)
第24条の2 受注者は、自己若しくは自己の役員等又は自己の下請負人若しく
はその役員等が次の各号のいずれにも該当しないことを表明し、かつ将来にわ
たっても該当しないことを確約する。
(1) 暴力団、暴力団員、暴力団員でなくなったときから5年を経過しない者、暴
力団準構成員、暴力団関係企業、総会屋等、社会運動等標ぼうゴロ、特殊知能
暴力集団等、その他これらに準ずる者(以下この項において「暴力団等」とい
う。)であること。
(2) 暴力団等が経営を支配していると認められる関係を有すること。
(3) 暴力団等が経営に実質的に関与していると認められる関係を有すること。
(4) 自己、自社若しくは第三者の不正の利益を図る目的又は第三者に損害を加
える目的をもってするなど、不当に暴力団等を利用していると認められる関
係を有すること。
(5) 暴力団等に対して資金等を提供し、又は便宜を供与するなどの関与をして
いると認められる関係を有すること。
(6) 暴力団等と社会的に非難されるべき関係を有すること。
2 前項第1号の規定において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定め
るところによる。
(1) 暴力団 その団体の構成員(その団体の構成団体の構成員を含む。)が集団
的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある団体
をいう。
(2) 暴力団員 暴力団の構成員をいう。
(3) 暴力団準構成員 暴力団又は暴力団員の一定の統制の下にあって、暴力団
の威力を背景に暴力的不法行為等を行うおそれがある者又は暴力団若しくは
暴力団員に対し資金、武器等の供給を行うなど暴力団の維持若しくは運営に
協力する者のうち暴力団員以外のものをいう。
(4) 暴力団関係企業 暴力団員が実質的にその経営に関与している企業、暴力
団準構成員若しくは元暴力団員が実質的に経営する企業であって暴力団に資
金提供を行うなど暴力団の維持若しくは運営に積極的に協力し、若しくは関
与するもの又は業務の遂行等において積極的に暴力団を利用し暴力団の維持
若しくは運営に協力している企業をいう。
(5) 総会屋等 総会屋、会社ゴロ等企業等を対象に不正な利益を求めて暴力的
不法行為等を行うおそれがあり、市民生活の安全に脅威を与える者をいう。
(6) 社会運動等標ぼうゴロ 社会運動若しくは政治活動を仮装し、又は標ぼう
して、不正な利益を求めて暴力的不法行為等を行うおそれがあり、市民生活の
安全に脅威を与える者をいう。
(7) 特殊知能暴力集団等 第1号から前号までに掲げる者以外のものであって、
暴力団との関係を背景に、その威力を用い、又は暴力団と資金的なつながりを
有し、構造的な不正の中核となっている集団又は個人をいう。
3 受注者は、自己若しくは自己の役員等又は自己の下請負人若しくはその役員
等が、自ら又は第三者を利用して、次の各号の一にでも該当する行為を行わない
ことを確約する。
(1) 暴力的な要求行為
(2) 法的な責任を超えた不当な要求行為
(3) 取引に関して、脅迫的な言動をし、又は暴力を用いる行為
(4) 風説を流布し、偽計を用い又は威力を用いて発注者の信用を毀損し、又は
発注者の業務を妨害する行為
(5) その他前各号に準ずる行為
4 発注者は、受注者若しくは受注者の役員等又は受注者の下請負人若しくはそ
の役員等が、第1項各号のいずれかに該当し、若しくは前項各号のいずれかに該
当する行為をし、又は第1項の規定に基づく表明及び確約に関して虚偽の申告
をしたことが判明した場合は、受注者に対して何らの催告を要しないで、損害等
の賠償等をすることなく、この契約の全部又は一部を解除することができる。
5 前項の規定により契約が解除された場合は、受注者は、契約金額の10分の1
に相当する額を違約金として発注者の指定する期間内に支払うものとする。た
だし、発注者の損害額が違約金の額を超える場合は、受注者はその超える部分に
ついて、違約金とは別に支払うものとする。
(入札談合等の不正行為に対する発注者の解除権等)
第24条の3 発注者は、受注者がこの契約に関して、次の各号の一に該当する場
合には、契約の全部又は一部を解除することができるものとし、このために受注
者に損害が生じても、その責めを負わないものとする。
(1) 公正取引委員会が、受注者に違反行為があったとして私的独占の禁止及び公
正取引の確保に関する法律(昭和22年法律第54号。以下「独占禁止法」と
いう。)第7条第1項若しくは第2項(第8条の2第2項又は第20条第2項
において準用する場合を含む。)、第8条の2第1項若しくは第3項、第17
条の2又は第20条第1項の規定による命令(以下「排除措置命令」という。)
を行い、当該排除措置命令が確定した場合
(2) 公正取引委員会が、受注者に違反行為があったとして独占禁止法第7条の2
第1項(同条第2項又は第8条の3において読み替えて準用する場合を含む。)
の規定による課徴金の納付命令を行い、当該納付命令が確定した場合
(3) 公正取引委員会が、受注者に独占的状態があったとして、独占禁止法第65
条又は第67条の規定による審決を行い、当該審決が確定した場合(独占禁止
法第77条第1項の規定により、当該審決の取消しの訴えが提起されたときを
除く。)
(4) 受注者が、前号の審決に対し、独占禁止法第77条第1項の規定により当該
審決の取消しの訴えを提起し、その訴えについて請求棄却又は訴え却下の判決
が確定した場合
(5) 受注者(受注者が法人の場合にあっては、その役員又はその使用人)の刑法
(明治40年法律第45号)第96条の6又は独占禁止法第89条第1項若し
くは第95条第1項第1号に規定する刑が確定した場合
(6) 受注者(受注者が法人の場合にあっては、その役員又はその使用人)の日本
郵便株式会社法(平成17年法律第100号)第20条第1項に規定する刑が
確定した場合
2 受注者が前項各号の一に該当する場合は、発注者が契約を解除するか否かにか
かわらず、違約金として契約金額の10分の1に相当する額を、発注者の指定す
る期間内に発注者に支払うものとする。ただし、同項第1号から第4号までの規
定のうち、排除措置命令、課徴金の納付命令又は審決の対象となる行為が、独占
禁止法第2条第9項に基づく不公正な取引方法(昭和57年公正取引委員会告示
第15号)第6項に規定する不当廉売である場合、その他発注者が特に認める場
合はこの限りでない。
3 前項の規定は、発注者に生じた直接及び通常の損害額が同項に規定する違約金
の額を超過する場合は、発注者が、受注者に、その超過分につき、賠償を請求す
ることを妨げない。
4 本条の規定は、この契約の終了後においても有効に存続する。
(受注者の解除権)
第25条 受注者は、次の各号の一に該当する場合には、契約の全部又は一部を解
除することができる。
(1) 第14条の規定により業務の内容を変更したため、契約金額が3分の2以
上減少した場合
(2) 発注者が契約に違反し、それにより業務を完了することが不可能となった
場合
2 発注者は、前項の規定により契約が解除された場合において、これにより受注
者に損害を与えたときは、その損害を賠償するものとする。
(解除に伴う措置)
第26条 発注者は、契約が解除された場合には、業務の既済部分について検査を
行い、当該検査合格部分に相当する代金を受注者に支払うものとする。
2 受注者は、契約が解除された場合において、支給材料があるときは、前項の検
査合格部分に使用されているものを除き、発注者に返還するものとする。この場
合において、当該支給材料が受注者の故意又は過失により滅失若しくは毀損し
たとき、又は検査に合格しなかった部分に使用されているときは、代品を納め、
若しくは原状に復帰したものを返還し、又は返還に代えてその損害を賠償する
ものとする。
3
受注者は、契約が解除された場合において、貸与品があるときは、当該貸与品
を発注者に返還するものとする。この場合において、当該貸与品が受注者の故意
又は過失により滅失若しくは毀損したときは、代品を納め、若しくは原状に復帰
したものを返還し、又は返還に代えてその損害を賠償するものとする。
4 受注者は、契約が解除された場合において、控室等に受注者が所有する業務機
械器具、仮設物その他の物件(下請負人の所有又は管理するこれらの物件を含
む。以下本条において同じ。)がある場合には、受注者は、当該物件を撤去する
とともに、控室等を修復し、取り片付けて、発注者に明け渡すものとする。
5 前項の場合において、受注者が正当な理由なく、相当の期間内に当該物件を撤
去せず、又は控室等の修復若しくは取り片付けを行わないときは、発注者は、受
注者に代わって当該物件を処分し、控室等を修復又は取り片付けを行うことが
できる。この場合においては、受注者は、発注者の処分又は修復若しくは取り片
付けについて異議を申し出ることができず、また、発注者の処分又は修復若しく
は取り片付けに要した費用を負担するものとする。
(個人情報保護及び秘密の保全)
第27条 受注者は、この契約に関して知り得た発注者及び発注者の顧客等の情
報(個人情報を含む。以下「秘密情報」という。)を善良なる管理者の注意をも
って厳重に管理し、秘密として保持し、情報の漏えい、不正アクセス、滅失又は
毀損を防止するために必要かつ適切な措置をとらなければならない。ただし、次
の各号の情報は、個人情報を除き、この条の対象とならないものとする。
(1) 相手方から開示された時点で、公知である情報
(2) 相手方から開示された後、自己の責めによらず公知となった情報
(3) 第三者から、秘密保持義務を負うことなく合法的に入手した情報
(4) 相手方から開示された情報によることなく独自に開発した情報
2 受注者は、秘密情報をこの契約の履行以外の目的には利用してはならない。
3 受注者は、秘密情報を盗用・改ざんしてはならない。
4 受注者は、秘密情報をこの契約上の権利及び義務の行使に必要な範囲を超え
て複写し、又は複製してはならない。
5 受注者は、受注者の役員等であっても、この契約の履行のために必要のない者
に秘密情報を開示してはならない。
6 受注者は、秘密情報を第三者に開示・漏えいしてはならない。ただし、法令、
裁判所の決定若しくは命令又は行政官庁の要請により必要とされる場合、弁護
士、会計士、税理士その他の外部専門家に対しこの契約上の権利及び義務の行使
に必要な範囲で開示する場合、並びに発注者の事前の書面による承諾を得た場
合においては、秘密情報を開示することができる。
7 受注者は、下請負をした場合には、下請負人に前各項の規定を遵守させなけれ
ばならない。
8 受注者は、自己若しくは自己の役員等又は自己の下請負人若しくはその役員
等が前各項の規定に違反して発注者に損害を与えた場合には、その損害を賠償
しなければならない。
9 受注者は、業務の履行に伴い不要となった秘密情報については、発注者の指示
に従って速やかに当該秘密情報が記録されている媒体の一切を発注者に返還す
るか、又は、発注者の指示する方法でこれらを廃棄又は消去しその旨の証明書を
発注者に交付するものとする。
10 本条の規定は、この契約の終了後においても有効に存続する。
(遅延利息の徴収)
第28条 受注者がこの契約に基づく遅滞金、違約金、損害賠償金その他この契約
に基づき発注者が徴収する金額を指定の期間内に支払わない場合は、発注者は、
その期間の翌日から支払の日までの日数に応じ、その支払わない額に年6%の
率を乗じて得た遅延利息を徴収する。
2 発注者の責に帰すべき事由により、第20条第2項の規定による契約代金の
支払が遅れた場合には、受注者は、遅延日数に応じ、その支払わない額に年6%
の率を乗じて得た額の遅延利息の支払を発注者に請求することができる。
3 前2項の規定により計算した遅延利息の額が100円未満である場合は、遅
延利息を支払うことを要しない。
(相殺等)
第29条 受注者がこの契約に基づく遅滞金、違約金、損害賠償金その他この契約
に基づき発注者が徴収する金額を発注者の指定する期間内に支払わない場合は、
発注者は、その支払わない額に前条第1項の利息を付した額と、発注者の支払う
べき契約金額を相殺し、なお不足があるときは追徴する。
(公益通報窓口の周知)
第30条 受注者は、公益通報者保護法(平成16年法律第122号)に係る公益
通報窓口について、発注者指定の周知文を受領したことを確認の上、この契約の
履行に従事する労働者(受注者の下請負人に属する者を除く。)への当該周知文
の内容の周知に努めるものとする。
(補則)
第31条 この契約書に定めのない事項については、必要に応じて発注者と受注
者との間で協議して定める。
自家用電気工作物の保安管理業務に関する特約条項
発注者と受注者(個人事業者の団体(協同組合等)の場合は、「受注者の電気管理技術者」
とする。とは、発注者の保安規程に基づき、発注者が設置する自家用電気工作物の工事、維持
及び運用に関する保安の監督に係る業務(以下「保安管理業務」という。)の委託について、
次のとおり契約を締結する。本委託契約の履行細目は別紙「自家用電気工作物の保安管理業務
に関する特約条項細目書(以下「特約条項細目書」という。)」に基づくものとする。
なお、履行細目において特約条項細目書と日本郵便株式会社事業用電気工作物保安規程実施
細則(以下「実施細則」という。)の点検項目及び周期等の基準が相違する場合は、特約条項
細目書を優先する。
第1条(契約対象電気工作物の概要)
契約対象電気工作物の概要は次のとおり。
(1) 事業場の名称
仕様書第1章 1「対象施設」による。
(2) 事業場の所在地
仕様書第1章 1「対象施設」による。
(3) 需要設備
ア.設備容量
仕様書表3「対象施設設備一覧表(事業用電気工作物保安管理)」
による。
イ.受電電圧
仕様書表3「対象施設設備一覧表(事業用電気工作物保安管理)」
による。
(4) 非常用予備発電装置
ア.発電機定格容量
仕様書表3「対象施設設備一覧表(事業用電気工作物保安管理)」
による。
イ.発電機定格電圧
仕様書表3「対象施設設備一覧表(事業用電気工作物保安管理)」
による。
ウ.原動機の種類
仕様書表3「対象施設設備一覧表(事業用電気工作物保安管理)」
による。
(5) 常用発電所
ア.発電機定格容量
仕様書表3「対象施設設備一覧表(事業用電気工作物保安管理)」
による。
イ.発電機定格電圧
仕様書表3「対象施設設備一覧表(事業用電気工作物保安管理)」
による。
ウ.原動機の種類
仕様書表3「対象施設設備一覧表(事業用電気工作物保安管理)」
による。
第2条(委託業務の内容)
1 受注者が実施する保安管理業務は、次の各号により、保安規程に基づき電気工作物の保安
管理業務を実施する者(以下「保安業務担当者」といいます。)が自ら実施するものとする。
(1) 前条に掲げる電気工作物の維持及び運用について、定期的な点検、測定及び試験(その
細目及び具体的基準は、別紙「特約条項細目書」のとおり)を行い、その結果を報告する
とともに経済産業省令で定める電気設備に関する技術基準を定める省令
(以下
「技術基準」
といいます。)の規定に適合しない事項又は適合しないおそれがあるときは、とるべき措
置について発注者に指示又は助言すること。
(2) 電気事故その他電気工作物に異常が発生又は発生する恐れがある場合において、発注者
もしくは対象施設を管理する電力会社等より通知を受けたときは、
受注者は、
現状の確認、
送電停止、電気工作物の切り離し等に関する指示を行い、受注者は、事故原因を探し、発
注者に、応急措置を指示し、再発防止として、とるべき措置を指示又は助言するとともに、
必要に応じて臨時点検を行うこと。
(3) 電気事業法第106条の規定に基づく電気関係報告規則に定める電気事故報告を行う必
要がある場合は、受注者は、発注者に対し、事故報告を行うよう指示するとともに、事故
報告の作成及び手続きの助言を行うこと。
(4) 電気事業法第107条第3項に規定する立入検査の立会いを行うこと。
(5) 前条に掲げる電気工作物の工事、維持及び運用に関し、対象施設を所管する産業保安監
督部長への提出書類及び図面について、その作成及び手続きの助言を行うこと。
(6) 前条に掲げる電気工作物の設置又は変更の工事について、設計の審査及び竣工検査を行
い、必要に応じそのとるべき措置について発注者に報告すること。
(7) 前条に掲げる電気工作物の設置又は変更の工事について、発注者の通知を受けて、別紙
「特約条項細目書」に定めるところにより、工事期間中の点検を行い、その結果を報告す
るとともに、技術基準の規定に適合しない又は適合しない恐れがあるときは、そのとるべ
き措置について発注者に指示又は助言すること。
2 前項の規定にかかわらず、受注者に委託する保安管理業務のうち、次の各号のいずれかに
該当する電気工作物については、受注者の監督の下で点検が行われ、かつ、その記録が受注
者により確認されるものに限り、発注者は点検、測定及び試験の全部又は一部を電気工事業
者、電気機器製造業者等に依頼して行うことができる。
(1) 設備の特殊性のため、専門の知識及び技術を有する者でなければ点検を行うことが困難
な電気工作物
(2) 設置場所の特殊性のため、受注者が点検を行うことが困難な電気工作物
(3) 事業場外で使用されている可搬型機器である電気工作物
(4) 発電設備のうち電気設備以外である電気工作物
3 使用機器及びそれに付随する配線器具等については、第1項によるほか、発注者が確認を
行うものとする。
4 低圧電路の絶縁状況の的確な監視が可能な装置(以下「絶縁監視装置」といいます。)を
有する事業場については、別紙「特約条項細目書」に定めるところにより、処置を行うもの
とする。
第3条(点検の頻度と監視装置)
1 第2条第1項に定める受注者が定期的に行う点検内容は別紙「特約条項細目書」によるも
のとし、点検の頻度は次のとおりとする。
(1) 月次点検
毎月1回(設置・改造等の工事期間中は毎週1回以上)
(2) 年次点検
毎年1回
(3) 臨時点検
必要の都度
(4) 竣工検査
必要の都度
2 発注者の自家用電気工作物の保安管理業務を行うにあたり、受注者が設置する装置は次の
とおりとします。
監視装置(絶縁監視装置)
3 監視装置(絶縁監視装置)は、常に正常に稼働するように受注者の責任の下にメンテナン
スを行います。
【注】
1、上記、第1項において、絶縁監視装置の設置を行う場合は次のとおりとする。
「(1) 月次点検 隔月1回」
2、絶縁監視装置を設置しない場合は、第2項及び第3項を削除する。
第4条(連絡責任者等)
1 発注者は、電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安のための巡視を行う者を定める
とともに、この契約の履行に関して受注者と連絡する連絡責任者を定めて、その氏名、連絡
方法等を受注者に通知するものとする。
2 発注者は、前項の連絡責任者に事故がある場合は、その業務を代行させるため代務者を定
め、ただちにその氏名、連絡方法等を受注者に通知するものとする。
3 発注者は、前各項に変更が生じた場合は、ただちに受注者に通知するものとする。
4 発注者は、連絡責任者又はその代務者を、受注者の行う保安管理業務に立会わせるものと
する。
第5条(発注者及び受注者の協力及び義務)
1 発注者は、受注者が保安管理業務の実施にあたり、受注者が指示、報告及び助言した事項
又は受注者と協議決定した事項については、速やかに必要な措置をとるものとする。
2 受注者は、保安管理業務を誠実に行うものとする。
第6条(保安業務担当者の資格等)
1 受注者は、第1条に掲げる電気工作物の保安管理業務を実施する保安業務担当者には、電
気事業法施行規則に適合する者をあてるものとする。
2 保安業務担当者は、保安管理業務に従事する資格を有する証を常に携行し、発注者の求め
に応じ提示することとします。ただし、緊急の場合は、この限りではない。
3 保安業務担当者は、必要に応じ他の保安業務担当者(以下「保安業務従事者」といいます。)
に、保安管理業務の一部を実施させることができるものとする。
4 保安業務担当者並びに保安業務従事者は、必要に応じ補助者を同行し、保安管理業務の実
施を補助させることができるものとする。
5 保安業務担当者を明確にするため、受注者は、前各項で定める保安業務担当者並びに保安
業務従事者の氏名及び生年月日並びに主任技術者免状の種類及び番号を、受注者の事業所へ
の連絡方法とともに、書面をもって発注者に通知し、発注者は面接等により本人の確認を行
うこととする。
なお、保安業務担当者等の変更を行う必要が生じた場合にあっても同様とする。
第7条(記録の保存)
発注者は、受注者が実施し報告した保安管理業務の結果の記録(保安管理業務を実施した保
安業務担当者の氏名を含む。)等を確認するとともに、発注者受注者双方において3年間保存
するものとする。
第8条(通知義務)
発注者は電気事故、その他災害が発生した場合又は発生するおそれがある場合は、直ちに受
注者に連絡するものとする。
第9条(契約の解除)
第1条に掲げる自家用電気工作物が、次の各号のいずれかに該当する場合は、契約書第23
条に基づき、契約を解除することができる。
(1) 廃止された場合
(2) 外部委託先承認申請の承認を取り消された場合
(3) 一般用電気工作物となった場合
(4) 受電電圧が7,000ボルトをこえた場合
(5) 発電所の出力が1,000キロワット以上となった場合
<別紙>
自家用電気工作物の保安管理業務に関する特約条項細目書
1.受注者(個人の集合体の場合は、「受注者の電気管理技術者」とする。は、発注者の保安
規程に基づき、発注者が設置する自家用電気工作物の保安管理業務について、次の各号に掲
げるとおり実施するものとし、その結果を発注者に報告するものとする。報告を受けた発注
者は、その記録(保安業務担当者の氏名を含む。(受注者が個人の場合は「受注者の氏名を
含む。」とする。))を確認及び保存するものとする。
また、技術基準に適合しない次項がある場合は、必要な指導又は助言を行う。
(1) 電気工作物の維持及び運用が適正に行われるよう、定期的に行う電気工作物の点検、測
定及び試験。(以下「定期点検」という。)
(2) 電気事故発生時等の応急措置(現状確認、送電停止、電気工作物の切り離し等)の指示
及び事故原因探求への協力並びに再発防止のための対策への指示又は助言を行うととも
に、状況に応じての臨時点検を行う。
(3) 対象施設を所管する産業保安監督部長への提出書類及び図面について、その作成及び手
続きの助言。
(4) 法令に基づく立入検査への立会い。
(5) 電気工作物の設置又は変更の工事について、設計の審査、工事期間中の点検及び試験。
(6) その他、この契約を履行するために必要な事項。
2.前項第1号に定める定期点検の種類及び頻度は、別表「点検、測定及び試験の基準等(以
下「別表「点検基準」」という。)」のとおりとし、技術基準への適合状況の確認を行う。
3.第1項第5号に定める工事期間中の点検は、別表「点検基準」に定める外観点検を行い、
電気工作物の施工状況及び技術基準への適合状況の確認を行う。
4.保安業務担当者(受注者が個人の場合は「受注者」とする。)が、保安規程に基づき、保
安管理業務を自ら実施します。ただし、次の(1)から(4)までに掲げる電気工作物であって、
保安業務担当者の監督の下で点検が行われ、かつ、その記録が保安業務担当者により確認さ
れているものに係る保安管理業務については、この限りではない。
(1) 設備の特殊性のため、専門の知識及び技術を有する者でなければ点検を行うことが困難
な電気工作物
ア 建築基準法の規定に基づき、一級建築士等の検査を要する建築設備
イ 消防法の規定に基づき、消防設備士免状の交付を受けている者等の点検を要する消防
用設備等又は特殊消防用設備等
ウ 労働安全衛生法の規定に基づき、検査業者等の検査を要することとなる機械
エ 機器の精度等の観点から専門の知識及び技術を有する者による調整を要する機器(医
療用機器、オートメーション化された工作機械群等)
オ 内部点検のための分解、組立に特殊な技術を要する機器(密閉型防爆構造機器等)
(2) 設置場所の特殊性のため、受注者が点検を行うことが困難な電気工作物
ア 立入に危険を伴う場所(酸素欠乏危険場所、有毒ガス発生場所、高所での危険作業を
伴う場所、放射線管理区域等)
イ 情報管理のため立入が制限される場所(機密文書保管室、研究室、金庫室、電算室等)
ウ 衛生管理のため立入が制限される場所(手術室、無菌室、新生児室、クリーンルーム
等)
エ 機密管理のため立入が制限される場所(独居房等)
オ 立入に専門家による特殊な作業を要する場所(密閉場所等)
(3) 事業場外で使用されている可搬型機器である電気工作物
(4) 発電設備のうち電気設備以外である電気工作物
5.別表「点検基準」に記載する事項のうち、主要な事項の取扱いは次のとおりとする。
(1) 月次点検は、電気工作物の運転を停止しない状態で目視等により実施します。
ただし、設備の状況により、運転を停止して点検することがある。
(2) 年次点検は、停電により設備を停止状態にして1年に1回以上実施する。
ただし、信頼性が高く、かつ、別表「点検基準」と同等と認められる点検が1年に1回
以上実施され、その結果が良好である機器については、発注者、受注者協議の上、停電に
より設備を停止状態にして実施する点検を3年に1回以上とすることができるものとする。
また、年次点検は当該月の月次点検を含む。
(3) 前項の信頼性が高いとは次の要件を満足するものとする。
経済産業省告示第249号第4条第7号において規定されている設備条件を満たすもの
であって、設備更新推奨時期を超えていないもの
(4) 第1項の別表「点検基準」と同等と認められる点検とは、前項の要件を満たしているこ
とを確認するとともに、同別表備考において示した点検をいう。
(5) 定期点検のための執務時間は、別表「点検基準」の各項目について実施し、かつ、その
結果取るべき措置の指導、助言を行うために必要な時間とする。
(6) 定期点検時には別表「点検基準」に記載の点検のほか、発注者に、日常巡視等において
異常等がなかったか否かの問診を行い、異常等があった場合は、保安業務担当者としての
観点から点検を行う。
6.絶縁監視装置を設置している事業場
(1) 点検は、別表「点検基準」のとおり実施する。
(2) 警報動作電流(設定の上限値は50ミリアンペアとする。)以上の漏えい電流が発生し
ている旨の警報(以下「漏えい警報」という。)を連続して5分以上受信した場合、又は
5分未満の漏えい警報を繰り返し受信した場合は、受注者は、警報発生の原因を調査し、
適切な措置を行うものとする。
(3) 受注者は、警報発生時の受信の記録を3年間保存する。
別 表
点検、測定及び試験の基準等
項目
対象
月次点検
引込関係
点検箇所、ねらい
年次点検
試験・測定
周 期
1年
ルの浸水、地盤沈下の影
試験・測定
接地抵抗測定
1年
※2
響
脱落、外れ、異物付着、腐
支持物等
周 期
ハンドホール・マンホー
損傷、汚損、腐食、たる
み、ゆるみ、傾斜、腐朽、
点検箇所、ねらい
食、亀裂、支持点間隔、敷
設部の無断掘削、接地線の
腐食・断線・外れ
電線等の高さ・他物との離
隔距離、標識、ヘッド・接
絶縁抵抗測定
1年
接地線接続部のゆるみ
1年
※1
続箱・分岐箱など接続部の
接地抵抗測定
過熱による変色、損傷、腐
電線、ケーブル
1年
※2
食、汚損、コンパウンド油
漏れ、亀裂、接地線の腐
食・断線・外れ
損傷、変形、腐食、開閉表
示、操作紐の取付状態、異
絶縁抵抗測定
2年
接地線接続部のゆるみ
1年
※1
物付着、亀裂、汚損、接続
箇所の過熱による変色、制
負荷開閉器
接地抵抗測定
2年
開閉操作・表示確認
1年
※2
御装置箱施錠確認、接地線
保護継電器動作
の腐食・断線・外れ
1年
特性試験 ※3
保護継電器連動
1年
動作試験 ※3
損傷、腐食、変形、汚損、
結露、施錠状態、異音、異
絶縁抵抗測定
2年
接地線接続部のゆるみ
1年
※1
臭、亀裂、接続箇所の過熱
による変色、接地線の腐
高圧キャビネット
接地抵抗測定
3年
接続箇所のゆるみ
1年
※2
食・断線・外れ
保護継電器動作
3年
接触子の接触状態確認
1年
特性試験 ※3
保護継電器連動
3年
開閉操作・表示確認
1年
動作試験 ※3
高圧受電設備
異音、異臭、損傷、汚損、
絶縁抵抗測定
1年
接続箇所のゆるみ
1年
接地線の腐食・断線・外れ
零相変流器
※1
1年
接地線接続部のゆるみ
1年
開閉操作確認
異音、異臭、過熱による変
絶縁抵抗測定
1年
色、損傷、変形、汚損、腐
※1
食、亀裂、接地線の腐食・
断線・外れ
接地抵抗測定
3年
接触子の接触状態確認
1年
※2
操作機構部動作状態の確
断路器
3年
認
3年
接地線接続部のゆるみ
3年
接続箇所のゆるみ
2年
接続箇所のゆるみ
絶縁抵抗測定
異音、異臭、過熱による変
1年
※1
色、損傷、変形、汚損、腐
食、亀裂、溶断表示、接地
線の腐食・断線・外れ
接地抵抗測定
2年
接触子の接触状態確認
1年
※2
操作機構部動作状態の確
負荷開閉器
2年
保護継電器動作
1年
認
特性試験 ※3
保護継電器連動
2年
接地線接続部のゆるみ
1年
動作試験 ※3
2年
開閉操作確認
1年
開閉操作確認
異音、異臭、油量、ガス圧
絶縁抵抗測定
1年
力、開閉表示、損傷、変
※1
形、汚損、亀裂、漏油、過
熱による変色、腐食、接地
接地抵抗測定
接触子の消耗度合いの確
1年
3年
※2
認
線の腐食・断線・外れ
操作機構部動作状態の確
3年
保護継電器動作
1年
認
特性試験 ※3
遮断器
継電器連動動作
3年
接地線接続部のゆるみ
1年
試験 ※3
絶縁油酸価試
3年
接続箇所のゆるみ
6年
験、絶縁破壊電
圧試験
6年
接触子の接触状態確認
1年
接続箇所のゆるみ
絶縁抵抗測定
異音、異臭、損傷、汚損、
1年
※1
亀裂、過熱による変色、溶
計器用変成器
断表示、接地線の腐食・断
線・外れ
接地抵抗測定
1年
接地線接続部のゆるみ
1年
※2
絶縁抵抗測定
異音、異臭、損傷、汚損、
3年
高圧カットアウト
接続箇所のゆるみ
1年
※1
亀裂、腐食、過熱による変
色
異音、異臭、油量、過熱状
態、損傷、変形、汚損、亀
3年
接触子の接触状態確認
1年
吸湿防止剤の変色
低圧電路の漏
絶縁抵抗測定
1年
洩電流測定
※1
裂、腐食、接続箇所の過熱
接地抵抗測定
1年
による変色、漏油、振動、
接続箇所のゆるみ
1年
※2
付属装置の動作状態・取付
変圧器
絶縁油酸価試
状態、接地線の腐食・断
1年
接地線接続部のゆるみ
6年
線・外れ、PCB 使用・保管
験、絶縁破壊電
圧試験
の表示
付属装置各部の点検(機
1年
能及び状態)
3年
内部確認
1年
接続箇所のゆるみ
絶縁抵抗測定
異音、異臭、過熱状態、ふ
1年
※1
くらみ、損傷、汚損、亀
裂、腐食、漏油、変色、接
進相コンデンサ直
列リアクトル
接地抵抗測定
1年
地線の腐食・断線・外れ、
接地線接続部のゆるみ
1年
※2
PCB 使用・保管の表示
絶縁油酸価試
6年
験、絶縁破壊電
圧試験
絶縁抵抗測定
異音、異臭、損傷、汚損、
1年
接続箇所のゆるみ
1年
※1
亀裂、過熱による変色、接
避雷器
地線の腐食・断線・外れ
接地抵抗測定
1年
接地線接続部のゆるみ
1年
※2
異音、異臭、損傷、汚損、
絶縁抵抗測定
高圧母線等
過熱による変色、支持物の
1年
接続箇所のゆるみ
1年
※1
受・配電盤
損傷、汚損、亀裂、脱落
異音、異臭、損傷、汚損、
電圧、負荷電
表示状態
流測定
指示計器等
1年
端子部ゆるみ
1年
接続箇所のゆるみ
異音、異臭、過熱による変
開閉器等
絶縁抵抗測定
1年
色、損傷、汚損、亀裂、腐
※1
食
絶縁抵抗測定
異音、異臭、損傷、汚損、
1年
低圧配線等
接続箇所のゆるみ
1年
過熱による変色
※1
異音、異臭、損傷、汚損
保護継電器動作
1年
接続箇所のゆるみ
1年
特性試験 ※3
保護継電器
保護継電器連動
1年
動作試験 ※3
接地抵抗測定
接地装置の損傷・汚損・腐
1年
接地装置
食、接地線の腐食・断線・
外れ
端子部ゆるみ
1年
※2
構造物等・配電設備
損傷、変形、腐食、雨漏
り、雨雪侵入、小動物侵入
キュービクル、構
口の有無、施錠状態、保護
造物等
柵の損傷・腐食、照明設
備、整理・整頓、消火設備
の状態、標識・表示
ハンドホールの浸水、地
電線等の高さ・他物との離
1年
絶縁抵抗測定
1年
盤沈下の影響
隔距離、損傷、たるみ、端
※1
末処理部の損傷・亀裂・汚
接地抵抗測定
1年
損、過熱による変色、支持
接地線接続部のゆるみ
1年
※2
物等の損傷、汚損、腐食、
配電設備
たるみ、ゆるみ、傾斜、腐
朽、脱落、外れ、異物付
着、腐食、亀裂、支持点間
隔、敷設部の無断掘削、接
負荷設備
地線の腐食・断線・外れ
絶縁抵抗測定
異音、異臭、指示状態、損
1年
接続箇所のゆるみ
1年
※1
傷、汚損、接地線の腐食・
低圧機器
断線・外れ
接地抵抗測定
1年
※2
異音、異臭、損傷、汚損、
絶縁抵抗測定
1年
低圧配線等
接続箇所のゆるみ
1年
過熱による変色
※1
絶縁抵抗測定
異音、異臭、過熱による変
1年
開閉器等
接続箇所のゆるみ
1年
※1
色、損傷、汚損、亀裂、腐
食
接地抵抗測定
接地装置の損傷・汚損・腐
1年
接地装置
端子部ゆるみ
1年
※2
食、接地線の腐食・断線・
蓄電池設備
外れ
耐酸塗料のはくり床面の
損傷、汚損、変形、腐食、
電圧測定
1年
6ヶ月
殿物、色相、極板・セパレ
蓄電池
ータの湾曲
電圧測定(セル
1年
接続箇所のゆるみ
1年
ごと) ※5
1年
触媒栓の有効期限
1年
比重測定 ※5
1年
液温測定 ※5
絶縁抵抗測定
異音、異臭、損傷、汚損、
1年
接続箇所のゆるみ
地線の腐食・断線・外れ
1年
※1
変形、腐食、指示状態、接
充電装置等
均等充電
腐食、損傷
固定状態、液量、漏液、沈
3年
接地線接続部のゆるみ
非常用予備発電装置
保護継電器動作
損傷、汚損、変形、腐食、
始動試験
1年
特性試験 ※3
外れ、固定状態、油量、水
原動機関係
量、油漏、漏水、営巣、始
保護継電器連動
1年
動空気圧、漏気、蓄電池電
動作試験 ※3
圧、
損傷、汚損、変形、腐食、
絶縁抵抗測定
始動試験
1年
接続箇所のゆるみ
1年
固定状態
※1
接地抵抗測定
1年
接地線接続部のゆるみ
1年
※2
保護継電器動作
発電機関係
1年
特性試験 ※3
保護継電器連動
1年
動作試験 ※3
自動起動試験
1年
※4
異音、異臭、過熱による変
絶縁抵抗測定
1年
開閉器等
接続箇所のゆるみ
1年
色、損傷、汚損、亀裂、腐
※1
食
損傷、汚損、変形、腐食、
耐酸塗料のはくり床面の
電圧測定
1年
固定状態、液量、漏液、沈
殿物、色相、極板・セパレ
6ヶ月
均等充電
腐食、損傷
1年
接続箇所のゆるみ
1年
電圧測定 ※5
1年
触媒栓の有効期限
1年
比重測定 ※5
1年
液温測定 ※5
ータの湾曲
蓄電池
絶縁抵抗測定
異音、異臭、損傷、汚損、
1年
接続箇所のゆるみ
1年
※1
変形、腐食、指示状態、接
充電装置等
地線の腐食・断線・外れ
3年
接地線接続部のゆるみ
1年
端子部ゆるみ
接地抵抗測定
接地装置の損傷・汚損・腐
接地装置
※2
食、接地線の腐食・断線・
外れ
損傷、変形、腐食、雨漏
1年
接続箇所のゆるみ
1年
接地線接続部のゆるみ
り、雨雪侵入、小動物侵入
キュービクル、構
口の有無、施錠状態、保護
造物等
柵の損傷・腐食、照明設
備、整理・整頓、消火設備
の状態、標識・表示
1年
常用 太(陽光 発)電装置
表面の汚れ、破損、架台
6ヶ月
の腐食、発錆、配線の損
接地抵抗測定
1年
傷、ゆるみ
太陽熱アレイ
(架台等) ※
2
接地抵抗測定
1年
接地線接続部のゆるみ
1年
※2
6ヶ月
腐食、発錆、配線の損傷
接地抵抗測定
接続箱
1年
接地線接続部のゆるみ
1年
(架台等) ※
2
6ヶ月
腐食、発錆、損傷、異
音、異臭、換気口フィル
絶縁抵抗測定
パワーコンディシ
タの目詰まり
1年
※1
ョナ
1年
接続箇所のゆるみ
1年
表示部の動作確認
1年
異音、異臭、指示状態
1年
接続箇所のゆるみ
系統連系保護装置
その他
(指示計器)
異音、異臭、損傷、汚損、
絶縁監視装置
試験釦による
表示状態、警報設定値確
検知動作・警
認、警報受信記録装置確認
報伝送・通報
適否
絶縁監視装置動
1年
作試験
警報自動伝送試
1年
接地線接続部のゆるみ
1年
験
【備考】年次点検は、停電により設備を停止状態にして1年に1回以上実施します。
ただし、※を付した項目については、信頼性が高く、かつ、同等と認められる点検が1年に1回以上実施され、その結果が良好である機器については、
発注者、受注者協議の上、停電により設備を停止状態にして実施する点検を3年に1回以上とすることができるものとします。
この場合、「信頼性が高い」及び「同等と認められる点検」とは次のとおりとします。
1.「信頼性が高い」とは次の要件を満足するものとします。
・経済産業省告示第249号第4条第7号において規定されている設備条件を満たすものであって、設備更新推奨時期を超えていないもの
2.「同等と認められる点検」とは、前項の要件を満たしていることを確認するとともに、※を付した項目を次のとおり点検し、経年劣化傾向を評価
するものとします。
※1 絶縁抵抗測定
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果の確認
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある工事の有無
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある使用環境の有無の確認
・充電中に実施する点検(具体的に記載すること(低圧電路の漏えい電流値の確認を含むこと))
・過熱診断(温度測定)
・絶縁診断(部分放電測定)
※2 接地抵抗測定
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果の確認
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある工事(土壌が変化するような工事を含む)の有無
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある使用環境の有無の確認
・充電中に実施する点検(具体的に記載すること)
※3 保護継電器動作特性試験及び保護継電器連動動作試験
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果の確認
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある工事の有無
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある使用環境の有無の確認
・充電中に実施する点検(具体的に記載すること)
・保護継電器の単体試験
※4 非常用予備発電装置自動起動試験
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果の確認
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある工事の有無
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある使用環境の有無の確認
・充電中に実施する点検(具体的に記載すること(始動試験(発電電圧及び周波数の確認)を含むこと))
※5 密閉型蓄電池設備のセル電圧測定、比重測定及び液温測定
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果の確認
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある工事の有無
・直近の全停電で実施した年次点検の点検結果に影響を及ぼすおそれのある使用環境の有無の確認
・充電中に実施する点検(具体的に記載すること)