固定資産税の課税誤りについて 立 科 町 1.概要 平成 28 年4月初旬に固定資産税の納税通知書を発送したところ、納税者から 所有権移転等に関する問い合わせがあり精査したところ、異動処理漏れである ことが判明しました。この課税誤りを重く受け止め、過去に異動のあった土地 について精査をしました。その結果、平成 24 年から平成 27 年の異動処理に、 地目変更誤り、所有権移転漏れ、太陽光発電施設用地等の評価誤り、課税シス テムへの入力誤りなどが判明しました。 また、3年に一度見直しをする評価替処理についても、平成 26 年度の処理に ついて課税システムへの未入力が一部ありました。 2.主な原因 (1)土地の現況調査及び登記異動時の確認不足による誤り (2)平成 27 年評価替えによる、農業用施設用地、ゴルフ場用地、鉱泉地の 課税誤り (3)農地に関わる異動処理誤り (4)課税システムにおける入力漏れ・誤り 3.調査内容 (1)法務局から通知される登記済通知書と課税システムとの照合を平成 24 年 から平成 27 年分まで行い、登記済通知書の内容がシステムへ正しく反映 されているか、また適正に計算されているかの確認をしました。 ※登記済通知書は、土地または建物の表示及び権利異動等に関する登記情報であり、 課税の基礎資料となる極めて重要な通知であります。 (2)現地調査及び聞取り (3)農地法許可による転用状況の確認及び調査 4.課税及び還付内容 (1)対象年度 平成 25 年度~平成 28 年度 (2)対象者数 164 人 内、課税(増額)するもの 116 人 還付するもの 49 人 1,112,700 円 1,484,000 円 (1人ダブり) 5.今後の対応 今回の課税誤りで大変なご迷惑をお掛けした納税者の皆様には、戸別訪問 等するなかで謝罪と説明を行い、速やかに税額更正及び還付の手続きを行って まいります。 再発防止に向け、土地担当と家屋担当によるダブルチェック体制の構築、 定期的な検証作業の実施、スケジュール管理、関係法令等の確認徹底、職員の 意識改革など事務処理体制を強化し、職員の知識・技術の向上研鑽に努め、 再発防止に万全を期してまいります。 6.その他 固定資産税額の更正に伴い、資産割を賦課している国民健康保険税への影響。 追加徴収 39 人 53,300 円 還付 14 人 128,900 円
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