H28/10/24 相談支援人材育成研修「地域移行及び地域定着支援について」 地域移行支援・地域定着支援の支給決定手続き(世田谷区) 1. 世田谷区保健福祉課障害支援担当の役割 ○障害者総合支援法によるサービスの申請受付・支給決定 ※精神通院医療以外 ○福祉事務所の機能の一部(身体障害者福祉法・知的障害者福祉法) 身体障害者手帳、愛の手帳にかかわる事務など ※精神保健手帳は健康づくり課 2. 地域相談支援支給決定までの手続き ○流 れ ①支給申請(地域相談支援・計画相談支援)※計画相談も必要です ②計画案提出依頼 ③勘 案(本人、関係機関からの聴き取り、調査項目に係る調査) ④計画案の勘案 ⑤支給決定 (システム入力、受給者証印刷、発行、送付) ※費用負担 ※対象者 報酬額の全額が地域相談支援給付費として支給されるため、自 己負担はない。 地域移行支援 直近の入院期間が 1 年以上のものが中心。 1 年未満の者であっても、措置入院者や医療保護入院者で住居 の確保などの支援を必要とする者や、地域移行を行わなければ 入院の長期化が見込まれる者についても対象となる。 ※居住地特例 精神科病院に入院する前に居住地を有した市区町村 が実施機関となる。 地域定着支援 障害者施設等や精神科病院から退所・退院した者の他、家族と の同居から一人暮らしに移行した者や地域生活が不安定な者等 のうち、 ①居宅において単身であるため緊急時の支援が見込めない状況 にある者 ②居宅において家族と同居している障害者であっても、当該家 族等が障害、疾病等のため、障害者に対し、当該家族等によ る緊急時の支援が見込めない状況にある者。 (常時の連絡体制を確保し、障害の特性に起因して生じた緊急 の事態等に相談その他必要な支援を行う。) ○地域相談支援給付決定の際の勘案事項 ①障害者の障害の種類及び程度その他の心身の状況 ・認定調査項目に係る調査をもって把握 ②障害者に関する地域相談支援給付費等の受給状況 ③障害者に関する保健医療サービス又は福祉サービス等(②を除く。)の利用の 状況。 ④当該障害者の地域相談支援の利用に関する意向の具体的内容 ⑤当該障害者の置かれている環境 ⑥当該申請に係る地域相談支援の提供体制の整備の状況 ※聴取りは市区町村の職員が行うことが原則 → 3. 早い段階で、地域移行を検討しているとの情報が欲しい 病院のカンファレンスに参加して、地域移行支援の支給について一緒に検 討することもできる。 地域相談支援の有効期限と更新 ○地域移行支援 有効期間 最長 6 ヶ月間 長期にわたり漫然と支援を継続するのではなく、一定の期間の中で目標を 立てた上で効果的に支援を行うことが望ましいサービス 更新期間 6 ヶ月 始めの 6 ヶ月では、十分な成果が得られず、かつ、引き続き地域移行支援 を提供することにより地域生活への移行が具体的に見込まれる場合。 ※更なる更新については、市区町村審査会の個別審査を要する ○地域定着支援 有効期間 最長 1 年間 更新期間 1 年間の範囲内 対象者や同居する家族等の心身の状況や生活状況、緊急時支援の実績等を 踏まえ、引き続き地域生活を継続していくための緊急時の支援体制が必要 と見込まれる場合。 ※更なる更新についても、必要性が認められる場合については更新可 ※更新については、それまでの期間の支援の内容を具体的に確認した上で、必要性を 判断します。 烏山保健福祉課障害支援担当 鈴木智子
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