議会庁舎改築基本設計(案)について

資料1
議会庁舎改築基本設計(案)について
< 目次 >
1
配置図
…
1ページ
2
階層構成比較
…
2ページ
3
平面図(地下1階~6階、屋上)
…
3 ~ 10ページ
4
議場・ユニバーサルデザインイメージ図
…
11 ~ 12ページ
5
耐震工法
…
13ページ
6
外観イメージ
…
14 ~ 15ページ
7
環境配慮
…
16 ~ 17ページ
■配置図
⻄七丁目通(市道⻄7丁目線)
⻄門
換気塔
1
スロープ
非常口
駐⾞場
⻄口
サービス
18 ⾞寄
34700
11
新議会庁舎
北海道本庁舎
換気塔
正面入口
87900
換気塔
換気塔
東口
換気塔
本庁舎来庁者⽤駐⾞場範囲
赤れんが庁舎
(北海道庁旧本庁舎)
北門
市
道
北
4
条
線
N
(
(
市 南門
道
北
2
条
線
北
四
条
通
)
)
北
二
条
通
※⾞両動線・駐⾞場・外構については検討中
※この図面は現時点のものであり、今後変更となる可能性があります
1
■階層構成比較
■延床面積
(基本計画)
6F
傍聴者
中継室
ロビー
傍聴席
5F
食堂
ロビー
(回廊)
議場
4F
説明員室
特別応接室 議会運営 委員会室 議会
来客待合室 関係室 (議会運営) 知事室
説明
員室
物品庫
書庫
議員控室
事務局
使用室
図書室
会議室
共用
面談室
1F
道⺠
ホール
エントランス
ホール
駐⾞場
B1F
理容室
静養室
図書室(書庫)
物品庫・書庫
機械等
設備室
傍聴席
5F
記者室
ロビー
中継室
(回廊)
議場
議員控室
3F
1F
B1F
説明
員室
事務局
使用室
食堂
道⺠
ホール
機械等
設備室
(B-A)
1,300
1,675
2,650
975
2,800
300
470
170
490
2,287
2,895
608
3,000
図書室
573
505
▲ 68
500
執⾏部使⽤室
329
500
171
500
事務局使⽤室
1,212
1,020
▲ 192
1,060
651
745
94
750
5,192
6,140
948
6,400
0
2,325
2,325
2,100
13,135
18,855
5,720
18,900
(廊下、機械室等)
駐⾞場
合計
委員会室
(小)
議員控室
図書室
基本計画
689
(食堂等)
共通
説明
員室
正副 特別応接室 議会運営 委員会室 議会
議⻑室 来客待合室 関係室 (議会運営) 知事室
4F
2F
委員会室
(大・中)
差引
1,605
その他
傍聴者
ロビー
時点設計
(B)
916
議員控室
委員会室
(小)
(H28.11時点 設計)
6F
議場・傍聴席
正副議⻑室
委員会室
(中・小)
H28.11
現庁舎
(A)
委員会室
議員控室
3F
2F
委員会室
(大・中)
記者室
正副議⻑室
区分
( 単位:m2)
エントランス
ホール
(未定)
会議室
機械等
設備室
共用
面談室
物品庫・書庫
物品庫・書庫
■駐⾞場台数
地上:
地下:
18 台
72 台
駐⾞場
※この図面は現時点のものであり、今後変更となる可能性があります
2
■平面図
地下1階平面図
南階段
地下駐⾞場 72台
(内⾞いす駐⾞場1台)
EV
EV
EV
EV
正副議⻑⽤
34700
道警へ
地下専⽤階段
守衛
地下道入口
※接続検討中
87900
※面積表記は右記の通り(実面積/要求面積)
※備品⼯事は⻘線表記
⾚線部:主な変更箇所
EV : 議員・職員⽤EV
※備品⼯事は⻘線表記
議員・職員⽤EV(1台知事専⽤切替可)
EV : 議員・職員⽤EV
議員・職員⽤EV(1台知事専⽤切替可)
(凡例)
EV : 一般⽤EV
: 設備スペース
EV : 一般⽤EV
EPS : 配線スペース
※この図面は現時点のものであり、今後変更となる可能性があります
EPS : 配線スペース
AC : 空調機械室
3
1階平面図
スロープ
ピロティ
物品庫・書庫
サービス
入口
南階段
WC
(男)
WC
(⼥)
(未定)
物品庫・書庫
中央階段
HWC WC(男)
食堂
委託業者
控室
EV
EV
北階段
上部吹抜
EV
EV
EV
EV
WC(⼥)授乳
道⺠ホール
34700
機械室等設備室
エントランスホール
地下専用階段
守衛室
ピロティ
食堂入口
主入口
87900
※面積表記は右記の通り(実面積/要求面積)
※備品⼯事は⻘線表記
⾚線部:主な変更箇所
EV : 議員・職員用EV
※備品⼯事は⻘線表記
議員・職員用EV(1台知事専用切替可)
EV : 議員・職員用EV
議員・職員用EV(1台知事専用切替可)
(凡例)
EV : 一般用EV
: 設備スペース
EV : 一般用EV
EPS : 配線スペース
※この図面は現時点のものであり、今後変更となる可能性があります
EPS : 配線スペース
AC : 空調機械室
4
2階平面図
ピロティ上部
会議室
来客
共用室
(未定) 応接室
(協議会等) 共用面談室
給湯
南階段
WC(男)
WC
(⼥)
書庫
特別閲覧室
HWC
中央階段
EV
WC(男)
EV
WC(⼥)
北階段
執務室
図書室
EV
EV
EV
EV
34700
物品庫・書庫
次⻑室
ピロティ上部
87900
※面積表記は右記の通り(実面積/要求面積)
※備品⼯事は⻘線表記
⾚線部:主な変更箇所
EV : 議員・職員用EV
※備品⼯事は⻘線表記
議員・職員用EV(1台知事専用切替可)
EV : 議員・職員用EV
議員・職員用EV(1台知事専用切替可)
(凡例)
EV : 一般用EV
: 設備スペース
EV : 一般用EV
EPS : 配線スペース
※この図面は現時点のものであり、今後変更となる可能性があります
EPS : 配線スペース
AC : 空調機械室
5
給湯
南階段
HWC
WC(男)
WC(⼥)
委員会室(小)
ホール
上部吹抜
委員会室(小)
中央階段
委員会室(小) 委員会室(小) 委員会室(小)
委員会室(小)
EV
WC(男)
EV
WC(⼥)
委員会室(小)
北階段
EV
EV
EV
EV 給湯
34700
委員会室(小)
約2.4m
委員会室(小)
約2.4m
3階平面図
議員控室
87900
※面積表記は右記の通り(実面積/要求面積)
※備品⼯事は⻘線表記
⾚線部:主な変更箇所
EV : 議員・職員用EV
※備品⼯事は⻘線表記
議員・職員用EV(1台知事専用切替可)
※委員会室(小)の間仕切り位置は検討中
EV : 議員・職員用EV
議員・職員用EV(1台知事専用切替可)
(凡例)
EV : 一般用EV
: 設備スペース
EV : 一般用EV
EPS : 配線スペース
※この図面は現時点のものであり、今後変更となる可能性があります
EPS : 配線スペース
AC : 空調機械室
6
4階平面図
給湯
南階段
HWC
WC(男)
WC(⼥)
吹抜
中央階段
EV
WC(男)
EV
WC(⼥)
北階段
EV
EV
EV
EV 給湯
34700
議員控室
議員控室
87900
※面積表記は右記の通り(実面積/要求面積)
※備品⼯事は⻘線表記
⾚線部:主な変更箇所
EV : 議員・職員用EV
※備品⼯事は⻘線表記
議員・職員用EV(1台知事専用切替可)
EV : 議員・職員用EV
議員・職員用EV(1台知事専用切替可)
(凡例)
EV : 一般用EV
: 設備スペース
EV : 一般用EV
EPS : 配線スペース
※この図面は現時点のものであり、今後変更となる可能性があります
EPS : 配線スペース
AC : 空調機械室
7
5階平面図
議会運営 議会運営
委員⻑室 委員会室
説明
員室
連絡員室
説明員室
(知事部局)
議会
知事室
南階段
議場
HWC
中継室
議場ロビー
中央階段
作業
室1
局
⻑
作業室
室2
特別
応接室
EV
WC(男)
EV
WC(⼥)
北階段
EV
EV
EV
EV 給湯
34700
録音
調整室
秘書室
来客
副議 説明
秘書室 副 議⻑室
待機室
⻑室 員室
室
副室
87900
※面積表記は右記の通り(実面積/要求面積)
※備品⼯事は⻘線表記
⾚線部:主な変更箇所
EV : 議員・職員用EV
※備品⼯事は⻘線表記
議員・職員用EV(1台知事専用切替可)
EV : 議員・職員用EV
議員・職員用EV(1台知事専用切替可)
(凡例)
EV : 一般用EV
: 設備スペース
EV : 一般用EV
EPS : 配線スペース
※この図面は現時点のものであり、今後変更となる可能性があります
EPS : 配線スペース
AC : 空調機械室
8
6階平面図
南階段
⾞いす席
親子席
⼀般席(⾒学⽤)
WC
(⼥)
委員会室(大)
HWC
傍聴席
中央階段
来賓特別席
⼀般席(⾒学⽤)
EV
WC(男)
EV
WC(⼥)
委員会室(中)
北階段
委員会室(中)
EV
EV
EV
EV 給湯
記者室
34700
WC
(男)
説明
員室
傍聴者ロビー
87900
※面積表記は右記の通り(実面積/要求面積)
※備品⼯事は⻘線表記
⾚線部:主な変更箇所
EV : 議員・職員⽤EV
※備品⼯事は⻘線表記
議員・職員⽤EV(1台知事専⽤切替可)
EV : 議員・職員⽤EV
議員・職員⽤EV(1台知事専⽤切替可)
(凡例)
EV : ⼀般⽤EV
: 設備スペース
EV : ⼀般⽤EV
EPS : 配線スペース
※この図面は現時点のものであり、今後変更となる可能性があります
EPS : 配線スペース
AC : 空調機械室
9
屋上平面図
吹抜
北階段
34700
吹抜
87900
※面積表記は右記の通り(実面積/要求面積)
※備品⼯事は⻘線表記
⾚線部:主な変更箇所
EV : 議員・職員用EV
※備品⼯事は⻘線表記
議員・職員用EV(1台知事専用切替可)
EV : 議員・職員用EV
議員・職員用EV(1台知事専用切替可)
(凡例)
EV : 一般用EV
: 設備スペース
EV : 一般用EV
EPS : 配線スペース
※この図面は現時点のものであり、今後変更となる可能性があります
EPS : 配線スペース
AC : 空調機械室
10
■議場
イメージ図
◆内観イメージ
◆座席の比較
◆断面イメージ
6/10
・現議場の大きさ
・新議場の大きさ
横幅:約 28.5m
横幅:約 28m
4/10
長さ:約 27m
長さ:約 31m
11
■ユニバーサルデザイン イメージ図
トイレ
手すり
点字ブロック
点字表記
授乳室
サイン
色弱の方に配慮した色使いとします。
※ 現時点で想定しているものであり、今後変更となる可能性があります。
12
■耐震工法
免震
概要
制振
耐震
基礎と地上部の間に免震装置(免震ゴム
建物内に制振装置(ダンパー等)を組み込
建物の柱、梁などの構造自体を強化し、頑
等)を設置することにより、建物への地震力 み、地震エネルギーの一部を吸収すること 丈な骨組みを造ることにより、地震の揺れ
の伝達を大きく低減させる。
により、建物の損傷を軽減させる。
に耐える構造体とする。
断面図
平面図
想定震度※
コスト※
震度6強
16.2 億円
15.7 億円
15.5 億円
・計画の自由度が高く、レイアウト変更の ・制振部材の配置により、計画の自由度が ・ブレースの配置により、計画の自由度が低
制約がない。
低く、レイアウト変更に制約がある。
く、レイアウト変更に制約がある。
・他に比べて柱が細く、各室の広さや廊下の ・免震に比べて柱が太く、各室の広さや廊 ・免震に比べて柱が太く、各室の広さや廊
幅への影響が少ない。
下の幅への影響が大きい。
下の幅への影響が大きい。
・大地震時は、構造体に損傷が生じず、天井・ ・大地震時は、耐震構造に比べると構造体の ・大地震時は、構造体が一部損傷し、補修が
設備の損傷も少ない。
損傷を抑えられる。
必要になる。
・大地震が複数回発生しても、損傷が積み ・大地震が複数回発生した場合、建物の使 ・大地震が複数回発生した場合、建物の使
重なることはない。
用が制限される場合がある。
用が制限される場合がある。
・机や棚など家具類の転倒が生じない。
・机や棚など家具類の転倒が生じる。
・机や棚など家具類の転倒が生じる。
※想定震度 … 札幌市第 3 次被害想定(札幌市で発生する可能性のある最大級の被害をもたらす地震(震度7))における道庁周辺地区の最大震度
※コ ス ト … 免震装置や制振部材と鉄骨躯体に係るコストの合計
メリット・
デメリット
13
■外観イメージ
◆基本的な考え方(H28.2 北海道)
議会庁舎が所在する道庁周辺地区は、道政の中枢機能としての位置付けのほか、開拓使当時の面影を残す道庁前庭を擁す
るなどの特性を備えた場所となっている。
また、平成14年に札幌市が策定した「都心まちづくり計画」においては、歴史的価値を継承し、新たな魅力の創出を目
標としたエリアとして位置づけられている。
このため、議会庁舎の改築整備にあたっては、こうしたこの地区の特性を踏まえ、周辺環境との調和を図る。
◆コンセプト
赤れんが庁舎と調和しながらも独自性のある外観デザイン
1
背景として調和するデザイン
・高さを抑え、赤れんが庁舎正面からの景観に配慮
・本庁舎外壁の格子デザインを継承
・現議会庁舎に近い、白を基調とした外壁色を採用
・正面玄関前に、重厚さを感じる大きな庇を設置
2
開かれた議会庁舎の表現
・議場の特徴的な壁面を見せ、独自性を表現
・議場を、赤れんが庁舎正面から見える南側に配置
・食堂や道民ホールがある低層部にピロティを設け、
開放感と新たな魅力を創出
14
◆外観イメージ(案)
A案
B案
イ
メ
ー
ジ
図
コ
ス
ト
(建設)
ガラス面積が大きいため、B案に比べて
冷暖房費が年間 15 万円程度増加
・6階傍聴者ロビーの天井が高く、木質部分を広く見せる案
・木質部分が広く、議場の存在感が増す
特 ・傍聴者ロビーが大きく感じられ、開かれた議会のイメージ
徴
に即している
・赤れんが庁舎正面から見える議場は木立を表現し、前庭な
ど周辺の環境と調和している。
(維持)
(建設)
A 案に比べて 1,000 万円程度安価
屋上部分が金属板のため、20 年に1回程度、
塗装の塗替費が 1,000 万円程度発生
・屋上に6階傍聴者ロビーの木質部分と同じデザインの金属
板などを設置する案
・屋上の金属板が、議会庁舎の独自性を表現している
・議場のデザインが屋上で分断され、一体性に欠ける
・赤れんが庁舎正面から見える議場は特殊性があり、議会庁
舎を強く印象づける
(維持)
15
■環境配慮
【照明の自動制御(人感センサー・明るさセンサー)】
消し忘れ対策や周囲の照度による自動調整を行い、消費
電力を抑える
【屋上・外壁断熱】
断熱性能を高め、庁舎全
体の暖冷房の消費エネ
ルギーを抑える
【Low-E(複層)ガラス】
断熱性能の高いガラスを使用
し、庁舎全体の暖冷房の消費
エネルギーを抑える
【LED照明】
蛍光灯に比べ、消費電力
を抑えられる
【CO 2 制御換気】
二酸化炭素濃度で換
気設備を制御し、消費
電力を抑える
【自然採光】
積極的な取り入れを行
い、照明エネルギーを抑
える
【外気冷房】
外気を利用して春秋の冷
房エネルギーを抑える
16
環境配慮技術の検討状況
分類
( 現時点での検討結果)○:採用の方向
×:採用しない方向
環境配慮項目
検討状況
結果
環境負荷軽減などの効果はあるが、設置費用を回収することは困難であ
太陽光発電(屋上)
×
り、さらに維持管理費も必要となるため、費用対効果が低い
太陽光発電(壁面)
屋上設置に比べてコストが高く、費用対効果が低い
×
自 然 エ ネ ル ギ ー 外気冷房
外気を利用することで、春秋の冷房エネルギーを低減し、費用対効果が高い
○
の活用
井戸の新設が必要となるため、建設費、維持管理費が大きく、費用対効果
地下水を利用した空調
×
システム
が低い
雪や氷の冷熱を活用した 雪の貯留槽の設置場所が困難であり、また維持管理費も大きく、費用対効
×
冷房システム
果が低い
自然採光利用は環境負荷対策として効果があるため、積極的な取り入れ
自然採光の取り入れ
○
を行う
照明エネルギー
LED照明
蛍光灯に比べて環境負荷低減効果が大きく、費用対効果が高い
○
の削減
消し忘れ対策や周囲の照度による自動調整を行い、昼間の消費電力が抑
照明の自動制御
○
制できるため費用対効果が高い
屋上・外壁断熱
庁舎全体の暖冷房の消費エネルギーを抑え、快適な室内環境を確保できる
○
Low-E(複層)ガラス
庁舎全体の暖冷房の消費エネルギーを抑え、快適な室内環境を確保できる
○
ダブルスキン工法
暖冷房の消費エネルギーを低減できるが、建設費が高い
×
断熱・換気
縦ダクトを利用した自然 窓の開閉による換気でエネルギーを低減できるが、建物の使用形態から、
×
換気システム(ボイド) 効果が限定的
換気設備を二酸化炭素濃度で制御するため、消費電力を抑制し、費用対効
CO 2 制御換気
○
果が高い
雨水利用
雨水の消毒や維持管理費が大きく、費用対効果が低い
×
節水・雨水利用
節水器具
水の使用量を削減できるため、費用対効果が高い
○
本庁舎からの高温水利用に比較して、コージェネシステムは建設費、維持
コージェネレーション
×
システム
管理費が大きく、導入メリットが小さい
変風式空調機
温度に合わせて風量を調整するため、消費電力を抑制し、費用対効果が高い
○
その他
全熱交換器
排気の熱を給気に伝えることで、消費エネルギーを抑え、費用対効果が高い
○
天然ガスと木質バイオマスを燃料とした北海道熱供給公社の高温水を利
地域熱供給
○
用するため、環境負荷低減効果が高い
17