国体レポート 井辺弘貴 今回,希望郷いわて国体トライアスロン競技で和歌山県代表として出場させていただき ました,井辺弘貴です.今大会では,さまざまな方々から多くのサポートを受けさせてい ただき,ありがとうございました.そのおかげで,万全の態勢で大会を迎える事が出来ま した.以下,報告とさせていただきます. 結果 順位 14 位(出場者 94 人) 記録 1:54:53 (スイム 22:33,バイク 58:50, ラン 33:30) 上位入賞者 1位 古谷純平(東京都)1:50:25 2位 小田倉真(東京都)1:50:53 3位 谷口白羽(愛知県)1:51:11 大会前日 前日は,試走と試泳を行う事が出来,午前中に試泳,午後にバイクコースとランコース の試走を行いました.試泳では,10 月の岩手の海という事で,とても水温が低く,寒さに 弱い僕は本番ウエットスーツ着用可になることだけを願っての試泳となりました.試走で は,バイクコースは自分の得意なアップダウンの多いコースで,ランコースはほぼフラッ トの走りやすいコースという印象でした. 大会当日 当日は,女子のレースがあってその後に男子のレースでした.女子のレースはウエット スーツ着用可になり,ほとんどの女子選手が喜んでいました.和歌山県の女子選手は伊藤 さんと西岡さんでした.伊藤選手は国体前に行われた海外のレースで体調を崩されていて, また西岡選手は本番中のバイクで落車し怪我をされてと二方とも万全の状態ではないにも かかわらず,最後まで全力で走られている姿を見て,僕も頑張らないと,という気持ちに させられ気合が入りました.そしていよいよ男子のレースの順番です.男子のレース前に, 僕の願いも虚しくウエットスーツ着用不可の発表がありました.仕方がないので,ホット クリームを体に塗り込みスタートラインにつきます.スタートのホーンが鳴り,スイムス タート.スタートして 50mくらいで体が冷め,体が動きづらくなります.そこからバトル に巻き込まれ,スイムフィニッシュまでずっとバトルが続いているような感覚でした.ス イムを上がってみるとやはりバイクが半分くらいしかなく,出遅れてしまったなと思いま したが,ここからは自分の得意な二種目だと気持ちを切り替え,バイクをこぎ始めました. バイクでは前の集団をどんどん回収していき,少し余裕を持ってランに移ることが出来ま した.ランでははじめのうちは快調に前の選手を目標に走れましたが,途中から靴擦れが 発生し,それをかばって走ると,今度は太ももの裏がつりそうになり,がまんがまんのラ ンでした.ゴール前で後ろの選手が迫ってきていたのが分かり,全力疾走でのゴールとな りました.結果としては 14 位で前回出させて頂いた長崎国体の順位より良かったのでレー ス後はほっとしていましたが表彰式を見ていて,僕と同じ学生が何人か表彰台に上がって いるのを見ると,悔しさがこみ上げてきました.来年の国体ではトライアスロン競技は無 いので,再来年になりますがその時は表彰台に上がってやろうという気持ちになりました. 今回も前回大会に引き続き国体に参加させて頂き,ありがとうございました.今回国体 に参加する事で得られた新たな目標達成に向かって今まで以上に練習に励もうと思います.
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