平成 29 年度 中世の里歴史文化的アメニティ形成事業 1 事業名 浪岡地域力活性化事業(担当部局:浪岡事務所総務課) 2 事業目的 本事業は、津軽地方の玄関口・交差点である浪岡地域の特徴や個性などの資源を生かし、 浪岡地域住民の自発的活動の促進を図るため実施するもので、 ① 起業を志す市民を対象とした、具体的な取組に関する講座などの場の設置 ② 世代や業種を超えた新しい事業(起業)フレームの創出 ③ 既存事業の拡大による収益増と安定した経営の維持 など、浪岡地域の資源を生かした地域力の活性化や、新規事業の立ち上げを図ることを目 的としています。 3 事業概要 【これまでの進め方】 「スタートアップ講座」 、 「婆娑羅談義」、 「浪岡ラボ」を設置し、地域住民に参加・協力い ただきながら、新たな地場産業の創出と起業者の育成・支援を行うこととしていました。 浪岡地域力活性化事業のイメージ 起業・地域活性化 スタートアップ(start-up)講座 浪岡ラボ(Nami-lab) スタートアップ講座 事業の立ち上げや起業に向けた取組を支援するため、実践的な 講座やワークショップを開催するもの 婆娑羅談義 スタートアップ講座の基礎となる浪岡地域の現状と課題分析 をするためのもので、一つのテーマを定めて、講師による講義 と地域住民との意見交換を通して、浪岡地域の理解を深める場 浪岡ラボ 研究者や大学生を中心に、浪岡地域の現状分析や起業の可能性 分析などを通して、地域住民とともに地域資源の活用方法や起 業について研究を深める場 -1- 【環境の変化】 今年 4 月、東京都から外部専門家(アドバイザー)を招き、浪岡地域の現地視察を行い、 下記(1)~(4)の項目の事業提案を受けました。 (1)浪岡ジュニアバドミントンクラブを中心に情報発信(Facebook 立ち上げ) (2)ツーリズム化の仕組みづくり (3)浪岡高校のスーパーグローバルハイスクール指定に向けた取組 (4)地域おこし協力隊の定住支援、起業支援 市では、外部専門家(アドバイザー)の助言や指導を受けながら本事業を進めることと していましたが、6 月に外部専門家(アドバイザー)から辞退の申し出がありました。 【事業の見直し】 このような状況の下、市では事業の進め方について見直しを行いました。 <見直しのポイント> ① 外部専門家(アドバイザー)からの助言や指導を受けずに、市単独で行うこと ② 「青森市中世の里元気チャレンジ活動事業補助金」のビジネスプログラムへの事業 提案がないことから、当該補助金の周知と新規提案を図る場として活用すること ③ 外部専門家(アドバイザー)からいただいた事業提案は、浪岡地域の活性化に向け て効果的な取組であると考えることから、継続して検討を進めること 【新たな事業展開】 「スタートアップ講座」 、 「婆娑羅談義」、 「浪岡ラボ」を個別に設置するのではなく、これ らの機能を包括した講座を定期的に開催することとしました。 区 分 機 能 スタートアップ講座 事業や起業の立ち上げ支援 婆娑羅談義 地域の現状と課題の理解 浪岡ラボ 研究者や学生による企業の可能性分析 講座では、地域課題をテーマに設定し、同一テーマで複数回の開催を重ねながら、地域住 民の意識醸成を図るとともに、地域全体で課題解決に向けた意見交換を行い、新たな地場産 業の創出と起業者の育成・支援を行います。必要に応じて、大学の研究者や大学生にも参加 いただき、意見交換を行うこととします。 また、これらの活動状況は、フェイスブックにより広く情報発信します。 -2- 4 事業の実施期間 平成 28 年度から平成 30 年度の 3 年間 5 事業費 歳入:「浪岡地域振興基金」を財源とします。 歳出:平成 28 年度 203,530 円(見込み) 平成 29 年度 580,020 円 平成 30 年度 580,020 円 事業の見直しにより、事業費が大幅に縮減されました。 【変更後】 区分 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 謝礼 62,000 円 78,000 円 78,000 円 旅費 98,300 円 415,560 円 415,560 円 需用費・役務費 43,230 円 86,460 円 86,460 円 計 203,530 円 580,020 円 580,020 円 【変更前】 区分 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 謝礼 1,400,000 円 1,400,000 円 1,400,000 円 旅費 1,025,000 円 1,025,000 円 1,025,000 円 725,000 円 725,000 円 725,000 円 1,850,000 円 1,250,000 円 1,250,000 円 500,000 円 - - 5,500,000 円 4,400,000 円 4,400,000 円 需用費・役務費 委託料 機器等借上料 計 【主な変更点】 ・外部専門家(アドバイザー)への謝礼・旅費が不要となったこと ・講座の開催回数が減少したこと(年 20 回→年 6 回) ・「浪岡ラボ」の施設改修や機器借上料が不要となったこと ・市単独で事業を行うことにより、調査費や報告書の作成費が不要となったこと -3-
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