の 原木作りから始まるシイタケ栽培 歳月と労力が育む露地物は絶品 こ ま ち 津ぶっこ生産者を追いかける ~Vol.9 原木しいたけ~ 向川しいたけ園 む か い が わ い わ み 向川 岩美 さん 山々が紅葉し始める頃、 シイタケの原木となるクヌギ・コナラの伐採が始まる。 冬越しに備えて養分を蓄えた木に まん えん 。太陽・風・雨は味方にもなり、 敵にもなる。 湿度や通風を調 植菌を行い、2年かけてシイタケ菌を蔓延させていく「 い げた 整するため、 気候と成長に合わせて原木の組み直しを繰り返します」 と、 向川さんは井桁に組まれた約2万本の原 木を見渡す。 収穫までの歳月と、 その間に重い原木を何度も移動させる労力が、 天然シイタケに限りなく近い食感と 風味を生み出す。 一志地域の豊かな山林と、 そのそばを流れる澄んだ波瀬川の水で育つ原木シイタケの旬は、 昼 夜の温度差が10度以上になる12月から。 「寒さから身を守るために甘みを蓄え、 分厚い樹皮を破って成長する原木 こ シイタケは、 身がぎゅっと締まって肉厚です。 菌床栽培が主流となった今だからこそ、 露地物※を味わってほしい。 のおいしさを一度知ると、 食べることも、 作ることも、 やめられません」 ※山林で栽培された原木シイタケ 次回は「キャベツ」 ▼ 津ぶっことは…津市の農林水産業をもっと元気にするため、 ブランド品目として推進している13品目の産品 広告 広報 つ! 広告掲載欄 毎月1日・16日発行 市財政収入の一部に寄与することを目的とし、裏表紙に広告を掲載しています。なお、掲載している広告内容については津市が保証しているものではありません。 ●編集・発行 津市政策財務部広報課 〒514−8611 西丸之内23−1 059−229−3111 059−229−3339 ●印刷 寿印刷工業株式会社
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