原木作 り か ら 始 ま る シ イ タ ケ 栽培 歳月 と 労力 が 育 む 露地

の
原木作りから始まるシイタケ栽培
歳月と労力が育む露地物は絶品
こ
ま ち
津ぶっこ生産者を追いかける
~Vol.9 原木しいたけ~
向川しいたけ園
む か い が わ
い わ み
向川 岩美 さん
山々が紅葉し始める頃、
シイタケの原木となるクヌギ・コナラの伐採が始まる。
冬越しに備えて養分を蓄えた木に
まん えん
。太陽・風・雨は味方にもなり、
敵にもなる。
湿度や通風を調
植菌を行い、2年かけてシイタケ菌を蔓延させていく「
い げた
整するため、
気候と成長に合わせて原木の組み直しを繰り返します」
と、
向川さんは井桁に組まれた約2万本の原
木を見渡す。
収穫までの歳月と、
その間に重い原木を何度も移動させる労力が、
天然シイタケに限りなく近い食感と
風味を生み出す。
一志地域の豊かな山林と、
そのそばを流れる澄んだ波瀬川の水で育つ原木シイタケの旬は、
昼
夜の温度差が10度以上になる12月から。
「寒さから身を守るために甘みを蓄え、
分厚い樹皮を破って成長する原木
こ
シイタケは、
身がぎゅっと締まって肉厚です。
菌床栽培が主流となった今だからこそ、
露地物※を味わってほしい。
のおいしさを一度知ると、
食べることも、
作ることも、
やめられません」
※山林で栽培された原木シイタケ
次回は「キャベツ」
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