H28.12.14 プレス表紙(函館山ロープウェイに対する警告書)

平成28年12月14日
函館山ロープウェイ株式会社に対し警告書を発出
平 成 2 8 年 1 2 月 1 1 日( 日 )、函 館 山 ロ ー プ ウ ェ イ の 山 麓 停 留 場 に お い て 、
運行中に施設の点検作業を行っていた係員が死亡する索道人身障害事故が発生
た か の
た だ お
し た こ と に つ い て 、 本 日 1 4 日 ( 水 )、 北 海 道 運 輸 局 鉄 道 部 長 ( 高 野 忠 男 )
ゆ ざ わ し とおる
から、函館山ロープウェイ株式会社 安全統括管理者(湯沢 四 透 )に、別紙
のとおり警告書を発出しましたので、お知らせいたします。
【 問い合わせ先 】
国土交通省 北海道運輸局
鉄道部 安全指導課 難波、坂本
電話 011-290-2732
別 紙
北 鉄 安 第 1 0 1 号
平成28年12月14日
函館山ロープウェイ株式会社
安全統括管理者 湯沢 四透
殿
北海道運輸局
鉄道部長 高野
忠男
索道運転事故の防止について(警告)
索道運転事故の防止については、機会あるごとに注意を喚起してきたところであ
るが、年末年始の輸送等に関する安全総点検期間中である平成28年12月11日、
貴社函館山ロープウェイの山麓停留場において、運行中に施設の点検作業を行って
いた係員が、搬器の走行装置と碇着装置との間に挟まれて死亡する索道人身障害事
故が発生したことは誠に遺憾である。
当局において本事故の現地調査を行ったところ、ロープウェイの運行中に係員が
単独で作業を行っていたことや運行中における点検方法が明確ではなかったことが
判明しており、運行中における施設の点検作業の手順、方法等の安全管理体制に問
題があったものと考えられる。
ついては、貴社において事故の背後要因を含めた原因究明を行うとともに再発防
止対策を講ずるよう厳重に警告する。
なお、講じた措置等については、文書により速やかに報告されたい。