意見公募結果 - 電子政府の総合窓口e

「簡易ガス事業者の指定旧供給地点の指定(九州経済産業局所管分)」に対する
意見公募の結果について
平成 28年12 月15日
九 州 経 済 産 業 局
ガ ス 事 業 課
平成28年10月28日(金)~11月26日(土)にかけて、「指定旧供給地点
の指定(九州経済産業局所管分)に対する意見の募集について」に対する御意見の募
集を行いました。その結果につきましては、以下のとおりです。
今回、御意見をお寄せいただきました方々の御協力に厚く御礼申し上げます。
1.概要
(1)意見募集の期間:平成28年10月28日(金)~平成28年11月26(土)
(2)意見提出の方法:郵送、FAX、電子メール
(3)意見募集の対象:指定旧供給地点の指定(九州経済産業局所管分)に対する
意見の募集について
2.お寄せいただいた御意見
・御意見提出件数:2通(5件)
・御意見に対する回答:別添のとおり(意見の全文は参考に示す。)
経過措置料金規制に対する意見への見解
<意見募集期間:10月28日(金)~11月26日(土)>
整理 意見
No. No.
1-1
1-2
1
2
ご意見の内容
ご意見に対する回答回答
1.全国約7000団地のうち、約1700団地しか経過措置料金が指定されないのは問題です。簡易ガス事業の競争
が見通せない中で、拙速に料金規制を解除すべきではありません。
2017年4月の都市ガスの小売全面自由化が、地域住民のくらしに与える影響はきわめて大きいものがありま
す。簡易ガスは特定ガス発生設備を通じて簡易ガス団地内の需要家に供給される仕組みであり、消費者が都市
ガスやLPガスに切り替えできる可能性は設備の制約から極めて低いと言えます。また、簡易ガス事業への新規
参入事業者がほとんど見込めない現状では、今回の制度変更が料金の引き上げに直結しかねません。
今回の案について、全国約7000社団地のうち約1700団地しか経過措置料金が指定されないこと、住宅団地型
と集合住宅型のうち特に後者が指定されないことは問題であり、消費者保護の観点から、このような状況で拙速
に料金規制を解除すべきではないと考えます。
簡易ガス事業の仕組みはご理解のとおりですが、戸建て住宅の場合は基
本的に従来の配管・消費機器等をそのまま利用して、シリンダー供給によ
るLPガス販売に切替えることが可能です。集合住宅の場合も、現に70戸未
満の集合住宅にLPガスを供給する事業においては、供給者の変更が頻繁
に起きているところです。
集合住宅型住宅団地を経過措置料金規制の対象外とすることについて
は、消費者代表を含む専門的な知見を有する委員から構成されるガスシス
テム改革小委員会において御議論いただいた結果を踏まえたものです。
今回のパブリックコメントの実施については、各地方経済産業局において
2.資源エネルギー庁と各経済産業局は、今回の案について簡易ガス利用者への周知を徹底してください
今回の変更案は、利用者に与える影響はきわめて大きいものがありますが、そもそも十分に知られていませ プレスリリースを行っております。
ん。特に変更案において経過措置料金規制に係る指定がされない利用者に対して、様々なツール・機会を利用 また、一般的なガスの小売全面自由化に係る周知活動としては、既に資
源エネルギー庁及び電力・ガス取引監視等委員会により、各地方経済産業
して、十分な周知を図るべきと考えます。
局の協力を得ながら、順次全国で説明会を開催しております。
また、改正後のガス事業法においては、需要家が料金その他の供給条件
3.経過措置料金規制に係る指定がされない事業者は、利用者への周知・説明を徹底するべきです
簡易ガス自由化開始当初から経過措置料金規制に係る指定がされない事業者及び、その後解除基準に該当 を十分に理解した上で小売供給契約を締結することができるようにするた
し経過措置料金規制に係る指定が解除されることになった事業者は、その旨の利用者への周知・説明を徹底し め、ガス小売事業者に対して説明義務を課すこととしています。
今回経過措置料金規制が課されなかった事業者についても、現行の供給
てください。
約款に基づく契約が自由料金としての小売供給契約に切り替わるに当たっ
ては、こうした説明義務を履行する必要があることと整理しております。そ
の方法については、ダイレクトメールやパンフレット等に供給条件に係る情
報を記載することや、インターネットのウェブサイト上で需要家に閲覧させる
方法等を認めているところです。
こうした説明義務が適切に履行されることにより、事業者から家庭用消費
者への告知は十分に果たされるものと考えております。
4.資源エネルギー庁と各経済産業局は、簡易ガス自由化実施後の監視の具体的な方法を示してください
今回、各経済産業局は、多くの簡易ガス団地について「適正な競争環境が確保されている」と評価して、経過
措置料金規制に係る指定をしない方向性を示しています。しかし、指定されなかった団地における「規制なき独
占」による値上げについて、どのように行政として監視するのか、監視の具体的な方法を示すべきです。また、簡
易ガス市場の自由化後に値上げが起きた場合にどのように対処するのか、その基本方針を示すべきと考えま
す。
1-3
2-1
3
4
今回のパブリックコメントの実施については、各地方経済産業局において
○10月の指定旧供給区域等の指定に関するパブリックコメントでも意見を提出しましたが、消費者は簡易ガス
プレスリリースを行っております。
も含めて、都市ガス小売が全面自由化されること自体を殆ど知らないのが実情です。
また今年1月に経済産業省のガス審議会でこれら制度改革が決定したようですが、11月半ばになっても半分の また、一般的なガスの小売全面自由化に係る周知活動としては、既に資
源エネルギー庁及び電力・ガス取引監視等委員会により、各地方経済産業
経済産業局では説明会も実施されていません。
その様な中で、来年4月のガス全面自由化と同時に、LPガスと同じく自由料金になる簡易ガス団地があること 局の協力を得ながら、順次全国で説明会を開催しております。
また、改正後のガス事業法においては、需要家が料金その他の供給条件
は、全く「寝耳に水」です。ガス審議会の消費者委員は、強く経過措置料金規制の廃止に反対しています。
を十分に理解した上で小売供給契約を締結することができるようにするた
○国民生活にとり必要不可欠な都市ガスが、消費者保護のある一括契約である公共料金から自己責任と交渉 め、ガス小売事業者に対して説明義務を課すこととしています。
今回経過措置料金規制が課されなかった事業者についても、現行の供給
力の伴う自由料金での戸別契約になることは、消費者には一大事です。
そのような簡易ガス団地の料金に関する大きな変更を、消費者が常日頃は閲覧しない各経産局ウエブやエネ庁 約款に基づく契約が自由料金としての小売供給契約に切り替わるに当たっ
による一部消費者団体への意見募集巡回で、簡易ガス団地のガスを利用する消費者に意見募集を周知して、 ては、こうした説明義務を履行する必要があることと整理しております。そ
意見を聴集したことを既成事実とすることは、あまりにも消費者不在の乱暴な手続きであり、到底に納得できま の方法については、ダイレクトメールやパンフレット等に供給条件に係る情
報を記載することや、インターネットのウェブサイト上で需要家に閲覧させる
せん。
どうして経過措置料金規制が廃止予定とされる簡易ガス団地の消費者に対して、直接その趣旨やメリット・デメ 方法等を認めているところです。
こうした説明義務が適切に履行されることにより、事業者から家庭用消費
リットや意見募集について、検針票やチラシ等で丁寧に周知・理解を求める手続きをしないのでしょうか。
者への告知は十分に果たされるものと考えております。
○電気では小売全面自由化後も、経過措置料金規制は継続し、消費者は様子を見ることができました。しかし
自由化と同時に経過措置料金が廃止される簡易ガス団地に居住する消費者の不安は大きいものがあります。
自由料金であるLPガスでは、料金など取引に関する相談は根強く残りますが、LPガスは販売店を変更すること
が容易です。従って、住宅団地型団地ではLPガスボンベの販売店に変更することはできますが、集合団地型団
地では賃貸も多く、またベランダにLPガスのボンベは置けないために、別のLPガス事業者への変更は困難で
す。
ほとんどの簡易ガス会社はLPガスのボンベでの販売も兼営しており、他燃料と競争の激しい新築や業務用での
LPガス料金値下げ分を、集合団地型団地に転嫁し、値上も簡単にできると思います。
オール電化への変更は、年金や低所得家庭には負担が大きく不可能です。
2-2
5
ガスシステム改革小委員会において、経過措置が課されないこととなった
日から3年間の時限措置である「特別な事後監視」と、小売全面自由化後、
全てのガス小売事業者を対象として実施する「一般的な市場監視」につい
て議論されました。
「特別な事後監視」とは、経過措置料金規制が課されない旧一般ガス事業
者及び旧簡易ガス事業者(以下「旧一般ガス事業者等」という。)に対して行
う標準家庭における1ヶ月のガスの使用量を前提とした小売料金(標準的
な小売料金)の水準に着目した事後監視です。
すなわち、経過措置料金規制が課されない旧一般ガス事業者等が、原料
費や託送料金などの上昇に比して、標準的な小売料金の合理的でない値
上げを行っていないかどうかをしっかりと監視していくこととなります。
「一般的な市場監視」について、全てのガス小売事業者が設定する小売
料金水準の確認等を行っていく予定であり、小売料金の不当な値上げによ
り、需要家利益が阻害されることがないよう、しっかりと監視していくこととな
ります。
ガスシステム改革小委員会で議論された上記の趣旨を踏まえ、具体的な
監視の方法について引き続き検討を行ってまいります。
○料金規制のある簡易ガス対象外である70戸以下のアパートや団地において、LPガス販売店が変更される場
合もありますが、その大半はLPガス販売店による無償での敷地内ガス工事やガス器具のリフォームが理由であ
り、そのコストは居住者のガス料金に転嫁されています。
経過措置料金規制が廃止される簡易ガス団地では、敷地内ガス工事価格も簡易ガス事業者が第三者の審査も
なく独占的に相手次第で自由に設定することができ、価格が不透明になり、居住者からの苦情も増えると考えま
す。
○ガス自由化の本旨は「新たな簡易ガス会社やLP販売店を選べること」です。
全国に7,600の簡易ガス団地があり、約140万世帯が利用しています。
本来ならば、LPガス販売店の変更が困難な集合住宅型ガス団地こそ、「値下げは自由でも、上限ガス価格とし
て経過措置料金を残す」べきです。
○経過措置料金規制が廃止予定の簡易ガス団地では検針票やチラシ等で丁寧に周知し団地自治会などで意
見を聞いた上で、その廃止の是非を総合的に決めて下さい。
貴局所管の簡易ガス団地では来年4月の小売自由実施後、暫くは簡易ガス団地内のLP販売店の競争状態を
見極めるためにも経過措置料金規制を残して下さい。
また経済産業局のガス自由化の説明前に、経過措置料金規制の廃止を決めることは、手続き上で大きな問題
があります。『電気・ガス取引監視等委員会』や『消費者委員会』は、消費者目線に適う手続きを経産局が実施
するよう勧告をして頂きたいと思います。
整理No.1-1及び1-3をご確認ください。
ガス料金や内管等の設備工事に伴う費用負担については、ガス事業法
上ガス小売事業者に対して説明義務・書面交付義務を課しており(ガス事
業法第14条及び第15条並びにガス小売事業の登録の申請等に関する省
令第3条第1項第7号、第8号及び第12号)、加えて、「ガスの小売営業に
関する指針」(案)においても、ガス料金に工事費等が含まれている場合に
おいては、請求書等へ内訳を明記することを望ましい行為と位置付けること
としており、こうした制度的措置によってガス料金や敷地内ガス工事費用の
透明性の確保を図っております。
【参考】ご意見全文
意見
ご意見
No.
1.全国約7000団地のうち、約1700団地しか経過措置料金が指定されないのは問題です。簡易ガス事業の競争が見通せない中で、拙速に料金規制を解除すべきではありません。
2017年4月の都市ガスの小売全面自由化が、地域住民のくらしに与える影響はきわめて大きいものがあります。簡易ガスは特定ガス発生設備を通じて簡易ガス団地内の需要家に供給される仕組みであり、
消費者が都市ガスやLPガスに切り替えできる可能性は設備の制約から極めて低いと言えます。また、簡易ガス事業への新規参入事業者がほとんど見込めない現状では、今回の制度変更が料金の引き上
げに直結しかねません。
今回の案について、全国約7000社団地のうち約1700団地しか経過措置料金が指定されないこと、住宅団地型と集合住宅型のうち特に後者が指定されないことは問題であり、消費者保護の観点から、このよ
うな状況で拙速に料金規制を解除すべきではないと考えます。
1
2.資源エネルギー庁と各経済産業局は、今回の案について簡易ガス利用者への周知を徹底してください
今回の変更案は、利用者に与える影響はきわめて大きいものがありますが、そもそも十分に知られていません。特に変更案において経過措置料金規制に係る指定がされない利用者に対して、様々なツー
ル・機会を利用して、十分な周知を図るべきと考えます。
3.経過措置料金規制に係る指定がされない事業者は、利用者への周知・説明を徹底するべきです
簡易ガス自由化開始当初から経過措置料金規制に係る指定がされない事業者及び、その後解除基準に該当し経過措置料金規制に係る指定が解除されることになった事業者は、その旨の利用者への周
知・説明を徹底してください。
4.資源エネルギー庁と各経済産業局は、簡易ガス自由化実施後の監視の具体的な方法を示してください
今回、各経済産業局は、多くの簡易ガス団地について「適正な競争環境が確保されている」と評価して、経過措置料金規制に係る指定をしない方向性を示しています。しかし、指定されなかった団地におけ
る「規制なき独占」による値上げについて、どのように行政として監視するのか、監視の具体的な方法を示すべきです。また、簡易ガス市場の自由化後に値上げが起きた場合にどのように対処するのか、そ
の基本方針を示すべきと考えます。
2
○10月の指定旧供給区域等の指定に関するパブリックコメントでも意見を提出しましたが、消費者は簡易ガスも含めて、都市ガス小売が全面自由化されること自体を殆ど知らないのが実情です。
また今年1月に経済産業省のガス審議会でこれら制度改革が決定したようですが、11月半ばになっても半分の経済産業局では説明会も実施されていません。
その様な中で、来年4月のガス全面自由化と同時に、LPガスと同じく自由料金になる簡易ガス団地があることは、全く「寝耳に水」です。ガス審議会の消費者委員は、強く経過措置料金規制の廃止に反対して
います。
○国民生活にとり必要不可欠な都市ガスが、消費者保護のある一括契約である公共料金から自己責任と交渉力の伴う自由料金での戸別契約になることは、消費者には一大事です。
そのような簡易ガス団地の料金に関する大きな変更を、消費者が常日頃は閲覧しない各経産局ウエブやエネ庁による一部消費者団体への意見募集巡回で、簡易ガス団地のガスを利用する消費者に意見
募集を周知して、意見を聴集したことを既成事実とすることは、あまりにも消費者不在の乱暴な手続きであり、到底に納得できません。
どうして経過措置料金規制が廃止予定とされる簡易ガス団地の消費者に対して、直接その趣旨やメリット·デメリットや意見募集について、検針票やチラシ等で丁寧に周知·理解を求める手続きをしないので
しょうか。
○電気では小売全面自由化後も、経過措置料金規制は継続し、消費者は様子を見ることができました。しかし自由化と同時に経過措置料金が廃止される簡易ガス団地に居住する消費者の不安は大きいも
のがあります。
自由料金であるLPガスでは、料金など取引に関する相談は根強く残りますが、LPガスは販売店を変更することが容易です。従って、住宅団地型団地ではLPガスボンベの販売店に変更することはできます
が、集合団地型団地では賃貸も多く、またベランダにLPガスのボンベは置けないために、別のLPガス事業者への変更は困難です。
ほとんどの簡易ガス会社はLPガスのボンベでの販売も兼営しており、他燃料と競争の激しい新築や業務用でのLPガス料金値下げ分を、集合団地型団地に転嫁し、値上も簡単にできると思います。
オール電化への変更は、年金や低所得家庭には負担が大きく不可能です。
○料金規制のある簡易ガス対象外である70戸以下のアパートや団地において、LPガス販売店が変更される場合もありますが、その大半はLPガス販売店による無償での敷地内ガス工事やガス器具のリ
フォームが理由であり、そのコストは居住者のガス料金に転嫁されています。
経過措置料金規制が廃止される簡易ガス団地では、敷地内ガス工事価格も簡易ガス事業者が第三者の審査もなく独占的に相手次第で自由に設定することができ、価格が不透明になり、居住者からの苦情
も増えると考えます。
○ガス自由化の本旨は「新たな簡易ガス会社やLP販売店を選べること」です。全国に7,600の簡易ガス団地があり、約140万世帯が利用しています。本来ならば、LPガス販売店の変更が困難な集合住宅型
ガス団地こそ、「値下げは自由でも、上限ガス価格として経過措置料金を残す」べきです。
○経過措置料金規制が廃止予定の簡易ガス団地では、検針票やチラシ等で丁寧に周知し、団地自治会などで意見を聞いた上で、その廃止の是非を総合的に決めて下さい。
貴局所管の簡易ガス団地では、来年4月の小売自由実施後、暫くは簡易ガス団地内のLP販売店の競争状態を見極めるためにも経過措置料金規制を残して下さい。
また経済産業局のガス自由化の説明前に、経過措置料金規制の廃止を決めることは、手続き上で大きな問題があります。『電気·ガス取引監視等委員会』や『消費者委員会』は、消費者目線に適う手続きを
経産局が実施するよう勧告をして頂きたいと思います。