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『50 曲リクエスト・コンサートって、どんな演奏会?』
え~~と、
、
、みなさんに作っていただく演奏会です!
・文化ホールに入られるとき、プログラムをお渡しします。
・その中に 50 曲の演奏候補曲が書いてあります。
・この中から、会場の皆さまに選んでいただいた曲を歌います!
『え?どういう順番で?』
ゴセンちゃん
2016 年 12 月 10 日(土) 14 時開演
御所市文化ホール(アザレアホール内)
・菊地と池田がお客さまに背を向けて立ち、エィ!と振り向きます。
・その時、一番早く手を挙げて頂いた方の、ご希望曲を歌います。
・それ以外の趣向は当日のお楽しみに!
演奏会が始まるまで、なにを歌うか分かりませんので、菊地も池田もドッキドキです!50 曲の中には、懐かしい日本の歌、外国の歌曲、
オペラの有名な曲、そして歌謡曲まで入っています。
私が企画した演奏会で回を重ねていますが、ソプラノの菊地さん、ピアニストの飯田くん以外では難しい企画です。菊地さんは、たくさんの
演奏会に出演していますが、出演したオペラの演目の数は、ギネスブックに登録を考えているほどで、日本初演のオペラにもたくさん出演して
います。ちょっとやそっとの事では慌てない、肝っ玉の据わった女性です!オペラ『喋々夫人』の“ある晴れた日に”の次は、美空ひばりの
“川の流れのように”を歌うことだってあるのですから…。
伴奏者も大変です。ピアノの椅子の横の机に 50 曲の楽譜を並べ、選ばれた曲の楽譜を即座に選び、前奏を弾き始めなければなりません。
日常は心配になるほどホンワカしている飯田くんですが、演奏会が始まるとキリリと男振りを上げ見事なアドリブを含む演奏で、お客様を、
そして共演の私たちを楽しませてくれます。二重唱の曲もたくさん入っていますので、菊地と池田は、それぞれ 30 曲くらいを暗譜して用意
しています。
会場にお出で頂き、お好きな曲を選んで頂き、一緒に演奏会を作ってくださいますよう、お願いします!!
こんにちは、ソプラノ歌手の菊地美奈です。オペラの歌い方、マイクを通さない生の歌声は、初めての方にはびっくりされるような迫力
なんですよ!!それに加えて 50 曲の中からお客様にリクエストしていただくシステムはとってもスリリング。次は何の曲がリクエストされる
かしら?と私はいつもドキドキしています。
皆さんと会場でお会いできるのを楽しみにしています♪
私は、これまでも色々なコンサートに参加させていただいてきました。が、このシリーズほど破天荒な企画を他に知りません。なんと我々が
プログラムを決めるのではなく、お客様が聴きたい曲を選ぶのです!しかもその場で!もちろんこれは、ある意味本来の姿なのかもしれません。
レストランで食べたい物を注文するように、聴きたい曲を聴く、ごく当たり前のようにも思えます。あるいはまるで、パーティーの席で客人の
一人が皆に促されて席を立ち、リクエストされた歌を披露するように、音楽文化を楽しむ姿としてはとても豊かで、自然な有り様なのかもしれ
ません。
しかし!私はこの提案を最初に頂いた時、それは面白そう!と賛同しながらも、ん?待てよ、と。よく考えるとなんと我々は、一生懸命練習
して、コンサート 2 つ分を超える曲の用意をしながら、その半分以上を本番でご披露出来ないことになる!ああ!なんということでしょう!
まるでレストランで丹誠込めて作ったにもかかわらず食べてもらえない料理のように、陽の目をみない可哀想な名曲たちよ!いやしかし!
お客様がご所望でないのですから、それは仕方ありません。それで良いに違いない!でも、
、
、
、でもぉ!
この企画はお客様にとっては楽しい。これは間違いありません。しかしその裏事情を考えると、かくも恐ろしい企画なのですっ!それでも
この企画をお引き受けした理由はひとつです。この企画を熱く語る時の池田直樹さんのお顔といったら、
、
、
。目を見開いて顔を寄せ、それから
まるで小さないたずらっ子のように斜め 45 度でニヤリと笑う、そのいかにも楽しそうな、魅力的な笑顔の前に、どーしても抗う事ができない
のです。それは、膨大なレパートリーを持つもう一人の歌い手、この企画にピッタリな菊地美奈さんとて同じ思いでしょう。
1曲ごとお客様方に手をお上げいただき、リクエスト曲を紡いでいく。他ではめったに見られないスタイルは、きっと皆様にお楽しみ頂ける
ことでしょう。なのに、どんな内容になるのか、始まるまでだーれも知らないのです。なんて、ドキドキする企画なのでしょう♡
では、コンサート会場でお会いしましょう。