国指定史跡佐貫石仏発掘調査現地説明会開催について 日時 平成 28 年 12 月 17 日(土曜日) 午前の部 午前 10 時 30 分から 約1時間 午後の部 午後1時 30 分から 約1時間 ※小雨決行、荒天の場合は中止 場所 塩谷郡塩谷町佐貫地内 佐貫石仏発掘調査現場 調査の概要 調査主体 塩谷町 調査機関 公益財団法人とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センター 遺跡の内容 ま がいぶつ ① 佐貫石仏は、岩肌に像高 18mほどの大日如来が彫られた磨崖仏です。平安時代末から鎌倉時 代頃の作と考えられ、大正 15 年(1926)に国史跡に指定されました。 この石仏を保存するため、 塩谷町では本年度から3ヶ年の予定で遺跡発掘調査を行うこととしました。 いしれつ ② 発掘調査の結果、崖面から5~6m離れた位置に、崖に平行した石列を発見しました。現在、 せんこく れんべん 佐貫石仏の線刻は、蓮弁の下が途切れていて、石仏が浮いているように見えますが、今回の しゅ み だ ん 調査により、石仏の下に高さ 1.5m、奥行き5~6mの壮大な須弥壇(仏様を乗せるための土 台)が築かれていた可能性があることが分かりました。 てつくぎ さいせん ③ 石列の前面からは鉄釘や中世から現代に至るお金が出土しました。お賽銭と思われます。石 仏が造られて以来、現代に至るまで信仰され続けてきたことが分かります。鉄釘は小さく、 仏前に置かれた机等を組み立てたものと推測されます。また、平安時代末~鎌倉時代初め頃 と う みょう の燈 明 皿の破片が出土していることから、これまで考えられていた造像の年代を裏付けるも のとなる可能性があります。 ほ っ たてばしら た て も の あ と おが ④ 石列から南へ7mほど離れた位置でも、東西に長い掘立柱建物跡を発見しました。仏像を拝む どう ための堂と考えられますが、建物の時期は現在検討中です。 問い合わせ先 ・公益財団法人 とちぎ未来づくり財団 埋蔵文化財センター 普及資料課 電話 0285-43-1971(月曜日~金曜日 8時 30 分~17 時 15 分) ・佐貫石仏 発掘調査事務所 電話 090-2336-6656(現地説明会当日) その他 ・ 事前申込は不要です。開始時間までに現地にお集まりください。 ・ 当日は石仏の前の道(町道川村佐貫線)は、車両進入を規制し、周辺に臨時駐車場を設けます。 誘導員を配置しますので、指示に従って下さい。 ・ 駐車場には限りがありますので乗り合わせでお越しください。満車になった場合は、別の 場所(川村ゲートボール場)へ駐車をお願いする場合があります。
© Copyright 2024 ExpyDoc