第 4 章 生活排水処理基本計画

第4章
生活排水処理基本計画
第 4 章 生活排水処理基本計画
4. 生活排水処理基本計画
4.1. 生活排水処理の現状及び課題
4.1.1. 生活排水処理のフロー
本市の生活排水処理フローは、図 4.1-1 に示すとおりです。生活排水は、し尿とし尿以
外の生活雑排水(お風呂、洗濯機、台所などからの排水)に分けられます。
公共下水道や合併処理浄化槽が整備されている世帯の生活排水は、し尿も生活雑排水も
処理されて公共用水域に放流されています。
しかし、単独処理浄化槽やくみ取り世帯の生活雑排水は、未処理のまま公共水域に放流
される状況となっています。
合併処理浄化槽や単独処理浄化槽から発生する浄化槽汚泥やくみ取りし尿は、本市の浄
化センターで適切に処理しています。
生活排水
し尿・生活雑排水
流域関連
公共下水道
脱
水
汚
泥
し尿
合併処理
浄化槽
汚
泥
単独処理
浄化槽
生活雑排水
くみ取り
汚
泥
し
尿
狭山市
浄化センター
処理水
処
理
水
セメント原料化
肥料化
処
理
水
処
理
水
公 共 用 水 域
図 4.1-1 生活排水処理フロー
81
し渣
脱水汚泥
堆肥化
焼却処理
(外部委託)
第 4 章 生活排水処理基本計画
4.1.2. 生活排水処理体制
(1) 処理主体
生活排水の処理施設及び設備は、公共下水道及び狭山市浄化センター、合併処理浄化槽
などの設備があります。各施設や設備で処理の対象とする生活排水と処理主体は、表 4.1-1
に示すとおりです。
なお、公共下水道については、終末処理施設(新河岸川水循環センター)を埼玉県、下
水を流す管渠を本市が維持管理しています。
合併処理浄化槽及び単独処理浄化槽は、個人が設置して維持管理を行っています(ただ
し、単独処理浄化槽の新規設置は法律で禁止されています)
。
し尿・浄化槽汚泥を処理する狭山市浄化センターは、本市が維持管理しています。
表 4.1-1 生活排水処理の主体
処理施設の種類
対象となる生活排水の種類
処理主体
公共下水道
し尿及び生活雑排水
県・市
合併処理浄化槽
し尿及び生活雑排水
個人
単独処理浄化槽
し尿
個人
狭山市浄化センター
し尿及び浄化槽汚泥
市
(2) 収集・運搬
本市のし尿・浄化槽汚泥の収集運搬体制は、表 4.1-2 に示すとおりです。
表 4.1-2 収集・運搬体制
区分
し尿(事業系)
し尿(家庭系)
浄化槽汚泥
体制
許可業者
委託
許可業者
82
第 4 章 生活排水処理基本計画
(3) 生活排水処理施設の状況
① 浄化センターの位置図
本市の浄化センターの位置図は、図 4.1-2 に示すとおりです。
浄化センター
新狭山駅
狭山日高IC
狭山市駅
稲荷山公園駅
入曽駅
図 4.1-2 浄化センターの位置図
83
第 4 章 生活排水処理基本計画
② し尿処理施設
本市で発生するし尿・浄化槽汚泥は、浄化センター(し尿処理施設)で処理しています。
浄化センターの概要は、表 4.1-3 に示すとおりです。
浄化センターは、
平成 16 年 4 月に稼働を開始しており、
処理能力 39kL/日の施設です。
搬入されたし尿・浄化槽汚泥は、脱水汚泥と処理水に分離され、処理後の処理水は、公
共下水道に放流しています。
表 4.1-3 浄化センターの概要
施設区分
所在地
処理方式
処理能力
メーカー
建設費
工期
稼働開始
敷地面積
建物延べ面積
し尿処理施設
狭山市柏原3467番地1ほか
前処理脱水希釈・下水道放流方式
39 kℓ/日
三井造船㈱
1,102,500,000円
平成13年 9月~平成16年 3月
平成16年4月
21,000m2(都市計画決定)
1,495.05m2(トラックスケール、上屋33.75m2は除く)
図 4.1-3 浄化センターの外観
84
第 4 章 生活排水処理基本計画
③ 公共下水道
本市の公共下水道は、昭和 46 年度から、まず新市街地(狭山台地区 113 ヘクタール)
を対象に事業認可を受け、単独公共下水道として事業に着手しました。
この事業の完了と同時の昭和 50 年度から荒川右岸流域下水道に参画し、全体計画処理区
域を行政区域の 84%にあたる 4,125 ヘクタールとして、整備をすすめています。
荒川右岸流域下水道は、本市のほか川越市、所沢市、入間市、朝霞市、志木市、和光市、
新座市、富士見市、ふじみ野市、三芳町、川島町、吉見町の 10 市 3 町を処理区域とし、
汚水は、和光市の終末処理場(新河岸川水循環センター)で処理されます。
処理場と各市町を結ぶ幹線の流域下水道は、関連市町も建設費を負担し県が建設し、流
域下水道と各家庭等を結ぶ流域関連公共下水道は、各市町が整備します。
本市は、平成 7 年度末には市街化区域の整備をほぼ完了し、平成 5 年度からは市街化調
整区域の整備に着手、平成 27 年度から市街化調整区域第4期事業を行っています。
下水道の普及状況を表 4.1-4 に示します。
表 4.1-4 下水道普及状況
年度
項目
H22
H23
H24
H25
H26
H27
普及率(B/A)
%
93.8
94.2
94.9
95.2
95.4
95.5
行政区域内人口(A)
人
157,088
156,321
155,237
154,645
154,126
153,516
処理区域内人口(B)
人
147,304
147,231
147,247
147,191
147,067
146,623
85
第 4 章 生活排水処理基本計画
(4) 運営組織
本市の一般廃棄物(生活排水)に関する運営組織は、図 4.1-4 に示すとおりとなってい
ます。
浄化槽汚泥やくみ取りし尿を処理する「浄化センター」の管理運営は、奥富環境センタ
ーのもとで行われています。
なお、公共下水道の整備事業は、上下水道部で所管し、浄化槽の設置及び法定点検等の
啓発、指導は環境経済部環境課が所管しています。
担当
資源循環推進課
奥富環境センター
図 4.1-4
業務内容
総務担当
浄化センター
(1)一般廃棄物に係わる総合調整に関すること
(2)一般廃棄物処理基本計画に関すること
(3)廃棄物減量等推進審議会に関すること
(4)一般廃棄物の減量化及び資源化に関すること
(5)一般廃棄物処理業の許可に関すること
(6)廃棄物減量等推進員に関すること
(7)一般廃棄物処理業の手数料に関すること
(8)清掃事業員の労働安全衛生に関すること
(9)廃棄物処理施設及び関連施設の整備計画に関すること
(1)し尿、浄化槽汚泥等の処理業務に関すること
(2)収集運搬許可業者の指導監督に関すること
(3)し尿収集手数料の徴収に関すること
(4)浄化センターの維持管理に関すること
し尿・浄化槽汚泥等の処理に関する運営組織と業務内容
86
第 4 章 生活排水処理基本計画
4.2. 生活排水処理の実績
4.2.1. 生活排水処理形態別人口
本市の生活排水処理形態別人口は、表 4.2-1 及び図 4.2-1 に示すとおりです。
平成 27 年度では、約 9 割の人口が公共下水道処理となっています。
また、公共下水道整備の進展に伴い、浄化槽人口(合併処理浄化槽、単独処理浄化槽)
やし尿収集人口は、減少傾向となっています。
生活排水処理率は、増加傾向を示しており、平成 27 年度で 95.5%となっています。
表 4.2-1 処理形態別人口の推移
年度
項目
H22
H23
H24
H25
H26
H27
人
157,088
156,321
155,237
154,645
154,126
153,516
人
146,174
146,543
146,525
146,414
146,839
146,614
公 処理区域内人口
共
下 水洗化人口
水
水洗化率
道
人
147,304
147,231
147,247
147,191
147,067
146,623
人
143,236
143,620
143,698
143,709
144,280
144,176
%
97.2
97.5
97.6
97.6
98.1
98.3
合併処理浄化槽人口
人
2,938
2,923
2,827
2,705
2,559
2,438
生活排水処理率
%
93.1
93.7
94.4
94.7
95.3
95.5
生活排水未処理人口
人
10,914
9,778
8,996
8,231
7,287
6,902
単独処理浄化槽人口
人
10,168
9,102
8,389
7,676
6,779
6,428
し尿収集人口
人
746
676
607
555
508
474
自家処理人口
人
0
0
0
0
0
0
総人口(計画処理区域内人口)
生活排水処理人口
180,000
130
157,088
処
理
形
態
別
人
口
(
人
)
156,321
155,237
154,645
154,126
153,516
150,000
120
120,000
110 生
活
排
100 水
処
90 理
率
(
%
80 )
90,000
93.1
93.7
94.7
94.4
95.3
95.5
60,000
30,000
0
70
H22
H23
H24
H25
公共下水道
合併処理浄化槽
し尿収集
生活排水処理率
H26
図 4.2-1 処理形態別人口の推移
87
H27
単独処理浄化槽
第 4 章 生活排水処理基本計画
4.2.2. 収集・運搬量
本市のし尿・浄化槽汚泥量の推移は、表 4.2-2 及び図 4.2-2 に示すとおりです。
浄化槽人口やし尿収集人口は、減少傾向となっていますが、し尿・浄化槽汚泥量は横ば
い傾向となっています。
このため、1 人 1 日あたりのくみ取りし尿・浄化槽汚泥は、年々上昇傾向を示していま
す。
表 4.2-2 し尿・浄化槽汚泥量の推移
年度
項目
収集搬入量
H22
H23
H24
H25
H26
H27
kℓ
8,754
8,969
9,236
8,948
8,453
8,599
くみ取りし尿
kℓ
1,537
1,442
1,394
1,349
1,258
1,333
浄化槽汚泥
kℓ
7,217
7,527
7,842
7,599
7,195
7,266
1人1日あたりのくみ取りし尿
ℓ/人・日
5.64
5.83
6.29
6.66
6.78
7.68
1人1日あたりの浄化槽汚泥
ℓ/人・日
1.51
1.71
1.92
2.01
2.11
2.24
12,000
し
尿
・
浄
化
槽
汚
泥
量
(
k
ℓ
)
10,000
12
8,754
8,969
9,236
8,948
8,000
6,000
5.64
5.83
6.66
6.29
8,453
8,599
8
6.78
7.68
4,000
2,000
10
6
4
1.51
1.71
2.01
1.92
2.11
2.24
2
0
0
H22
H23
くみ取りし尿
H24
H25
H26
浄化槽汚泥
1人1日あたりのくみ取りし尿
H27
1人1日あたりの浄化槽汚泥
図 4.2-2 し尿・浄化槽汚泥量の推移
88
(
ℓ
/
人
・
日
)
1
人
1
日
あ
た
り
の
し
尿
・
浄
化
槽
汚
泥
量
第 4 章 生活排水処理基本計画
4.2.3. し尿処理経費
本市のし尿処理(浄化槽汚泥含む)の経費は、表 4.2-3 及び図 4.2-3 に示す通りです。
処理経費は年々減少傾向を示していますが、1kℓ あたりの処理経費は、横ばい傾向とな
っています。
表 4.2-3 し尿処理経費の推移
項目
年度
し尿処理経費
H22
H23
H24
H25
H26
H27
千円
112,072
106,641
101,473
98,228
99,038
97,750
千円
14,141
13,283
12,273
11,593
11,349
11,004
直営
千円
-
-
-
-
-
-
委託
千円
14,141
13,283
12,273
11,593
11,349
11,004
千円
75,057
74,762
71,501
68,794
71,503
69,074
直営
千円
45,795
40,689
45,018
42,555
44,552
39,997
委託
千円
29,262
34,073
26,483
26,238
26,951
29,077
千円
9,246
10,316
9,709
10,021
9,165
8,795
直営
千円
-
-
-
-
-
-
委託
8,795
収集費
処理費
処分費
千円
9,246
10,316
9,709
10,021
9,165
共通管理費
千円
13,628
8,281
7,989
7,820
7,022
8,877
1kℓあたりの処理経費
円/kℓ
12,802
11,890
10,986
10,977
11,717
11,367
140,000
28,000
1
120,000
し 100,000
尿
処 80,000
理
経 60,000
費
(
千 40,000
円
) 20,000
112,072
12,802
106,641
11,890
24,000 k
101,473
98,228
99,038
97,750
10,986
10,977
11,717
11,367
H24
H25
H26
H27
0
H22
収集費
H23
処理費
処分費
共通管理費
図 4.2-3 し尿処理経費の推移
89
L
20,000 当
り
の
16,000
処
理
12,000 経
費
8,000 (
円
/
4,000 k
ℓ
0
)
1kℓ当りの処理経費
第 4 章 生活排水処理基本計画
4.3. 生活排水処理基本計画の動向
平成 26 年に国は、3 省(農林水産省・国土交通省・環境省)合意に基づき、今後 10 年
先を目処に汚水処理施設未整備区域の概成を目指し、市町村の「生活排水処理基本計画」
の上位計画である都道府県の生活排水処理構想の見直しを要請しました。
このことを受けて、埼玉県は、平成 27 年度に「埼玉県生活排水処理施設整備構想」の定
期見直しにあたり、市町村の「生活排水処理基本計画」の見直しを求めました。
本市の「生活排水処理基本計画」は、市内全域を公共下水道で整備する計画になってお
りますが、国の方針を踏まえて目標年次までに整備を進めるためには、費用対効果等から
他の類似排水処理施設との調整を図る必要があると考えます。
なお、
「埼玉県環境基本計画(平成 24 年 7 月)
」でも、河川の汚濁原因となっている生
活排水対策を推進することとしています。また、その計画の中での生活排水処理率の目標
は、平成 28 年度に 92%を目指すこととなっていますが、本市は既に目標を達成している
状況です。
90
第 4 章 生活排水処理基本計画
4.4. 生活排水処理基本計画
4.4.1. 基本方針
本計画における生活排水の基本方針は、以下のとおりです。
【基本方針1 公共下水道整備の推進】
公共下水道の普及率は 90%を越えておりますが、さらなる向上を図るため、公共
下水道の整備を推進するとともに、供用開始区域内の接続を促進します。
【基本方針2 生活雑排水処理の推進】
公共下水道の事業計画区域外においては、単独処理浄化槽で処理している世帯があ
ることから、合併処理浄化槽への指導を促進します。
【基本方針3 し尿処理施設の維持管理】
「狭山市浄化センター」において、し尿と浄化槽汚泥を処理しています。今後も十
分な処理機能を維持するために適切な維持管理を継続します。
【基本方針4 浄化槽の適切な維持管理】
浄化槽設置者は、浄化槽の処理機能を維持するために適切な維持管理を行う責務が
あります。また、法定点検を行う必要もあります。したがって、本市は浄化槽の適切
な維持管理をさらに向上させるために設置者に対して助言・指導を行います。
91
第 4 章 生活排水処理基本計画
4.4.2. 目標値
(1) 処理の目標
本計画における生活排水処理の目標は、表 4.4-1 に示すとおり、生活排水処理率を現状
の約 95.5%から計画目標年度までに約 98%にすることを目指します。
表 4.4-1 生活排水処理の目標
項目
生活排水処理率
%
H22年度
H27年度
H33年度
(基準年度)
(中間目標年度)
(計画目標年度)
93.1
95.5
98.0
*平成 33 年度の計画目標値は、
「第 2 次狭山市環境基本計画(改定版)
」施策(2)-2 良好な水環境の形
成の個別指標より掲載。
(2) 処理形態別人口
本計画の生活排水処理人口の内訳は、表 4.4-2 に示すとおりです。
表 4.4-2 生活排水処理形態別人口の内訳
項目
H22年度
H27年度
H33年度
(基準年度)
(中間目標年度)
(計画目標年度)
行政区域内人口
人
157,088
153,516
147,972
計画処理区域内人口
人
157,088
153,516
147,972
生活排水処理人口
人
146,174
146,614
145,052
(3) 生活排水処理の区域
本計画の対象区域は、狭山市全域とします。
92
第 4 章 生活排水処理基本計画
4.4.3. 生活排水処理形態別の将来人口
本計画の生活排水処理形態別の将来人口は、表 4.4-3 及び図 4.4-1 に示すとおりとし
ます。今後、下水道の普及に伴い下水道人口は増加し、非水洗化人口、単独処理浄化槽人
口及び合併処理浄化槽人口は減少することが見込まれます。
また、生活排水処理率は、計画目標年度までに約 98%に向上する計画とします。
表 4.4-3 生活排水処理形態別の将来人口
H22年度
項目
総人口(計画処理区域内人口)
H27年度
(基準年度)
H33年度
(中間目標年度) (計画目標年度)
人
157,088
153,516
147,972
人
146,174
146,614
145,052
公
処理区域内人口
共
下 水洗化人口
水
水洗化率
道
人
147,304
146,623
143,249
人
143,236
144,176
143,249
%
97.2
98.3
100.0
合併処理浄化槽人口
人
2,938
2,438
1,803
生活排水処理率
%
93.1
95.5
98.0
生活排水未処理人口
人
10,914
6,902
2,920
単独処理浄化槽人口
人
10,168
6,428
2,716
し尿収集人口
人
746
474
204
自家処理人口
人
0
0
0
生活排水処理人口
200,000
180,000
160,000
98.0
157,088
153,516
140,000
120,000
147,972
98
96
94
95.5
92
93.1
90
80,000
88
60,000
86
(
40,000
84
)
生
活
排
水
処
理
率
%
100,000
20,000
82
(
生
活
排
水
処
理
形
態
別
人
口
人
100
)
0
80
H22年度
(基準年度)
H27年度
(中間目標年度)
H33年度
(計画目標年度)
公共下水道
合併処理浄化槽人口
単独処理浄化槽人口
し尿収集人口
自家処理人口
生活排水処理率
図 4.4-1 生活排水処理形態別の将来人口
93
第 4 章 生活排水処理基本計画
4.4.4. し尿・浄化槽汚泥量の見通し
し尿量、合併処理浄化槽汚泥及び単独処理浄化槽汚泥の収集量の見込みは、表 4.4-4 及
び図 4.4-2 に示すとおりです。
し尿・浄化槽汚泥の収集量は、下水道の普及により、計画目標年度の平成 33 年度には約
4,300 kℓ/年になる見通しです。
表 4.4-4 し尿・浄化槽汚泥量の見通し
項目
H22年度
H27年度
H33年度
(基準年度)
(中間目標年度)
(計画目標年度)
人
157,088
153,516
147,972
人
146,174
146,614
145,052
公 整備人口
共 接続人口
下
接続割合
水
道
対総人口割合
人
147,304
146,623
143,249
人
143,236
144,176
143,249
%
97.2
98.3
100.0
%
91.2
93.9
96.8
合併処理浄化槽人口
人
2,938
2,438
1,803
生活排水処理率
%
93.1
95.5
98.0
生活排水未処理人口
人
10,914
6,902
2,920
単独処理浄化槽人口
人
10,168
6,428
2,716
し尿収集人口
人
746
474
204
自家処理人口
人
総人口(計画処理区域内人口)
生活排水処理人口
0
0
0
kℓ/年
8,754
8,599
4,267
くみ取りし尿
kℓ/年
1,537
1,333
572
浄化槽汚泥
kℓ/年
7,217
7,266
3,695
合併処理浄化槽汚泥
kℓ/年
-
-
1,474
単独処理浄化槽汚泥
kℓ/年
-
-
2,221
収集搬入量
1人1日あたりのくみ取りし尿
ℓ/人・日
5.64
7.68
7.68
1人1日あたりの浄化槽汚泥
ℓ/人・日
1.51
2.24
-
合併処理浄化槽汚泥
ℓ/人・日
-
-
2.24
単独処理浄化槽汚泥
ℓ/人・日
-
-
2.24
kℓ/日
23.98
23.56
11.69
し尿量
kℓ/日
4.21
3.65
1.57
合併処理浄化槽汚泥量
kℓ/日
単独処理浄化槽汚泥量
kℓ/日
19.77
19.91
し尿量・浄化槽汚泥量
94
4.04
6.08
第 4 章 生活排水処理基本計画
12,000
し 10,000
尿
・
浄 8,000
化
槽 6,000
汚
泥
量 4,000
(
k
2,000
ℓ
)
0
8,754
8,599
4,267
H22年度
(基準年度)
H27年度
(中間目標年度)
くみ取りし尿
H33年度
(計画目標年度)
浄化槽汚泥
図 4.4-2 し尿・浄化槽汚泥量の見通し
なお、算出については、表 4.4-5 に示す 1 人 1 日あたりの量(平成 27 年度実績)を
使用しています。
ただし、浄化槽汚泥は、合併処理浄化槽と単独処理浄化槽の区別ができないため同数値
を用いました。
表 4.4-5 1 人 1 日あたりのし尿・浄化槽汚泥量
1人1日あたりの量
(H27年度実績)
項目
参考値
合併処理浄化槽汚泥
ℓ/人・日
2.24
1.8
単独処理浄化槽汚泥
ℓ/人・日
2.24
0.85
収集し尿
ℓ/人・日
7.68
0.3~16.39
*参考値は、汚泥再生処理センター等施設整備の計画・設計要領より
95
第 4 章 生活排水処理基本計画
4.4.5. 収集・運搬計画
し尿及び浄化槽汚泥の収集・運搬は、現状と同じ体制で実施します。
4.4.6. 中間処理計画
生活排水処理は、現状と同様に、各主体が生活排水処理を適切に維持管理することで、
処理を継続していきます。
浄化センターに搬入されるし尿・浄化槽汚泥は、引き続き適正処理を継続していきます。
4.4.7. 最終処分計画
浄化センターの処理過程で発生する汚泥などは、現状と同じく民間焼却施設での処理を
継続していきます。焼却灰の最終処分も同様に、民間最終処分場での適正処理を継続して
いきます。
96