2016 年 12 月 9 日号 週刊株式アウトルック 来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株式 .............................................................................................. 1 2. 注目テーマ① 家電の買い替えサイクルが到来 ........................................ 2 3. 注目テーマ② 働き方改革 ..................................................................... 3 4. 注目テーマ③ FA 機器は新たな成長サイクルへ ....................................... 4 5. ドル円相場 ............................................................................................ 5 6. 米国株式 .............................................................................................. 5 7. 投資部門別売買動向 ............................................................................. 6 8. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 7 9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 7 10. チャート分析 .......................................................................................... 8 11. 来週・再来週の主なスケジュール............................................................. 9 投資情報部 2016 年 12 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック 1.日本株式 横山 敦史 【日経平均の推移と来週の見通し】 20,000 (円) (兆円) <来週の予想レンジ:18,000~19,000円> 19,000円 19,000 12 11 10 18,000 18,000円 9 日経平均(左軸) 8 75日移動平均(左軸) 17,000 7 16,000 6 5 25日移動平均(左軸) 15,000 4 14,000 3 2 13,000 1 東証一部売買代金(右軸) 12,000 6/21 2016年 7/11 8/1 8/22 9/9 10/3 10/24 11/14 12/5 12/26 0 (月/日) 注:予想はSMBC日興証券 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 米FOMCで材料出尽くし感出るも、基調は不変 来週は13~14日に開かれる米FOMC(連邦公開市場委員会)に市場の注目が集まる。 今回の会合における利上げ実施自体はすでにマーケットで織り込みが進んでおり、材料出尽くし感などから 一時的に目先の利益を確定、もしくはポジションを解消する動きがあると予想する。 しかし、足元のトランプ相場に乗り遅れている投資家もいると想定されるため、日本株市場は調整一巡後に 再び底堅い相場展開へ回帰すると考える。 円安ドル高一服でもリスク資産への資金流入は継続 米金利の目先の達成感や注目の米FOMCを控え、足元ではやや円安ドル高進行に一服感が見られ始めて いる。一方で、NYダウは過去最高値を更新し、日経平均も年初来高値を更新していることなどから、リスク資 産への資金流入は継続していると考えられる。 海外投資家は足元では大きく日本株を買い越しているものの、2016年の売買動向をみると、現物ベースで まだ約5兆円の売り越しとなっている。 7-9月期決算通過で来期業績の回復期待が高まったことや、トランプ次期政権の政策期待などをきっかけと した日本株への資金流入はまだ始まったばかりであり、ドル円が目先弱含んだとしても日本株に対する強気 の見方を変更する必要はないだろう。 1 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 12 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック 2.注目テーマ① 家電の買い替えサイクルが到来 図表1. 実質雇用者報酬とGDP実質消費の動向 325 (兆円) (兆円) 消費増税 GDP実質消費(左軸) 個人消費は、2014年の消費増税以降、駆け込 み需要の反動や節約志向の高まりによって低迷 してきた。この間、賃金は増加しているにも関わ らず、経済の先行きを不安視し、消費ではなく貯 蓄に回す傾向が強かったことが背景にある。しか し、個人消費は回復するとみている。年末商戦を 控える中、株高等を受け、今まで貯蓄に軸を置 いていた消費者マインドが変化するのではない か。これまでの節約疲れも手伝って、高付加価 値品の消費が堅調に伸びていくと期待される。 個人消費拡大の恩恵を受ける材料として、特に 家電の買い替えサイクルに注目したい。例えば、 家 電 エ コ ポ イ ン ト ( 2009~2011 年 ) や 地 デ ジ 化 (2011年)で購入したテレビの平均使用年数は7 年程度を経過した。テレビの買い替え年数は概 ね8年であることから、2017年にかけてテレビの 買い替えサイクルが本格化すると想定される。消 費者態度指数の「耐久財の買い時判断」が堅調 に推移していることも踏まえると、家電消費は今 後拡大していくと考えられる。 家電量販店については、買い替えサイクルに加 え、収益性を重視するビジネスモデルに転換し ている点も評価できよう。家電量販店の販売手 法は「大量生産・大量販売」から「高機能商品・ 高付加価値品の販売」へとシフト。それを主導し ているのがヤマダ電機である。最大手の同社が プライスリーダーとして過度な値引きを修正した ことで業界全体の販売価格は上昇し、粗利率は 大きく改善している。同社は家電の買い替え需 要の恩恵を受ける他、店舗の改装で白物・小物 家電が伸長する等、独自の利益率改善要因も 有している。業界全体に追い風が吹く中で、同 社に注目する。 270 268 320 266 315 264 310 262 305 260 258 300 256 実質雇用者報酬(右軸) 295 254 290 長谷川 景子 / 西尾 浩一郎 252 2011 2012 2013 2014 2015 2016 (年) 出所: 総務省、内閣府よりSMBC日興証券作成 図表2. 家電販売額の推移(実質・季調済) (2015=100) 160 150 140 130 120 110 100 90 80 70 60 家電エコポイント 最大数発行→ (2010年11月 購入分まで注) 消費増税前 駆け込み消費 ←(増税:2014年4月1日~) ←地デジ切り替え (2011年7月24日) 家電エコポイント 2009年5月 ~2011年3月 09 10 11 12 13 14 15 16 17 (年) 注:家電エコポイント(対象:2009年5月~11年3月購入分)は2010年11 月で実質終了。その後は、発行エコポイントの半減やエコポイントが 申請できる商品を限定(2010年12月~)、リサイクルポイントを廃止す る(2011年1月~)、など段階的に終了 出所: 総務省、経済産業省よりSMBC日興証券作成 図表3. 主な家電量販店関連銘柄の業績・株価データ 予想 決算期 予想 営業利益 (百万円) 2730 エディオン 2017/03 19,500 14.4% 12.0 1,141.0 3048 ビックカメラ 2017/08 23,567 7.1% 14.7 1,069.0 7419 ノジマ 2017/03 16,000 9.6% 6.2 1,297.0 8282 ケーズHD 2017/03 24,478 12.6% 12.2 2,175.0 9831 ヤマダ電 2017/03 67,670 16.4% 12.6 632.0 株式 コード 銘柄略称 増益率 予想 PER (倍) 12月8日 終値 (円) 注:予想は12月8日時点のQUICKコンセンサス予想(エディオンとノジマ は東洋経済予想) 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 2 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 12 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック 3.注目テーマ② 働き方改革 武田 泰典 図表1. 雇用人員判断DIおよび有効求人倍率 ▲ 15 (%pt) ▲ 10 (倍) 雇用人員判断DI (「過剰」-「不足」、 左逆軸、四半期) 人 手 不 足 ▲5 政府は11月29日、4回目となる働き方改革実現 会議(議長:安倍首相)を開催した。働き方改革 の柱は2つあり、一つ目は、今回議題となった「同 一労働同一賃金」など非正規雇用の処遇改善。 政府はこれにより、若者の将来に対する不安を 解消し、消費の拡大や出生率の上昇につなげた いとしている。政府は12月半ばにガイドラインを 示し、早ければ来年の通常国会で関連法の改 正を目指す方針である。 改革のもう一つの柱は、第1回会議で議論された 「長時間労働の是正」であり、政府は女性や高齢 者の就労促進、生産性向上等を期待している。 働き方改革は6月に閣議決定された1億総活躍 プランにおいて、新・三本の矢 (注1)すべてに共通 する重要な取り組みと位置づけられており、労働 人口の減少が成長の制約要因となりつつある中 (図表1)、政府は改革を急いでいる。 1.6 1.4 1.2 0 1 5 0.8 10 0.6 有効求人倍率 (右軸、月次) 15 0.4 20 0.2 04/3 06/3 08/3 10/3 12/3 14/3 16/3 (年/月) 注:雇用人員判断DIは大企業・全産業、16年12月のデータは先行き 出所: 日本銀行、BloombergよりSMBC日興証券作成 図表2. 派遣社員実稼働者数 8 (%、前年比) 6 4 2 注 1:希望を生み出す強い経済、夢をつむぐ子育て支援、 安心につながる社会保障の 3 本。GDP600 兆円、希望出 生率 1.8、介護離職ゼロを目指す。 0 ▲2 ▲4 ▲6 ▲8 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 16/3 (年/月) 出所: 日本人材派遣協会よりSMBC日興証券作成 図表3. 主な働き方改革関連銘柄 コード 銘柄 略称 終値 (円) 予想 PER (倍) 概要 1332 日 水 水産業界2位。売上高の半分近くが食品事業で、家庭用 511.0 12.2 冷凍食品などを手掛ける。女性の社会進出や高齢化、 それに伴う単身世帯の増加による中食需要増で恩恵。 テンプ HD 人材業界2位。BPO事業も手掛ける。2016年4-9月期は 1,638.0 18.3 派遣・BPO 事業と、人材紹介関連の事業が牽引し、7半 期連続で前年比2桁の増収かつ営業増益を達成。 2181 3382 7&I-HD 4,273.0 45.4 コンビニ最大手で、コンビニ事業が営業益の7割超を稼 ぐ。中食需要拡大が追い風。 4927 ポーラオル HD 8,600.0 26.0 高級化粧品の訪問販売や低・中価格帯化粧品の通販で 稼ぐ。女性の社会進出や高齢化でスキンケア需要増。 6098 リクルート HD 人材や住宅、結婚式場など幅広い分野で企業と個人を 4,370.0 33.3 結ぶマッチングサイトを運営。人材派遣も主力事業の一 つ。国内ではリーディングカンパニー。 8876 BPO事業が主力。企業の借上社宅管理や寮・社宅等の リロ 14,960.0 24.1 賃貸管理・仲介、海外転勤者の留守宅管理、従業員の グループ 海外赴任時の手続き、福利厚生などを代行する。 9005 東 急 注2:派遣会社は派遣料金のうち一定割合を収益として いる。日本人材派遣協会によれば、登録型派遣の派遣 料金の内訳は概ね、約70%が派遣社員の賃金、約1.6% が派遣会社の営業利益(保険料や経費など控除後)。 東京、神奈川が地盤で輸送人員は私鉄最大。渋谷ヒカリ 826.0 16.1 エ等大型商業施設も手掛け、不動産事業の利益は交通 事業に並ぶ。働く人向け駅近保育園等保育サービスも。 注:データは12/7時点。予想PERはQUICKコンセンサス今期予想 出所: QUICK、各社資料、東洋経済よりSMBC日興証券作成 3 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 株式市場への影響については、賃金や労働参 加率の上昇、それに伴う消費拡大などを通じて 様々な効果が期待されるが、特に恩恵を受ける のは人材派遣とBPO(業務の外部委託)業界で あろう。長時間労働の是正は正社員の労働時間 減少を通じて足元の深刻な人手不足に拍車を かけるとみられ、派遣やBPOへの需要拡大につ ながると予想される(図表2)。非正規雇用の賃上 げも派遣会社の収益拡大に寄与しよう(注2)。 正社員の余暇拡大による飲食や旅行などサービ ス消費の拡大、労働参加率の上昇による公共交 通機関の通勤需要増も予想される。その他、女 性の社会進出が進めば、保育サービスや化粧 品、中食などの需要拡大も期待できよう。 2016 年 12 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック 4.注目テーマ③ FA機器は新たな成長サイクルへ 図表1. 制御機器の出荷額と工作機械の受注額 25 (前年比、3ヵ月移動平均、%) (前年比、3ヵ月移動平均、%) FA(ファクトリーオートメーション、工場の自動化) 関連機器の需要が足元で拡大している(図表1)。 制御機器の出荷額は10月まで3ヵ月連続、ロボッ トの受注額(日本ロボット工業会会員ベース)は 7-9月に3四半期ぶりに前年比で増加した。工作 機械受注も今年半ば以降、月次で前年比マイナ ス幅が縮小しつつある 需要拡大の背景には、労働市場の需給逼迫や 中国の産業育成策、新製品への対応などがあろ う。日本では、少子高齢化を背景に人手不足が 深刻化しており、米国でも労働市場が逼迫しつ つある。中国などの新興国では人件費が高騰し ており、人件費の抑制を目的に工場の自動化が 進展している。 加えて、中国では、ハイテク産業の設備投資拡 大もFAの普及を後押ししている。中国政府は過 剰設備を抱える鉄鋼や化学など旧来型の素材 産業で設備投資を抑制する一方、ロボットや半 導体、薄型パネルなどハイテク産業については 政府主導で投資を急拡大させている。労働集約 型産業から高付加価値産業への転換を図って おり、2020年までに産業用ロボットの生産台数を 10万台(2014年比約6倍)に、半導体も2025年度 までに自給率を70%に引き上げるとしている(注)。 75 制御機器出荷(左軸) 20 60 工作機械受注(右軸) 15 45 10 30 5 15 0 0 ▲5 ▲ 15 ▲ 10 13/4 13/10 14/4 14/10 15/4 15/10 16/4 ▲ 30 16/10 (年/月) 出所: 日本電気制御機器工業会、CEICよりSMBC日興証券作成 図表2. 日本と米国の失業率 11 (%) 10 完全雇用に 近い水準※ まで低下 9 8 米国 7 6 5 4 日本 3 ※日米金融当局などが完全雇用とみなす水準 2 04/1 07/1 10/1 13/1 16/1 (年/月) 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 図表3. 主なFA関連銘柄 コード 武田 泰典 銘柄 略称 6273 SMC 6503 三菱電 終値 (円) 予想 PER (倍) 29,325.0 21.6 1,620.0 17.5 579.0 14.5 6506 安川電 1,793.0 25.2 6645 オムロン 4,575.0 24.2 6504 富士電機 注:報道によれば、2016~20年の半導体産業の投資額は 過去5年間に比べて2倍以上に拡大する見通し。ロボット の目標値は中国企業産ベース。 概要 圧縮空気を動力とするFA用空圧制御機器で世界 首位。国内シェア6割、世界シェア3割。2016年4-9 月期は国内の半導体や携帯電話端末向け、海外 の自動車向けに受注が堅調。 FA機器、自動車電装品などの産業メカトロニクス 部門が収益柱。FA部門では管理ソフトウェアも含 め、「eファクトリー」としてシステムを一括提供。大 容量のパワー半導体は世界首位。 重電分野では業界4位。電力関連機器が主力だ が、制御機器の保守サービス等も手掛ける。 位置や移動速度を制御するACサーボモーターと インバーターで世界首位。アーク溶接や塗装、液 晶搬送用、双腕(ヒト型)の産業用ロボットも累計 台数で世界首位。 FA (工場自動化) 機器や制御機器の大手メー カー。センサーに強い。2016年4-9月期は円高な どにより減収減益となったが、制御機器事業は中 国向けの好調により、為替の影響を除くベースで 増収増益を確保。 注:データは12月7日時点。予想PERはQUICKコンセンサス今期予想 出所: QUICK、会社資料、東洋経済よりSMBC日興証券作成 4 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 半導体と薄型パネルについては3次元メモリーや 有機ELなど新製品対応のための設備投資も寄 与しているとみられる。 日本企業はFA関連機器に強みを持っている企 業が多く、位置や移動速度を制御するACサー ボモーターで世界首位の安川電機、FA用空圧 制御機器で世界トップのSMCなど関連銘柄は恩 恵を受けよう。 2016 年 12 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック 5.ドル円相場 龍 翔太 【ドル円相場の推移と来週の見通し】 (円/ドル) この1週間は、伊国民投票結果を受けて週 初に112円台まで下落したが、その後114 円台後半まで上昇と上下に大きく振れる展 開。週後半にかけては114円を挟んでレン ジ推移となった。 来週は米国でFOMC(連邦公開市場委員 会、13~14日)が予定されている。利上げは 市場で織込まれており、サプライズにはな らない見込み。焦点は参加者の金利見通 しだ。トランプ次期大統領の政策が米経済 を押し上げるとの見方から、今後FRB(連 邦準備制度理事会)は利上げペースの加 速が必要になるとの声も聞かれる。 政策実現性が不透明な現状では、参加者 の見通しの中央値は来年2回の利上げが 維持されるとみているが、3回以上を予想 する参加者が増加した場合、米金利の上 昇がドルをサポートしよう。 <来週の予想レンジ:112.50~115.50円> 118 115.50円 116 114 112 112.50円 110 108 106 104 102 100 98 7/1 7/19 2016年 8/4 8/22 9/7 9/23 10/11 10/27 11/14 11/30 (月/日) 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 6.米国株式 田中 浩介 【失業率とNAIRUの差と賃金上昇率の推移(四半期)】 今週は、トランプ新政権への期待感が持 続する中、NYダウやS&P500等の主要指 数が史上最高値を更新した。 米国の雇用市場から米経済の明るい兆し が窺える。10月の求人数は統計開始以来 の最高水準付近を維持しつつ、11月の失 業率は4.6%と、ほぼ完全雇用の水準まで 改善している。こうした状況のもと、人材獲 得競争の強まりに伴って、いよいよ期待さ れるのが賃金上昇圧力の高まりである。賃 金増加ペースが速まれば、次に予想され るのが消費増、そしてインフレ加速である。 景気が勢いづくにつれ、FRB(連邦準備制 度理事会)の利上げを正当化する材料が 揃い、金利も徐々に上昇傾向となっていく 可能性がある。来年にかけての米株市場 では、金利上昇やインフレ期待の強まりが プラスに働きやすい銀行や素材等の業種 での堅調なパフォーマンスが想定される。 失業率と NAIRU(注)の差(3 四半期先行)と賃金上昇率の関係を示す下図は、失 業率の改善が 3 四半期程度の時間のずれを伴い賃金上昇率加速に繋がる様子 を示唆する。 (前年比、%) 4.5 (%) ‐2 4.0 ‐1 3.5 0 3.0 1 2.5 2 2.0 3 賃金伸び率(左軸) 1.5 4 失業率-NAIRU(3四半期先行、右逆軸) 1.0 Q1 1986 Q1 1989 Q1 1992 Q1 1995 Q1 1998 Q1 2001 Q1 2004 Q1 2007 Q1 2010 Q1 2013 5 Q1 2016 (期/年) 注:インフレ非加速的失業率。インフレ率上昇を招かない失業率の下限。 出所:米労働省、CBO、DatastreamよりSMBC日興証券作成 5 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 12 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック 7.投資部門別売買動向 長谷川 景子 11月第5週の投資部門別売買動向(現物・先物) 11月第5週は、海外投資家が6,171億円と4週連続で買い越し。世界的なリスクオン姿勢は崩れず、「世界景気 敏感株」といわれる日本株へ資金流入といった構図は変わらず。 個人投資家は▲2,433億円と4週連続で売り越し。株価上昇により、目先の利益確定売りが優勢となった。 事業法人は283億円と9週連続の買い越しとなった。 信託銀行は▲1,999億円と6週連続の売り越しとなった。 【日経平均株価と主な投資部門別売買動向(現物・先物合計)の推移】 15,000 事業法人(左軸) (億円) (円) 19,500 信託銀行(左軸) 海外投資家(左軸) 個人(左軸) 10,000 18,500 日経平均株価(右軸) 5,000 17,500 0 16,500 ▲ 5,000 15,500 ▲ 10,000 6/4 2016年 7/9 8/13 9/17 10/22 11/26 14,500 (月/日) 注: 売買動向は2016年6月第1週から2016年11月第5週まで、株価は2016年12月8日までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、 225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX、JPX日経400の合計 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 6 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 12 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック 8.個人投資家の買付動向 髙山 裕介 【買付代金上位10銘柄(12/2~12/8、銘柄コード順)】 コード 銘柄名 12/1終値 (円) 12/8終値 (円) 騰落率 (%) 市場 業種 東証 ETF 13,580.0 13,950.0 2.7 3,940.0 3,780.0 -4.1 427.5 465.0 8.8 1570 日経レバ 2914 J T 東証1部 食料品 6502 東 芝 東証1部 電気機器 7203 トヨタ 東証1部 輸送用機器 6,707.0 6,984.0 4.1 7974 任天堂 東証1部 その他製品 27,940.0 28,225.0 1.0 8306 三菱UFJ 東証1部 銀行 687.1 746.1 8.6 8316 三井住友 東証1部 銀行 4,357.0 4,644.0 6.6 8411 みずほ 東証1部 銀行 205.3 219.4 6.9 8604 野村HD 東証1部 証券商品先物 650.5 735.0 13.0 9984 ソフトバンクG 東証1部 情報・通信 6,874.0 7,792.0 13.4 先週までランクインしていたベア型ETFがラ ンク外へ。足元の急騰に対する反落懸念 よりも日本株の先高観が上回った様子。 JT(2914)は他証券会社による目標株価引 き下げで12/7まで6日続落したものの、個 人投資家の物色意欲は依然強い様子。 東芝(6502)は12/8まで横ばいを挟んで11 連騰。不正会計問題による株価急落以前 の水準(483.3円、2015/5/8)回復が迫って きた。 日本株高を背景に野村HD(8604)など証 券株が軒並み買われた。 ソフトバンクG(9984)はトランプ次期米大統 領との会談で孫社長が米国IT企業中心に 500億ドルの投資を行うと表明したことを好 感した買いが集まった。 注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外 取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部) 髙山 裕介 【値上がり率上位10銘柄(12/2~12/8)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 7709 7873 8692 6911 9501 3672 8622 4726 3524 1811 クボテック アーク だいこう 新日無 東電力HD オルトプラス 水戸証 ソフトバンテク 日東網 銭高組 業種 精密機器 その他製品 証券商品先物 電気機器 電気・ガス 情報・通信 証券商品先物 情報・通信 繊維製品 建設 12/1 終値 (円) 443.0 87.0 544.0 331.0 424.0 330.0 301.0 2,737.0 1,755.0 443.0 12/8 終値 値上がり率 (% ) (円) 724.0 63.4 118.0 35.6 703.0 29.2 423.0 27.8 537.0 26.7 407.0 23.3 371.0 23.3 3,340.0 22.0 2,130.0 21.4 537.0 21.2 【値下がり率上位10銘柄(12/2~12/8)】 コード 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 3902 3769 7271 7717 4552 6071 6058 7818 6869 3064 銘柄名 MDV GMOPG 安 永 Vテクノロジー JCRファーマ IBJ ベクトル トランザクショ シスメックス MonotaRO 業種 情報・通信 情報・通信 輸送用機器 精密機器 医薬品 サービス サービス その他製品 電気機器 小売 12/1 終値 (円) 2,640.0 4,670.0 2,600.0 12,480.0 2,834.0 720.0 1,181.0 1,786.0 6,830.0 2,337.0 12/8 終値 値下がり率 (% ) (円) 2,123.0 -19.6 3,915.0 -16.2 2,193.0 -15.7 10,770.0 -13.7 2,464.0 -13.1 634.0 -11.9 1,042.0 -11.8 1,589.0 -11.0 6,100.0 -10.7 2,091.0 -10.5 注: 対象は東証1部銘柄 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 7 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 日経平均は12/2~12/8の間、1.4%上昇。 クボテック(7709): 開発中の超電導蓄電システムの実証実験 が良好であったことを材料視。 東電力HD(9501): 政府主導で同社の財務余力が増す可能 性を報じられたことを材料視。 銭高組(1811): 19日に名古屋駅でリニア中央新幹線の本 格工事が始まることを受け、リニア関連とし て人気再燃。 安永(7271): 信用規制実施を嫌気し、手仕舞い売り。 シスメックス(6869): 他証券会社による目標株価引き下げが相 次いでいることを嫌気。 2016 年 12 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック 10.チャート分析 石田 卓也 【ドル円一目均衡表(週足)】 ドル円相場は一目均衡表(週足)の雲の上限に 差し掛かっている。現状の水準で推移すると、来 週には雲を上抜ける公算が大きく、一段の上昇 (ドル高・円安)が期待できよう。 (円) 130 【CRB(商品先物指数)一目均衡表(週足)】 CRBは約2年3ヵ月ぶりに雲を上抜けており、上昇 に弾みが付きやすい。原油価格だけでなく、非鉄 金属など商品市況の上昇は、商社や非鉄金属関 連銘柄上昇の追い風となろう。 (ドル) 一目均衡表とは、時間・値幅などを組み合わせたテクニカル手法で転換線、基準線、先行 スパン1、先行スパン2、遅行線は株価のトレンドを表したり、抵抗帯となりやすい。先行ス パン1と先行スパン2に挟まれた領域のことを“雲”といい、抵抗線や支持線となりやすい。 350 125 300 120 115 250 110 200 105 100 95 転換線(9週) 基準線(26週) 先行スパン1 先行スパン2 150 遅行スパン 90 15/1 15/4 15/7 15/11 16/2 16/6 16/9 17/1 100 13/12 17/4 (年/月) 出所:BloombergよりSMBC日興証券作成 14/5 転換線(9週) 基準線(26週) 先行スパン2 遅行スパン 14/9 15/2 15/6 15/11 16/4 先行スパン1 16/8 17/1 17/5 (年/月) 出所:BloombergよりSMBC日興証券作成 【日本株市場関連データ(12/8時点)】 指数 日経平均株価 25日移動平均 75日移動平均 200日移動平均 12/8 前週末比 前週末比 (%) (円) 終値(円) 18,765.47 339.39 1.84 17,887.41 移動平均 17,196.85 乖離率 16,723.59 指数 TOPIX 12/8 前週末比 前週末比 (%) 終値(円,pt) (円,pt) 1,512.69 34.71 2.35 4.90 JPX日経400 13,545.11 286.51 2.16 9.12 東証2部指数 5,044.11 189.73 3.91 12.20 東証マザーズ指数 888.55 -18.47 -2.04 売買高(東証1部、万株、①) 281,860 日経JASDAQ平均 2,667.25 9.05 0.34 25日移動平均 246,557 東証REIT指数 1,803.32 15.58 0.87 売買代金(東証1部、億円、②) 33,930 東証1部予想配当利回り(%) 25日移動平均 27,040 東証1部予想PER(倍) 売買単価(円、②/①) 1203.80 日経平均は25日移動平均とのかい離率が+5%に近 づいており、一旦は下落もしくは横ばい推移となりや すい。ただ、直近の株価上昇とともに移動平均線も 上昇するため、株価上昇一服で25日移動平均との かい離が+3%程度となれば買いのチャンスとなろう。 1.95 16.88 東証1部PBR(倍) 1.32 東証REIT指数予想分配金利回り(%) 3.64 【テクニカル指標】 [単位:%] 判定 129.18 買われ過ぎ サイコロジカル(TOPIX) 75.00 買われ過ぎ ストキャスティクス(TOPIX) RSI(TOPIX) 78.92 買われ過ぎ 86.06 買われ過ぎ 騰落レシオ(東証1部、25日) 注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平均。 テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売 られ過ぎ、ストキャスティクス:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎ、RSI:75%以上が買われ過ぎ、25%以下が売られ過ぎと判断される 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 8 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 12 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック 11.来週・再来週の主なスケジュール 柴山 真里枝 来週、国内では12月調査日銀短観が発表予定のほか、日ロ首脳会談、日欧EPA主席交渉官会合と外交・通 商上の重要日程が相次ぐ。海外では、米国でFOMCが開催予定。利上げは確実視されており、市場の焦点は 来年以降の利上げ回数へと移行している。各委員の政策金利見通し(ドットチャート)を注視したい。 【来週の主なスケジュール】 発表日 国・ 地域 日本 12月 12日 (月 ) トルコ 米国 独 英国 12月 13日 (火 ) 中国 インド ブラジル 日本 12月 14日 (水 ) 米国 ユーロ圏 英国 インド 南ア ブラジル 日本 米国 ユーロ圏 12月 15日 (木 ) 英国 フランス 豪州 インドネシア 韓国 ロシア メキシコ 日本 12月 16日 (金 ) 米国 ユーロ圏 12月 17日 (土 ) 12月 18日 (日 ) - - 市場予想 10月 - 10月 7-9月期 - 12月 11月 11月 1-11月 11月 11月 10月 - 12月 12月 12月 12月 12月 - 11月 11月 11月 11月 - - 10月 11月 8-10月 11月 11月 10月 - - - 11月 12月 12月 12月 12月 - - 11月 11月 11月 - - 11月 - - 11月 11月 11月 11月 10月 11月 - - 機械受注( 船舶・ 電力除く 民需、 前月比) 日欧EPA(経済連携協定)首席交渉官会合開始(東京) 経常収支 実質GDP(前年比) FOMC( 連邦公開市場委員会、 ~ 14日) ZEW景気期待指数 消費者物価指数(前年比) 鉱工業生産( 前年比) 固定資産投資( 都市部、 年初来、 前年比) 小売売上高( 前年比) 消費者物価指数(前年比) 小売売上高指数(前月比) 上院で歳出の伸び率を前年のインフレ率以下に抑制する憲法改正案の第2回採決 日銀短観 大企業製造業業況判断( 現状) 日銀短観 大企業製造業業況判断( 先行き) 日銀短観 大企業非製造業業況判断(現状) 日銀短観 大企業非製造業業況判断(先行き) 日銀短観 16年度大企業全産業 設備投 資計画( 前年度比) 臨時国会会期末 小売売上高( 前月比) 小売売上高( 除自動車、 前月比) 生産者物価指数(前月比) 鉱工業生産指数( 前月比) 政策金利 イエ レン FRB( 連邦準備制度理事会) 議長記者会見 鉱工業生産(前月比) 失業保険申請件数 ILO失業率 卸売物価指数(前年比) 消費者物価指数(前年比) 経済活動指数(前月比) プーチン大統領来日、 日ロ首脳会談( 山口) 短観(12月業種別計数、「企業の物価見通し」の概要) 任天堂、スマホ向けゲーム「スーパーマリオラン」配信開始 消費者物価指数(除食品&エネルギー、前年比) ニュ ーヨーク連銀製造業景況指数 フィラデルフィア 連銀製造業景況指数 製造業PMI(速報) サービス業PMI(速報) 政策金利 社会党予備選の立候補締め切り 新規雇用者数(前月比) 失業率 貿易収支 政策金利 政策金利 鉱工業生産(前年比、発表日未定、~16日) 政策金利 日ロ首脳会談、日ロビジネス対話(東京) 住宅着工件数( 前月比) 住宅着工許可件数( 前月比) 住宅着工件数(年率換算) 住宅着工許可件数(年率換算) 貿易収支(季調済) 消費者物価指数(前年比、確報、前回値は速報値) - - - - - - - - - 6.1% 8.3% 10.2% - - - - - - - - - 0.4% 0.5% 0.1% ▲0.2% 0.50~ 0.75% - - - - - - - - - - 2.2% 2.50 8.3 - - - - - - - - - 0.2% - - ▲6.8% ▲2.4% 123.3万戸 123.0万戸 - - - - 前月・ 前期・ 前年 ▲3.3% - ▲16.8億ドル 3.1% - 13.8 0.9% 6.1% 8.3% 10.0% 4.20% ▲1.0% - 6 6 18 16 6.3% - 0.8% 0.8% 0.0% 0.0% 0.25~ 0.50% - ▲0.8% 9,800人 4.8% 3.39% 6.4% 0.15% - - - 2.1% 1.50 7.6 53.7 53.8 0.25% - 10,900人 5.6% 12.07億ドル 4.75% 1.25% ▲0.2% 5.25% - 25.5% 2.9% 132.3万戸 126.0万戸 249億ユーロ 0.6% 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年12月8日13時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 9 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 - - 2016 年 12 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック 再来週、国内では日銀金融政策決定会合が開催予定。米国では来週のFOMCでの利上げが予想され、欧 州ではECB(欧州中央銀行)が量的緩和を継続する中、日銀の今後の金融緩和に対する姿勢が注目され る。 海外では、米国で耐久財受注や7-9月期実質GDP確報などの経済指標が発表予定。米国経済は雇用情勢 や消費マインドが良好であり、堅調に推移している。トランプ次期大統領による経済政策も注目を集める中、 来年以降の利上げペースを巡って、引き続き、米国経済指標の内容を注視したい。 【再来週の主なスケジュール】 発表日 国・ 地域 日本 12月 19日 (月 ) 独 ロシア 日本 12月 20日 (火 ) トルコ 日本 12月 21日 (水 ) 米国 NZ マレーシア タイ 日本 12月 22日 (木 ) 米国 市場予想 11月 11月 11月 11月 11月 - 12月 11月 11月 - - - 11月 11月 11月 11月 11月 - - 10月 11月 11月 11月 11月 11月 12月 23日 (金 ) 12月 24日 (土 ) 12月 25日 (日 ) NZ フィリピン 日本 米国 - ベトナム 7-9月期 7-9月期 - - 11月 - 1-12月 貿易収支 貿易収支(季調済) 輸出( 前年比) 輸入( 前年比) 全国百貨店売上高(前年比、発表日未定、~20日) 日銀金融政策決定会合( ~ 20日) IFO景況指数 実質小売売上高(前年比) 全国コンビニエンスストア売上高(前年比) 政策金利( 1週間物レポ金利) (翌日物借入金利) (翌日物貸出金利) 全国スーパー売上高(前年比) JNTO訪日外客数 中古住宅販売件数( 前月比) 貿易収支 消費者物価指数(前年比) 政策金利 2017年度予算案閣議決定 FHFA住宅価格指数(前月比) 耐久財受注( 前月比) 耐久財受注( 除輸送用機器、 前月比) 個人支出(前月比) 個人所得(前月比) PCEコア ・ デフレータ ( 食品・ エ ネルギ ーを除く 個人消費デフレータ、 前年比) 実質 GDP( 前期比年率、 確報、 前回値は改定値) 実質GDP(前期比) 政策金利 東京市場休場(天皇誕生日) 新築住宅販売件数( 前月比) - 実質GDP(前年比、発表日未定、~31日) - - - - - - - ▲3.4% - - - - - - - - - 1.50% - - - - - - 前月・ 前期・ 前年 4,960億 円 4,743億 円 ▲10.3% ▲16.5% ▲3.9% - 110.4 ▲4.4% 0.2% 8.00% 7.25% 8.50% 0.6% 213万6千人 2.0% ▲8.46億NZドル 1.4% 1.50% - 0.6% 4.6% 0.8% 0.3% 0.6% - 1.7% - - - - - - - 3.2% 0.9% 3.00% - ▲1.9% - 5.93% 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2016年12月8日13時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがあります 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 10 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2016 年 12 月 9 日(金) 週刊株式アウトルック 本資料について 【免責事項】 本資料は証券その他の投資対象の売買の勧誘ではなく、SMBC日興証券株式会社(以下「弊社」といいます)が投資情報の提供を目 的に作成したものです。本資料は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますが、これらの情報 が完全、正確であるとの保証はいたしかねます。情報が不完全または要約されている場合もあります。本資料に記載する価格、数値等 は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。かかる価格、数値等は予告なしに変更する ことがありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。本資料は将来の結果をお約束するものでもありませんし、本資料に ある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料にある情報の 使用による結果について、弊社及び弊社の関連会社が責任を負うものではありません。本資料は、本資料を受領される特定のお客様 の財務状況、ニーズ又は投資目的を考慮して作成されているものではありません。本資料はお客様に対して税金・法律・投資上のアド バイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資に関する最終決定は、契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目 論見書、お客様向け資料等をよくお読みになり、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 本資料は、弊社又は弊社の関連会社から配布しています。本資料に含まれる情報は、提供されましたお客様限りでご使用ください。本 資料は弊社の著作物です。本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製 または転送等を行わないようにお願いいたします。本資料に関するお問い合わせは、弊社の営業担当者までお願いいたします。 本資料に記載された会社名、商品名またはサービス名等は、弊社または各社の商標または登録商標です。 【金融商品取引法第 37 条(広告等の規制)にかかる留意事項】 手数料等について 弊社がご案内する商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。例えば、店舗における国内 の金融商品取引所に上場する株式等(売買単位未満株式を除く。)の場合は約定代金に対して最大 1.242%(ただし、最低手数料 5,400 円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大 4.32%の 申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及 びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお 支払いいただきます(債券の場合、購入対価に別途、経過利息をお支払いいただく場合があります。)。また、外貨建ての商品の場合、 円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま す。上記手数料等のうち、消費税が課せられるものについては、消費税分を含む料率又は金額を記載しております。 リスク等について 各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財 務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元 本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。 なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共 に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過 損リスク)があります。 また、店頭デリバティブ取引については、弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります。 上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよ くお読みください。なお、目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします。 商 号 等 SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2251 号 加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商 品取引業協会 (2015/04/09 版)
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