バルブ取扱い使用上の注意 この注意事項は、 バルブを安全にご使用頂くための一般的な注意事項を記載しています。 製品毎の注意事項につきましては、別途、取扱説明書を取り揃えております。詳しくは最寄りの販売代理店、弊社営業所までお問合 せください。 1 配管設計時の注意 ● 使用温度及び使用圧力は許容範囲内でご使用ください。 (最高許容圧力は水撃圧を含んだ圧力です。許容範囲外で使用 されますとバルブが破損する恐れがあります) ● 適切な材質を選定してご使用ください。 (薬液の種類によって部 品が侵され破損する恐れがあります。詳細については、最寄の営 ● スラリーを含んだ流体にご使用の際には弊社へご相談ください。 ● 本製品は非防爆品ですので、 爆発性雰囲気中では使用しないで ください。 (破損・爆発する恐れがあります) ● 自 動 弁 エア式 の 操 作 圧 力につ い て:エア式 の 操 作 圧 力 は、 0.4MPa{4.1kgf/cm2}を基準としておりますが、操作圧力を上 業所へ事前にご相談ください。) げる場合は操作圧力範囲内でご使用ください。 ● 結晶性流体を含んだ流体では再結晶しない条件でご使用してく ださい。 (バルブが正常に作動しなくなります) 2 受取り・運搬・保管時の注意 ● バルブに乗ったり重量物を乗せたりし ● コールタール・クレオソート (木材用防 ないでください。 (破損する恐れがあり 腐剤) ・白あり駆除剤・殺虫剤・塗料な ます) どに接触させないでください。 (膨潤に より破損する恐れがあります) ● 火気・高温な物体に接近させないでく ● バルブの吊り下げ・玉掛けは、 安全に十分注意して吊り荷の下に ださい。 ( 変形・破損・火災する恐れが あります) 立たないでください。 ● 配管直前までダンボールに入れたま ま、直射日光を避け、屋内(室温) で保 管してください。又、高温になる場所で ● 直射日光を避け、 屋内に保管してくだ さい。又、高温になる場所での保管も 避けてください。 (変形する恐れがあり ます) の保管も避けてください。 ( ダンボー ル梱包は、水などに濡れると強度が低 下します。保管・取扱いには十分ご注 意ください) ● バルブを運搬する場合、 ハンドル掛け はしないでください。 ● 投げ出し・落下・打撃等による衝撃を与えないでください。 (損傷 や破損の恐れがあります) ● 鋭利な物体 (ナイフ・手掛など) で引っ かき・突き刺しなどをしないでくださ い。 ● ダンボール梱包は、 荷崩れしないよう に無理な積み重ねをしないでくださ い。 241 ● 開梱後、 製品に異常がないか、また仕 様と合致しているかご確認<ださい。 3 配管試運転時の注意事項 1) 一般的注意 ● 保守点検が出来るスペースは十分確保してください。 ● 完成品検査は水圧によるテストにて行ってください。 (エア「気 体」 による気密試験は大変危険です) ● 弊社樹脂製配管材料に陽圧の気体をご使用される場合は、 水圧 と同値であっても圧縮製流体特有の反発力により危険な状態が 想定されますので、管を保護資材で被覆する等周辺への安全対 策を必ず施してご使用願います。尚、 ご不明な点はお手数ですが 弊社窓ロヘお問い合わせください。 配管施工完了後、 管路の漏れ試験を行う場合、 水圧にて確認して ください。止むを得ず気体にて試験を行う場合、最寄りの営業所 へ事前にご相談ください。 ● ● 軸芯ズレ・面間寸法に注意してキャップナットを締付けてください。 ● 金属配管へ樹脂バルブを接続する際は、 樹脂バルブに配管応力 が加わらないようご注意ください。 ● キャップナットは締めすぎないでください。 (破損する恐れがあり ます) 3) フランジ接続の注意 ● フランジ面の平行度並びに軸芯ズレの寸法は下記の数値以下に してください。 (配管に応力が加わり破損する恐れがあります) 呼び径mm 40〜80 軸芯ズレ 1.0mm 100〜150 平行度 (a-b) 1.0mm 200〜600 1.5mm 0.8mm 1.0mm (軸芯ズレ) (平行度) a 1.0mm 常時、水・粉じんなどが飛び散る場所 b 及び直射日光のあたる場所は避ける か、又は全体を覆うカバー等を設けて ください。 (バルブが正常に作動しなく なります) ● 接続フランジのボルト (軸芯ズレ) (平行度)・ナットは対角線 a 上に規定トルクで締付けてください。 (漏れや破損する恐れがあります) ● 雰囲気の悪い環境で使用される場合は、 保護用のポリ袋にてバ b ルブ全体を覆うことをお勧めします。特に、自動駆動部はさび等 により作動不良を引き起こす場合があります。 ● Uバンドなどで配管サポートをとられる際は、 締め過ぎにご注意 ● 接続フランジは全面座のものを使用し てください。 ください。 (破損します) ● 使用する機械工具及び電動工具は、 始業前に必ず安全点検を行 なってください。 ● 配管施工する際は、 作業内容に応じた 適切な保護具を着用してください。 (ケ ガをする恐れがあります) ● 相互のフランジ規格に違いがないように確認してください。 ● 必ずシール用ガスケット (AVパッキン) 、ボルト・ナット、ワッシャ を使用し所定の締付トルク値で締め付けてください。 (バタフラ イバルブは除く) ● 取付けの際は配管及びバルブ等に引張り、 圧縮、曲げ、衝撃等の 無理な応力が加わらないように設定してください。 4) ソケット(接着) 接続の注意 ● 低温下での施工は、 溶剤蒸気が蒸発しにくく残存しやすくなるた ● バルブの取替えや部品交換の際には、 配管内の流体を完全に抜 め、注意が必要です。 (ソルベントクラックが発生し破損する恐れ いてください。又、流体が抜けない場合は、流体の圧力をゼロに があります) 配管後は、管の両端を開放するとともに、送風機(低 してください。 圧仕様のもの) などで通風することにより、溶剤蒸気を除去して 2) 自在型接続の注意 ● 配管施工時または分解組立の際は、 ボディキャップを固定させて 作業を行ってください。 ● 通水試験前は、 必ずキャップナットが十 ください。 ● 接着剤は必要以上に塗らないでくださ い。 (ソルベントクラックが発生し破損 する恐れがあります) 分に締まっているか確認ください。 242 ▶3 配管試運転時の注意事項 ● 管が破損する恐れがあるため、 叩き込 みによる挿入は絶対にしないでくださ い。 5) ねじ込み接続の注意 ● 接合部のねじが樹脂製であることを確かめてください。 (金属ね じとの配管ではボディキャップが破損する恐れがあります) ● 弊社樹脂製配管材料のねじ接合部には、 シールテープをご使用 ください。液状シール剤及び液状ガスケットを使用した場合、ス ● 接着剤使用時は換気を十分に行い、 周 囲での火気の使用を禁止すると共に 直接臭気を吸わないでください。 トレスクラック(環境応力割れ) を起こす可能性があります。 ● 接合部のねじは締め過ぎないでくださ い。 (破損する恐れがあります) ※ソケット (融着) 接続の注意については、 別途、製品毎の取扱説明書をご参照< ● 接着剤が皮膚に付着した時は、 速やかに落としてください。また 気分が悪くなったり異常を感じた時は、速やかに医師の診断を受 ださい。詳しくは、最寄りの販売代理 店・弊社営業所までお問合せください。 け、 適切な処置をしてください。 ● 接 着 剤 はAV接 着 剤 を 使 用してくだ さ い。 (U-PVC製 用 は 接 着 剤No.32、No.52、No.62を、C-PVC製 用 は 接着剤No.88をご使用ください) ● 通水試験は、 接着完了後24時間以上 経過してから行なってください。 4 運転・維持管理時の注意事項 ● 流体にゴミなどの異物の混入した状態 でバルブを開閉しないでください。 ● バルブの取替えや部品交換の際には、 配管内の流体を完全に抜 いてください。又、流体が抜けない場合は、流体の圧力をゼロに してください。 ● 凍結によりバルブ本体等が破損する恐れがあります。 凍結が発 生する環境下においては、内部の水を取り除くか、もしくは保温 ● 定期的なメンテナンスを行なってください。 (長期保管・休転時ま たは使用中の温度変化や経時変化により漏れが発生する場合が あります。点検項目については、別途、製品毎の取扱説明書をご 参照ください。詳しくは、最寄りの販売代理店、弊社営業所まで お問合せください。) 243 材で凍結対策を実施してください。 ● ウォーターハンマーを低減するために、 バルブのハンドル、レ バーはゆっくり操作してください。 ● 廃棄する場合は必ず廃棄専門業者に渡してください。 弊社製品の保証内容について必ずお読みください。 ● ● 弊社製品のご使用に際しては、製品仕様や注意事項等の遵守をお願いいたします。 弊社は製品の品質・信頼性の向上に努めておりますが、その完全性を保証するものではありません。特に人の生命、身体または財産を 侵害する恐れのある設備等へご使用される場合には、発生し得る不具合や事故を十分に考慮した適切な安全設計等の対策を施して ください。このようなご使用については、事前に仕様書等の書面による弊社の同意を得ていない場合は、弊社はその責を負いかねる 場合がありますのでご了承願います。 ● 弊社製品の選定、施工・据付、操作、 メンテナンス等の注意事項は技術資料、取扱説明書等に記載してありますので、最寄りの販売店・ 弊社営業所へお問い合わせください。 ● 弊社製品の保証期間は納入後1年間とし、保証期間中に不具合が生じ、弊社に通知された場合、弊社は直ちに原因究明を行い、弊社 製品に欠陥が発見された場合には弊社の責任でその製品を修理・交換いたします。 ● 保証期間経過後の修理・交換は有償となります。 ● ただし、次に該当する場合は保証の対象外といたします。 (1) ご使用条件が弊社の定める保証範囲を超えている場合。 (2)施工・据付、取扱い、 メンテナンス等において、弊社の定める注意事項等※が守られていない場合。 (3) 不具合の原因が弊社製品以外の場合。 (4) 不具合の原因が弊社以外による製品の改造・二次加工による場合。 (5) 部品をその製品の本来の使い方以外にご使用された場合。 弊社製品の不具合に起因して生じた間接的損害その他の特別的、 派生的または付随的損害については、 補償の対象外といたします。 ※ 尚、 ● この保証は弊社製品を日本国内で使用される場合に限り適用されます。海外でご使用される場合には、別途、弊社にお問い合わせください。 注意事項 ※ 弊社樹脂製配管材料に陽圧の気体をご使用される場合は、 保証の対象外といたします。 ・止むを得ず陽圧の気体をご使用される場合は、 水圧と同値であっても圧縮性流体特有の反発力により危険な状態が想定されますので、 管を保護 資材で被覆する等周辺への安全対策を必ず施してご使用願います。 尚、 ご不明な点はお手数ですが最寄りの営業所へお問い合わせください。 ・配管施工完了後、管路の漏れ試験を行う場合、水圧にて確認してください。 ※ 弊社樹脂製配管材料のねじ接合部には、 シールテープをご使用ください。 ・液状シール剤及び液状ガスケットを使用した場合、 ストレスクラック (環境応力割れ) を起こす可能性があります。 止むを得ず使用される場合は 保証の対象外といたします。 弊社製品を輸出される場合のお願い 【輸出法令と輸出管理について】 我が国では日本の安全保障と世界各地域における紛争防止を目的として、 国際的な合意の下に輸出品が武器・通常兵器及び核兵器・生物兵器・ 化学兵器・ミサイル等の大量破壊兵器の開発・製造等に利用されない為の輸出規制が 「外国為替及び外国貿易法」に基づく政省令等にて実施 されています。規制の対象となる貨物(製品)・役務(技術)を輸出する際には、前もって経済産業大臣の許可が必要になります (リスト規制)。 また、 輸出をする前に許可が必要でない貨物 (製品) ・役務 (技術) であっても、 自主的な審査・判断が義務付けられており、 最終需要者、 使用目的に よっては経済産業大臣の許可が必要となることもあります (キャッチオール規制)。 弊社はリスト規制の対象となるフッ素重合体関連製品・部品を販売しており、また、弊社の全製品がキャッチオール規制の対象となります。 弊社は法令の順守を基本方針としており、弊社製品・技術等の輸出向けと認識した国内販売につきましても、社会的責任を果たすべく輸出管 理を実施しております。お客様におかれましても、輸出する際には必ず輸出内容と仕向地、最終需要者・使用目的等を照合していただきますよ うお願い申しあげます。 【該非判定書の発行について】 輸出を目的とした製品・技術の該非判定書 (項目別対比表・パラメータシート・非該当証明書) の発行において、 リスト規制に非該当である証明書 につきましては弊社ホームページ内の 「該非判定書類自動発行サービス」にて取得することができます。尚、本サービスではリスト規制に該当 する製品の判定書は発行しておりません。 また、 若干ですが本サービスにて取得できない製品 (非汎用品・加工品等) がございますので、 その場合は貴社の弊社製品の仕入れ先様若しくは 弊社営業所にご相談ください。 これらの製品について該非判定書を発行する場合、 弊社が輸出内容を確認する必要がありますので、 弊社仕様の 「輸出内容確認書」 の提出をお願いいたします。 リスト規制に該当する弊社製品・部品の該当判定書につきましては、弊社仕様の輸出内容確認書を提出していただき、その内容を確認させて いただいた後発行いたします。 (お申し込みから1週間程度頂戴いたします。 ) 尚、 仕向地・使用目的・最終需要者等によっては、 販売又は該非判定書 の発行をお断りすることがございます。最終需要者等に疑義がある場合は、経済産業省へのご相談をお薦めします。 244
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