口腔健康科学講座は、障害者歯科・口腔顔面痛研究室、 摂食嚥下リハビリテーション学研究室、スポーツ歯科学研 究室の4つの分野及び3つの研究室を複合した大変ユニー クな講座です。それぞれが新しくこれからの研究分野です。 それぞれの分野がコラボレーションした興味深い研究、診 療を推進しています。4つのコースがありますが、希望に よって様々なアレンジが可能です。本人の努力によって、 数多くの認定医の取得が可能です。 口腔健康科学講座 スポーツ歯学研究室 医局員構成 准教授 講師 レジデント 大学院生 一般専修科生 武田友孝 中島一憲 小澤卓充 紺野倫代 鈴木義弘 河野克明 川上良明 西野仁泰 松田祐明 片野勝司 スポーツ歯科医学の目的 1. 「スポーツによる国民の健康づくりを支援する歯科医学的配慮」 (健康スポーツ歯科) 2. 「顎顔面口腔領域でのスポーツ外傷を予防するためのサポート」 (安全スポーツ歯科) 3. 「スポーツ競技力の維持・向上を支援するための歯科医学的配慮」 (競技スポーツ歯科) 健康スポーツ歯科での治療内容 学校体育、生涯健康スポーツ、競技スポーツなどのすべてのスポーツに対 して、歯科を通じて適切なスポーツ活動の選択、助言、診査、管理、ケガの 予防、また必要に応じて治療を行い、さらに専門的情報を提供することを目 的とする。 ◎主な治療内容 • • • • • • マウスガードによる歯や顎の外傷予防 フェイスガードによる顔面の外傷予防 歯や顎の外傷の治療 スポーツチーム単位の歯科的サポート スポーツ選手やスポーツ愛好家への歯や噛み合わせのメンテナンス 虫歯や入れ歯の治療など、噛み合わせを改善することによる、高齢者の 転倒防止や脳機能の維持、増進 • 睡眠時無呼吸やいびきの改善 • 歯ぎしりの防止 主な研究内容 1) 顎口腔系の状態と全身状態との関連に関する研究 顎口腔系の状態変化が全身状態に及ぼす影響として,実験的咬合干渉,咬合の水平的な変化,顎関節症 が姿勢,特に重心動揺軌跡,聴性脳幹反応,指尖容積脈波,電気的眼振図に及ぼす影響を検討する。 2) 顎口腔系の状態と全身運動時の筋力に関する研究 顎口腔系の状態変化が全身運動に及ぼす影響について,咬合支持領域の違い,咬合の水平的,垂直的 な変化が,背筋力,上下肢の屈曲・伸展,頸部前屈・後屈などの総合筋力およびその筋活動についての筋 電図的,力学的な検討を行う。 3) マウスガードの衝撃吸収能に関する研究 マウスガード材自体の衝撃吸収能ならびにマウスガードの使用が歯牙および顔面頭蓋に対し如何なる影 響を及ぼすのか検討する。 4) マウスガードの咬合挙上と身体運動反応時間に関する研究 マウスガードに代表される咬合挙上装置を装着することにより,背筋力,上下肢の屈曲・伸展,頸部前屈・ 後屈,垂直的床反力などの身体運動反応時間を力学的および筋電図学的に検討する。 5) ストレスに対するガム咀嚼の効果 IADS, IAPSなど国際的に認知されているストレス課題に対するガム咀嚼の効果を,NIRS,脳波,心拍などの 身体性理学的評価および精神学的なVASなどを用いて評価する。 主な参加学会 国内学会 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 日本スポーツ歯科医学会 日本補綴歯科学会 日本顎口腔機能学会 日本歯科医学会 日本顎関節学会 日本臨床スポーツ医学会 日本体力医学会 日本外傷歯学会 日本フットボール学会 国際学会 1. 2. 3. 4. 5. 6. Academy for Sports Dentistry International Association of Dental Traumatology Asian Academy of Craniomandibular Disorders (AACMD) The International Society on Oxygen Transports to Tissue (ISOTT) Federation Dentaire Internationale (FDI) International Association for Dental Research (IADR) 当研究室で取得可能な資格等 日本スポーツ歯科医学会(JASD)認定医 JASD MGテクニカルインストラクター 日本補綴歯科学会専門医 日体協公認スポーツデンティスト 障がい者スポーツ医 現在サポートしているスポーツ団体 ラグビートップリーグチーム,大学チーム 公益財団法人日本オリンピック委員会(バレーボール競技) 全日本スキー連盟 日本スケート連盟 パラリンピック種目 カヌー,フェンシング,ゴールボール,パワーリフティング等
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