NEDOフォーラム2016 in 静岡

NEDOフォーラム2016 in 静岡
~医療・福祉機器分野における次世代産業育成を目指して~
静岡県と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、平成27
年3月に締結した「次世代産業の育成に向けた協定」に基づき、静岡県内の企業・大学
等関係者に向けたフォーラムを開催いたします。静岡県内でも注目の高まる『医療・福
祉機器』分野をテーマに実施いたしますので、ぜひ奮ってご参加ください。
< 日時 >
2016年12月16日(金)13:00~16:45
< 会場 >
ホテルセンチュリー静岡 5F センチュリールーム
〒422-8575 静岡県静岡市駿河区南町18-1
http://www.centuryshizuoka.co.jp/access.html
< 定員・参加費 >
先着100名・参加費無料
< 参加お申し込み >
下記Webサイトからお申し込みください。
http://www.nedo.go.jp/events/KH_100040.html
< プログラム >
13:00 – 13:10 開会挨拶
静岡県・NEDO
13:10 – 13:20 NEDO概要説明
13:20 – 14:20 特別講演
『国内外における福祉用具研究・開発及び普及の動静について
〜利用者ニーズと技術的シーズのマッチング〜
』
社会福祉法人大阪市障害者福祉・スポーツ協会
大阪市援助技術研究室 主任研究員
米﨑二朗 氏
14:20 – 14:50 NEDO制度紹介
14:50 – 15:10 日本医療研究開発機構(AMED)制度紹介
15:10 – 15:20 休憩
15:20 – 15:50 活用事例講演①
『視覚支援用レーザ網膜投影アイウェアの開発』
株式会社QDレーザ 代表取締役社長 菅原充 氏
15:50 – 16:20 活用事例講演②
『NEDO助成金により実現した電動車いすWHILLの事業について』
WHILL株式会社 電気ソフト開発部 駆動システム開発責任者 佐藤圭悟 氏
16:20 – 16:40 静岡県制度紹介
16:40 – 16:45 閉会挨拶
静岡県
<お問い合わせ先>
静岡県 新産業集積課 杉本(TEL 054-221-2512)
NEDO 広報部 鈴木( TEL 044-520-5152)
主催:静岡県、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
写真提供:静岡県観光協会
写真提供:静岡県観光協会
講師紹介
特別講演
『国内外における福祉用具研究・開発及び普及の動静について
〜利用者ニーズと技術的シーズのマッチング〜
』
(経歴)
1985年 国立療養所近畿中央病院付属リハビリテーション学院 作業療法学科卒業
1985年 静岡リハビリテーション病院
1993年 社会福祉法人大阪市障がい者福祉・スポーツ協会
1993年 大阪市援助技術研究室
1998年~ 大阪市福祉機器展示場 機器選定委員会委員
1998年~ 国立研究開発法人新エネルギー・産業新技術総合開発機構
「課題解決型福祉用具実用化開発支援事業」委員
2000年~ 旧通商産業省・経済産業省 独立法人製品評価技術基盤機構
「福祉用具・共用品標準化規格委員会」委員
社会福祉法人大阪市障害者
福祉・スポーツ協会
大阪市援助技術研究室
主任研究員
米﨑 二朗 氏
活用事例講演①
(講演概要)
まず、我が国と海外における福祉用具の研究・開発及び普及の現場と課
題について説明します。次に、当研究室の取り組みを通じて得た福祉用
具に対する利用者ニーズと技術的シーズのマッチングをどのようにすす
めていけば良いかについて、いくつかの事例を通じながら解説します。
最後に、今後福祉用具の研究・開発をすすめるにあたり、医療や福祉領
域との有効な連携を図るために必要となる国内外の関連機関・団体等の
紹介を行います。
『視覚支援用レーザ網膜投影アイウェアの開発』
(経歴)
1984年
1995年
1999年
2001年
2004年
2005年
2006年
株式会社QDレーザ
代表取締役社長
菅原 充 氏
活用事例講演②
東京大学大学院物理工学修士課程修了、同年株式会社富士通研究所入社
株式会社富士通研究所光半導体研究部主任研究員、東京大学工学博士
東京工業大学大学院電子機能システム専攻客員助教授 (兼務)
株式会社富士通研究所フォトノベルテクノロジ研究部長
東京大学生産技術研究所特任教授
株式会社富士通研究所ナノテクノロジー研究センターセンター長代理
株式会社QDレーザ代表取締役社長(現職)
(講演概要)
平成28年度NEDO課題解決型福祉用具実用化開発支援事業に基づいて、
視覚支援用レーザ網膜投影アイウェアを開発しました。このアイウェア
は、カメラによる撮像や外部入力されたデジタル情報を見ることができ
ます。フリーフォーカス、ユニバーサルデザイン、自然なAR(拡張現
実)という優れた特徴を持ち、特に屈折異常、混濁等の前眼部疾患に基
づくロービジョン者が鮮明な画像・文字を観てQOL を大きく改善できま
す。講演では、機器の構成と原理、レーザ安全性、国内の臨床研究、
ヨーロッパでの臨床試験、網膜症対応、将来展望を紹介します。
『NEDO助成金により実現した電動車いすWHILLの事業について』
(経歴)
2009年 東北大学大学院工学研究科 卒業
2009年 トヨタ自動車株式会社入社(ハイブリッド車やPHEV車等に使用される
モータ駆動用のパワー半導体に関する研究開発に従事)
2015年 同退社
2015年 WHILL株式会社入社
WHILL株式会社
電気ソフト開発部
駆動システム開発責任者
佐藤 圭悟 氏
(講演概要)
WHILL株式会社は電動車いすを販売する日本のベンチャー企業です。米
国にてFDA承認を取得、米国および日本においてWHILL ModelAを累計
800台販売(2016年6月)、30億円以上の資金調達に成功しています。
創業期にNEDO助成事業に採択されて開発したオムニホイールは、当社の
コア技術へと成長しました。当日は、創業から現在に至るまで、NEDO助
成事業の支援により確立した当社の事業内容をご紹介します。