津和野町道路橋定期点検業務 特記仕様書 (試行実施用)

津和野町道路橋定期点検業務
特記仕様書 (試行実施用)
第1条
適用
1.この特記仕様書は、島根県が平成 27年 8月島根県道路橋定期点検要領(試行実
施用)
(以下、
「点検要領(試行実施用)」という。
)に基づき実施する橋梁点検に適
用する。
2.この特記仕様書は、「島根県設計・測量・調査等業務共通仕様書」に定めのない
事項について取り扱い、記載された事項はこれに優先するものとする。
第2条
目的
本業務は、橋梁の健全度の診断をすることを目的とする。
第3条
打合せ協議
本業務の遂行にあたって、業務着手時、成果品納入時、健全度判定の協議時(健全
度判定会を含む)2回の計4回の打合せ協議を実施する。
第4条
資料の貸与及び返還
受注者は、事前に業務上必要な資料等の貸与を監督職員に求めることができる。監
督職員は受注者から請求があった資料等は、業務上必要と認められた場合のみ貸与す
るものとする。受注者は、貸与された資料等については責任を持って返還すること。
第5条
業務内容
橋梁定期点検の業務内容は下記のとおりとする。
1.計画準備
(1)業務計画書
受注者は、業務の目的・趣旨を把握したうえで、設計図書に示す業務内容を確認
し、設計業務共通仕様書第 1111条業務計画書第 2項に示す事項について業務計画
書を作成し、監督職員に提出する。
(2)前回定期点検結果の確認
受注者は、2巡目以降の点検の場合には、点検結果入力用ファイルに添付されてい
る直近の点検結果の内容を確認し、損傷個所を事前に把握する。
(3)実施計画書
受注者は、現地踏査による調査の他、作業上必要な資料収集をしたうえで橋梁毎
の実施計画書を作成し、監督職員に提出する。実施計画書には次の事項を記載する。
①実施工程表
②使用建設機械 ③安全管理計画(交通規制含む)
2.現地踏査
受注者は、橋梁点検に先立ち現地踏査を行い、橋梁の立地環境、交通状況、交通
規制の要否、近接手段等について把握し、点検方法を検討する。なお、橋梁の状況
(支承周辺の堆積土砂等)により点検作業に支障がある場合や点検を実施するにあ
たり設計図書に示さていない機械・器具を用いる必要が生じる場合は、監督職員と
協議すること。
3.関係機関協議
受注者は、橋梁点検に必要な関係機関との諸手続きを行う。設計図書に示されて
いない関係機関協議資料を作成する必要がある場合には、監督職員と協議すること。
4.定期点検
受注者は、点検要領(試行実施用)に基づき定期点検を行う。
(1)変状の確認
近接目視を効率的に行い、変状を観察し、損傷図の作成、損傷記録写真の撮影、
所見の記述に行う。損傷は、点検要領(試行実施用)の記入例を参考とし、変状の
種類と状態を損傷図へ記録する。なお、代表損傷部については、採寸を行うととも
にチョーキングを付し、損傷記録写真の撮影を行う。
(2)健全度の診断
点検対象橋梁の部材単位での健全性の診断と橋梁毎の健全性の診断を行う。健全
性の診断は、現地損傷状況及び所見に基づき総合的に行う。
5.緊急対応が必要な場合の報告
受注者は、現地踏査時、又は点検時に緊急措置が必要と判断される損傷(第三者
に被害が及ぶ恐れなど)を発見した場合は、速やかに監督職員に連絡し、指示を受
けること。
6.点検結果の記録
受注者は、損傷図及び損傷記録写真を点検結果入力用ファイルに取込むとともに、
国土交通省提出様式に必要となる診断結果等を入力する。点検結果入力用ファイル
の操作は、別途操作マニュアルによる。
7.健全度判定会
発注者が組織する「健全度判定会」において、健全度の確認を行う。受注者は、
健全度判定会で監督職員が説明する資料(損傷状況、原因、診断の根拠等)を作成
し、健全度判定会に出席すること。
8.報告書作成
受注者は、業務の成果として、橋梁毎損傷図、損傷記録写真、国土交通省提出様
式を出力し、報告書として取りまとめる。
第6条
事前貸与品
業務にあたっての貸与品は、以下のとおり。
・点検要領(試行実施用)
・点検結果入力用ファイル(Microsoft Acc
ess形式)
※1橋梁:1圧縮ファイルとして貸与
第7条
成果品
本業務の成果品は以下のとおりとする。
・報告書(A4版)
1部
・電子ファイル(報告書及びシステムファイル)
2部
第8条
作業日報
別添様式により外業作業日報を作成し、監督職員に提出する。
第9条
その他
当業務でこの特記仕様書に定めのない事項について疑義が生じた場合は、監督職員
と協議し、指示を受けるものとする。