SUA FOUNDERS

SUA FOUNDERS
アメリカ創価大学ニュースレター
チョウドリ大使がSUAで講演(2009年1月)
2 ごあいさつ:アメリカ創価大学学長
3 ごあいさつ:学生自治会執行委員長
4 SUA学期留学体験(2008年春)
5 活動報告(卒業委員会・卒業生)
6 SUAニュース(大学講堂経過報告)
7 SUAニュース / キャンパス・スポット
8 ご案内 / お問い合わせ
満月に映えるファンダーズホール(昨年5月)
A Message from the President
アメリカ創価大学学長 ダニエル・ハブキ
ごあいさつ
皆様におかれましては、
ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
またア
メリカ創価大学(SUA)
に対して、
いつも変わらぬご厚志、誠にありがとうご
ざいます。
ご存知の通り、
本年1月のオバマ米大統領就任は初のアフリカ系大統領誕生
という、歴史的な出来事となりました。思えば創立者・池田先生は、1960年
の初渡米の際に人種間の差別を嘆かれ、未来の子供達が誇りを持って平和
に暮らせる社会の変革を誓い、壮烈な平和闘争を展開されてまいりました。
SUAも、
そうした創立者の精神と共に、
「平和」
「人権」
「生命尊厳」
の三指針
を掲げ開学いたしました。人権の母と慕われてきたローザ・パークス女史と
創立者との出会いが1993年、
旧・ロス・キャンパスで実現したことも感慨深く思い出されます。
この歴史的な就任式が行われた米国の首都・ワシントンDCにおいても、現在、我がSUAの卒業生は
世界銀行や大手メディア会社勤務、大学院進学など目覚しい活躍を示してくれております。卒業生の素
晴しい活躍を心から誇りに思うと共に、
その学生達を陰に陽に支え応援してきてくださった皆様に対
し、
改めて感謝の思いで一杯です。
現在の世界的な大不況にあっても、多くの支援者の皆様より、
SUAへ多大なご支援を賜わり、心より
感謝申し上げます。
ある支援者の方からも、
こうした大変な状況の中にあるからこそ、
いずれ社会を変革
し世界を平和へと導いてくれるSUAの学生達に一層の期待を寄せてくださっていることを伺い、私自
身、心から感動し、皆様の希望の灯台としてのSUA建設に更なる努力をしていく決意を新たにさせて
いただきました。
今年の冬季集中コース
(1/5-1/28)
においては新たな試みとして、7クラスの教員・学生達が自分達の
研究課題に基づいて、
グアテマラやアマゾン、
パナマ、
インド、
韓国などへの実地研修を行うことができま
した。
更には、
集中コースにチョウドリ元国連事務次長を再びお招きし、
「平和の文化」
についてのクラス
を持って頂くこともできました。
これらも全ては、
大学への真心のご支援により実現したものであり、
心よ
り感謝に耐えません。
多大なご支援を頂戴しているとはいえ、昨今の厳しい経済情勢の中、
SUAとしても最大限の経営努力
を行い、
大切な学生達のためにも現行の奨学金や授業カリキュラムを維持してまいります。
日頃よりSU
Aを温かく見守ってくださっている支援者の皆様におかれましては、
今後とも引き続きご指導・ご鞭撻を
賜わりたく、
何卒よろしくお願い申し上げます。
食堂でオバマ大統領就任演説の放映(本年1月)
チョウドリ大使夫妻と(本年1月)
A Message from the Student President
学生自治会執行委員長 エリック•レッカー(4年生)
使命を自覚し一層の勉学に挑戦
SUAの全学生を代表し皆様の温かいご支援
に心より感謝申し上げます。大学では後期の授
業が始まり、5月に行われる第5回卒業式に向
けて一気に動き出しました。
昨年秋の前期では2名の著名人を大学にお迎
えしました。一人は国連エキスパートのリチャ
ード・フォーク氏で国連の現状について講演。
またスタンフォード大学名誉教授のネル・ノデ
ィング博士は教育学の権威で学生達に教育観
・教育システムなどについて語っていただきま
した。
1月の集中コースでは多くのクラスで初の海外研修を実施。学生達は素
晴しい経験と共に世界貢献の新たな使命に満ち溢れています。皆様の支
援により、私たち若い世代が世界市民として成長するための貴重な機会
を与えていただいていることに心より感謝いたします。
また集中コースではアイルランドのベルファスト大学からサティシュ・クマ
ール博士を招きグローバル化と地域格差について、
また元・国連事務次
長のアンワル・チョウドリ大使を再度お招きし平和の文化について、それ
ぞれ授業を行ってくださいました。
昨年末より新しい大学講堂と新・教室棟の建設も開始。新たな大学整備
の前進に学生達も歓びで一杯です。2010年秋の完成を今からとても楽
しみにしております。
今期、
SUAでは初の創価教育の特別展示を計画しています。展示では
創価教育の淵源と共に全世界に広がる創価一貫教育の現状、そして創
立者・池田先生の人生にも迫ってまいります。展示はインターナショナル
・フェスティバルや卒業式の時期に合わせ本年5月より開催の予定です。
世界的な不況の中、国際情勢
も緊張の度を高めております
が、こうした状 況の中でこそ、
私達学生は大学のモットーで
もある「 平 和 主 義の世界の指
導者育成」の使命を自覚し、
よ
り一 層 勉 学に取り組んでいく
決 意です。皆 様のご支 援が私
達にとって、いかに特別なもの
か、その深い愛 情と真 心に感
謝しない日はありません。今後
も私達のことを暖かく見守って
いただけることを心より願って
おります。本当にありがとうご
ざいます。
現自治会執行部メンバー
クマール博士の授業(本年1月)
学年対抗スピリットラリー(昨年11月)
日本★シンティア・クスダ
STUDY ABROAD 学期留学(2008年春)
世界市民への挑戦に期待
海外留学部ディレクター アレックス・オクダ
現在、
アメリカの大学では
「海外留学」
の促進が活発です。
その中で留学を全学生に必須とするSUAの先見性と試
みは各大学機関より大きな注目を集めています。
現在SUA留学プログラムは9カ国22都市で実施。
プロ
グラム最大の特徴は
「語学習得」
を第1の目的としている
点です。
語学能力の向上は世界市民育成への不可欠なス
テップです。
高度な語学能力を持つ学生は、
現地の学生と
共に実際の授業も受けております。
2009年春より新たに大阪と名古屋での留学プログラ
ムを開始。
大阪
(通称:関西プログラム)
では最初の4ヶ月
を大阪の関西外国語大学、
3週間を石川県金沢市で行
い、名古屋プログラムでは名古屋外国語大学で4ヶ月間
の徹底した日本語集中講座で学びます。
両大学とも
「日本
語教育」
で国内トップレベル。
SUA生の更なる世界市民
への挑戦に期待が高まります。
中国★ディビッド・ローマン
母国ドイツからSUAで学ぶ私にとって中国は2度目の留学体験
でした。頭で理解していた中国も現実は予想をはるかに超えた
驚きの連続でした。
限られた留学期間内に可能な限り語学の力
を付けようと決意し厳しい語学プログラムを選びました。
プログ
ラムでは最初に中国語以外の言葉は話さない誓約をさせられま
すが、
いざ授業となると自分の中国語のレベルの厳しさを痛感さ
せられました。
毎日100文字前後を暗記し、
中国語エッセイや期
末の研究発表など勉強は大変でしたが、
町で言葉が通じた時の
喜びは格別でした。
また中国の兄弟と呼べる友人にも出会い、
北
京郊外の彼の実家に招待された際、
家族の強い方言には閉口し
ましたが、
心から歓迎して頂きました。
プログラム終了後、
内モン
ゴル方面へ列車の旅をした時も上達した中国語のおかげで多く
の交流を結ぶことができ中国人の目から見た中国を学ぶことも
できました。
SUAに戻ってからも中国の友人達との交流は続い
ており、
再会を楽しみにしています。
ブラジル 人 の
母と日本 人の
父のもとで育っ
た私は、
幼少の
頃は日系 人で
あることに喜び
を感じていまし
た。
ところが、
中
学生の頃、
いじ
めが 原 因で日
系 人である自
(中央がシンティアさん)
分が嫌になり、
日本人の側面を否定し自分に自信をなくしていました。
しかし今
回、
日本の創価大学へ留学し、
「日本文化」
の授業で幼少の思い
出が蘇り、
自分の文化の一端を感じることができました。
また日
本舞踊クラブにも所属し人前で舞う喜びを経験しました。寮生
活やチットチャットクラブなどを通しても素晴しい先生や友人に
出会い、
家族のような存在となりました。
さらに留学中に読んだ
創立者の著作に勇気と希望を与えていただき、
平和提言から、
世
界市民への創立者の限りないご期待を学ぶことができました。
こ
の留学生活は私にとって過去の弱い自分を克服し、
前向きに未
来を見つめる転機となりました。
この貴重な体験を胸に自分の育
った環境に感謝し、
今度は自分が自身の壁に悩む人々に勇気と
希望を与えられる存在に成長して参ります。
南米エクアドル★トモミ・タガワ
今まで経 済 的に安 定
した国しか知らない私
にとって治安・環境・人
種 差 別など深 刻な問
題を抱えた南米エクア
ドルでの最初の数ヶ月
は衝撃の連続でした。
貧富の差も著しく深夜
に繁 華 街の中心で必
死に物を売る子 供 達
を見ながら平和について改めて考えさせられました。
また幸
いにも現地の非政府団体で研修をさせていただき少数民族
と言われる人々とも仕事を通し触れ合えることができました。
厳しい環境の中でも楽しく朗らかに過ごしている現地の人々
との貴重な出会いにも心から感謝しています。留学の最後に
は小旅行で南米インカ帝国の遺跡などを訪問しました。特に
有名な歴史的宗教都市・学園都市のマチュピチュ遺跡を訪
問した際にはアメリカ創価大学と重なり、大学が歴史に名を
残していく鍵も学生にかかっていると感じ決意を新たにしま
した。留学前には具体的な将来像もありませんでしたが留学
を通し創価の知恵を全世界に広げていきたいと、
より強く感
じるようになりました。
SUA Students Appreciation
学生活動報告★エイミー・サミュエルズ(4年生)
卒業委員会委員長
以前の私は自分に自信が持てず人生で何かを勝ち取ること
などできないと思っていました。
それだけにSUAから届い
た合格通知には大変に驚きました。
イギリスからSUAに入
学後、人生の目的もなく自身の可能性も信じられず、1年次
に精神的に落ち込みました。
自分の問題を乗り越えようとす
る中で、私はSUAの素晴しい人間環境を知ることができ、
SUA建設に努力してきた先輩達からも多くの激励をいた
だきました。
おかげで私は自信を取り戻し、人生を転換する
第8回学生祭にて(昨年10月)
ことができたのです。
現在、卒業委員会の委員長として4年生一人一人が創立者・池田先生に与えていただ
いたご構想を実現しゆく人生を歩んでくれることを心から願っています。
SUAは価値ある教育と若い人たちに必要な成長の機会を与えてくれます。将来は通
訳を目指していますが、
同時に教育者、
もしくは別の分野での成功を通して創価教育
の価値を広く示していく決意です。
4年生達は今、卒業論文に取り組みながら、後輩を励ますなど様々な形でSUAに貢
献しようとしています。私自身も大学を愛する素晴しい人々の存在なしに、
このような
貴重な体験をすることは出来ませんでした。特に創立者や多くの大学の支援者の皆様
へのご恩にお応えするためにもSUA生として、
しっかり頑張って参ります。
創価教育会議(本年2月)
卒業生活動報告 ★マリコ・ヤスイ
(3期卒)
人間主義の医学者目指して
私は以前から生命科学に興味があり、SUA在学中の様々な出会いや経験を通し、卒
業後の進路として医学を志すことを決意しました。2007年5月にSUAを卒業後、
日本
に帰国して医学部編入のための受験勉強を開始しました。医学部への編入は想像以
上にハードルが高く、倍率40倍の難関を突破するために、一日10時間の勉強に挑戦
しました。
勉強を開始した当初は生物学の知識が全くなく、理系学部出身の受験生との差に愕
卒業生と現役生の懇談会(本年1月)
然とすることもありましたが、
その度に
「SUAから医学の道を必ず拓く」
と自らを奮い
立たせました。
「創立者にお応えしたい」
-その一点だけで受験勉強を耐え抜き、最終
的に3大学から合格を勝ち
取ることができました。
そして昨年10月に長崎大
学医学部2年次に編入し、
現在は医師になるために必
要な解剖学、組織学などの
基礎医学を中心に勉強して
います。常に創立者や、
自分
を支えてくださった同志の
方々への報恩感謝を忘れ
学生祭に駆けつけた卒業生(昨年10月)
ず、人間主義の医学者を目
指して成長してまいります。 東京で同窓の友と再会するマリコさん(右端)
Campus News ニュース
アメリカ創価大学講堂建設報告
事務局長 アーチ・アサワ
アメリカ創価大学(SUA)
では新たに講堂と新・教室棟
の建設を開始いたしました。講堂はコンサート・演劇・講
演会などに使用できる多目的ホールとなります。音響設
備はロスのディズニー・コンサート・ホールや日本の札幌
ホール、
サントリー・ホール等を設計した著名な音響家・
豊田泰久氏により設計されました。
また、講堂の座席はキャンパス内の丘陵を利用したユニ
ークな設計になっており、外壁も大学内の既存の建物に
使用されている大理石と同種類のものを利用し、調和性
にも配慮されています。
さらに、
「太陽光発電システム」
や
「屋上庭園」
を導入して
自然のエネルギーを多く利用し、
エネルギー効率改善の
ほか、水消費効率や室内環境の改善など、環境に配慮し
た設計になっており、米国の
「環境配慮基準(LEED)」
の認証を目指しています。
学生の代表と共に起工式(昨年12月)
ファンダーズ・ホールとポーリング・ホールに挟まれた建
設予定地では、昨年12月に起工式が行われ、現在、本格
的な建設工事が始まっております。
完成予想図(ガンジーホール側より)
完成予想図(体育館側より)
工事風景(本年3月)
Campus News ニュース
大盛況のオープン・キャンパス
オレンジ郡営バスにSUA広告
昨年11月に開催されたオープン・キャンパスでは多くの地域市民
が参加。
キャンパス見学や公開授業、受験に関する説明会を行い
ました。各クラブの学生達がパフォーマンスを披露し、会場となっ
た体育館は大変な熱気に包まれました。
地域市民にSUAを親しんでいただけるよう、
SUAの広告を
掲げた公共の郡営バスが、毎日南オレンジ郡各都市を走って
ます!バスの側面には
「ソウカ・ユニバーシティ」
の文字と共に
「全学生が海外に留学!平和の指導者に」
と。
Campus Spot キャンパス・スポット(4)
Recreation Center
体育館
体育館は正門から一番近い建物で、平和の池をはさ
んでファンダーズホール正面に位置します。床面積は
18000平方フィート。バスケットボール、バレーボール、
ラケットボール、
ハンドボール、
ダンス、
エアロビクスのた
めの設備があり、
また充実したトレーニングルームや保
険センターも併設されています。1300席の収納式スタン
ドとともに、各種イベントでは床にも約1000席まで設置
が可能で、毎年の卒業式の会場にもなっています。
SUA Clipboard ご案内
キャンパス見学ツアーの日本語受付が出来るようになりました!
ご来学いただく皆様が、安心してアメリカ創価大学(SUA)
を訪問していただけるよう、
日本語での訪問案内を用意させて頂きました
(http://devjp.soka.eduでもご覧いただ
けます)。
ご質問、
お問い合わせ等がございましたら、03-4496-4453 (留守電・FAX)、
もしくはEmail: [email protected] でご連絡ください。
<主なご質問>
SUAの訪問可能な時期は?
SUA訪問は基本的に月曜日から金曜日、
午前9時から午後4時半までとなっております。
(土日・祝日の訪問も可能ですが事務局は閉館しておりますのでご了承ください。
)
キャンパス見学ツアーに参加するには?
キャンパス見学ツアー(日本語ツアー可・約1時間半のコース)
は、
月曜日から金曜日の午前10時と午後2時に行っております。
http://devjp.soka.edu よりツアー参加予約を行ってください。
(日本語受付可)
SUAのカフェテリアで昼食を食べれますか?SUAの記念品は購入できますか?
お食事は、
大学のカフェテリア
「ソウカ・ビストロ」
をご利用頂けます。
金額:US9ドル
(昼食)
月曜日-金曜日 午前11時30分-午後1時30分(土日:午前10時半-午後12時半)
SUAの記念品はカフェテリア上階のブックストアーでお買い求め出来ます。
営業時間 (月曜日-金曜日)
午前10時30分-午後5時30分 (土日閉店)
尚、
春休み、
夏休み、
冬休みの期間は、
スケジュールの変更、
もしくはご利用頂けない場合
がございますのでご了承ください。
滞在先のホテルからSUAを訪問したいのですが、
英語が不安です。
現地のリムジン・サービス
(日本語対応可)
をご利用する方法もあります。
詳細に関しては 03-4496-4453 (留守電・FAX)、
もしくはEmail:[email protected] まで遠慮なくご相談ください。
Donation for SUA
お問い合わせ
アメリカ創価大学へのご寄付に関するお問い合わせは、下記のウェブサイトか日本国内のアメリカ創価大学
専用の留守電・FAX番号などをご利用ください。留守電・FAXをご利用の際には、
お名前とお電話番号をお
知らせください。時差の関係で多少遅れることもございますが、大学より折り返しご連絡させていただきます。
日本国内アメリカ創価大学専用連絡先
03-4496-4453 (留守電およびFAX)
03-6368-5488 (FAXのみ)
(不在の場合はご伝言をお残し下さい)
http://devjp.soka.edu
アメリカ創価大学寄付担当者直通 (日本人スタッフ)
(国際アクセス番号)+1-949-480-4021
アメリカ創価大学寄付関係ウェブサイト(日本語)
住所変更のご協力をお願いします
住所、勤務先、結婚等による姓名の変更などがありましたら、上記日本国内のアメリカ創価大学専用のFAX番号もしくはEmailまで変更をお知らせください。