Page 1 た。避難所にいなかった重症 患者の多くが、まずかかりつ けの

 良弓・ Ξ回 ..︲︲ ・=
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﹁かかりつけのお医者さん﹂を願ったのに、﹁民間﹂とい
うだけで薬品などの公的支援が将られず、カを十分、発揮できなかっ’だI。そんな反省をもと
に、民間病院の団体や非政府組織︵NGO︶が緊急時に助け合5ネットワークを結成し、自治体
などへの協力を求める働きかけを始めている。ことしの防災の日︵九月一日︶には、東京都の総
合防災訓練に参加し、自衛隊裁地を使って全国から医師を送り込んだ。
訓練参加で実績積み重ね
た。避難所にいなかった重症
患者の多くが、まずかかりつ
けの病院に駆け込んでいたこ
とがわかった。兵庫県が保管
していた医薬品は﹁営利事業
だから﹂と民間病院は使わせ
てもらえず、同じ理由でボラ
ンティアの医師も手に入らな
かった。今でも、地域防災計
関への医薬品などの支援を盛
画などに、民間病院や医療機
どないという。
り込んでいる自治体はほとん
﹁民間病院は、公的機関か
らもAMDAなどのボランテ
った﹂と苛波さんは振り返
ィアからも無視される而があ
る。
ら二月上旬にかけて、医師や
そこで、ネットワークはま
▽ ▽ ▽
絡協議会︵AMDA︶﹂と全
療活動をした。﹁保健所を拠
らしている人たちを探して診
残っている人や、テントで暮
とに疑問を持ち、壊れた家に
島と仙台から自衛隊の立川基
められた。訓練の日には、広
とで、□衛隊基地の使用も認
てもらった。都が問に立つこ
医薬品を援助することを認め
にAMDAなどの民間団体に
ず、自治体などの公的機関と
この﹁地域防災民間緊急医
日本病院協会、日本医師会が
点に選び、地域を知っている
地まで飛行機を飛ばし、そこ
の連携を強めるため、東京都
二月に結成した。
保健婦と地域を回ったから効
からヘリコプターで、足立区
市長田区に送り込んだ。はじ
療ネットワーク﹂は、海外の
率のよい活動ができた﹂と官
などの訓練会場まで医師や看
四腰知ら延べ約二千人を神戸
災害地や紛争地にボランティ
う。
護婦を送った。
都と何度も話し合い、震災時
しかし、公的機関からの医
苛波さんは﹁震災で民間病
の防災訓練に参加した。東京
AMDAは一九九五年一月
薬品の援助を得られず、ヘリ
院仮きには災害対応はできな
めは避難所を回ったが、老人
アの医師や石腰妬を派遣して
十七日の阪神大震災の当日か
コプターを便って独自に供給
いことが明らかになった。行
した。神戸市内の民間病院の
全日本病院協公の学会に出席
年十一月・、沖縄県で聞かれた
AMDAの菅波茂代表は昨
る。
ときに備えたい﹂と話してい
実績を積み重ね、いざという
基地を使い、行政と連携する
けない。民間組織が自衛隊の
政は前例がないとなかなか勤
医師が、震災の経験を発表し
▽ ▽ ▽
せざるを得なかった。
や体の不自由な人が少ないこ
いるNGOの﹁アジア医師達
大震良の教訓民間病院、県の薬品使えず