当院に関する報道等の誤りの訂正について 平成 28 年 12 月 8 日 医療

当院に関する報道等の誤りの訂正について
平成 28 年 12 月 8 日
医療法人財団緑生会(以下「当法人」といいます。)が運営する水口病院(以
下「当院」といいます。)における、母体保護法 14 条 1 項に基づく医師会の指
定を受けていない医師が、人工妊娠中絶手術を行っていたこと(以下「本件事件」
といいます。)について、当法人の考えは、平成 28 年 12 月 6 日付プレスリリー
ス「当院に関する報道について」
(以下「前プレスリリース」といいます。)にて
お知らせしたとおりです。
その後、一部マスメディアにおいて、事実と異なる報道等がされていることを
確認しましたので、下記のとおり訂正いたします。
当法人としましては、本件事件が母体保護法に違反する違法なものであった
ことについては認め、ご遺族や関係者の皆様に対し、多大な迷惑をおかけしたこ
とを誠に申し訳なく思っております。他方で、大きな問題として扱われている本
件事件に関し、誤った情報が流通することは、関係者の皆様方のみならず、報道
等に触れる方々に更なるご迷惑をおかけするものと考えます。今後も誤った報
道等がされた場合は、訂正内容を適時に皆様方にお伝え致します。
記
1
本件事件で人工妊娠中絶手術を担当した医師(以下「担当医師」といいま
す。)が医師の資格を有していること
一部報道では、担当医師のことを「無資格医師」と表現しています。しかし、
担当医師は医師資格及び産婦人科専門医資格を取得しています。
上記「無資格医師」とは、「母体保護法 14 条 1 項の指定(以下「指定」と
いいます。)を受けていない医師」という趣旨で用いられているものと考えら
れます。しかし、
「無資格医師」と報道等がされれば、担当医師が医師資格を
1
持たない医師と解釈されるおそれがありますので訂正させていただきます。
2
本件事件と人工妊娠中絶手術を受けた患者様(以下「患者様」といいます。)
の急死との因果関係は不明であること
一部報道等では、患者様の急死と本件事件との因果関係があるかように誤
解されやすい表現(例えば見出しに「無資格医師中絶手術後に女性死亡」など
と記載する等)が繰り返し用いられています。
しかし、本件事故と患者様の急死との因果関係は、現時点において不明です。
また、前プレスリリースでもお知らせしましたとおり、当法人は、因果関係は
ないものと考えています。
なお、本件事件とは直接関係しませんが、上記報道を受け、インターネット
上の「水口病院
新生児死亡」と題するブログを閲覧した方から、当院が過去
に医療過誤による新生児の死亡事故を起こしたとのご指摘を受けています。
しかし、当該事故については、当院の医療過誤がなかったとする(原告の請求
を棄却する)
、東京地方裁判所立川支部の判決が確定しております。
3
患者様に「胎児が育っていない(胎児不全)」と診断したことがないこと
一部報道では、患者様の人工妊娠中絶の理由が、
「胎児が育っていない(胎
児不全)と診断された」からとされていますが、少なくとも、当院が患者様に
そのような診断をしたことはありません。また、当該報道がされたことによ
り、患者様が稽留流産であったとの情報が一部流れましたが、前プレスリリ
ースでお伝えしたとおり、当該事実はありません。
なお、インターネット上では、本来流産手術をすべきであるのに、治療費を
稼ぐ目的で、当院が患者様に対し、あえて人工妊娠中絶手術を勧めたとの指
摘もございます。しかし、当院は患者様に対し、人工妊娠中絶手術を一切勧め
ていません。
また、患者様の診療記録は、本件事故に関する報道等がされるより前に、捜
査機関やご遺族様に対し、全て開示させていただいております。
2
4
担当医師は現在当院で勤務している医師ではないこと
一部インターネットサイトでは、当院に現在勤務している医師が担当医師
であるとの情報が流れています。しかし、前プレスリリースでお伝えしまし
たとおり、担当医師は本年 10 月末日をもって当院を退職しています。そのた
め、現在当院で勤務している医師のなかに、担当医師はおりません。
以上
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