平成28年度花巻市民芸術祭第10回文芸大会 小・中学生の部 入選作品 【詩】 *小学生の部 ・奨励賞 「わたしのいもうと おとうと」 花巻小学校 わたしにはいもうととおとうとがいる いもうとのなまえはりこ おとうとのなまえはビンゴ いもうとは 2 さい おとうとは 64 さい いもうとはにんげん おとうとはイヌ いもうとはなきむしのおこりんぼう わたしのべんきょうのじゃまをする ときどきいやになる おとうとはわたしよりさきにうまれたのに どんどんとしをとる さんぽをしたがらなくなった ねていることがおおくなった ときどきしんぱいになる でも いつもいっしょにいたい ずっとずっといっしょにいたい わたしのたいせつな いもうととおとうとだから 1年 千葉 瑠杏 *中学生の部 ・奨励賞 「一人ぼっち」 ぼくはあたたかいところが好き。 あたたかい人もすき。 太陽も、 こころも。 ぼくは車がきらい 自転車もきらい 君がひかれてしまったから 悲しくて ちらばったビー玉みたいな 星に向かって 「にゃおん」 と、一鳴き ぼくの姿は 闇にまぎれてしまうけれど 夜空の君に向かって 「ここにいるよ」 と、もう一鳴きする 宮野目中学校 1年 藤根 菜月 奨励賞 「蛙」 宮野目中学校 1年 鈴木 洸偲 雨は命である 蛙にとって大切な物 雨がなければ 体が焼けてしまう 雨は宝物である 雨がやめば 色とりどりの虹がでる 蛙はいつも見つめてる このきれいな空を見つめてる 葉の上にのって鳴いている 奨励賞 「いす」 宮野目中学校 ぼくたちは いつもみんなをささえてる ただただささえてる夜みんなはいない ぼくたちしかいないそしてあさ たのしいみんながやってくる ぼくたちはなつとふゆだけさみしい みんながいなくなるそれでもぼくたちは ただただまちつづける そしたらはるにもどってくる それからみんなはそつぎょうしたけど あたらしいひとたちがすわってくれる 1年 岸根 太郎 奨励賞 「傘と」 空を見れば ビー玉のような雨が コロコロ降ってくるから 私は憂鬱で ため息をついた。 そしたら傘が 「いっしょにいこう」と 言ってくれるから 私も言う 「うん 行こうか」って 歩いていたら 雨がやんで 雲の隙間から 虹がひょっこり 顔を出した。 そしたら傘が 「きれいだね」と 言ってくれるから 私も言う 「うん きれいだね」って 宮野目中学校 1年 古川 心路
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