平成28年度第1回措置事項報告書

平成28年度第1回措置事項報告書
定期監査(平成27年度事務の監査
第1回)
平 成 27年 度 財 政 援 助 団 体 等 監 査
定期監査[工事](平成27年度執行分 第1回)
武蔵野市監査委員
写
武蔵野市監査委員告示第8号
定期監査(平成27年度事務の監査 第1回)等の結果に基づき措置された事項につ
いて、市長及び教育委員会教育長から通知があったので、地方自治法(昭和22年法律
第67号)第199条第12項の規定により公表する。
平成28年12月9日
武蔵野市監査委員
武蔵野市監査委員
記
1
定期監査(平成27年度事務の監査 第1回)措置事項
教育委員会市立小中学校
井之頭小学校
関前南小学校
第五中学校
第六中学校
教育部
教育企画課
指導課
2
平成27年度財政援助団体等監査措置事項
公益財団法人 武蔵野市子ども協会
子ども家庭部 子ども政策課
子ども育成課
社会福祉法人 武蔵野千川福祉会
健康福祉部
障害者福祉課
3
定期監査[工事](平成27年度執行分 第1回)措置事項
武蔵境駅北口広場修景施設整備工事
財務部
管財課
都市整備部
武蔵境開発事務所
道路課
髙
橋
橋
本
良 一
しげき
目
次
1
定期監査(平成27年度事務の監査 第1回)(平成28年3月24日報告)措置事項
教育委員会市立小中学校
井之頭小学校・・・・・・・・・・・・1
関前南小学校・・・・・・・・・・・・2
第五中学校・・・・・・・・・・・・・4
第六中学校・・・・・・・・・・・・・6
教育部
教育企画課・・・・・・・・・・・・・7
指導課・・・・・・・・・・・・・・・8
2
平成27年度財政援助団体等監査(平成28年2月10日報告)措置事項
公益財団法人 武蔵野市子ども協会・・・・・・・・・9
子ども家庭部 子ども政策課・・・・・・・・・・・・10
子ども育成課・・・・・・・・・・・・11
社会福祉法人 武蔵野千川福祉会・・・・・・・・・・13
健康福祉部
障害者福祉課・・・・・・・・・・・・14
3
定期監査[工事](平成27年度執行分 第1回)(平成28年3月8日報告)措置事項
武蔵境駅北口広場修景施設整備工事
財務部
管財課・・・・・・・・・・・・・・・16
都市整備部
武蔵境開発事務所・・・・・・・・・・17
道路課・・・・・・・・・・・・・・・18
*
表中、
「指摘事項」とは、不当又は不正な事務処理に対し是正・改善を求めるもの、
「監査意見」とは、不当又は不正な事務処理に該当しないが改善の可能性があるもの
について、組織及び運営の合理化に資するための意見を表明するものである。
1 定期監査(平成27年度事務の監査 第1回)(平成28年3月24日報告)措置事項
市立井之頭小学校
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
予算の執行
(予算の執行)
1
購入した備品の支払を行っ 1 早急に支出処理を行った。
ていないものが見受けられ
以後、執行状況をシステム
た。
上と書類上で再確認をしてい
る。
2 見積書兼請書(物品等)に 2 (下線部についての措置事
おいて、軽微な記載のもれ及
項)
び誤りがあるものが見受けら
誤った金額について訂正し
れた。
た。
以後、決裁後に担当者が再
* 1~2 契約事務規則等に基
度、記載誤りや記載もれ、押
づき、適正に処理されたい。
印もれについて確認をしてい
る。
(郵便切手等の受払事務) 1
学校の管理運営
(学校施設等の安全管理)
措 置 事 項
*
1
*
郵便切手受払簿において、 1 記載もれを追記した。
受領の記録がもれているもの
以後、複数名で記入もれ・
が見受けられた。
不備について確認をしてい
る。
適正に管理されたい。
警備日誌において、従事者 1 (下線部についての措置事
の氏名、押印、異状の有無、
項)
引継時刻等の記載がもれてい
押印もれ、記載もれについ
るものが見受けられた。
ては、全て確認のうえ、押印
または記載をした。
警備日誌は、万一の事件、
以後、管理職2名による確
事故等が発生した場合に重要
認を毎日行い、適正に処理し
な記録となるものなので、管
ている。
理の状況を正確に記載された
い。
(学校給食の食物アレルギ 1 各学校においては、食物ア 1 今年度も年度当初及び長期
ー対策)
レルギー対策としてきめ細か
休業中に、本校全教職員を対
【監査意見】
な対応を行っている。その一
象としたアレルギーに関する
(食物アレルギー対策の
方で、特に中学校において、
研修を実施している。また、
継続的な取組について)
アレルギー対応食の提供者数
引き続き、要配慮の児童につ
が少なくなっていることか
いての確認を月1回行ってい
ら、今後とも教職員の危機感
く。
が薄れることなく万一の事故
が発生した場合に適切な対応
を行うことができるよう、食
物アレルギーに関する研修の
実施などの取組を継続して行
われたい。
備品の管理
(校用備品の管理)
1
備品台帳に登録されている 1 速やかに設置場所の修正を
保管場所と実際の保管場所と
行った。
に相違があるものが見受けら
以後、備品異動の際には、
れた。
報告するよう職員に周知を
図った。また、備品照合リス
* 備品の私的流用等のリスク
トを基に複数名で状況確認を
を軽減するため、適正に管理
している。
されたい。
1
1 定期監査(平成27年度事務の監査 第1回)(平成28年3月24日報告)措置事項
市立関前南小学校
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
予算の執行
(郵便切手等の受払事務)
学校の管理運営
措 置 事 項
1
郵便切手受払簿において、 1 早急に記載誤りを訂正し是
軽微な記載の誤りが見受けら
正した。(郵便切手の現物と
れた。
受払簿の照合は一致し、記載
誤りは、現物管理に直接的な
* 適正に管理されたい。
影響のない部分であった。)
以後、適正管理に努めてい
る。
1
消火器の配置図において、 1 (下線部についての措置事
消火器の表示があるところに
項)
消火器が設置されていないも
主事室の消火栓の前に、台
の、設置場所と表示が異なる
車やモップ等の荷物が置かれ
もの、「消火器」のシールが
ていたため、別の所に置くよ
貼付されていないもの及び消
うに指導した。
火器又は消火栓の周りに荷物
以後、荷物を置かないよ
等が置かれ、使用しにくい箇
う、その旨の表示を行い、注
所が見受けられた。
意を喚起した。
*
定期的な点検及び改善に努
められたい。
(防火・防災管理体制及び
消防用設備等の保守点検)
(学校施設等の安全管理) 1
警備日誌において、従事者 1 (下線部についての措置事
の氏名、押印、異状の有無、
項)
引継時刻等の記載がもれてい
警備日誌の当直教諭の氏名
るものが見受けられた。
の記載もれや引継時刻の記載
もれがあったため、以後、記
* 警備日誌は、万一の事件、
載・押印しているかの確認を
事故等が発生した場合に重要
強化した。また、注意を喚起
な記録となるものなので、管
するしおりを警備日誌に挟ん
理の状況を正確に記載された
で、施設管理員と教員に手渡
い。
している。
(学校給食の食物アレルギ 1 各学校においては、食物ア 1 毎年、本校はアレルギーに
ー対策)
レルギー対策としてきめ細か
関する児童の周知と対応の研
【監査意見】
な対応を行っている。その一
修を行っている。今年度も、
(食物アレルギー対策の
方で、特に中学校において、
6月にアレルギー児童の会議
継続的な取組について)
アレルギー対応食の提供者数
を開いたり、8月に教職員の
が少なくなっていることか
食物アレルギーに関するエピ
ら、今後とも教職員の危機感
ペン研修を行ったりした。来
が薄れることなく万一の事故
年度も継続して、会議や研修
が発生した場合に適切な対応
を行う予定である。
を行うことができるよう、食
物アレルギーに関する研修の
実施などの取組を継続して行
われたい。
2
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
備品の管理
(校用備品の管理)
措 置 事 項
1
備品台帳に登録されている 1 備品台帳システムの保管場
保管場所と実際の保管場所と
所変更入力がもれていたた
に相違があるものが見受けら
め、修正入力をし、是正し
れた。
た。
以後、保管場所を含め、備
品台帳へのデータ登録を徹底
し、備品の適正管理に努めて
いる。
2
備品明細一覧には記載され 2 廃棄申請を教育委員会に提
ているが、現物のないものが
出済みで、その決裁処理が途
見受けられた。
中の備品について、廃棄デー
タがシステムにまだ反映され
* 1~2 備品の私的流用等の
ていなかったため、システム
リスクを軽減するため、適正
上、廃棄扱いになっていな
に管理されたい。
かった。現在は、データが反
映されているため、現物と一
致している。
(学校図書館の管理運営) 1
図書の購入において、一部 1 納品済みの図書のうち、業
に未払があったことなどによ
者から8冊分の請求がもれて
り、実際に購入した図書の冊
しまっていたが、請求内訳の
数と、支出負担行為伺書兼支
チェックミスで未払いとなっ
出命令書の図書購入の内訳の
ていた。至急、業者に連絡を
冊数とが異なっていた。
取り、支払いを完了させた。
以後、請求書の確認を徹底
* 適正に管理されたい。
し、特に発注数が多い時の請
求書チェックに注意し、適正
な支出を行っている。
3
1 定期監査(平成27年度事務の監査 第1回)(平成28年3月24日報告)措置事項
市立第五中学校
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
予算の執行
(予算の執行)
措 置 事 項
1
予定価格が3万円以上の印 1 特命随意契約を行う指定理
刷製本において、1人から見
由を財務会計上で入力してい
積もりを徴取して契約を行っ
たが、帳票出力時の初期設定
ているが、特命随意契約を行
のままでは指定理由欄が印字
う根拠が記載されていないも
されていなかったため、指定
のが見受けられた。
理由を手書きで追記した。
以後、指定理由欄が印字さ
れるよう設定を変更した上で
出力している。
2
契約締結兼支出負担行為伺 2 決裁印を押印した。
書において、学校長及び物品
以後、決裁後に再度担当者
主任の決裁がもれているもの
が決裁もれがないか確認して
が見受けられた。
いる。
3
見積書兼請書(物品等)に 3 (下線部についての措置事
おいて、軽微な記載のもれ及
項)
び誤りがあるものが見受けら
記載もれを追記した。
れた。
以後、決裁後に再度担当者
が記載もれや決裁もれがない
* 1~3 契約事務規則等に基
か確認している。
づき、適正に処理されたい。
学校の管理運営
(防火・防災管理体制及び
消防用設備等の保守点検)
1
消火器の配置図において、 1 (下線部についての措置事
消火器の表示があるところに
項)
消火器が設置されていないも
配置図の表示通りの位置に
の、設置場所と表示が異なる
消火器を設置した。
もの、「消火器」のシールが
「消火器」シールが剥がれ
貼付されていないもの及び消
ていた箇所に新たにシールを
火器又は消火栓の周りに荷物
貼付した。
等が置かれ、使用しにくい箇
消火器・消火栓の周囲の整
所が見受けられた。
頓を行った。
以後、防災計画改訂時等に
* 定期的な点検及び改善に努
点検を実施し、防火管理の改
められたい。
善に努めている。
(学校施設等の安全管理) 1
警備日誌において、従事者 1 (下線部についての措置事
の氏名、押印、異状の有無、
項)
引継時刻等の記載がもれてい
押印及び加筆を行った。
るものが見受けられた。
以後、押印・記載もれがな
いよう確認することを徹底し
* 警備日誌は、万一の事件、
ている。
事故等が発生した場合に重要
な記録となるものなので、管
理の状況を正確に記載された
い。
4
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
措 置 事 項
【監査意見】
1 第五中学校において実地調 1 理科教諭が直近の薬品管理
(毒物・劇物管理簿への記
査を行った際、毒物・劇物管
簿を自席で保管していた。
録の徹底について)
理簿の記録が平成25年度の途
以後、薬品保管庫に備え付
中までしかなく、それ以降の
け、使用の都度記録すること
直近の記録を確認することが
を徹底している。
できなかった。その後記録は
確認されたが、平成25年度の
内部環境監査においても管理
簿の記載の不備について助言
を受けており、管理簿を保管
庫へ備え付け、薬品類の使用
状況について、使用の都度記
録することを徹底されたい。
(学校給食の食物アレルギ 1 各学校においては、食物ア 1
引き続き、新学期開始前
ー対策)
レルギー対策としてきめ細か
に、全教員を対象とする学校
【監査意見】
な対応を行っている。その一
校医によるアナフィラキシー
(食物アレルギー対策の
方で、特に中学校において、
の対応、エピペンの使い方講
継続的な取組について)
アレルギー対応食の提供者数
習等を継続して行っていく。
が少なくなっていることか
ら、今後とも教職員の危機感
が薄れることなく万一の事故
が発生した場合に適切な対応
を行うことができるよう、食
物アレルギーに関する研修の
実施などの取組を継続して行
われたい。
備品の管理
(校用備品の管理)
1
備品台帳に登録されている 1 備品台帳の登録を、実際の
保管場所と実際の保管場所と
保管場所に変更した。
に相違があるものが見受けら
以後、適正に管理してい
れた。
る。
*
備品の私的流用等のリスク
を軽減するため、適正に管理
されたい。
5
1 定期監査(平成27年度事務の監査 第1回)(平成28年3月24日報告)措置事項
市立第六中学校
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
予算の執行
(予算の執行)
学校の管理運営
(学校給食の食物アレルギ
ー対策)
【監査意見】
1
予定価格が3万円以上の印 1 記載もれは訂正追記し、以
刷製本において、1人から見
後、特命随意契約を行う根拠
積もりを徴取して契約を行っ
が記載されたもので決裁を
ているが、特命随意契約を行
行っている。
う根拠が記載されていないも
のが見受けられた。
*
契約事務規則等に基づき、
適正に処理されたい。
1
各学校においては、食物ア 1 生徒の食物アレルギーにつ
レルギー対策としてきめ細か
いて保護者に確認後、教職員
な対応を行っている。その一
間で周知徹底している。ま
方で、特に中学校において、
た、研修も継続的に行ってい
アレルギー対応食の提供者数
る。
が少なくなっていることか
ら、今後とも教職員の危機感
が薄れることなく万一の事故
が発生した場合に適切な対応
を行うことができるよう、食
物アレルギーに関する研修の
実施などの取組を継続して行
われたい。
(食物アレルギー対策の
継続的な取組について)
備品の管理
(校用備品の管理)
措 置 事 項
1
備品台帳に登録されている 1 速やかに設置場所の修正を
保管場所と実際の保管場所と
行い、以後は適正に管理を
に相違があるものが見受けら
行っている。
れた。
*
備品の私的流用等のリスク
を軽減するため、適正に管理
されたい。
6
1 定期監査(平成27年度事務の監査 第1回)(平成28年3月24日報告)措置事項
教育部教育企画課
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
予算の執行
(資金前渡)
【監査意見】
(現金等の保管状況につい
て)
1
措 置 事 項
今回の監査において、校長 1 各校事務スペース等の関係
交際費等の現金、預金通帳等
上、堅牢な金庫の設置につい
を施錠できるキャビネットに
ては困難と判断した。現金等
保管している学校が見受けら
の保管については、引き続き
れた。紛失、盗難等のリスク
施錠等の物理的なセキュリ
の軽減のため、堅牢な金庫に
ティ対策とともに、必要以上
保管することを検討された
に現金を保管しないなど、運
い。
用面でのセキュリティ対策も
確実に行っていく。
学校の管理運営
1 今回の監査において、太陽 1 環境教育の推進等の観点か
(学校施設等の安全管理)
光発電システムや給湯用ソー
らも今後も継続して使用する
【監査意見】
ラーシステムが正常に稼働し
設備については、概算要求を
(学校施設、設備等の不具
ていないものや、プールへ向
行った。また、その他の設備
合箇所への対応について)
かう階段の天井が雨漏りして
等については、費用対効果、
いる箇所が見受けられた。こ
建築法令関係上、早急な対応
うした不具合箇所について
は困難な事から、当該校の大
は、改修等を行うことの費用
規模改修等を実施する際に、
対効果の検証や建築関係法令
再度検討を行う。
の確認を行うことは当然だ
が、環境教育の推進、危険防
止の観点から、改善を図られ
たい。
7
1 定期監査(平成27年度事務の監査 第1回)(平成28年3月24日報告)措置事項
教育部指導課
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
学校の管理運営
(個人情報の取扱い)
【監査意見】
(個人情報の適切な管理に
ついて)
1
措 置 事 項
U S B キ ー 管 理 簿 に つ い 1 指摘事項について、校長会
て、毎日の点検が行われてい
及び副校長会で周知した。ま
ないものが見受けられた。ま
た、武蔵野市立小中学校情報
た、USBキーボックスの鍵
セキュリティ実施手順の一部
の管理について、統一した指
を改訂し、USBキーボック
針がなく、学校ごとに取扱い
スの鍵を施錠して管理するこ
にばらつきが見受けられた。
とを明文化し、学校へ周知し
機密性の高い個人情報の適切
た。
な管理方法について、改めて
市立小中学校に指導し、周知
を図られたい。
8
2 平成27年度財政援助団体等監査(平成28年2月10日報告)措置事項
公益財団法人 武蔵野市子ども協会
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
管理運営
【監査意見】
1
設置・運営主体が協会に変 1 指摘事項の境南第2保育園
更された保育園において施設
の天井漏水工事について、市
の老朽化が進んでおり、平成
と協議のうえ平成28年2月か
27年度に天井漏水事故が複数
ら5月に屋上緑化撤去及び屋
回発生し、応急措置は実施し
上防水改修工事を実施した。
たが、必要な工事が行われて
施設の維持管理について
いないものが見受けられた。
は、協会には技術職の職員が
利用者が安心して保育サービ
おらず技術的管理が困難なた
スを受けることができるよ
め、子ども育成課と協議をし
う、施設の維持管理に係る費
て、市立保育園と同様に市か
用及び役割の分担等について
ら支援を受ける体制を構築す
市と協会とで協議のうえ、必
る。
要な修繕等を迅速に行う体制
を構築されたい。
1
市が設立した公益財団法人 1 協会では、ホームページに
としての協会による保育園の
園だよりや給食献立表などを
運営については、他市にあま
掲載し、ツイッターの活用に
り例がなく、待機児童対策や
より施設内の様子を保護者に
保育の質の維持向上という目
情報提供している。
的を達成するための取組の一
保育園等(認定こども園を
つとして注目するものであ
含む)の運営に関し、園と保
る。
護者等がお互いに共通認識を
今後の新しい子ども施設の
持ち、施設運営を円滑に行う
運営受託などを見据えると、
ため、運営委員会を設置して
協会に対する市民の期待も高
いる。
まると想定されることから、
3年に1度東京都の福祉
コストの削減と必要な経費の
サービス第三者評価、毎年ア
確保の両立を図りつつ、より
ンケート調査を実施し、保育
一層市民から信頼される協会
の質の向上に努めている。
運営を行われるよう要望す
以上のように、保護者の信
る。
頼を得ることができるような
取り組みを行っている。
(協会に移管された保育園
施設の維持管理について)
【監査意見】
(協会の今後の運営につい
て)
措 置 事 項
9
2 平成27年度財政援助団体等監査(平成28年2月10日報告)措置事項
子ども家庭部子ども政策課
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
指定管理者
措 置 事 項
1
モニタリングの一次評価結 1 今後はモニタリング指針に
果において、モニタリング指
基づいて適正に処理すること
針では、一次評価結果の提出
とし、周知・徹底した。
は部長決裁とされているが、
課長決裁で提出されていた。
*
モニタリング指針に基づ
き、適正に処理されたい。
(公の施設のモニタリン
グ)
10
2 平成27年度財政援助団体等監査(平成28年2月10日報告)措置事項
子ども家庭部子ども育成課
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
補助金
【監査意見】
1
新武蔵野方式による運営費 1 新武蔵野方式による運営費
補助金は、設置・運営主体を
補助金は、協会園の保育所等
協会に変更した保育園及び境
を安定的に運営していくため
こども園の安定的運営に要す
に、運営に要する全体経費か
る経費等について補助すると
ら、民間保育所運営委託費を
されているが、対象経費に人
差し引いた額を補てんするか
件費(職員の正職化による保
たちで執行する補助金となっ
育の質の維持向上や、市と協
ており、経費の内容が不明瞭
会の保育士の人事交流等のた
であることは認識している。
めの経費)のほか、施設整備
平 成 29 年 度 予 算 編 成 の 中
に係る経費も含まれるなど、
で、施設整備に係る経費を切
安定的運営に要する経費の内
り離すことを検討するととも
容が明確ではない。今後は、
に、将来的な新武蔵野方式に
対象となる経費や補助金算定
よる補助内容のあり方及び内
の基準等について、具体的に
容の明確化が図れるよう努め
定めることを検討されたい。
ていく。
1
設置・運営主体が協会に変 1 財務部施設課、武蔵野市子
更された保育園において施設
ども協会及び子ども育成課の
の老朽化が進んでおり、平成
三者で協議し、協会園の維持
27年度に天井漏水事故が複数
修繕工事については、全て子
回発生し、応急措置は実施し
ども育成課を通して施設課側
たが、必要な工事が行われて
に技術的相談・支援を依頼す
いないものが見受けられた。
る方向で検討を進めている。
利用者が安心して保育サービ
合わせて、工事監理の役割と
スを受けることができるよ
して総務課検査係に支援を依
う、施設の維持管理に係る費
頼していく予定である。
用及び役割の分担等について
なお、大規模修繕工事につ
市と協会とで協議のうえ、必
いては、今後の市と協会の役
要な修繕等を迅速に行う体制
割や体制等の協議を進めてい
を構築されたい。
く。
(新武蔵野方式による運営
費補助金の算定基準等の
明確化について)
管理運営
【監査意見】
(協会に移管された保育園
施設の維持管理について)
措 置 事 項
11
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
指定管理者
【監査意見】
(社会福祉法人立保育園へ
の指導監督について)
1
措 置 事 項
保育施設に対する指導監督 1 社会福祉法人立に限らず保
は、児童福祉法に基づき都が
育園の指導監督は、児童福祉
実施してきたが、平成27年4
法の認可権限を有する東京都
月の子ども・子育て支援新制
と子ども・子育て支援法の確
度への移行により、権限の一
認権限を有する市が合同で行
部が市に付与された。また、
うことになる。
社会福祉法の改正に伴い、平
また、新制度で新たに認可
成25年4月から市内に事務所
事業として開設した地域型保
があって市域を越えずに活動
育事業については、市が認
を行う社会福祉法人に対する
可・確認権限を有しているこ
指導監督の権限が都から市の
とから単独で指導監督を行う
健康福祉部地域支援課へ移行
ことになる。
されるなど、保育施設に対す
いずれにしても、指導監督
る指導監督の仕組みが複雑化
に関する専門性や経験が不可
している。
欠になるため、東京都と十分
社会福祉法人立保育園に対
協議するとともに、社会福祉
して適切に指導監督を行うた
法人への監査の際には、所管
めには、保育についての専門
の地域支援課と十分協議をし
性や経験が不可欠であること
て、適正な保育運営がなされ
から、子ども育成課において
るよう努めていく。
も、都や所管の地域支援課、
なお、公平中立性の観点か
その他関係部署との連携を強
ら、指導監督を子ども育成課
化されたい。
で行うべきかも合わせて検討
していく。
12
2 平成27年度財政援助団体等監査(平成28年2月10日報告)措置事項
社会福祉法人 武蔵野千川福祉会
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
措 置 事 項
補助金
1 社会福祉法人の会計処理の 1 平成27年度から、新基準に
(補助金に係る会計処理)
基準については、平成24年4
定められた様式を使用し、適
月1日から国が示す新たな基
正な会計処理を行っている。
準が適用されているが、財務
諸表の一部において、新基準
に定められた様式が作成され
ていないものが見受けられ
た。
*
平成27年4月1日から完全
実施となった新基準に基づ
き、適正に会計処理を行われ
たい。
13
2 平成27年度財政援助団体等監査(平成28年2月10日報告)措置事項
健康福祉部 障害者福祉課
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
補助金
(補助金の交付)
【監査意見】
(補助金交付額の算定基準
の明確化について)
措 置 事 項
1
社会福祉法第58条第1項の 1 一部所要の改正を行った。
規定により、社会福祉法人に
現在も適宜、点検、見直しを
対して市が補助金を支出する
行っている。
場合は、社会福祉法に基づく
条例で定める手続に従わなけ
ればならないとされている
が、障害者通所施設賃借料補
助金等において、補助金等交
付規則、要綱等で定める手続
により補助金を交付している
ものが見受けられた。
*
社会福祉法、社会福祉法人
に対する助成の手続に関する
条例等に基づき、適正に処理
されたい。
2
障害者(児)ショートステ 2 現在、運用実態と合うよう
イ事業運営費補助金におい
に様式及び要綱の改正を検討
て、要綱に定めのない様式を
している。
使用していた。
*
要綱で定められたとおり、
適正に事務を行われたい。必
要に応じて要綱の改正を検討
されたい。
3
障害者日中活動系サービス 3 収受印のもれについては、
推進事業補助金において、金
収受日の確認を行い、押印し
額の誤りを訂正して再提出さ
た。
れた実績報告書に収受印がも
以後、文書管理規則に基づ
れていた。
き適正に処理している。
*
文書管理規則に基づき、適
正に処理されたい。
1
障害者(児)ショートステ 1 現在、要綱上に明記するこ
イ事業運営費補助金交付要綱
とを検討している。
において、補助金の交付額
は、予算の範囲内として算定
基準を明記していない。しか
し、実際には、利用ベッド数
等に基づく算定基準により交
付額を決定していることか
ら、補助金交付額の算定基準
を要綱上明記することを検討
されたい。
14
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
【監査意見】
(例規、要綱等の点検につ
いて)
2
措 置 事 項
障害者自立支援法について 2 すでに改正を行った要綱等
は、障害者の日常生活及び社
もあるが、現在も適宜点検、
会生活を総合的に支援するた
見直しを行っている。
めの法律に題名を改める等の
改正が行われている(平成25
年4月1日施行)が、障害者
福祉課が所管する要綱等にお
いて、改正前の障害者自立支
援法を引用しているものが見
受けられた。行政運営が法律
に基づいて適正に行われるよ
う、所管する例規、要綱等に
ついて、適宜点検、見直しを
行われたい。
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3 定期監査[工事](平成27年度執行分 第1回)(平成28年3月8日報告)措置事項
武蔵境駅北口広場修景施設整備工事
財務部管財課
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
【監査意見】
1
措 置 事 項
入 札 方 式 は 、 工 事 内 容 に 1 本市では、施工能力審査型
よって多様な方式が適用可能
に分類されるものとして、平
である。入札対象となる当該
成24年度より市町村向け簡易
工事の特徴をよく理解しなが
型総合評価方式を試行実施し
ら、どのような入札方式がよ
ている。平成27年度までに10
いのかを引き続き審査会等で
件の工事で同入札方式を実施
検討されたい。受注者の施工
しているが、サンプル数も少
技術を重視した入札方式とし
なく目立った効果は得られて
て、段階審査方式又は施工能
いない。平成28年度は、評価
力審査型総合評価方式も検討
項目等を見直し、平成29年度
されたい。
以降も試行を継続する予定で
ある。
段階審査方式又は市町村向
け簡易型以外の施工能力評価
型総合評価方式については、
国や都道府県の工事で比較的
規模の大きい工事に適用され
ることが多いため、メリッ
ト・デメリットを比較しなが
ら研究していきたい。
16
3 定期監査[工事](平成27年度執行分 第1回)(平成28年3月8日報告)措置事項
武蔵境駅北口広場修景施設整備工事
都市整備部武蔵境開発事務所
監 査 項 目
指 摘 事 項 等
措 置 事 項
1 当初の契約金額に対する支 1 事前に起票すべき書類を武
出負担行為伺書兼決定書は起
蔵境開発事務所全体で確認
票されていたが、契約金額が
し、起票もれとなっていた差
変更(増額)された後の差額
額分の支出負担行為伺書兼決
分の支出負担行為伺書兼決定
定書は直ちに起票した。
書が起票されていなかった。
以後、伝票処理の順番を適
正にすることについて徹底し
* 契約事務規則に基づき、適
ている。
正に処理されたい。
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3 定期監査[工事](平成27年度執行分 第1回)(平成28年3月8日報告)措置事項
武蔵境駅北口広場修景施設整備工事
都市整備部道路課
指 摘 事 項 等
監 査 項 目
【監査意見】
措 置 事 項
1
検査要領と品質判定基準を 1 段階確認検査表の作成につ
定め、効率的に品質管理をす
いては、工事対象規模や様
ることが生産性の向上につな
式、立会いとの区分等を検討
がる。このことから、監督員
中で、現在、比較的規模の大
と受注者とが同じツールを用
きな工事を対象に試行を行っ
いて一元的に工事監理を行う
ている。今後、本格実施に向
ことで円滑な工事の遂行、工
けて検証を進めていく。
事の品質向上を図るための段
階確認検査管理表を作成する
ことを検討されたい。
2
発注者と受注者との打合せ 2 打合せ簿、指示票・連絡表
簿、指示票・連絡表の発行、
の発行、材料確認・段階確認
材料確認・段階確認検査等に
検査等については、様式等を
おける監督員の合否の判定の
現在検討中である。今後、施
記録が確認できないものが見
工管理・品質管理などの観点
受けられた。契約の履行にお
から実施していく。
いて、発注者責任を果たした
ことを記録で確認できるよう
整備されたい。
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