「Winter Report 2016」を刊行!

Winter Report 2016
冬季期間(12〜2⽉)における海難の傾向分析
平成28年12⽉6⽇
交 通 部 安 全 対 策 課
JAPAN COAST GUARD
レポートの概要
本レポートは、冬季期間(12⽉から2⽉)における海難防⽌に資することを⽬的
に、平成23年から平成27年までの5年間に発⽣した事故状況から冬季に発⽣する
海難の傾向分析を⾏い、船舶事故の特徴や注意点、事故事例を整理したもので、本結
果を基に海難防⽌啓発活動を推進すると共に、船舶操船者その他海事関係者の安全意
識の⾼揚を⽬指すものです。
レポートの⽬次
 レポートの概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1
 船舶事故 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2〜12
1 冬季期間における船舶事故発⽣状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・
2
2 貨物船の事故発⽣状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
4
3 漁船の事故発⽣状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
4 まとめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12
 参考 海の安全情報の紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
13
 ミニボート等に乗船する際の注意点について! 〜アンケートのお願い〜 ・・・
14
(注)
・本資料において、「夏季」を「6⽉から8⽉まで」、「冬季」を「12⽉から2⽉まで」としている。
・平成23年⼭陰地⽅の豪雪(異常気象)による係留中の浸⽔事故船舶は⼀過性のものとして数字から除外している。
1
1-1 冬季期間における船舶事故発⽣状況
 冬季はプレジャーボートの事故が年間を通じて最少となる⼀⽅で、漁船の事故
がプレジャーボートを抜いて最多
 死亡・⾏⽅不明者数でも漁船の事故に伴う者が最多
船舶種類別事故の⽉別推移
死亡・⾏⽅不明者数の⽉別推移
(過去5年(H23〜H27)累計)
・PBは最も事故が少なくなる
900
・漁船はPBを抜いて最も事故が多くなる
(人)
800
45
700
40
(隻)
(過去5年(H23〜H27)累計)
漁船の死者・⾏⽅
不明者が⽬⽴つ
50
35
600
30
500
25
400
20
300
15
200
10
100
5
0
0
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
貨物船
タンカー
旅客船
貨物船
タンカー
旅客船
作業船
漁船
遊漁船
作業船
漁船
遊漁船
プレジャーボート
その他
プレジャーボート
その他
12月
2
1-2 船舶事故発⽣状況〔夏季との⽐較〕
 冬季は夏季に⽐べ貨物船及び漁船の事故の発⽣割合が増加
 死者・⾏⽅不明者についても貨物船及び漁船の事故によるものが⼤きく増加
(夏季における貨物船の事故に伴う死者・⾏⽅不明者は発⽣していない。)
夏季・冬季別事故発⽣状況
(過去5年(H23〜H27)累計)
その他
142
4%
プレジャー
ボート
1824
53%
その他
167
8%
プレ
ジャー
ボート
618
28%
遊漁船
65
3%
貨物船 タンカー
87
325
3%
9%
旅客船
54
2%
作業船
夏季
漁船
3,455
38
隻
878
1%
25% 遊漁船
107
3%
貨物船
384
18%
冬季
タンカー
107
5%
旅客船
51
2%
2,189
隻
漁船
751
34%
作業船
46
2%
夏季・冬季別死者・⾏⽅不明者の状況
(過去5年(H23〜H27)累計)
旅客船
作業船
1
1
1%
1%
その他
3
4%
プレジャー
ボート
23
31%
プレジャー
ボート
20
15%
遊漁船
1
1%
夏季
75
⼈
漁船
47
63%
貨物船
27
21%
冬季
129
⼈
タンカー
5
4%
漁船
76
59%
3
2-1 貨物船の事故発⽣状況
 冬季における貨物船の事故は⽇本海での外国船が顕著
 ⽇本海側における外国貨物船の事故は衝突が⽬⽴ち、その衝突のほとんどが港内
における停泊船や岸壁等への衝突事故
 衝突の主な要因としては強⾵等の気象の影響を加味しない不適切な操船によるも
のが多い
12
60%
10
8
50%
40%
11
172
日本船
外国船
冬季
4
5
33
2
0
1
0
2
7
1
0
0
3
2
0
0
0
衝突
20%
10%
0%
太平洋側
3
10
日本船
外国船
日本海側
・航⾏中4
・⼊出港作業中6
・係留中4
・錨泊中2
日本海側
外国船
機関故障
156
6
浸水
30%
43
夏季
冬季
その他
70%
夏季
火災
14
166
転覆
136
16
その他 〔衝突対象〕
船舶
2
6
11%
33%
防波堤
岸壁
2
8
11%
45%
※18隻のうち16隻が港内
.舵障害
15
5
18
18
推進器障害
20
90%
80%
夏季・冬季における事故発⽣状況
⽇本海・外国船
(過去5年(H23〜H27)累計)
乗揚
100%
夏季・冬季における事故発⽣状況
⽇本海・太平洋別/⽇本船・外国船別
(過去5年(H23〜H27)累計)
4
2-2 貨物船の事故発⽣状況〔衝突〕 ※参考
 ⽇本海に⾯する港内での外国貨物船の衝突事故は、秋⽥船川港・直江津港・新
潟港で複数回発⽣、船籍別ではパナマ、船⻑国籍別では中国やロシアが⽬⽴つ
冬季の⽇本海における外国貨物船の事故発⽣状況
4
(過去5年(H23〜H27)累計)
夏季・冬季における事故発⽣状況
⽇本海・太平洋別/⽇本船・外国船別/港内・港外別
(過去5年(H23〜H27)累計)
3
100%
90%
80%
70%
29
51
2
3
1
〔港名別〕
1
41
50
2
0
60%
50%
40%
3
30%
20%
16
36
41
39
54
夏季
冬季
2
7
6
5
4
3
2
10%
0%
1
0
港外 港内 港外 港内 港外 港内 港外 港内
日本船
外国船
太平洋側
日本船
0
〔船籍別〕
8
7
6
5
4
3
2
1
0
〔船⻑国籍別〕
外国船
日本海側
5
2-3 貨物船の事故発⽣状況〔死者・⾏⽅不明者〕
 死者・⾏⽅不明者を伴う貨物船の事故は冬季に外国籍船のみ発⽣(夏季はなし)
 冬季の⽇本海では強⾵・⾼波等による厳しい気象条件下、無理な航⾏や不適切な
操船等により、多数の死者・⾏⽅不明者を伴う転覆・浸⽔事故が発⽣
(⼈)
貨物船の事故に伴う死者・⾏⽅不明者数
(過去5年(H23〜H27)累計)
※6隻27⼈ 海域:⼭⼝県⾓島沖
船籍:カンボジア
船⻑:ロシア
死者・⾏⽅不明者:11⼈
状況:外洋にて外国籍貨物船と
衝突し沈没(詳細不明)
12
10
8
6
4
海域:沖縄南⽅
船籍:パナマ
船⻑:中国
死者・⾏⽅不明者:1⼈
状況:外洋にて航⾏中、荷
崩れにより、船体傾
斜し転覆・沈没
原因:積付不良
気象:海上強⾵警報発令中
2
0
11
海域:宗⾕岬沖
船籍:カンボジア
船⻑:ロシア
死者・⾏⽅不明者:8⼈
状況:外洋にて航⾏中、転
覆・沈没
原因:気象海象不注意
気象:海上強⾵警報発令中
1
0
0
転覆
0
爆発
海域:⻘森県深浦沖
船籍:カンボジア
船⻑:バングラディッシュ
死者・⾏⽅不明者:3⼈
状況:外洋にて船体に破⼝が⽣
じたまま航⾏し、浸⽔
のより船体傾斜、転
覆・沈没
原因:船体機器整備不良
気象:海上⾵警報発令中
8
海域:納沙布岬沖
船籍:リベリア
船⻑:ロシア
死者・⾏⽅不明者:1⼈
状況:機関室の主機クラ
ンク室内で異常爆
発が発⽣(爆発の
原因不明)
1
海域:⼊道埼沖
船籍:カンボジア
船⻑:韓国
死者・⾏⽅不明者:3⼈
状況:外洋にて⾼波により船
体破損、浸⽔・沈没
原因:荒天準備不良
気象:海上強⾵警報発令中
6
0
衝突
0
転覆
外国船
外国船
太平洋側
日本海側
夏季
浸水
冬季
6
2-4 気象の影響を受けた貨物船の事故事例
 特に冬季の⽇本海は、荒天の影響を受け、重⼤な事故が発⽣する場合がある
乗揚事例
発⽣海域 酒⽥港南側海岸
発 ⽣ ⽉ 12⽉
事故船舶 パナマ船籍貨物船(4,382トン、積荷なし)
18⼈乗組(船⻑:ミャンマー籍)
概
要 貨物船M号は、韓国から秋⽥船川港向け航⾏中のところ、荒天により航
続が困難なことから酒⽥港沖をドリフト航⾏中、強⾵⾼波により圧流さ
れ、陸岸に接近し緊急投錨するも、同港南川海岸に乗り揚げたもの。
原
因 気象海象不注意
気
象 天気:雪、W20m/s、波⾼4m、うねり6m
海上強⾵警報、波浪注意報、暴⾵雪警報発令中
荷崩事例
酒⽥港南側海岸に乗揚げたM号
<<同日発生事案>>
発⽣海域 島根半島北沖
発 ⽣ ⽉ 12⽉
事故船舶 マーシャル船籍貨物船(1,920トン、ウッドパルプ1,779トン)
13⼈乗組(船⻑:ベトナム籍)
概
要 貨物船J号は、境港から中国向け航⾏中のところ、荒天の影響で少しず
つ荷崩れを起こしていたがそのまま続航したため、⾼波に対し船⾸を向
けようと舵をきった際、船体が約15度傾斜し航⾏が困難となり、当庁
に救助を求めたもの。
原
因 積付不良
気
象 天気:曇、NW15m/s、波⾼4m、うねり5m
海上強⾵警報、強⾵注意報発令中
J号(通常航⾏のもの)
97
3-1 漁船の事故発⽣状況
 冬季における漁船の事故は、夏季に⽐べ顕著な傾向は⾒受けられないものの、
海難種類別でみると冬季の⽇本海における浸⽔事故がやや増加
 冬季の⽇本海における係留中の漁船の浸⽔事故は、積雪に対する管理不⼗分に
※数字はH23年⼭陰豪雪(異常気象)による
より浸⽔・転覆したものが半数以上
係留中の浸⽔事故船舶218隻を除いている。
夏季・冬季における事故発⽣状況
⽇本海・太平洋別/海難種類別
(過去5年(H23〜H27)累計)
100%
90%
80%
70%
678
196
60%
夏季
50%
冬季
40%
30%
20%
594
157
10%
0%
太平洋側
日本海側
100%
90%
9
80%
70
42 68 40 48
19
28 18
70% 240
42 51 5 48
16 2 24 14
18
72
60%
50%
40%
14
30%
85
47 78 50 41
17
25 15
20% 191
28 38 4 38
10 1 14 10
10
35
10%
0%
衝突
乗揚
転覆
浸水
推進器障害
舵障害
機関故障
火災
運航阻害
その他
衝突
乗揚
転覆
浸水
推進器障害
舵障害
機関故障
火災
運航阻害
その他
夏季・冬季における事故発⽣状況
⽇本海・太平洋別
(過去5年(H23〜H27)累計)
内訳
・動態:係留中10隻
※6隻が船上への
積雪により浸⽔
太平洋側
その他4隻
・原因:管理不⼗分等11隻
冬季
気象海象不注意2隻
その他1隻
日本海側
夏季
8
3-2 漁船の事故発⽣状況〔死者・⾏⽅不明者〕
 冬季における漁船の事故に伴う死者・⾏⽅不明者数は、太平洋・⽇本海とも夏
季に⽐べ増加
 冬季の⽇本海では強⾵・⾼波等による厳しい気象条件下、無理な航⾏・不適切
な操船等により、死者・⾏⽅不明者を伴う転覆事故が多数発⽣
 ⼀⽅、冬季の太平洋側では多数の死者・⾏⽅不明者を伴う⽕災事故が⽬⽴つ
60
53
50
40
30
(28隻)
36
(30隻)
23
(12隻)
20
11
10
(10隻)
0
太平洋側
日本海側
夏季
冬季
漁船の事故に伴う死者・⾏⽅不明者数
⽇本海・太平洋別/海難種類別
(過去5年(H23〜H27)累計)
18
16
14
12
10
8
6
4
2
0
(17隻)
17
10
8
(8隻)
16 内訳
(3隻)
15
・動態:航⾏中4隻
漂泊中3隻
不明1隻
・原因:気象海象不注意4隻
操船不適切1隻
不明3隻
10
8
6
3
0
3
3
00 00
4
4
2 22
1 1 1
0
0
(2隻)
4
00 00 0
1
1 1
0 00 0 0
衝突
乗揚
転覆
浸水
推進器障害
機関故障
火災
爆発
行方不明
その他
衝突
乗揚
転覆
浸水
推進器障害
機関故障
火災
爆発
行方不明
その他
(人)
漁船の事故に伴う死者・⾏⽅不明者数
⽇本海・太平洋別
(過去5年(H23〜H27)累計)
内訳
・原因:油類取扱不注意1隻
太平洋側
不明2隻
日本海側
夏季
冬季
9
3-3 漁船の⽕災事故の傾向
 漁船の⽕災では係留中に発⽣したものが約5割
 船内やバッテリー配線の短絡・漏電、可燃物・漏油への引⽕等が多い
漁船の⽕災事故発⽣時の動態
(過去5年(H23〜H27)累計)
その他
9
4%
206
隻
通常航行
73
36%
係留
99
48%
出⽕源
漁船⽕災
電気系統
漂泊(機関:断)
5
2%
漂泊(機関:入)
16
8%
錨泊
4
2%
92
<出⽕状況の詳細(主たるもの)>
配線の短絡・漏電等 85 ⇒ 船内配線31、バッテリー配線25、配電盤17、⽤具類配線12
排気管系統 16
⾼熱排気(管)への可燃物の接触により発⽕・引⽕ 11 ⇒ 可燃物(油類を除く)6、漏油5
その他
他船からの類焼 19
97
機関等の⾼熱部への油類の⾶散等により発⽕・引⽕ 16 ⇒ 漏油10、可燃物(油類を除く)6
溶接作業中の発⽕ 6
不明 40
⇒ 沈没により調査不能等
10
3-4 気象の影響を受けた⼩型船舶の事故事例
 冬季は低気圧の影響により、係留中の船舶が地域⼀帯で多数の被害が発⽣する
場合がある
豪雪(山陰地方)
発⽣海域
発⽣⽉⽇
事故船舶
概
要
気
象
⼭陰地⽅
平成22年12⽉31⽇〜平成23年1⽉1⽇
漁船218隻、遊漁船8隻、プレジャーボート123隻、その他4隻 計353隻
冬型の気圧配置が強まり記録的な⼤雪をもたらし、係留していた船舶が積
雪の重みにより浸⽔・転覆したもの。
プレジャーボートA丸
天気:雪
⼤雪警報、海上強⾵警報、⾵雪注意報、波浪警報・注意報発令
係留中浸⽔した船舶
低気圧(北海道、東北地方)
発⽣海域
発⽣⽉⽇
事故船舶
概
要
気
象
北海道の⼀部、東北地⽅東岸
平成28年1⽉18⽇〜平成28年1⽉19⽇
漁船42隻、その他2隻 計44隻(速報値)
低気圧の影響により、係留していた船舶が浸⽔・転覆したもの。
天気:曇
海上暴⾵警報、暴⾵雪警報、波浪警報・注意報発令
プレジャーボートB丸
係留中転覆した船舶
11
4 まとめ
冬季期間における船舶事故の傾向分析
船舶事故と密接に関係する季節的背景
 北⻄の季節⾵により⽇本海側は雪
 時に「急速に発達する低気圧」や「南岸低気圧」が発⽣
※南岸低気圧:⽇本の南海上を主として
東〜北東に進む低気圧
ポイント
 冬季は、貨物船及び漁船の事故の発⽣割合が増加
 貨物船の事故は、特に⽇本海に⾯する港内において気象状況を⼗分把握ぜず、操船に係る気象の影響を
加味しないまま不適切な操船による岸壁や防波堤への衝突事故が多い
沖合いでは無理な航⾏等による浸⽔・転覆事故により多数の死者・⾏⽅不明者を伴う事故が発⽣
☞最新の気象海象の⼊⼿、気象現況を考慮した適切な操船、早期の避難措置、適切な避難場所の確保
 漁船の事故は、特に⽇本海において積雪による管理不⼗分により係留中の船舶の浸⽔事故が⽬⽴つ
☞定期的な係留状況の確認、最新の気象海象の⼊⼿、気象の変化に備えた確実な荒天準備(必要に応
じ陸揚げ保管、係留の強化)
☞今季の3ヶ⽉予報(気象庁)では、平年並みの降雪量(⽇本海側)となる⾒通しであるものの、低
気圧の動向に留意し⼗分な備えを!
また、無理な航⾏等により死者・⾏⽅不明者を伴う転覆事故も多数発⽣
☞最新の気象海象の⼊⼿、気象現況を考慮した適切な操船、早期の避難措置・適切な避難場所の確保
太平洋側では死者・⾏⽅不明者を伴う⽕災事故も⽬⽴つ
☞定期的な配線部の点検、漏油の確認、排気熱源先への可燃物の接触防⽌など
12
参考 海の安全情報の紹介
 プレジャーボートや漁船などの船舶運航者、マリンレジャー愛好者の⽅々に対し
て、様々な事故防⽌に関する情報を提供しています。
 北海道から沖縄まで地域にあわせた海の安全情報を提供しています。
海の安全情報
⼀管区
海難防⽌
リーフレット集
⼆管区
海の安全運動
三管区
漁船海難⽉報
海の安全情報
海の安全情報
七管区
⼋管区
九管区
海の安全情報
海の情報
海の安全情報
四管区
五管区
六管区
海の安全
⼗管区
沖縄の海洋情報
⼗⼀管区
海の安全情報はこちらから http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/mics/
13
ミニボート等に乗船する際の注意点について! 〜アンケートのお願い〜
!
☞
☞
☞
☞
☞
☞
☞
(公社)⽇本海難防⽌協会においてミニボートの利⽤者に対するアンケートを実施しております。
協会ホームページからアクセスいただきご回答をお願いいたします(http://www.nikkaibo.or.jp)
※スマートフォン以外の携帯電話からは表⽰出来ない場合があります。
ボート上で急に⽴ち上がらない!⽚側に寄らない!
ボート上で急に⽴ち上がると、ボートが転覆したり、バランスを崩して海中転落することがあります。ボート
上で移動する際は、慌てることなく⼗分に注意して動作をとって下さい。
必要以上に沖合いに出ない!
ボートは、気象海象に左右されやすく、荒天で⾵が強くなったり、波が⾼くなると、⾃⼒で帰港できなくなる
ことがあります。必要以上に沖合いに出ないようにしましょう。
波の⽅向に⼗分注意する!
ボートが横波を受けると船体は左右に揺れ、転覆の危険性が⽣まれます。横波を受ける状態で⻑く⾛ることは
絶対に避けましょう。
⾒張りを確実に⾏い、ボートに旗を⽴てる!
昼間でも、波の間に浮かぶボートは、他の船から想像以上に⾒えにくいものです。他の船がこちらを⾒ている
と思うことなく、乗船中は⾒張りを確実に⾏うとともに、旗やレーダーリフレクターの装着を励⾏し、事故を
防ぎましょう。
救命胴⾐を確実に着⽤し、連絡⼿段を確保する!
ボートに乗船する際に救命胴⾐を常時着⽤するのは基本中の基本です。ボートから落⽔した場合も、救命胴⾐
を着⽤していれば助かる確率が⾼くなります。また、携帯電話は防⽔パックに⼊れ、万が⼀落⽔した際の海上
保安庁(118番)等への連絡⼿段の確保に努めましょう。
夜間は船を出さない!
夜間航⾏する場合は、全周灯等の法定設備を点灯しなければなりませんが、たとえ点灯していてもミニボート
は他船から⾒えにくいため、夜間は航⾏しないようにしましょう。
こまめに天気情報をチェックする!
☞
スマホ⽤
携帯⽤
海の安全情報(沿岸域情報提供システム)等で気象・海象情報を確認しましょう。
14