新 所 得 連 動 返 還 型 奨 学 金 制 度の趣旨・目的 ・新所得連動返還型奨学金制度とは、 平成29年度より第一種奨学金 (無利子) の返還方式として導入される新しい制度です。 月々の返還額を算出する制度であるため、 所得が少ない時期においても、 無理なく奨学金の ・貸与終了後の収入に応じて、 返還を続けていくことができます。 新 制 度の 概 要 ・新所得連動返還型奨学金制度は第一種奨学金での返還方式の1つで、 返還方式には定額返還型と新所得連動返還型 の2通りあります。 ・定額返還型は貸与総額によって定められた一定の返還額で返還しますが、新所得連動返還型では、毎年の収入に 応じた返還額で返還します。 選べます! 新所得連動返還型 年収:200万円 例 年収:300万円 年収:400万円 返還月額 30,000 (15年) 20,000 15,000 15,000 10,000 10,000 5,000 5,000 0 0 200 300 400 500 600 4,700円 月額:約 8,900円 月額:約 13,500円 8,900円 4,700円 最低返還金額 2,000円 0 100 200 300 400 500 600 私立 国・公立 私立 貸与金額 返還金額と回数 月額 円 総額 円 自宅 45,000 2,160,000 自宅外 51,000 2,448,000 自宅 54,000 2,592,000 自宅外 64,000 3,072,000 30,000 ※ 1,440,000 自宅 45,000 1,080,000 自宅外 51,000 1,224,000 自宅 53,000 1,272,000 自宅外 60,000 1,440,000 30,000 ※ 通信教育 (大学・短大・専修 専門) -面接授業時間(1か月) 返還月額 円 回数 回 (年) 貸与終了後の収入に応じて 返還月額・返還回数が変わります。 返還月額= (課税対象所得 9%) /12 720,000 88,000 88,000 ※国公私 立・通学形態に関わらず、3 万円の貸与月額を選択することができます。 年収に応じた 返還月額(例) 年収 (例) 課税対象所得※ 返還月額 600万円 313万円 約23,500円 500万円 246万円 約18,500円 400万円 179万円 約13,500円 300万円 119万円 約8,900円 200万円 62万円 約4,700円 144万円 26万円 100万円 0円 最低返還月額 2,000円 本人の年収が300万円以下の場合、 返還猶予の利用が可能です。 ※返 還者が単身世帯である場合の課税 対象所得です。課税 対象所得は個人によって異なります。 新 制 度の貸与対 象者 ・新所得連動返還型奨学金制度の対象者は、大学・大学院・短期 大学・高等専門学校・専修学校専門課程へ進学する第一種奨学 金の採用者です。 第二種奨学金の採用者は対象外となります。 (新所得連動返還型での返還を希望する方は、全員機関保証と することを検討しています。 ) 短大 高専 (4・5年) 専修 (専門) (24か月) ※返還年数は年収による。 23,500円 , 18 500円 13,500円 25,000 14,400円 100 国・公立 月額:約 返還月額 [円] 30,000 0 通学 年収に応じ た 月 額 14,400円(15年間) 20,000 区分 (貸与月額) 大学 (48か月) 年収に応じて返す月額が決定 一定額を返還 25,000 ・貸与金額は、定額返還型・新所得連動返還型のどちらを選んでも変わりません。 ・新所得連動返還型での返還は、卒業後7か月目から、原則として、前年度の所得に応じた返還月額での返還となります。 ただし、初年度の返還月額は定額返還型の半額とし、所得が少ない場合は申請により2,000円まで減額できることと することを検討しています。 必要に応じて、 所得証明書等の前年度の所得を証明する資料を提出していただく ・所得に応じた返還額を算出するため、 場合があります。 (新所得連動返還型) 学生時代に借りた金額に応じて、 自動的に返す月額が決定。 [円] 新 制 度での貸与と返 還 第一 種 奨 学 金 定額返還型(現行と同様) 月額: ・貸与中であれば、返還方式(定額返還型・新所得連動返還型) を変更することができます。 ・貸与中に定額返還型から新所得連動返還型へ変更する際に、人的保証を選択していた場合は、機関保証に変更する ために保証料を一括で支払うことが必要となる場合があります。 ■貸与対象者の条件 奨学金種別:第一種奨学金 学校の種類:大学・大学院・短期大学・ 高等専門学校・専修学校専門課程 新 制 度の申込 み方法 ・平成29年度第一種奨学金の採用候補者の方は、 「進学届」 提出時に返還方式を選択することができます。 「進学届」提出時に返還方式として新所得連動返還型を選択してください。 (なお、 ・新所得連動返還型を希望する方は、 奨学金申込時に人的保証を選択した方で新所得連動返還型での返還を希望する場合は、 「進学届」提出時に保証 制度を機関保証に変更する必要が生じる場合があります。) 奨 学 金 貸与・返 還シミュレーション 機構ホームページにて、貸与月額、統計情報に基づいた返還者のモデルを利用して、新所得連動返還型を選択した 場合の将来の返還額や返還回数を試算することができます。申込みの前に是非利用してください。 http://simulation.sas.jasso.go.jp/simulation/ 新 制 度における救 済 措 置 ・大学院などに進学して勉強を続ける場合は、 「在学届」 を出すことで、卒業まで返還が猶予されます。 ・卒業後に、 病気・災害・収入がない (少ない) などの事情で返還が困難になった場合にも、 願い出により、 返還猶予を利用 することができます。 奨学金申請時の家計収入及び卒業後の本人の収入によっては、 一定の収入・所得を得るまでの間、 返還猶予を願い出ることができます。 ・新所得連動返還型を選択した方は、返還猶予を利用することができますが、減額返還制度の利用はできません。
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