高知新港客船ターミナル新築工事実施設計委託業務公募型プロポーザル説明書 1. 目的 高知新港岸壁において、円滑なCIQ手続きと荒天時にも十分なおもてなしを実施するた め、客船ターミナルを建設し、船会社及び乗船客等の顧客満足度の向上を図り、急増した外 国客船寄港の定着と今後の更なる寄港数増を目指す。 2. 業務概要 (1)委 託 名 高知新港客船ターミナル新築工事実施設計委託業務 (2)委 託 期 間 契約締結の日から平成29年3月25日まで (3)成果品納入場所 高知県土木部港湾振興課(担当 恒石、吉村) 電話 088(823)9890 E-mail (4)設 計 概 FAX 088(823)9657 [email protected] 要 高知新港客船ターミナル実施設計 1式 3. 整備の概要 (1)施設の用途 高知新港客船ターミナル (2)建設予定地 高知市仁井田字新港4705 (3)施設規模等 延床面積 約1,445㎡ 構造 鉄骨造1階建 設備 空調設備(冷暖房)、給排水設備、照明設備、音響機器 (4)概算工事費(税込) 20,129千円 (5)工事完了時期(予定) 平成30年6月 4. 業務の対象 高知新港客船ターミナルがその機能を発揮するために必要な施設・整備・外構等 (1)高知新港客船ターミナルに求められる機能 〈客船寄港時〉 ① CIQ(出入国審査、税関検査、検疫)機能 ②乗船前、下船後の待合機能 〈客船寄港時以外〉 ③イベント・展示会場等、県民への貸出会場等多目的使用場としての機能 (2)(1)の機能を果たすために求められること ○CIQ(出入国審査、税関検査、検疫)に必要な面積は、出入国審査は最大20カウ ンター、税関検査は最大10カウンター、検疫は最大1カウンターを設置できるもの とする。客船の乗客数等により、それぞれのカウンター数を増減するため、カウン ター及びパーテーションは移動式のものを予定している。 ○出入国審査の各カウンターでは、電子機器を利用する。客船の乗客数等により、カ ウンター数や位置を変更するため、コンセントの位置や配線について、乗船客の動 線の支障とならないよう配慮する。 ○出入国審査事務室及び税関検査事務室、スタッフ事務室として、合計5区画(各区画 は9㎡程度)を確保できるものとする。各区画は、パーテーション等で区画するもの 1 でよく、什器や備品類の収納庫としても利用するので配慮すること。 ○乗船客や乗組員のための休憩・Wi-Fiスペースに必要な面積は、100名以上が着座 できるものとする。イベント・展示会場等として利用することを考慮し、座席は移 動や収納等が可能なものとする。 ○客船が寄港していない場合は、イベント・展示会場等として利用する予定であり、 イベント・展示会場等としての利便性(広さ、床の平坦性、柱の要否等)に十分配 慮すること。なお、イベント・展示会場等としては、物産展やよさこい踊りの練習 場等を想定している。 ○イベント・展示会場等として使用する場合、フォークリフトや車両を利用する場合 があるので、出入り口の広さ・天井高さ、床荷重等について配慮すること。 ○建屋内でアナウンス等を行うための音響設備を設けること。 (3)その他施設の機能等について ①建築物の構造・意匠、内外装について ・乗船客等の送迎にふさわしい意匠とすること。 ・沿岸部に位置するため、塩害対策に十分配慮すること。 ・夜間等の防犯対策に配慮すること。 ・降雨による浸水対策に配慮すること。 ・自然換気や自然採光について配慮すること。 ・バリアフリーを確保すること。 ・建築物の省エネ対策に配慮すること。 ・隣接するトイレ、バス駐車場等への動線に配慮して、出入り口を配置すること。 ②建築物の内外等について ・乗船客等の快適性に配慮した内装とすること。 ・客船寄港時以外の多目的利用に配慮した内装とすること。 ・清掃等のしやすさ、維持管理のしやすさに配慮した内装とすること。 *木材の利用が可能な部分については、木質化に努めること。 5. 業務内容 実施設計業務は、以下の業務について県と受託者の協議のうえ進めていくものとする。受 託者は県と十分に調整を図りながら、必要な機能に配慮して、業務を実施すること。 ①建築(意匠)実施設計 ②建築(構造)実施設計 ③電気設備実施設計 ④機械設備実施設計 ⑤外構実施設計 ⑥建築積算業務 ⑦完成予想図作成 ⑧ライフサイクルコストの検討 ⑨その他建築に関する実施設計に必要な事項 高知新港客船ターミナル(案)別紙のとおり (内容及び面積は、提案の際に参考とするためのイメージです。) 2
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