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(平成 28 年3月 最終改正)
業
務
委
託
契
約
約
款
(総則)
第1条
発注者及び受注者は,この約款(業務
(指示等及び協議の書面主義)
委 託 契 約 書 ( 以 下 「 契 約 書 」 と い う 。) を 含
第2条
報 告 ,申 出 ,承 諾 ,質 問 ,回 答 及 び 解 除( 以
の 仕 様 書 ,図 面 ,業 務 に 関 す る 説 明 書 及 び こ
下 「 指 示 等 」 と い う 。) は , 書 面 に よ り 行 わ
れ に 対 す る 質 問 回 答 書 を い う 。 以 下 同 じ 。)
なければならない。
に 従 い ,日 本 国 の 法 令 を 遵 守 し ,こ の 契 約( こ
2
2
い 事 情 が あ る 場 合 に は ,発 注 者 及 び 受 注 者 は ,
「 業 務 」 と い う 。) の 委 託 契 約 を い う 。 以 下
前項に規定する指示等を口頭で行うことが
同 じ 。) を 履 行 し な け れ ば な ら な い 。
で き る 。こ の 場 合 に お い て ,発 注 者 及 び 受 注
受注者は,業務を契約書記載の履行期間
者 は ,既 に 行 っ た 指 示 等 を 書 面 に 記 載 し ,7
( 以 下 「 履 行 期 間 」 と い う 。) 内 に 完 了 し ,
日以内にこれを相手方に交付するものとす
契 約 の 目 的 物 ( 以 下 「 成 果 物 」 と い う 。) が
る。
3
づ き 協 議 を 行 う と き は ,当 該 協 議 の 内 容 を 書
する。
面に記録するものとする。
発 注 者 は ,そ の 意 図 す る 業 務 の 履 行 の た め ,
(業務工程表の提出)
第3条
注 者 が 認 め る 場 合 は ,そ の 日 数 )以 内 に 仕 様
の 場 合 に お い て ,受 注 者 は ,当 該 指 示 に 従 い
書 等 に 基 づ い て 業 務 工 程 表 を 作 成 し ,発 注 者
業務を行わなければならない。
に提出しなければならない。
受 注 者 は ,こ の 約 款 若 し く は 仕 様 書 等 に 特
2
項の業務工程表を受理した日から7日以内
は発注者と受注者との協議がある場合を除
に ,受 注 者 に 対 し て そ の 修 正 を 請 求 す る こ と
き ,業 務 を 完 了 す る た め に 必 要 な 一 切 の 手 段
ができる。
3
この契約の履行に関して発注者と受注者
必 要 が あ る と 認 め る と き は ,受 注 者 に 対 し て
この約款に定める金銭の支払に用いる通
業務工程表の再提出を請求することができ
る 。こ の 場 合 に お い て ,第 1 項 中「 こ の 契 約
この契約の履行に関して発注者と受注者
締 結 後 」と あ る の は「 当 該 請 求 が あ っ た 日 か
と の 間 で 用 い る 計 量 単 位 は ,仕 様 書 等 に 特 別
ら 」と 読 み 替 え て ,前 2 項 の 規 定 を 準 用 す る 。
の 定 め が あ る 場 合 を 除 き ,計 量 法( 平 成 4 年
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法律第51号)に定めるものとする。
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この約款及び仕様書等における期間の定
5
第1項の規定に基づく業務工程表の提出
め に つ い て は ,民 法( 明 治 2 9 年 法 律 第 8 9
は ,発 注 者 が 必 要 な い と 認 め た と き は ,免 除
号 )及 び 商 法( 明 治 3 2 年 法 律 第 4 8 号 )の
することができる。
(契約保証金)
こ の 契 約 は ,日 本 国 の 法 令 に 準 拠 す る も の
第4条
とする。
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業務工程表は,発 注者 及 び 受注者を拘 束す
るものではない。
定めるところによるものとする。
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この約款の規定により履行期間又は仕様
書等が変更された場合において,発注者は,
貨は,日本円とする。
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発注者は,必要があると認めるときは,前
別の定めがある場合又は前項の指示若しく
との間で用いる言語は,日本語とする。
6
受注者は,この契約締結後14日( 発
指 示 を 受 注 者 に 対 し て 行 う こ と が で き る 。こ
をその責任において定めるものとする。
5
発 注 者 及 び 受 注 者 は ,こ の 約 款 の 規 定 に 基
も の と し ,発 注 者 は ,委 託 料 を 支 払 う も の と
又 は 成 果 物 を 完 成 さ せ る た め ,業 務 に 関 す る
4
前 項 の 規 定 に か か わ ら ず ,緊 急 や む を 得 な
の 約 款 及 び 仕 様 書 等 を 内 容 と す る 業 務( 以 下
あ る 場 合 は ,当 該 成 果 物 を 発 注 者 に 引 き 渡 す
3
この約款に定める指示,請求,通知,
む 。 以 下 同 じ 。) に 基 づ き , 仕 様 書 等 ( 別 添
受注者は,この契約の締結と同時に,
契約書に記載された金額の契約保証金を発
こ の 契 約 に 係 る 訴 訟 の 提 起 又 は 調 停( 第
注者に納付しなければならない。
4 6 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づ き ,発 注 者 と 受 注
2
前項に規定する契約保証金は,発注者が必
者との協議の上選任される調停人が行うも
要 が な い と 認 め た と き は ,免 除 す る こ と が で
の を 除 く 。) の 申 立 て に つ い て は , 日 本 国 の
きる。
裁判所をもって合意による専属的管轄裁判
(権利義務の譲渡等の禁止)
所とする。
第5条
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受 注 者 は ,こ の 契 約 に よ り 生 ず る 権 利
(平成 28 年3月 最終改正)
又 は 義 務 を 第 三 者 に 譲 渡 し ,又 は 承 継 さ せ て
第7条の規定による雇用する労働者が適用
は な ら な い 。た だ し ,法 令 で 禁 止 さ れ て い る
事業の被保険者となったことの届出をする
場 合 を 除 き ,あ ら か じ め ,発 注 者 の 承 諾 を 得
こと。
た場合は,この限りでない。
2
2
受 注 者 は ,成 果 物( 未 完 成 の 成 果 物 を 含 む 。)
行の適正を期するため必要があると認めた
及び業務を行う上で得られた記録等を第三
場 合 は ,発 注 者 は ,受 注 者 に 対 し ,受 注 者 に
者 に 譲 渡 し ,貸 与 し ,又 は 質 権 そ の 他 の 担 保
おける当該契約の処理の状況に関する調査
の 目 的 に 供 し て は な ら な い 。た だ し ,あ ら か
への協力を要請することができる。
じ め ,発 注 者 の 承 諾 を 得 た 場 合 は ,こ の 限 り
3
でない。
第6条
受注者は,前項の要請があった場合には,
特別な理由がない限り要請に応じるものと
(秘密の保持)
し ,こ の 契 約 の 終 了 後 も ,終 了 日 か ら 5 年 間
受 注 者 は ,業 務 を 行 う 上 で 知 り 得 た 秘
は,同様とする。
密を他人に漏らしてはならない。
2
発 注 者 が ,こ の 契 約 に 係 る 発 注 者 の 予 算 執
(実施場所)
受注者は,発注者の承諾なく,成果物(未
第9条
受 注 者 は ,業 務 を 契 約 書 及 び 仕 様 書 等
完 成 の 成 果 物 を 含 む 。) 及 び 業 務 を 行 う 上 で
に記載する履行場所において実施するもの
得 ら れ た 記 録 等 を 他 人 に 閲 覧 さ せ ,複 写 さ せ ,
とする。
又は譲渡してはならない。
2
(個人情報の保護)
第7条
受 注 者 は ,業 務 を 行 う た め 個 人 情 報 を
するものとする。
取 り 扱 う に 当 た っ て は ,別 記「 個 人 情 報 取 扱
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特記事項」を守らなければならない。
契 約 書 に 履 行 場 所 の 指 定 が な い 場 合 は ,前
2項の規定は適用しない。
(実地調査など)
第8条
受注者は,業務の実施場所において,発注
者の安全及び衛生管理に関する規則を遵守
(著作権の譲渡等)
発 注 者 は ,必 要 が あ る と 認 め る と き は
第10条
受注者は,成果物が著作権法(昭和
い つ で も ,受 注 者 に 対 し 業 務 の 実 施 の 状 況 及
4 5 年 法 律 第 4 8 号 )第 2 条 第 1 項 第 1 号 に
び業務に従事する者に係る次に掲げる事項
規 定 す る 著 作 物 ( 以 下 「 著 作 物 」 と い う 。)
な ど の 報 告 を 求 め ,又 は 実 地 に 調 査 で き る も
に 該 当 す る 場 合 に は ,当 該 著 作 物 に 係 る 同 法
のとする。
第2章及び第3章に規定する著作者の権利
(1) 最 低 賃 金 法 ( 昭 和 34 年 法 律 第 137 号 )
(同法第27条及び第28条の権利を含む。
第4条第1項に規定する最低賃金の適用を
以 下 こ の 条 か ら 第 1 2 条 ま で に お い て「 著 作
受ける労働者に対し,同法第3条に規定す
権 等 」 と い う 。) の う ち 受 注 者 に 帰 属 す る も
る最低賃金額(同法第7条の規定の適用を
の( 同 法 第 2 章 第 3 節 第 2 款 に 規 定 す る 著 作
受ける労働者については,同条の規定によ
者 人 格 権 を 除 く 。) を 当 該 成 果 物 の 引 渡 し 時
り 減 額 し て 適 用 さ れ る 額 を い う 。)以 上 の 賃
に発注者に無償で譲渡する。
金 ( 労 働 基 準 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 49 号 )
第 11 条 に 規 定 す る 賃 金 を い う 。) の 支 払 を
(著作者人格権の制限)
第11条
すること。
受注者は,発注者に対し,次の各号
に 掲 げ る 行 為 を す る こ と を 許 諾 す る 。こ の 場
(2) 健 康 保 険 法 ( 大 正 11 年 法 律 第 70 号 ) 第
合 に お い て ,受 注 者 は 著 作 権 法 第 1 9 条 第 1
48 条 の 規 定 に よ る 被 保 険 者 の 資 格 の 取 得
項又は第20条第1項に規定する権利を行
に係る届出をすること。
使してはならない。
(3) 厚 生 年 金 保 険 法 ( 昭 和 29 年 法 律 第 115
(1) 成 果 物 の 内 容 を 公 表 す る こ と 。
号 ) 第 27 条 の 規 定 に よ る 被 保 険 者 の 資 格
(2) 成 果 物 を 発 注 者 が 自 ら 複 製 し , 若 し く は
の取得に係る届出をすること。
翻 案 ,変 形 ,改 変 そ の 他 の 修 正 を す る こ と
(4) 労 働 保 険 の 保 険 料 の 徴 収 等 に 関 す る 法 律
又は発注者の委託した第三者をして複製
( 昭 和 44 年 法 律 第 84 号 )第 4 条 の 2 第 1
さ せ ,若 し く は 翻 案 ,変 形 ,改 変 そ の 他 の
項の規定による保険関係の成立に係る届出
修正をさせること。
( 労 働 者 災 害 補 償 保 険 法 ( 昭 和 22 年 法 律
(3) 成 果 物 を 写 真 , 模 型 , 絵 画 そ の 他 の 媒 体
第 50 号 ) の 規 定 に 係 る も の に 限 る 。) を す
により表現すること。
ること。
2
(5) 雇 用 保 険 法 ( 昭 和 49 年 法 律 第 116 号 )
受 注 者 は ,次 の 各 号 に 掲 げ る 行 為 を し て は
な ら な い 。た だ し ,あ ら か じ め , 発 注 者 の 承
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(平成 28 年3月 最終改正)
諾又は合意を得た場合はこの限りでない。
ばならない。
(1) 成 果 物 の 内 容 を 公 表 す る こ と 。
5
(2) 成 果 物 に 受 注 者 の 実 名 又 は 変 名 を 表 示
滅 失 し ,若 し く は き 損 し ,又 は そ の 返 還 が 不
すること。
3
可 能 と な っ た と き は ,発 注 者 の 指 定 し た 期 間
発注者が著作権等を行使する場合におい
内 に 代 品 を 納 め ,若 し く は 原 状 に 復 し て 返 還
て ,受 注 者 は ,著 作 権 法 第 1 9 条 第 1 項 又 は
し ,又 は 返 還 に 代 え て 損 害 を 賠 償 し な け れ ば
第20条第1項に規定する権利を行使して
ならない。
はならない。
(仕様書等と業務内容が一致しない場合の修
(著作権の侵害防止)
第12条
2
補義務)
受注者は,その作成する成果物が,
第16条
は発注者の指示若しくは発注者と受注者と
ないことを,発注者に対して保証する。
の 協 議 の 内 容 に 適 合 し な い 場 合 に は ,こ れ ら
受 注 者 は ,そ の 作 成 す る 成 果 物 が 第 三 者 の
に適合するよう必要な修補を行わなければ
有 す る 著 作 権 等 を 侵 害 し ,第 三 者 に 対 し て 損
な ら な い 。こ の 場 合 に お い て ,当 該 不 適 合 が
害 の 賠 償 を 行 い ,又 は 必 要 な 措 置 を 講 じ な け
発注者の指示によるときその他発注者の責
れ ば な ら な い と き は ,受 注 者 が そ の 賠 償 額 を
めに帰すべき事由によるときは,発注者は,
負 担 し ,又 は 必 要 な 措 置 を 講 ず る も の と す る 。
必要があると認められるときにあっては履
第13条
行 期 間 若 し く は 委 託 料 を 変 更 し ,又 は 受 注 者
受 注 者 は ,業 務 の 全 部 又 は 一 部 を 第
に損害を及ぼしたときにあっては必要な費
三 者 に 委 託 し ,又 は 請 け 負 わ せ て は な ら な い 。
ただし,法令で禁止されている場合を除き,
あらかじめ発注者の書面による承諾を得た
用を負担しなければならない。
(条件変更等)
第17条
ときは,この限りでない。
第14条
たときは,その旨を直ちに発注者に通知し,
受注者は,特許権,実用新案権,意
その確認を請求しなければならない。
(1) 仕 様 書 等 に ご び ゅ う 又 は 脱 漏 が あ る こ
匠 権 ,商 標 権 そ の 他 日 本 国 の 法 令 に 基 づ き 保
護 さ れ る 第 三 者 の 権 利( 以 下 こ の 条 に お い て
と。
「 特 許 権 等 」 と い う 。) の 対 象 と な っ て い る
(2) 仕 様 書 等 の 表 示 が 明 確 で な い こ と 。
も の を 業 務 に 使 用 す る と き は ,そ の 使 用 に 関
(3) 履 行 上 の 制 約 等 仕 様 書 等 に 示 さ れ た 自
す る 一 切 の 責 任 を 負 わ な け れ ば な ら な い 。た
然的又は人為的な履行条件と実際の履行
だ し ,発 注 者 が そ の 特 許 権 等 を 指 定 し た 場 合
条件が相違すること。
に お い て ,仕 様 書 等 に 特 許 権 等 の 対 象 で あ る
(4) 仕 様 書 等 に 明 示 さ れ て い な い 履 行 条 件
旨 の 明 示 が な く ,か つ ,受 注 者 が そ の 存 在 を
について予期することのできない特別な
知 ら な か っ た と き は ,発 注 者 は ,受 注 者 が そ
状態が生じたこと。
の使用に関して要した費用を負担しなけれ
2
ばならない。
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ る 確 認 を 請 求 さ
れたとき又は自ら前項各号に掲げる事実を
(貸与品等)
第15条
発 見 し た と き は ,受 注 者 の 立 会 い の 上 ,直 ち
発 注 者 が 受 注 者 に 貸 与 し ,又 は 支 給
に 調 査 を 行 わ な け れ ば な ら な い 。た だ し ,受
する業務に必要な物品等(以下「貸与品等」
注 者 が 立 会 い に 応 じ な い 場 合 に は ,受 注 者 の
と い う 。) の 品 名 , 数 量 等 , 引 渡 場 所 及 び 引
立会いを得ずに行うことができる。
渡時期は,仕様書等に定めるところによる。
3
発注者は,受注者の意見を聴いて,調査の
受 注 者 は ,貸 与 品 等 の 引 渡 し を 受 け た と き
結 果( こ れ に 対 し て と る べ き 措 置 を 指 示 す る
は ,引 渡 し の 日 か ら 7 日 以 内 に ,発 注 者 に 借
必 要 が あ る と き は , 当 該 指 示 を 含 む 。) を と
用書又は受領書を提出しなければならない。
り ま と め ,調 査 の 終 了 後 1 4 日 以 内 に ,そ の
受 注 者 は ,貸 与 品 等 を 善 良 な 管 理 者 の 注 意
結 果 を 受 注 者 に 通 知 し な け れ ば な ら な い 。た
をもって管理しなければならない。
4
受注者は,業務を行うに当たり,次
の各号のいずれかに該当する事実を発見し
(特許権等の使用)
3
受 注 者 は ,業 務 の 内 容 が 仕 様 書 等 又
第三者の有する著作権等を侵害するもので
(再委託等の禁止)
2
受 注 者 は ,故 意 又 は 過 失 に よ り 貸 与 品 等 が
だ し ,そ の 期 間 内 に 通 知 で き な い や む を 得 な
受 注 者 は ,仕 様 書 等 に 定 め る と こ ろ に よ り ,
い 理 由 が あ る と き は ,あ ら か じ め ,受 注 者 の
業 務 の 完 了 ,仕 様 書 等 の 変 更 等 に よ っ て 不 用
意 見 を 聴 い た 上 ,当 該 期 間 を 延 長 す る こ と が
となった貸与品等を発注者に返還しなけれ
できる。
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(平成 28 年3月 最終改正)
4
前項の調査の結果により第1項各号に掲
等の変更を提案することができる。
げ る 事 実 が 確 認 さ れ た 場 合 に お い て ,発 注 者
5
2
は ,必 要 が あ る と 認 め ら れ る と き は ,仕 様 書
合 に お い て ,発 注 者 は ,必 要 が あ る と 認 め る
等の変更又は訂正を行わなければならない。
と き は ,仕 様 書 等 の 変 更 を 受 注 者 に 通 知 す る
前項の規定により仕様書等の変更又は訂
ものとする。
正 が 行 わ れ た 場 合 に お い て ,発 注 者 は ,必 要
3
場 合 に お い て ,発 注 者 は ,必 要 が あ る と 認 め
間 若 し く は 委 託 料 を 変 更 し ,又 は 受 注 者 に 損
ら れ る と き は ,履 行 期 間 又 は 委 託 料 を 変 更 し
なければならない。
負担しなければならない。
(受注者の請求による履行期間の延長)
(仕様書等の変更)
第18条
第21条
発 注 者 は ,必 要 が あ る と 認 め る と き
受 注 者 は ,そ の 責 め に 帰 す こ と が で
きない事由により履行期間内に業務を完了
は ,仕 様 書 等 の 変 更 内 容 を 受 注 者 に 通 知 し て ,
す る こ と が で き な い と き は ,そ の 理 由 を 明 示
仕 様 書 等 を 変 更 す る こ と が で き る 。こ の 場 合
した書面により発注者に履行期間の延長変
に お い て ,発 注 者 は ,必 要 が あ る と 認 め ら れ
更を請求することができる。
るときにあっては履行期間若しくは委託料
2
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ る 請 求 が あ っ た
を 変 更 し ,又 は 受 注 者 に 損 害 を 及 ぼ し た と き
場 合 に お い て ,必 要 が あ る と 認 め ら れ る と き
にあっては必要な費用を負担しなければな
は ,履 行 期 間 を 延 長 し な け れ ば な ら な い 。発
らない。
注 者 は ,そ の 履 行 期 間 の 延 長 が 発 注 者 の 責 め
(業務の中止)
第19条
に 帰 す べ き 事 由 に よ る 場 合 に お い て は ,委 託
第三者の所有する土地への立入り
料 に つ い て 必 要 と 認 め ら れ る 変 更 を 行 い ,又
について当該土地の所有者等の承諾を得る
は受注者に損害を及ぼしたときは必要な費
こ と が で き な い た め ,又 は 暴 風 ,豪 雨 ,洪 水 ,
用を負担しなければならない。
高潮,地震,地すべり,落盤,火災,騒乱,
暴 動 そ の 他 の 自 然 的 又 は 人 為 的 な 事 象( 第 2
(発注者の請求による履行期間の短縮等)
第22条
発 注 者 は ,特 別 の 理 由 に よ り 履 行 期
8 条 第 1 項 に お い て 「 天 災 等 」 と い う 。) で
間 を 短 縮 す る 必 要 が あ る と き は ,履 行 期 間 の
あ っ て ,受 注 者 の 責 め に 帰 す こ と が で き な い
短縮変更を受注者に請求することができる。
も の に よ り ,作 業 現 場 の 状 態 が 著 し く 変 動 し
3
前項の規定により仕様書等が変更された
があると認められるときにあっては履行期
害を及ぼしたときにあっては必要な費用を
2
前項に規定する受注者の提案を受けた場
2
発 注 者 は ,こ の 約 款 の 他 の 条 項 の 規 定 に よ
た た め ,受 注 者 が 業 務 を 行 う こ と が で き な い
り 履 行 期 間 を 延 長 す べ き 場 合 に お い て ,特 別
と 認 め ら れ る と き は ,発 注 者 は ,業 務 の 中 止
の 理 由 が あ る と き は ,受 注 者 に 通 常 必 要 と さ
内 容 を 直 ち に 受 注 者 に 通 知 し て ,業 務 の 全 部
れる履行期間に満たない履行期間への変更
又は一部を一時中止させなければならない。
を請求することができる。
発注者は,前項の規定によるほか,必要が
3
前2項の場合において,発注者は,必要が
あ る と 認 め る と き は ,業 務 の 中 止 内 容 を 受 注
あると認められるときにあっては委託料を
者 に 通 知 し て ,業 務 の 全 部 又 は 一 部 を 一 時 中
変 更 し ,又 は 受 注 者 に 損 害 を 及 ぼ し た と き に
止させることができる。
あっては必要な費用を負担しなければなら
前2項の規定により業務を一時中止した
ない。
場 合 に お い て ,発 注 者 は ,必 要 が あ る と 認 め
(履行期間の変更方法)
られるときにあっては履行期間若しくは委
第23条
履行期間の変更については,発注者
託 料 を 変 更 し ,又 は 受 注 者 が 業 務 の 続 行 に 備
と受注者とが協議 し て 定 め る 。 た だ し , 協
え業務の一時中止に伴う増加費用を必要と
議 開 始 の 日 か ら 14日(発注者があらかじ
したとき若しくは受注者に損害を及ぼした
め 定 め る 場 合 は ,そ の 日 数 )以 内 に 協 議 が 整
ときにあっては必要な費用を負担しなけれ
わ な い 場 合 に は ,発 注 者 が 定 め ,受 注 者 に 通
ばならない。
知する。
(業務に係る受注者の提案)
第20条
2
前項の協議開始の日については,発注者が
受注者は,仕様書等について,技術
受 注 者 の 意 見 を 聴 い て 定 め ,受 注 者 に 通 知 す
的又は経済的に優れた代替方法その他改良
る も の と す る 。た だ し ,発 注 者 が 履 行 期 間 の
事 項 を 発 見 し ,又 は 発 案 し た と き は ,発 注 者
変 更 事 由 が 生 じ た 日( 第 2 1 条 の 場 合 に あ っ
に 対 し て ,当 該 発 見 又 は 発 案 に 基 づ き 仕 様 書
ては発注者が履行期間の変更の請求を受け
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(平成 28 年3月 最終改正)
た 日 ,前 条 の 場 合 に あ っ て は 受 注 者 が 履 行 期
者 が そ の 費 用 を 負 担 す る 。た だ し ,そ の 損 害
間 の 変 更 の 請 求 を 受 け た 日 )か ら 7 日 以 内 に
(仕様書等に定めるところにより付された
協 議 開 始 の 日 を 通 知 し な い 場 合 に は ,受 注 者
保 険 に よ り て ん 補 さ れ た 部 分 を 除 く 。) の う
は ,協 議 開 始 の 日 を 定 め ,発 注 者 に 通 知 す る
ち発注者の責めに帰すべき事由により生じ
ことができる。
たものについては,発注者が負担する。
(委託料の変更方法等)
第24条
(第三者に及ぼした損害)
委託料の変更については,発注者と
第27条
受 注 者 と が 協 議 し て 定 め る 。た だ し ,協 議 開
た 損 害 に つ い て ,当 該 第 三 者 に 対 し て 損 害 の
始 の 日 か ら 1 4 日( 発 注 者 が あ ら か じ め 定 め
賠 償 を 行 わ な け れ ば な ら な い と き は ,受 注 者
る 場 合 は ,そ の 日 数 )以 内 に 協 議 が 整 わ な い
がその賠償額を負担する。
場 合 に は ,発 注 者 が 定 め ,受 注 者 に 通 知 す る 。
2
3
2
賠 償 額( 仕 様 書 等 に 定 め る と こ ろ に よ り 付 さ
受 注 者 の 意 見 を 聴 い て 定 め ,受 注 者 に 通 知 す
れ た 保 険 に よ り て ん 補 さ れ た 部 分 を 除 く 。)
る も の と す る 。た だ し ,発 注 者 が 委 託 料 の 変
の う ち ,発 注 者 の 指 示 ,貸 与 品 等 の 性 状 そ の
更事由が生じた日から7日以内に協議開始
他発注者の責めに帰すべき事由により生じ
の 日 を 通 知 し な い 場 合 に は ,受 注 者 は ,協 議
た も の に つ い て は ,発 注 者 が そ の 賠 償 額 を 負
開 始 の 日 を 定 め ,発 注 者 に 通 知 す る こ と が で
担 す る 。た だ し , 受 注 者 が ,発 注 者 の 指 示 又
きる。
は貸与品等が不適当であること等発注者の
この約款の規定により,受注者が増加費用
責めに帰すべき事由があることを知りなが
を必要とした場合又は損害を受けた場合に
ら こ れ を 通 知 し な か っ た と き は ,こ の 限 り で
ない。
は,発注者と受注者とが協議して定める。
3
(臨機の措置)
第25条
受 注 者 は ,災 害 防 止 等 の た め 必 要 が
し た 損 害( 仕 様 書 等 に 定 め る と こ ろ に よ り 付
あ る と 認 め る と き は ,臨 機 の 措 置 を と ら な け
さ れ た 保 険 に よ り て ん 補 さ れ た 部 分 を 除 く 。)
れ ば な ら な い 。こ の 場 合 に お い て ,受 注 者 は ,
に つ い て ,当 該 第 三 者 に 損 害 の 賠 償 を 行 わ な
必 要 が あ る と 認 め る と き は ,あ ら か じ め ,発
け れ ば な ら な い と き は ,発 注 者 が そ の 賠 償 額
注 者 の 意 見 を 聴 か な け れ ば な ら な い 。た だ し ,
を 負 担 し な け れ ば な ら な い 。た だ し ,業 務 を
緊 急 や む を 得 な い 事 情 が あ る と き は ,こ の 限
行うにつき受注者が善良な管理者の注意義
りではない。
務を怠ったことにより生じたものについて
前項の場合において,受注者は,そのとっ
は,受注者が負担する。
4
ればならない。
前3項の場合その他業務を行うにつき第
三者との間に紛争を生じた場合においては,
発 注 者 は ,災 害 防 止 そ の 他 業 務 を 行 う 上 で
発注者と受注者とが協力してその処理解決
特 に 必 要 が あ る と 認 め る と き は ,受 注 者 に 対
に当たるものとする。
して臨機の措置をとることを請求すること
(不可抗力による損害)
ができる。
4
業務を行うにつき通常避けることができ
な い 騒 音 ,振 動 等 の 理 由 に よ り 第 三 者 に 及 ぼ
た措置の内容を発注者に直ちに通知しなけ
3
前 項 の 規 定 に か か わ ら ず ,同 項 に 規 定 す る
前項の協議開始の日については,発注者が
発注者が負担する必要な費用の額について
2
業務を行うにつき第三者に及ぼし
第28条
業 務 の 完 了 前( 成 果 物 が あ る 場 合 は ,
受注者が第1項又は前項の規定により臨
当 該 成 果 物 の 引 渡 前 )に ,天 災 等( 仕 様 書 等
機 の 措 置 を と っ た 場 合 に お い て ,当 該 措 置 に
で 基 準 を 定 め た も の に あ っ て は ,当 該 基 準 を
要 し た 費 用 の う ち ,受 注 者 が 委 託 料 の 範 囲 に
超 え る も の に 限 る 。) で 発 注 者 と 受 注 者 の い
おいて負担することが適当でないと認めら
ず れ の 責 め に も 帰 す こ と が で き な い も の( 第
れ る 部 分 に つ い て は ,発 注 者 が こ れ を 負 担 す
6 項 に お い て「 不 可 抗 力 」と い う 。)に よ り ,
る。
成 果 物( 未 完 成 の も の を 含 む 。以 下 こ の 条 に
(一般的損害)
第26条
お い て 同 じ 。),仮 設 物 又 は 業 務 の 実 施 場 所 に
業 務 の 完 了 前( 成 果 物 が あ る 場 合 は ,
搬入した業務の用に供する機器に損害が生
当 該 成 果 物 の 引 渡 前 )に ,業 務 を 行 う に つ き
じ た と き は ,受 注 者 は ,そ の 事 実 の 発 生 後 直
生 じ た 損 害( 成 果 物 が あ る 場 合 は 当 該 成 果 物
ちにその状況を発注者に通知しなければな
に 生 じ た 損 害 を 含 み ,次 条 第 1 項 及 び 第 2 項
らない。
に 規 定 す る 損 害 を 除 く 。) に つ い て は , 受 注
2
-5-
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ る 通 知 を 受 け た
(平成 28 年3月 最終改正)
と き は ,直 ち に 調 査 を 行 い ,前 項 の 損 害( 受
(委託料の変更に代える仕様書等の変更)
注者が善良な管理者の注意義務を怠ったこ
3
4
第29条
とに基づくもの及び仕様書等に定めるとこ
ら 第 2 0 条 ま で ,第 2 2 条 ,第 2 5 条 ,第 2
ろにより付された保険によりてん補された
6 条 ,前 条 又 は 第 3 2 条 の 規 定 に よ り 委 託 料
部 分 を 除 く 。 以 下 こ の 条 に お い て 同 じ 。) の
を増額すべき場合又は費用を負担すべき場
状 況 を 確 認 し ,そ の 結 果 を 受 注 者 に 通 知 し な
合 に お い て ,特 別 の 理 由 が あ る と き は ,委 託
ければならない。
料の増額又は負担額の全部又は一部に代え
受 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ り 損 害 の 状 況 が
て 仕 様 書 等 を 変 更 す る こ と が で き る 。こ の 場
確 認 さ れ た と き は ,損 害 に よ る 費 用 の 負 担 を
合 に お い て ,仕 様 書 等 の 変 更 内 容 は ,発 注 者
発注者に請求することができる。
と 受 注 者 と が 協 議 し て 定 め る 。た だ し ,協 議
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ り 受 注 者 か ら 損
開 始 の 日 か ら 1 4 日( 発 注 者 が あ ら か じ め 定
害による費用の負担の請求があったときは,
め る 場 合 は ,そ の 日 数 )以 内 に 協 議 が 整 わ な
当 該 損 害 の 額( 成 果 物 又 は 仮 設 物 若 し く は 業
い 場 合 に は ,発 注 者 が 定 め ,受 注 者 に 通 知 す
務の実施場所に搬入した業務の用に供する
る。
機 器 であって立会いその他受注者の業務に関する記
5
2
前項の協議開始の日については,発注者が
録等により確認することができるものに係る額 に
受 注 者 の 意 見 を 聴 い て 定 め ,受 注 者 に 通 知 し
限 る 。) 及 び 当 該 損 害 の 取 片 付 け に 要 す る 費
な け れ ば な ら な い 。た だ し ,発 注 者 が 委 託 料
用 の 額 の 合 計 額( 以 下「 損 害 合 計 額 」と い う 。)
を増額すべき事由又は費用を負担すべき事
のうち委託料の100分の1を超える額を
由が生じた日から7日以内に協議開始の日
負担しなければならない。
を 通 知 し な い 場 合 に は ,受 注 者 は ,協 議 開 始
前 項 に 規 定 す る 損 害 の 額 は ,次 の 各 号 に 掲
の 日 を 定 め ,発 注 者 に 通 知 す る こ と が で き る 。
げる損害につき,それぞれ当該各号に定める
(検査及び引渡し)
ところにより算定する。
(1) 成 果 物 に 関 す る 損 害
第30条
損害を受けた成
受注者は,業務を完了したときは,
その旨を発注者に通知しなければならない。
果物に相応する委託料の額とし,残存価値
2
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ る 通 知 を 受 け た
がある場合にはその評価額を差し引いた額
と き は ,通 知 を 受 け た 日 か ら 1 0 日 以 内 に 受
とする。
注 者 の 立 会 い の 上 ,仕 様 書 等 に 定 め る と こ ろ
(2) 仮 設 物 又 は 業 務 の 実 施 場 所 に 搬 入 し た
業務の用に供する機器に関する損害
に よ り ,業 務 の 完 了 を 確 認 す る た め の 検 査 を
損害
完 了 し ,当 該 検 査 の 結 果 を 受 注 者 に 通 知 し な
を受けた仮設物又は業務の実施場所に搬入
ければならない。
した業務の用に供する機器で通常妥当と認
3
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ る 検 査 に よ っ て
められるものについて,当該業務で償却す
業 務 の 完 了 を 確 認 し た 後 ,受 注 者 が 成 果 物 の
ることとしている償却費の額から損害を受
引 渡 し を 申 し 出 た と き は ,直 ち に 当 該 成 果 物
けた時点における成果物に相応する償却費
の引渡しを受けなければならない。
の額を差し引いた額とする。ただし,修繕
6
発注者は,第14条,第16条か
4
発 注 者 は ,受 注 者 が前項 の申出を行わ ない
によりその機能を回復することができ,か
と き は ,当 該 成 果 物 の 引 渡 し を 委 託 料 の 支 払
つ,修繕費の額が上記の額よりも少額であ
の完了と同時に行うことを請求することが
る も の に つ い て は ,そ の 修 繕 費 の 額 と す る 。
で き る 。こ の 場 合 に お い て , 受 注 者 は ,当 該
数次にわたる不可抗力により損害合計額
請求に直ちに応じなければならない。
が累積した場合における第二次以降の不可
5
受 注 者 は ,業 務 が 第 2 項 の 検 査 に 合 格 し な
抗 力 に よ る 損 害 合 計 額 の 負 担 に つ い て は ,第
い と き は ,直 ち に 修 補 し て 発 注 者 の 検 査 を 受
4 項 中「 当 該 損 害 の 額 」と あ る の は「 損 害 の
け な け れ ば な ら な い 。こ の 場 合 に お い て ,修
額 の 累 計 」 と ,「 当 該 損 害 の 取 片 付 け に 要 す
補の完了を業務の完了とみなして前各項の
る 費 用 の 額 」と あ る の は「 損 害 の 取 片 付 け に
規定を準用する。
要 す る 費 用 の 額 の 累 計 」 と ,「 委 託 料 の 1 0
(委託料の支払)
0分の 1 を 超 え る 額 」 と あ る の は 「 委 託
第31条
受注者は,前条第2項(同条第5項
料 の 100分の1を超える額から既に負担
に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。第 3 項 ,第 3
し た 額 を 差 し 引 い た 額 」と し て 同 項 を 適 用 す
3条第2項及び第43条第3項において同
る。
じ 。) の 検 査 に 合 格 し た と き は , 委 託 料 の 支
-6-
(平成 28 年3月 最終改正)
払を請求することができる。
2
る こ と は で き な い 。た だ し ,受 注 者 が そ の か
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ る 請 求 が あ っ た
し が あ る こ と を 知 っ て い た と き は ,こ の 限 り
と き は ,請 求 を 受 け た 日 か ら 3 0 日 以 内 に 委
でない。
託料を支払わなければならない。
3
6
発注者がその責めに帰すべき事由により
の 記 載 内 容 ,発 注 者 の 指 示 又 は 貸 与 品 等 の 性
前条第2項の期間内に検査をしないときは,
状により生じたものであるときは適用しな
その期限を経過した日から検査をした日ま
い 。た だ し , 受 注 者 が そ の 記 載 内 容 ,指 示 又
で の 期 間 の 日 数 は ,前 項 の 期 間( 以 下 こ の 項
は貸与品等が不適当であることを知りなが
に お い て 「 約 定 期 間 」 と い う 。) の 日 数 か ら
ら こ れ を 通 知 し な か っ た と き は ,こ の 限 り で
差 し 引 く も の と す る 。こ の 場 合 に お い て ,そ
ない。
の遅延日数が約定期間の日数を超えるとき
(履行遅滞の場合における損害金等)
は ,約 定 期 間 は ,遅 延 日 数 が 約 定 期 間 の 日 数
第34条
を超えた日において満了したものとみなす。
第32条
な い 場 合 に お い て は ,発 注 者 は ,損 害 金 の 支
発 注 者 は ,第 3 0 条 第 3 項 又 は 第 4
払を受注者に請求することができる。
項 の 規 定 に よ る 引 渡 し 前 に お い て も ,成 果 物
3
2
注者が業務の未履行分に相当する委託料と
することができる。
し て 定 め る 額 に つ き 年 14.5 パ ー セ ン ト ( た
前項の場合において,発注者は,その使用
だ し ,各 年 の 特 例 基 準 割 合( 当 該 年 の 前 年 に
部分を善良な管理者の注意をもって使用し
租 税 特 別 措 置 法( 昭 和 32 年 法 律 第 26 号 )第
なければならない。
93 条 第 2 項 の 規 定 に よ り 告 示 さ れ た 割 合 に
発 注 者 は ,第 1 項 の 規 定 に よ り 成 果 物 の 全
年1パーセントの割合を加算した割合をい
部又は一部を使用したことによって受注者
う 。以 下 同 じ 。)が 年 7.25 パ ー セ ン ト の 割 合
に 損 害 を 及 ぼ し た と き は ,必 要 な 費 用 を 負 担
に 満 た な い 場 合 に は ,そ の 年( 以 下「 特 例 基
しなければならない。
準 割 合 適 用 年 」 と い う 。) 中 に お い て は , 当
第33条
該特例基準割合適用年における特例基準割
合 に 年 7.25 パ ー セ ン ト の 割 合 を 加 算 し た 割
発 注 者 は ,成 果 物 の 引 渡 し を 受 け た
後 に お い て ,当 該 成 果 物 に か し が あ る こ と が
合 と す る 。) の 割 合 で 算 定 し た 金 額 と す る 。
発 見 さ れ た と き は ,受 注 者 に 対 し て 相 当 の 期
3
4
3
発 注 者 の 責 め に 帰 す べ き 事 由 に よ り ,第 3
間 を 定 め て そ の か し の 修 補 を 請 求 し ,又 は 修
1条第2項の規定による委託料の支払が遅
補 に 代 え ,若 し く は 修 補 と と も に 損 害 の 賠 償
れ た 場 合 に お い て ,受 注 者 は ,未 受 領 金 額 に
を請求することができる。
つ き 遅 延 日 数 に 応 じ , 年 2.8 パ ー セ ン ト ( 算
前 項 に お い て 受 注 者 が 負 う べ き 責 任 は ,第
定対象の期間において適用される政府契約
30条第2項の規定による検査に合格した
の 支 払 遅 延 防 止 等 に 関 す る 法 律( 昭 和 2 4 年
ことをもって免れるものではない。
法 律 第 2 5 6 号 )第 8 条 第 1 項 の 規 定 に よ っ
第1項の規定によるかしの修補又は損害
て 財 務 大 臣 が 決 定 し た 率( 以 下「 支 払 遅 延 防
賠 償 の 請 求 は ,第 3 0 条 第 3 項 又 は 第 4 項 の
止 法 の 率 」 と い う 。) が こ の 率 と 異 な る 場 合
規定による成果物の引渡しを受けた場合は,
は ,支 払 遅 延 防 止 法 の 率 )の 割 合 で 計 算 し た
その引渡しの日から1年以内に行わなけれ
額の遅延利息の支払を発注者に請求するこ
ばならない。
とができる。
前 項 の 規 定 に か か わ ら ず ,成 果 物 の か し が
(発注者の解除権)
受注者の故意又は重大な過失により生じた
5
前項の損害金の額は,遅延日数に応じ,発
の全部又は一部を受注者の承諾を得て使用
(かし担保)
2
受注者の責めに帰すべき事由によ
り履行期間内に業務を完了することができ
(引渡し前における成果物の使用)
2
第 1 項 の 規 定 は ,成 果 物 の か し が 仕 様 書 等
第35条
発 注 者 は ,受 注 者 が次の各号の いず
場 合 に は ,同 項 に 規 定 す る 請 求 を 行 う こ と が
れかに該当するときは,契約を解除すること
で き る 期 間 は ,引 渡 し を 受 け た 日 か ら 1 0 年
ができる。
とする。
(1) 正 当 な 理 由 な く ,業 務 に 着 手 す べ き 期 日
発 注 者 は ,成 果 物 の 引 渡 し の 際 に か し が あ
を過ぎても業務に着手しないとき。
る こ と を 知 っ た と き は ,第 1 項 の 規 定 に か か
(2) そ の 責 め に 帰 す べ き 事 由 に よ り ,履 行 期
わ ら ず ,そ の 旨 を 直 ち に 受 注 者 に 通 知 し な け
間内に業務が完了しないと明らかに認め
れ ば ,当 該 か し の 修 補 又 は 損 害 賠 償 を 請 求 す
られるとき。
-7-
(平成 28 年3月 最終改正)
(3) 前 2 号 に 掲 げ る 場 合 の ほ か ,こ の 契 約 に
(1) 役 員 等 ( 受 注 者 が 個 人 で あ る 場 合 に は そ
違 反 し ,そ の 違 反 に よ り 契 約 の 目 的 を 達 成
の 者 を ,受 注 者 が 法 人 で あ る 場 合 に は そ の
することができないと認められるとき。
法人の役員又はその支店若しくは営業所
(4) 正 当 な 理 由 な く 第 8 条 第 1 項 に 規 定 す
(常時業務の委託契約を締結する事務所
る 報 告 の 求 め に 応 じ ず ,又 は 調 査 に 協 力 し
を い う 。)を 代 表 す る 者 を い う 。以 下 同 じ 。)
ないとき。
が ,集 団 的 に ,又 は 常 習 的 に 暴 力 的 不 法 行
(5) 第 8 条 第 1 項 に 規 定 す る 業 務 に 従 事 す
為 を 行 う お そ れ の あ る 組 織( 以 下「 暴 力 団 」
る 者 に 係 る 報 告 又 は 調 査 に お い て ,法 令 違
と い う 。)の 関 係 者( 以 下「 暴 力 団 関 係 者 」
反 が 判 明 し ,当 該 違 反 が 過 失 以 外 の 場 合 で
と い う 。) で あ る と 認 め ら れ る と き 。
(2) 役 員 等 が , 暴 力 団 , 暴 力 団 関 係 者 , 暴 力
あ る と き ,又 は 当 該 違 反 に つ い て 是 正 さ れ
ないとき。
団関係者が経営若しくは運営に実質的に
(6) 第 4 0 条 第 1 項 の 規 定 に よ ら な い で 契
2
関与していると認められる法人若しくは
約の解除を申し出たとき。
組合等又は暴力団若しくは暴力団関係者
前項の規定により契約が解除された場合
と非難されるべき関係を有していると認
においては,受注者は,委託料の10分の1
められる法人若しくは組合等を利用する
に相当する額を違約金として発注者の指定す
などしていると認められるとき。
(3) 役 員 等 が , 暴 力 団 , 暴 力 団 関 係 者 又 は 暴
る期限までに支払わなければならない。
第36条 発注者は,この契約に関し,受注者
力団関係者が経営若しくは運営に実質的
が次の各号のいずれかに該当するときは,契
に関与していると認められる法人若しく
約を解除することができる。
は 組 合 等 に 対 し て ,資 金 等 を 供 給 し ,又 は
(1) 受 注 者 が , 私 的 独 占 の 禁 止 及 び 公 正 取 引
便宜を供与するなど積極的に暴力団の維
の 確 保 に 関 す る 法 律( 昭 和 2 2 年 法 律 第 5
持 運 営 に 協 力 し ,又 は 関 与 し て い る と 認 め
4 号 。以 下「 独 占 禁 止 法 」と い う 。)第 4
られるとき。
9 条 に 規 定 す る 排 除 措 置 命 令( 以 下 こ の 号
(4) 前 3 号 の ほ か , 役 員 等 が , 暴 力 団 又 は 暴
及 び 次 項 に お い て 単 に「 排 除 措 置 命 令 」と
力団関係者と社会的に非難されるべき関
い う 。)を 受 け ,当 該 排 除 措 置 命 令 が 確 定
係を有していると認められるとき。
(5) 受 注 者 の 経 営 に 暴 力 団 関 係 者 の 実 質 的 な
したとき。
(2) 受 注 者 が , 独 占 禁 止 法 第 6 2 条 第 1 項 に
関与があると認められるとき。
規 定 す る 納 付 命 令( 以 下 こ の 号 及 び 次 項 に
(6) 再 委 託 契 約 そ の 他 の 契 約 に 当 た り , そ の
お い て 単 に「 納 付 命 令 」と い う 。)を 受 け ,
相手方が前各号のいずれかに該当すること
当該納付命令が確定したとき。
を知りながら,当該者と契約を締結したと
(3) 受 注 者( 受 注 者 が 法 人 の 場 合 に あ っ て は ,
2
認められるとき。
そ の 役 員 又 は 使 用 人 を 含 む 。)が ,刑 法( 明
(7) 受 注 者 が , 第 1 号 か ら 第 5 号 ま で の い ず
治 4 0 年 法 律 第 4 5 号 )第 9 6 条 の 6 若 し
れかに該当する者を再委託契約その他の契
くは第198条又は独占禁止法第89条
約の相手方としていた場合(前号に該当す
第1項若しくは第95条第1項第1号の
る 場 合 を 除 く 。)に ,発 注 者 が 受 注 者 に 対 し
規定による刑に処せられたとき。
て当該契約の解除を求め,受注者がこれに
発 注 者 は ,排 除 措 置 命 令 又 は 納 付 命 令 が 受
従わなかったとき。
注者でない者に対して行われた場合であって,
2
第 3 5 条 第 2 項 の 規 定 は ,前 項 の 規 定 に よ
これらの命令において,この契約に関し受注
り契約を解除した場合について準用する。
者の独占禁止法第3条又は第8条第1項第1
第38条 発注者は,業務が完了するまでの間
号の規定に違反する行為があったとされ,こ
は,第35条第1項,第36条第1項及び第
れらの命令が確定したときは,契約を解除す
2項並びに前条第1項の規定によるほか,必
ることができる。
要があるときは,契約を解除することができ
3
前 条 第 2 項 の 規 定 は ,前 2 項 の 規 定 に よ り
る。
契約を解除した場合について準用する。
第37条
2
発 注 者 は ,受 注 者 が次の各号の いず
発 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ り 契 約 を 解 除 し
たことにより受注者に損害を及ぼしたとき
れかに該当するときは,契約を解除すること
は,その損害を賠償しなければならない。
ができる。
(暴力団等からの不当介入の排除)
-8-
(平成 28 年3月 最終改正)
第39条
受 注 者 は ,契 約 の 履 行 に 当 た り 暴 力
(解除に伴う措置)
団等から不当介入を受けた場合は,その旨を
2
3
第42条
受 注 者 は ,契 約 が 解 除 さ れ た 場 合 に
直ちに発注者に報告するとともに,所轄の警
お い て ,貸 与 品 等 が あ る と き は ,当 該 貸 与 品
察署に届け出なければならない。
等 を 発 注 者 に 返 還 し な け れ ば な ら な い 。こ の
受注者は,前項の場合において,発注者及
場 合 に お い て ,当 該 貸 与 品 等 が 受 注 者 の 故 意
び所轄の警察署と協力して不当介入の排除対
又 は 過 失 に よ り 滅 失 し ,又 は き 損 し た と き は ,
策を講じなければならない。
代品を納め,若しくは原状に復して返還し,
受 注 者 は ,暴 力 団 等 か ら 不 当 介 入 に よ る 被
又は返還に代えてその損害を賠償しなけれ
害を受けた場合は,その旨を直ちに発注者へ
ばならない。
報告するとともに,被害届を速やかに所轄の
2
受 注 者 は ,契 約 が 解 除 さ れ た 場 合 に お い て ,
警察署に提出しなければならない。
業務の実施場所に受注者が所有又は管理す
(受注者の解除権)
る 成 果 物( 未 完 成 の も の を 含 み ,前 条 第 2 項
第40条
受 注 者 は ,次 の 各 号 の い ず れ か に 該
に規定する検査に合格した既履行部分に該
当 す る と き は ,契 約 を 解 除 す る こ と が で き る 。
当 す る も の を 除 く 。),業 務 の 用 に 供 す る 機 器 ,
(1) 第 1 8 条 の 規 定 に よ り 仕 様 書 等 を 変 更 し
仮 設 物 そ の 他 の 物 件( 第 1 3 条 た だ し 書 の 規
たため委託料が3分の2以上減少したと
定 に よ り ,受 注 者 か ら 業 務 の 一 部 を 委 任 さ れ ,
き。
又は請け負った者が所有又は管理するこれ
(2) 第 1 9 条 の 規 定 に よ る 業 務 の 中 止 期 間 が
らの物件及び貸与品等のうち故意又は過失
履 行 期 間 の 1 0 分 の 5( 履 行 期 間 の 1 0 分
によりその返還が不可能となったものを含
の 5 が 6 月 を 超 え る と き は ,6 月 )を 超 え
む 。 以 下 こ の 条 に お い て 同 じ 。) が あ る と き
た と き 。た だ し ,中 止 が 業 務 の 一 部 の み の
は ,受 注 者 は ,当 該 物 件 を 撤 去 す る と と も に ,
場 合 は ,そ の 一 部 を 除 い た 他 の 部 分 の 業 務
作 業 現 場 を 修 復 し ,取 り 片 付 け て ,発 注 者 に
が 完 了 し た 後 3 月 を 経 過 し て も ,な お そ の
明け渡さなければならない。
中止が解除されないとき。
2
3
(3) 発 注 者 が 契 約 に 違 反 し , そ の 違 反 に よ っ
は 取 片 付 け に 要 す る 費 用( 以 下 こ の 項 及 び 次
て契約の履行が不可能となったとき。
項 に お い て 「 撤 去 費 用 等 」 と い う 。) は , 次
受 注 者 は ,前 項 の 規 定 に よ り 契 約 を 解 除 し
の 各 号 に 掲 げ る 撤 去 費 用 等 に つ き ,そ れ ぞ れ
た 場 合 に お い て ,損 害 が あ る と き は ,そ の 損
当該各号に定めるところにより発注者又は
害の賠償を発注者に請求することができる。
受注者が負担する。
(1) 成 果 物 に 関 す る 撤 去 費 用 等
(解除の効果)
第41条
が第35条から第37条までによるとき
第2項に規定する発注者及び受注者の義務
は 受 注 者 が 負 担 し ,第 3 8 条 又 は 第 4 0 条
によるときは発注者が負担する。
(2) 調 査 機 械 器 具 , 仮 設 物 そ の 他 の 物 件 に 関
発注者は,前項の規定にかかわらず,第3
5条から第38条まで又は第40条の規定
する撤去費用等
に よ り 契 約 が 解 除 さ れ た 場 合 に お い て ,受 注
3
契約の解除
契 約 が 解 除 さ れ た 場 合 に は ,第 1 条
は消滅する。
2
前項に規定する撤去又は原状回復若しく
4
受注者が負担する。
第2項の場合において,受注者が正当な理
者 が 既 に 業 務 を 完 了 し た 部 分( 以 下 こ の 項 及
由なく,相当の期間内に当該物件の撤去又は
び 次 条 第 2 項 に お い て「 既 履 行 部 分 」と い う 。)
作業現場の原状回復若しくは取片付けを行わ
の引渡しを受ける必要があると認めたとき
ないときは,発注者は,受注者に代わって当
は ,既 履 行 部 分 を 検 査 の 上 ,当 該 検 査 に 合 格
該物件の処分又は作業現場の原状回復若しく
し た 部 分 の 引 渡 し を 受 け る こ と が で き る 。こ
は取片付けを行うことができる。この場合に
の 場 合 に お い て ,発 注 者 は ,当 該 引 渡 し を 受
おいて,受注者は,発注者の処分又は原状回
け た 既 履 行 部 分 に 相 応 す る 委 託 料( 次 項 に お
復若しくは取片付けについて異議を申し出る
い て 「 既 履 行 部 分 委 託 料 」 と い う 。) を 受 注
ことができず,また,発注者が支出した撤去
者に支払わなければならない。
費用等(前項第1号の規定により発注者が負
前項の既履行部分委託料は,発注者と受注
担 す る 業 務 の 成 果 物 に 係 る も の を 除 く 。)を 負
者 と が 協 議 し て 定 め る 。た だ し ,協 議 開 始 の
担しなければならない。
日から14日以内に協議が整わない場合に
5
は,発注者が定め,受注者に通知する。
第1項前段に規定する受注者のとるべき
措置の期 限 , 方 法 等 に つ い て は , 契 約 の 解
-9-
(平成 28 年3月 最終改正)
除 が 第 35条から第37条までによるとき
も同項の発注者と受注者との間の紛争につい
は発注者が定め,第38条又は第40条の規
て民事訴訟法(平成8年法律第109号)に
定によるときは受注者が発注者の意見を聴い
基づく訴えの提起又は民事調停法(昭和26
て定めるものとし,同項後段及び第2項に規
年法律第222号)に基づく調停の申立てを
定する受注者のとるべき措置の期限,方法等
行うことができる。
については,発注者が受注者の意見を聴いて
(契約外の事項)
定めるものとする。
第47条
(損害金の予定)
第43条
ては,必要に応じて発注者と受注者とが協議
発 注 者 は ,第 3 6 条 第 1 項 及 び 第 2
して定める。
項の規定により契約を解除することができる
(関係書類の整備)
場合においては,契約を解除するか否かにか
第48条
受 注 者 は ,業 務 に 係 る 経 理 を 明 ら か
かわらず,委託料の10分の2に相当する金
にした関係書類を整備し,履行期間終了の日
額の損害金を発注者が指定する期間内に支払
から5年間,保存するものとする。
うよう受注者に請求するものとする。
2 前項の規定は,発注者に生じた実際の損害
額が同項に定める金額を超える場合において,
発注者が当該超える金額を併せて請求するこ
とを妨げるものではない。
3 前2項の規定は,第30条第2項の規定に
よる検査に合格した後も適用されるものとす
る。
(保険)
第44条
受 注 者 は ,仕 様 書 等 に 基 づ き 保 険 を
付したとき又は任意に保険を付しているとき
は,当該保険に係る証券又はこれに代わるも
のを直ちに発注者に提示しなければならない。
(賠償金等の徴収)
第45条
発 注 者 は ,こ の 契 約 に 基 づ く 受 注 者
の賠償金,損害金又は違約金と,発注者の支
払うべき委託料とを相殺することができるも
のとし,なお不足があるときは追徴するもの
とする。
(紛争の解決)
第46条
この約款の各条項において発注者
と受注者とが協議して定めるものにつき協議
が整わなかったときに発注者が定めたものに
受注者が不服がある場合その他契約に関して
発注者と受注者との間に紛争を生じた場合に
は,発注者及び受注者は,協議の上調停人1
名を選任し,当該調停人のあっせん又は調停
によりその解決を図る。この場合において,
紛争の処理に要する費用については,発注者
と受注者とが協議して特別の定めをしたもの
を除き,調停人の選任に係るものは発注者と
受注者とが折半し,その他のものは発注者と
受注者とがそれぞれが負担する。
2
この約款に定めのない事項につい
前項の規定にかかわらず,発注者又は受注
者は,必要があると認めるときは,同項に規
定する紛争解決の手続前又は手続中であって
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